■ 6月9日(木)に契約解除となった。7節の柏戦(H)で交代を命じられたときに大暴れをしてクラブから6試合の出場停止処分を受けたMF乾は6月9日(木)に契約解除となった。「2023年まで契約期間は残っていた。」と報じられており、「飼い殺しにするのでは?」という報道もあったが、結局、双方合意の上で契約解除となった。夏の移籍市場で他クラブへの移籍を模索することになるが契約解除なので移籍金は発生せず。身動きは取りやすくなった。
包み隠すことなく顛末を公表したらMF乾に対するイメージはさらに低下する可能性は高い。C大阪としてはクラブ側に一定の批判の声が集まることは覚悟した上で大人の対応を見せたが幸か不幸かMF乾が抜けた後のC大阪は好調。J1のリーグ戦は9試合で5勝2敗2分けとなる。順位も5位まで上昇して首位の横浜FMとの差は「5」まで接近した。3位の川崎Fとの差も「3」なのでACLの出場権争いに絡んでいる。
ルヴァン杯もGLを突破してプレーオフステージに進出した。天皇杯の2回戦も関西大に勝利しているが、MF乾が抜けた後、C大阪はすでに公式戦を14試合もこなしており、その成績は7勝3敗4分けとなる。まずまず以上の成績を残していることを考えると「戦力的な意味でのマイナスはそこまで大きくはない。」と考えられる。5月下旬の時点で「退団は不可避」となっているので残った選手への影響は大きくないだろう。