水戸ホーリーホック vs コンサドーレ札幌 (ケーズデンキスタジアム)→ 3勝5敗3分けで15位の水戸と7勝2敗2分けで3位の札幌の試合は後半36分に左WBのMF堀米悠のクロスから途中出場したFW内村が豪快なヘディングシュートを決めてアウェイの札幌が先制に成功する。結局、このゴールが決勝点となって札幌が1対0で勝利した。札幌は4試合連続で1対0の完封勝利。6節の町田戦(A)で敗れた後、6試合負けなしで首位に再浮上した。札幌は後半途中にMF小野伸を投入すると攻撃のリズムが良くなった。MF小野伸とMF宮澤裕とMF荒野のトリプルボランチ気味の布陣がうまく機能した。
札幌は攻撃にアクセントを加えているFWジュリーニョが出場停止。MF荒野がトップ下、FWヘイスが2トップの一角でスタメン出場した。FWヘイスは今シーズン2回目のスタメンとなったが、前半15分にMF荒野のスルーパスから抜け出してキーパーもかわして無人のゴールに流し込んだが枠をとらえることはできず。キーパーをかわすまでは良かったが最後のシュートが不正確だった。来日時と比べると10キロほどウエイトを落としているのでスリムになってきたがまだちょっと太めの体形。状態は6割から7割程度と言える。
後半36分の決勝ゴールをアシストしたのは左WBのMF堀米悠だった。昨シーズンは開幕直後から左WBのポジションで起用されるようになって結構な数のゴールをアシストしたが、今シーズンはMF福森晃が左WBでプレーする機会が増えており立場はやや微妙。出場機会に恵まれなかったが素晴らしいクロスを送った。MF堀米悠は本来はボランチの選手なのでサイドに彼のような選手がいると左サイドでボールを落ち着かせることができる。タメを作ることができるのでゴール前に人数をかけることができるようになる。
水戸は3勝6敗3分けとなった。好調の札幌を相手に悪くない戦いぶりを見せたが頼みのFW三島康がこの日は目立たず。3バックの中央でプレーするDF増川に封じられてしまった。この日は「3-4-2-1」を採用。『最初から3バックを採用するのは今シーズン初めて』という話なので相手に合わせてシステムを変更してきたが札幌は高さのあるチームなのでFW三島康と言えどもアバウトなボールでは厳しい。最近はドリブラーのMF湯澤がアクセントになっていたが同様に目立たず。左WBがベースになったが良さは出せず。
松本山雅 vs カマタマーレ讃岐 (アルウィン)→ 5勝3敗4分けで6位の松本山雅と4勝4敗4分けで11位の讃岐の試合はスコアレスドロー。押し込んだのはホームの松本山雅だったが最後までゴールを奪うことはできなかった。後半の終盤は讃岐の運動量がガクッと落ちてしまったのでほぼ一方的な展開になった。ずっと松本山雅がボールを保持して攻め込む展開になったがキーパーのGK清水健の頑張りもあってスコアは動かなかった。讃岐は勝利を手にすることはできなかったが試合展開等を考えると勝ち点「1」を獲得できたことはポジティブに考えることが出来る。
松本山雅は結構な数の決定機を作った。不運だったのは前半23分のジャッジである。讃岐の不用意なバックパスをかっさらったFW高崎が飛び出してきたGK清水健にエリア内で倒された。「これはPKだろう。」と誰しもが思ったがノーファールの判定だった。リプレーを見てもがっつりと足に入っているので「井上主審がどういう理由でノーファールとジャッジをしたのか?」を理解するのは困難である。反町監督は第4の審判に猛抗議していたが抗議する気持ちはよく分かる。勝敗の行方を左右する大きなジャッジだった。
松本山雅はこれで5勝3敗5分け。東京V戦(A)でハットトリックを記録したFW高崎が加入してからはシステムやメンバーも固まってきて安定した戦いが出来ているが順調に勝ち点を獲得できているとは言えない状況である。アウェイではまずまずの結果を残しているが先日の試合もホームでC大阪に0対1で敗れるなどホームのアルウィンで結果が出ていないのは気になるところである。FWオビナの状態が万全ではないこともあって「点が欲しいときに投入するカードが他の上位クラブと比べるとやや弱い。」と言えるだろう。
ここに来て開幕当初の勢いがなくなってきた讃岐は6試合勝ちなしとなったがアウェイの松本山雅戦ということを考えるとスコアレスドローというのは悪くない結果と言える。この日は3バックとも4バックともいえるかなり微妙なシステムを採用した。攻撃の時は3バック、守備のときは4バックになるのが基本形。右のDF/MF西弘則が上がり目となる右肩上がりの変則的なシステムとなったがまずまず機能した。この日はともに古巣対決となる木島兄弟を2トップで起用。味のある選手起用を見せたがゴールにはつながらなかった。
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◆ まとめ #1367 【J2】 全11試合のレビュー (第13節) (後編) (2016/5/22)
→ 5月15日(日)に行われたJ2の第13節の全11試合のレビューです。C大阪 vs 山口は打ち合いになりましたが後半3ゴールを奪ったアウェイの山口がアウェイで勝利。インパクトの大きい勝ち点「3」を手に入れました。右SBのDF小池龍が2ゴールを挙げる大活躍を見せました。敗れたC大阪は急失速で4位に転落。踏ん張りどころを迎えています。内容でも圧倒されるというと嫌な形での負け方と言えるでしょう。
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