12位 : FW 播戸竜二 (大宮アルディージャ)
→ 過去2シーズンはリーグ戦でゴールが無かったが、今シーズンはプチ復活。FWムルジャが怪我をしていた時期にスタメンで起用されてしっかりと結果を残した。結局、チームとしての流れが非常に良かったこともあってエースのFWムルジャが戻ってきてからもしばらくの間はスタメン起用が続いた。ハイライトは何といっても24節の福岡戦(A)。前半のみでのハットトリックを達成した。波に乗ると手が付けられない。
11位 : FW 阪野豊史 (栃木SC)
→ 31試合で6ゴール。フォワードの選手なので数字だけを見るとかなり物足りなく感じるが、献身的なプレーができる選手で、「数字以上の貢献度がある。」と言える。浦和ではほとんど出番が無かったが、期限付き移籍先の栃木SCではフォワードの軸に収おさまった。181センチと結構なサイズがあるが90分を通してタフに戦える選手である。栃木SCは31節終了時点で21位と苦しんでいるが、FW阪野は頑張っている。
10位 : FW 杉本竜士 (東京ヴェルディ)
→ シーズン序盤は途中出場が多かったが、12節以降は主に2トップの一角でスタメン出場が続いている。ユースの後輩であるFW高木大との相性が良くて、FW杉本竜とFW高木大の2トップの大活躍で東京Vは5連勝を達成した。29試合で3ゴールのみ。能力を考えると得点数に関してはやや物足りないが、切れ味抜群のドリブルと精力的なチェイシングは魅力。つい先日、手倉森ジャパンにも選出された有望株である。
9位 : FW 中原貴之 (アビスパ福岡)
→ 昨シーズンのJ2でMVP級の活躍を見せて湘南のJ1昇格の立役者となったFWウェリントンが加入してからはベンチスタートが続いているが、前半戦の活躍は見事だった。シーズン序盤の福岡はなかなか攻撃の形を作れなかったが、フォワードの軸として起用されたFW中原貴が抜群の存在感を発揮。「J2屈指」と言える空中戦の強さを武器に多くのチャンスに絡んだ。滞空時間の長さは驚異的と言える。
8位 : FW 小松塁 (ギラヴァンツ北九州)
→ C大阪時代はMF香川やMF乾と一緒にプレー。2007年には12ゴール、2008年には16ゴールを挙げているが、2012年の川崎Fへの移籍後は本来の活躍ができず。不本意なシーズンが続いたが、北九州ではフォワードの軸として存在感を発揮している。ここまで31試合で9ゴール。同じく9ゴールのFW原一樹と非常にいい関係を築いている。ドリブラーに分類されるケースが多いが、実は身体能力が高くて空中戦も強い。
7位 : FW 難波宏明 (FC岐阜)
→ ここ10試合ゴールから遠ざかっているが、それでも28試合で12ゴール。得点ランキングで3位に付けている。前半だけでハットトリックを達成しながら、後半の終盤に4連続ゴールを食らって3対4でまさかの大逆転負けを喫した7節の東京V戦(A)に象徴されるように自身のゴールが勝ち点につながらない試合も少なくなかったがFWナザリトの抜けた穴をしっかりと埋めてきた。頼りになるエースストライカーである。
6位 : FW 都倉賢 (コンサドーレ札幌)
→ 24試合で10ゴール。まずまずの数字を残しているが、ここ最近は怪我もあってゴールから遠ざかっている。札幌は12試合勝ちなしという泥沼にはまった時期があったが、決定機を作りながらフォワード陣が決められずに勝ち点を逃す試合が多かった。そのあたりの印象は良くないが、ポテンシャルが高い選手であることは間違いない。怪我から戻ってきた後、FWナザリトとどういう関係を築くのかに注目したい。
5位 : FW 大黒将志 (京都サンガ)
→ 石丸監督になってからはFW有田とFW宮吉がスタメンで起用されている。8試合連続でベンチスタートになっているが、それでも29試合で14ゴールを挙げてJ2の得点ランキングで2位に付けている。ここ4試合で4ゴール。磐田戦(A)と千葉戦(A)は終了間際に同点ゴールを決めており、大分戦(H)は値千金の逆転ゴールをマークするなど天性の得点感覚と勝負強さはサブに回っても輝いている。「凄い。」と言うしかない。
4位 : FW 玉田圭司 (セレッソ大阪)
→ 昨オフ、J1の名古屋からJ2のC大阪に移籍。初のJ2挑戦となったが、FWフォルランとFWカカウが抜けた後はエースとしてフル回転している。26試合で10ゴールというのは得点ランキングの7位タイ。起点作りやアシストでも貢献しているので絶対に欠かせない選手になった。2度のW杯を経験しているFW玉田も今年の4月で35歳になったがキレやスピードはそれほど落ちていない。プレーも見た目も若々しい。
3位 : FW ムルジャ (大宮アルディージャ)
→ 開幕前は「怪我さえなければFWムルジャが得点王になるのは間違いない。」と語る人が多かった。残念ながら怪我のためスタメン出場は15試合のみ。FW播戸にレギュラーポジションを譲っていた時期もあるが、それでも25試合に出場して11ゴール。本調子ではないにも関わらず、得点ランキングで4位タイに付けている。J2でプレーするストライカーの中ではFWムルジャとFWジェイの2人は頭1つ抜け出ている。
2位 : FW 齊藤和樹 (ロアッソ熊本)
→ 30試合で11ゴールというのはリーグ4位。そして6アシストというのも先日までのランキングではリーグ4位。ゴール数とアシスト数の両方でリーグ屈指の数字を残しているのは見事。熊本のトータルのゴール数は「30」なので、実に56.7%でゴール or アシストで貢献している。この数字は驚異的と言える。決して器用な選手ではなかったが、地道に一歩ずつ前進してきてオールラウンドな選手になりつつある。
1位 : FW ジェイ (ジュビロ磐田)
→ FWリネカー以来の元イングランド代表のJリーガー。ただ、W杯得点王のFWリネカーとは実績面では大差がある。プレミアリーグでは62試合で6ゴールのみ。正直、「元イングランド代表とは言えども、このくらいの実績の選手であれば各チームのCBにはしっかりと抑えてほしい。」と思っていたが25試合で17ゴール。見事な数字を残している。FWリネカーとは違って「貪欲に学ぼうとする姿勢」は好感が持てる。
総評→ 磐田のFWジェイの1位は文句なし。「特Aランク」はFWジェイのみ。「Aランク」は京都のFW大黒、熊本のFW齊藤和、C大阪のFW玉田、大宮のFWムルジャ、札幌のFW都倉。続く「Bランク」がFC岐阜のFW難波、福岡のFW中原貴、大宮のFW播戸、C大阪のFW田代有、東京VのFW高木大とFW杉本竜、栃木SCのFW阪野、北九州のFW小松塁とFW原一樹。FW田代有とFW原一樹とFW高木大は13位以下となる。
「Dランク」は愛媛FCのFW西田、金沢のFW水永、水戸のFW三島康、岡山のFW片山瑛、京都のFW有田とFW宮吉、東京VのFW平本。夏に加入した福岡のFWウェリントンと千葉のFW松田力はいきなりインパクトを残しているが、さすがに試合数が少ないので今回は選外。ここ最近、非常にいいプレーを続けている徳島のFWキム・ジョンミンも同様に活躍した時期が短いので「Dランク」にも入れなかった。
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