名古屋グランパス→ 賛否両論ある中でフィッカデンティ監督の続投を決めた名古屋だったが23節を終えた時点で13勝8敗3分けで勝ち点「42」。5位に位置する。新型コロナならびにACLの日程の関係で今シーズンのJ1は各クラブの消化試合数が大きく異なるので暫定の順位になるが好位置に付けている。3位のFC東京との差は「5」となるが消化試合数は名古屋の方が2つ少ない。ACLの出場権獲得のチャンスを迎えている。
失点数がJ2で2位タイとなる25失点。守備陣の頑張りは称賛に値する。過密日程の中、GKランゲラックとDF丸山とDF中谷進の3人は出ずっぱり。フルタイム出場を続けている。ボランチのMF稲垣も1試合を除いて全てフルタイム出場を果たしている。守備の中心となる4人の奮闘もあって風間体制の頃とは見違えるような堅さを誇る。GKランゲラックは新型コロナに感染した影響を全く感じさせないプレーぶりである。
一方の攻撃陣は24試合で36得点を奪っている。1試合平均の得点数は「1.50」なのでまずまずと言える。総得点はJ1で7位タイなので十分な数字である。エースのFWジョーが退団するというアクシデントが発生したが「FWジョーが抜けたことはむしろプラスに作用したのではないか?」と思われる。自分勝手な行動だったのでチームやサポーターにとってはモヤモヤする退団劇だったが「結果的には良かった。」と言える。
首位を独走する川崎FのJ1優勝はほぼ確実と言えるが2位争いならびにACLの出場権争いは大混戦になっている。C大阪・FC東京・G大阪・名古屋・鹿島・横浜FMなどが争いの中心になっているが「規模の大きいクラブや人気クラブばかり」である。2位争いならびにACLの出場権争いは華やかである。名古屋がACLの出場権を獲得できた場合は「2012年以来」になる。クラブ史上4度目のACLの出場権獲得を目指している。
「ACLの出場権を獲得できるか?否か?」でオフの補強の動き方は大きく変わって来るが来シーズンのJ1は20チームで構成される予定になっている。夏には延期された東京五輪が開催されるので過密日程になるのは確実である。新型コロナの問題が再燃して、再び、リーグ戦が中断することも考えられるので「選手層を厚くする。」というのがどのチームにも求められる。ACLに出場するチームはなおさらである。
名古屋の補強ポイントは分かりやすい。「得点源になれるストライカー」と「CBの控え」の2つである。中断期間中に獲得したFW金崎は22試合で5ゴール4アシスト。2列目の選手を生かす献身的なプレーも目立つので「素晴らしい活躍を見せている。」と言えるがオフに湘南から加入したFW山崎凌は期待されながら22試合で1ゴール2アシストのみ。スタメン起用は4回のみで、プレー時間は588分しか得られていない。
FW金崎は鳥栖からの期限付き移籍になるが「鳥栖の財政事情」と「FW金崎の推定年俸」と「名古屋でのフィット具合」を考えると『オフに完全移籍に切り替わる可能性大』である。来シーズンも主力級の活躍が期待されるが「ストライカーが欲しい。」というのは何度かフィッカデンティ監督もコメントしている。超・高額年俸だったFWジョーが抜けて財政的な余裕が生まれていることも加味すると大物獲得も可能である。
「CBの控え」は高卒2年目で19歳のDF藤井陽が1番手になる。ここまで全試合でベンチ入りを果たしており、ルヴァン杯でスタメンのチャンスを得たがJ1のリーグ戦でプレーしたのは22節の札幌戦(H)の1分間のみ。これだけの過密日程の中、ほぼプレー時間は得られていないことを考えると「DF丸山ならびにDF中谷進との差はまだ大きい。」と言える。「ベンチに座っている時間がほとんど」というのは勿体ない。
高卒1年目の2019年はJ1で4試合に出場したDF藤井陽は187センチの長身。将来を嘱望されている大型CBなので「トップチームで試合経験を積むのは難しいのでJ2のクラブなどに修行に出す。」というのも考えないといけない状況である。ベテランのDF千葉はここまで出場機会なし。ベンチに入ったのもルヴァン杯の1試合のみ。計算しにくい状況になっていることを考えると「計算のできるCB」を2人くらいは獲得したい。
「DF藤井陽が急成長してDF丸山あるいはDF中谷進からポジションを奪取する可能性がある。」という状況になった場合は「来シーズンも名古屋でプレーさせるのがベター」と言えるがそうでない場合は「修行に出すのがベター」である。キーパーはGK武田洋が2ndキーパーで、GK渋谷が3rdキーパーになると思うが、GK武田洋ならびにGK渋谷はかなりの実力者である。「控えキーパー」としては十分な力を持っている。
GK武田洋あるいはGK渋谷が出場機会を求めて移籍を決断する場合は「控えキーパー候補」を獲得しないといけないが引き止めに成功した場合は新たなキーパーは必要ないと言える。SBは名古屋の最大のストロングポイントになる。DF吉田豊、DF太田宏、DFオ・ジェソク、DF成瀬、DF宮原、DF秋山陽という顔ぶれは「Jリーグ屈指」である。出場機会に恵まれないDF太田宏、DF宮原、DF秋山陽の移籍はあり得る。
MFマテウス、MF前田直、MF相馬勇、MFガブリエル・シャビエル、MF阿部浩のいる2列目も名古屋のストロングポイントになる。「アタッカー陣もJ1屈指」と言える。打開力のある選手を揃えていることを考えると「フィニッシャー系のストライカー」か、「ターゲット系のフォワード」がベターと考えられる。所属クラブで出場機会に恵まれないFW上田(鹿島)やFWオナイウ阿道(横浜FM)などが狙い目と言える。
CBの候補としてはDF山村和(川崎F)、DF吉野恭(仙台)、DF鈴木大(浦和)、DFエドゥアルド(鳥栖)、DF山下(柏)などが候補に挙げられる。MF米本とMF稲垣で固定されたボランチは推定年俸が9,000万円と高額なMFジョアン・シミッチの放出は十分に考えられる。場合によっては推定年俸が1億1,000万円のMFガブリエル・シャビエルも放出対象になるかもしれない。ちなみにFWジョーの推定年俸は3億8,000万円だった。
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