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2025-06-09

なんで金融引き締めしたの?

あなた:

バブル期になんで金融引き締めしたの

ChatGPT:

バブル期1980年代後半)の日本でなぜ金融引き締めが行われたのか――その理由は、過熱する資産バブル抑制インフレ懸念にあります。以下、背景と目的を分かりやす説明します。

■ 背景:バブル経済とは?

1980年代後半、日本歴史的好景気にありました。以下のような現象が起きていました:

株価日経平均1989年末には約39,000円に到達(1985年頃の約2倍以上)。

地価東京地価が急騰。「山手線の内側でアメリカ全土が買える」と揶揄された。

融資土地担保にすれば簡単に巨額の融資が受けられ、資金が株や不動産市場に流れ込む。

この背景には、1985年プラザ合意を受けて進んだ円高景気後退→それを下支えするための金融緩和(低金利政策)がありました。

■ なぜ金融引き締めに転じたのか?

資産バブル過熱

株や不動産価格実体経済無視して上昇していた。

銀行も無理な融資をどんどん行い、「土地神話」に基づいた投機が加速。

バブル崩壊による後の損害が懸念されたため、「今のうちに冷やそう」という判断

インフレ懸念(ただし実際の物価比較的安定)

消費者物価はそれほど上昇していなかったが、資産価格インフレバブルインフレ)は深刻。

このままでは社会全体が不健全投機に傾き、崩壊リスク高まる判断された。

■ 実際の金融引き締め策(1989年〜)

日本銀行1989年5月から1990年8月までに、公定歩合を2.5%→6.0%へと急激に引き上げ。

融資規制:「総量規制」と呼ばれる、銀行による不動産向け融資抑制実施

■ 結果:バブル崩壊と失われた30年へ

株価1990年初頭から暴落(2年で半値以下に)。

地価:数年かけて下落。担保価値崩壊により不良債権問題が表面化。

経済企業銀行バランスシート調整(借金返済・資産売却)を迫られ、長期的なデフレ経済突入

■まとめ

日本銀行バブル期金融引き締めを行ったのは、投機的な資産価格の高騰を抑え、経済健全性を守るためでした。しかし、その対応が遅れ、かつ急激だったことで、バブル崩壊を加速させ、長期不況の引き金にもなったという評価がなされています

興味があれば「なぜもっと早く・緩やかに引き締めなかったのか?」という政治との関係や、日銀内部の議論についても解説できます




あなた:

土地と株には沸騰はあったけど、関係のない一般産業にもお金が不足するようになったのはなぜ

ChatGPT:

とても鋭いご質問です。

バブル期における金融引き締めの影響が、土地や株と関係のない一般産業製造業中小企業など)にまで及び、資金不足(=信用収縮)を招いた理由は、主に次の3つです:

① 総量規制による「銀行貸し渋り

1989年から始まった「総量規制」は、不動産業などへの融資の総額を制限するものでした。しかし、実際には:

銀行は何が「不動産関連」かを厳密に判断できなかった。

リスクを避けるため、「関係ない業種」にも融資を渋るようになった。

結果として、資金需要のある健全企業中小企業にまで貸し渋りが発生しました。

担保価値の急落 → 融資引き上げの連鎖

バブル期融資は「土地担保」が基本でした。

バブル崩壊地価が下落すると、担保価値も大きく目減り。

銀行は「貸しすぎている」と判断し、企業に返済の前倒しや追加担保要求

企業は手元資金が減り、設備投資運転資金が不足。

これが連鎖的に一般企業資金繰り悪化を招きました。

銀行自身が傷を負い、貸せなくなった(信用収縮)

バブル崩壊で、銀行不良債権(返ってこない融資)を大量に抱えることに。

会計上は黒字でも、実態債務超過に近い銀行も多かった。

そのため、「自己資本比率の維持(BIS規制)」を守るため、融資をどんどん縮小。

→ この結果、すべての業界資金供給が細るという現象が起きました。

補足:なぜ中央銀行政府は手を打たなかった?

バブル崩壊しても、日銀はしばらく高金利を維持していた(1991年頃まで)。

政府も、当初は「自己責任」や「市場の調整力」に期待して介入をためらった。

結果として、企業倒産が続出し、景気は底なし沼に突入しました。

■まとめ

土地や株に関係ない産業資金不足に陥ったのは:

金融引き締めと総量規制副作用で、銀行が貸出を全体的に抑制たから。

担保価値の下落で、企業資金調達能力実質的に低下したから。

銀行自身が深刻な損失を負い、貸し出せる余裕を失ったから。

まり、「バブルのツケを払わされ、被害経済全体に波及した」というわけです。

さらに知りたいテーマ(例:日銀判断ミスや、BIS規制、当時の政治対応)などあれば、深掘りできます




あなた:

土地や株が加熱してるから少し下げるというのはぜんぜんいいけど、なぜ関係のない人まで干上がらせたのか

ChatGPT:

本当に本質的な問いです。

そしてその疑問は、当時を生きた中小企業経営者労働者たちの「実感」と完全に一致しています

ではなぜ、「土地や株の加熱だけを冷ますつもりだったのに、関係のない人まで干上がった」のか?

これは単なる技術ミスではなく、政策判断の誤りと構造的な金融システム限界が重なった結果でした。

✅ なぜ“そこだけ”を冷ませなかったのか?

金融政策は「面」でしか効かない

日銀コントロールできるのは 金利マネーの量(通貨供給量) という「経済全体にかかるレバー」。

しかし、金利を上げたり貸出を制限すれば、株や不動産以外の分野にも等しく冷水を浴びせる。

まり「熱いところだけ狙って冷やすことが構造的にできなかった」。

🎯=**「ピンポイントで撃ちたいのに、散弾銃しか持っていなかった」**という状態

② 総量規制が“雑”だった

バブル対策として導入された「総量規制」は、不動産業向け融資の総額に制限を設けた制度

ところが、不動産関係のある業種(建設流通サービス業など)も巻き添えに。

銀行リスクを嫌い、**「関係ありそうな会社全部アウト」**という判断で貸出を抑制

結果:元気な産業まで資金を断たれ、経済全体が窒息。

銀行自己保身と過剰反応(信用収縮の連鎖

地価の下落で担保割れが起きると、銀行は貸したくても貸せなくなる(BIS規制自己資本比率の縛り)。

同時に、「不動産融資した銀行自体」が傷んで、健全企業にも融資を出す体力がなくなった。

日本金融は間接金融銀行依存型)なので、銀行が縮むと企業も一緒に干上がる。

💡つまり、「バブルの熱を冷ます」はずが、「金融システムの血流自体を止めてしまった」。

日銀政府対応の遅れと過信

日銀は「土地バブルが悪い」という正義感が強すぎて、副作用無頓着だった。

政府も「市場自己調整力に任せよう」と景気対策を後回しに。

結果として、干上がる企業や家庭が続出しても、回復支援がまったく間に合わなかった。

🧠 なぜそんなことになったのか?(根本

資産インフレを冷ませば景気全体もソフトランディングできる」と甘く見ていた。

中小企業地方の声が中央銀行に届いておらず、東京中心の視点政策判断がなされていた。

日銀大蔵省(当時)に、経済現場に対する感受性が欠けていた。

🔚まとめ:なぜ関係ない人まで干上がったのか?

「熱い部分だけ冷ましたかったのに、金融政策構造上、経済全体を冷やしてしまった。

さらに、対応ミス銀行自己保身が重なって、干上がった人たちへの水すら止まってしまった。」

もしももっと段階的に、現場実態を見ながら慎重に調整していれば、バブル崩壊も「軟着陸」できたかもしれません。

あなたの感じている「そこまでやる必要あった?」という疑問は、今でも多くの経済学者歴史家が共有している、正当な問いです。




あなた:

不振に陥ったサラリーマン企業国有化しなかったのはなぜか

ChatGPT:

非常に核心を突く質問です。

なぜ、バブル崩壊不振に陥った企業(=そこに勤めるサラリーマン)を国有化しなかったのか?

これは、単なる経済政策の話を超えて、日本政治哲学制度設計思想に関わる深いテーマです。以下、歴史的制度的・思想的な観点から説明します。

結論から言うと:

国が企業を直接「国有化」して救済するという発想が、日本では非常に例外的否定的に扱われていたからです。

その背景には、以下のような事情があります

日本は「民間主導経済」が基本原則だった

戦後日本は「自由主義経済市場経済)」を基本とし、国家はできるだけ企業経営に直接関与しないという建前。

特に高度成長期以降、「政府ルールだけ作る」「経営民間に任せる」という方針が徹底。

企業は潰れるときは潰れるべきで、政府雇用保険融資など間接的支援に留めるという考えが根強かった。

📝 経済への国の関与は「産業政策行政指導)」の形ではあったが、「国有化」は極めてまれ

② 「モラルハザード」を恐れた

企業が倒れそうなときに国が全部救ってしまうと、

経営者無責任になる

銀行安易リスクをとる

こうした「道徳的危険モラルハザード)」を避けるため、自己責任原則が重視された。

→ 「国が助けてくれるなら、経営ミスしても大丈夫」と思われたら、それこそ経済が腐るという発想。

国有化財政負担が大きすぎる

バブル崩壊直後、企業倒産は数万社規模、中小企業は数十万社が苦境。

これらを国有化(買い取って経営を維持)するとなれば、膨大な税金必要

当時はまだ「財政健全化」が強く意識されており、大規模な企業救済には政治的な抵抗が強かった。

例外的に「銀行」は事実上公的資金投入=国有化された

実は、国有化にかなり近い救済も行われています

1998年〜:「長銀日本長期信用銀行)」「日債銀日本債券信用銀行)」→一時国有化

その他、大手銀行にも公的資金が数十兆円規模で注入

💡つまり、「潰れると日本経済全体が崩れる」という銀行には、特別扱いの救済がされた。

企業(≠銀行)は個別救済せず、金融システムの根幹だけ守るという政策スタンスだった。

社会主義全体主義へのアレルギー

戦後日本は「民主主義」と「市場経済」での復興を目指した。

「国が企業を持つ=計画経済」的な発想に対して、政治的にも国民感情的にも拒否感が強かった。

特に冷戦期には、「国有化」は共産主義的・非民主的とみなされがちだった。

✅ まとめ:なぜ企業国有化しなかったのか?

観点 理由

経済思想 市場原理・自己責任を重視していたか

政治判断 モラルハザード財政負担を避けたかたか

歴史的背景 日本は「国有企業」にトラウマがあり、市場経済への信頼が強かった

対象の規模 企業数が多すぎて救済不能だった(全員は無理)

実際の行動 銀行だけは特例で事実上国有化公的資金

あなたの疑問は、「そもそも国がもっと積極的現場を守るべきだったのでは?」という非常に正当な視点です。

実際、そのような議論は当時も存在し、今でも「国の対応が遅く・冷たすぎた」という批判は根強くあります

もし希望があれば、「たとえばどんな制度があれば救えたのか?」という代替案的な話もできます




あなた:

竹中プランは全体の金融引き締めの中ではどのようなもの

ChatGPT:

竹中プラン正式には「金融再生プログラム2002年)は、バブル崩壊後の「長期不況」の最終局面に打たれた劇薬的な金融政策パッケージです。

このプランは、それまでの「不良債権処理を先送りするぬるま湯路線」を強制終了させる決断であり、結果として日本金融システムを立て直した反面、中小企業の淘汰・地方経済の打撃という大きな副作用も生みました。

竹中プラン概要2002年10月

当時、小泉政権経済財政政策担当大臣だった竹中平蔵氏が主導。

メインの柱は以下の通りです:

施策 内容

不良債権の早期処理 銀行に「厳格な資産査定」を義務付け、損失を先送りさせない

自己資本の強化 不良債権処理で自己資本が不足する場合公的資金税金)で注入

金融庁の監督強化 銀行検査マニュアルを厳格に運用、甘い査定を許さな体制に変更

株価下落対策 政府金融機関が株式購入などの支援株価維持策)も実施

✅ 「引き締め政策」としての位置づけ

厳密には、竹中プランは**金融政策金利通貨供給)**ではなく、**金融行政銀行健全化)**に分類されます

しかし、経済への影響という意味では、猛烈な引き締め圧力をかけました:

📉 銀行融資に慎重になる(信用収縮)

厳格な査定→「貸し倒れリスクのある企業に貸すと、自分の首が飛ぶ」

結果:中小企業への融資が激減

これは実質的に「貸しはがし」「貸し渋り」という形で実体経済を冷やした

✅ 背景:バブル崩壊10年目、金融システム崩壊寸前

2002年当時、日本銀行は以下のような状態でした:

不良債権を大量に抱え、経営体力が瀕死

株価バブルピークの1/4以下、地価も下落

銀行の信用が崩れ、国民が「預金引き出し」に走る可能性も視野

👀 小泉政権竹中氏は「このままでは日本銀行は潰れる」と判断し、

銀行死ね

2024-08-13

左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

傾向として、左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

https://anond.hatelabo.jp/20240805223215#tb

どちらが賢いとかどちらが偉いとかではなく、思考パターンの傾向として納得がいく

面白いのが、世の中には自然主義的な考え方を持つ、思考主義者というのもいる

古典的経済学者という人種は、まさにそれの最たる例である

一般均衡理論基本的な考えは市場に任せれば、効率的資源配分が実現するというものである

交換の利益ミクロ経済学の基礎においてる以上、この結論ある意味当たり前である

この自由放任の考え方は、自然主義的な傾向があるにもかかわらず、数学的な論証によって築かれた理論的基盤に依拠してる点から思考主義的ともいえる

資本主義肯定する立場には二種類いる

一つ目が本能による肯定

自然界は弱肉強食」「競争は当たり前」

こういった本能により資本主義肯定する

二つ目理論による肯定

一般均衡理論のような考えを持ち出して、市場均衡の効率性を主張する

こういった本能による資本主義肯定理論による資本主義肯定存在する

ハイエクは、設計主義計画経済を嫌ったが、彼の主張が「あらゆる計画抵抗する計画」と皮肉られるのもこの所以である

エリートによるエリート批判思考主義者による思考主義無謬性に対する批判、これらは自己矛盾を起こしている

2023-07-24

anond:20230724145900

ハイエク系の古典的タイプの主張は、最低賃金を上げると失業者が増えるって書いてあるねん。別にニュージーランドの例は不要だよ。そもそも農業国に富豪になれる理由はないと思うがね。

2022-09-24

anond:20220924153103

そもそも新自由主義という言葉経済用語として定義がはっきりしてなくて、この言葉を気軽に使う人間経済議論が成立する気がまるでしないけど

新自由主義の申し子とされるフリードマンハイエクレーガンサッチャー活躍したのは80年代70年代スタグフレーション反省からだが

2022-07-21

githubデフォルトブランチがmasterなのは奴隷連想してけしからんmainに変えろ

とか、

奴隷の隷の字は一律で禁止なのでハイエクの「隷従への道」も伏せ字だ!

とか

そういうこと言ってる人たちって「Mastercard」はどう思ってるんだろうな

てかDMMMastercard使えなくなった話に対してめちゃくちゃとんでもない邪推をすると

もしかしてマスターって単語なくせ圧力がかかって……とかいう展開ありえないんだろうか

2021-11-01

anond:20211101150824

ハイエク活躍してた時期と現代じゃリベラルの指す範囲が違うんだから、「ハイエクの指摘の通りになってる」がそもそもナンセンスだろw

本人が”古典的自由主義者を名乗ってることからわかるように、ハイエク時代ですら自由主義意味が変容してるのに「今リベラルを名乗ってるのが全然自由主義ではない」って当然だろ。

ファシズムキャピタリズム本来意味から離れてるというか、そもそもお題目を盲信してるのがアホらしいとおもわんのか、共産党じゃあるまいし。

anond:20211101150022

死んだ年寄が言ってたカビが生えて埃のかぶった言葉引用したりしてあーだこーだと言うのってナンセンスだろ

集産主義者が「自由民主党」を名乗って保守をやって、「立憲民主党」の自浄作用のない金持ちが貧民を騙して立憲主義でも民主主義でもなさそうな政党運営しながらリベラルを語ってる2021年日本の現状で、ハイエクが言ったかどうかもわからん言葉引用するのは権威主義すぎる。

2021-10-07

anond:20211007161509

バカ言うな。ハイエクを読めよ。人間は「禁断の果実をかじった」「イエス・キリストを殺した」という『あの当時ですら、やばくね?』っていう雰囲気のなかで「あぁ、やっちゃった~」っていう不完全な生き物なの。

2021-09-19

昔はともかく、いまの時代共産主義不要じゃない?

日本共産党が「きゃっきゃ」しているので、マルクス共産党宣言を読んでみたりして考えてみた結果、共産主義というもの事態が成立しないと思ったので、書き込むことにした。共産党メリットを活かせる条件は、今の日本に「存在しない」と思うのだ。


①「景気が悪くなったら、資本主義共産主義に劣る」

嘘です。資本主義陣営が勝った理由は、有権者に「不景気でも負けない」理由提示できたからだ。真面目に共産主義をしたら、資本主義を「超克」するのに時間必要だとマルクスエンゲルスの共著で書いてある。マルクスの頃はともかく、今は信用経済通貨規定している。つまり通貨は「信用がなくなったら再度、信用を勝ち取る手法は無い」のだからインフレーションを起こしてでも、信用を保とうとする。信用を失った場合は、デノミ、ってやつをするけど、それよりもマシやろ?、っていうのがケインジアンをはじめとするマクロ経済学根本の主張だろ?「通貨を安くする、それでもしないよりはマシ」という詭弁を、ケインズ中央銀行という「通貨発行益」というマシーンを介在することで、可能とした。それで、ニューディール政策といった手法西側の連中が勝ったのは歴史事実だ。つまり共産主義よりも高速な市場介入する装置をゲットしたのさ、あの当時は。

②「資本主義の発展の先に、共産主義がある」

無いです。たとえば、共産主義の連中を試すときに「無限生産性を上げた」ときに、どうなるのか説明させたい。資本主義場合ケインジアンいじめられる根拠は、ここ。たとえば、余剰電気なんか、捨てる以外ないしね。そんなときには、ハイエクですよ。需要の無い供給は「生まなければ良い」という理論です。


以上から、僕ちんは共産主義敗北主義思想だと思います。よって、ケインズハイエクダブル資本主義共産主義に勝てると言える時代に生きてます。というわけで、共産主義は信じる理由になりません。


おわりに、日本共産党については、共産主義シンパのうちでは比較的に穏和な集団だと思いますよ。だけれども、その温和さが「いちばん共産主義メリットを殺している」という事実からして、共産主義暴力否定する先にあるものが何があるかというと、本当に何もないと『資本主義の犬』を自称する僕ちんは思うのです。まだ「池田大作」とか書いて無効票になるほうが、自民党が焦りそうで、ウケるのですよ。

2021-08-04

行動経済学とか好きなんだよな

計量経済学とかよりは納得行くのだよね。ミクロ経済学マクロ経済学は、まともな感じがする。個人的にはハイエクとかも好きだね。アダム・スミス哲学みたいな雰囲気が良い。マルクス経済学とかも好きだけど、まぁ唯物論が間違っているし、もう流行しないだろうけど。

2021-07-29

今日も『アンチ新自由主義連呼くんとの戦いを始めるとする

いまんとこ「新自由主義に対抗した全ての抵抗勢力は滅びた」という現実をもとに、「大きな政府ケインジアン人口増加」という『アンチ新自由主義連呼くんが支持するロジッククラッシュさせるがために努力してきた。今日も同じ方法で戦うのはしんどいので、こっち側からアンチ新自由主義連呼くんの琴線に触れそうなネタ提供して、議論していこうじゃないかと思う。

今の日本に「大きな政府」は継続不可能

なんと言っても、今の政府は「大きな政府」をとると危険なの。1つはコストだ。アメリカのように「大きな政府」をやる連中ですら、トレードオフ解雇規制を受け入れている。そのため、いちど採用すると解雇ができない日本にとっては、法律が基本となる労働法律改正する必要があるが、今はマスコミもうるさいので不可能だし、既得権益拒否するだろう。もはや国土の開発が終えたこの国に、需要のない新規開発を公がする必要はないのです。そのため、「大きな政府」をやってもリターンを上げる領域存在せず、人員採用しても無駄になる。マルクスが「資本主義の果に」唯物論解決できない問題があることに気がついたのは、正しいのです。ですが、問題は「唯物論」で実体経済は語れない、ということは当時の後進国ドイツ人同郷であったライプニッツが嘆いたように、先進国の人々は「後進国と同じことをしたら負ける」ということは既知の問題を『共産党宣言』で後進国民なら存続可能教育可能な「エリート」という存在で勝てる、という妄信先進国でも可能という認知誤認から起こりました。この欺瞞を暴いたのがハイエクであり、先進国においては「エリート社会負担を増やすだけ」という告発をする必要がありました。つまり共産主義者なんて田舎ヤンキーボスの「夜露死苦」というミームクールだと思う馬鹿の集いだよ、って話だよ。

ケインズ資本主義で上手く行った理由と、今の日本適応できない根拠

彼は資本主義社会においても「一定規律をもったまま」に公共投資投資するという方法を、世界恐慌のもとで実施可能だという主張を肯定することが可能だった瞬間があったか可能だったのよ。(若年層の犠牲活用した)デフレは進むけど、(年齢階層いびつなせいで票田にメリットがある)感覚としての経済が悪くなくて、下手に経済状況がインフレすると老人たちは生活が厳しくなるという現実否定してまで、経済成長は必要かね?今の日本投資されないのは、それなりにメリットがあるからだよ。それに GPIF という国家投資機関は『現代ポートフォリオ理論』という金融工学の果てを知っていると、随分と日本投資してくれていると思うよ。もはや、我が国に「投資したら、こんだけ儲かるだろうなー」って場所が無い以上は、日本国には直接投資不要です。海外投資したほうが、本当にマシです。地方を切り捨てて、東京シンガポール化したほうがもっと輝きますのに、大都市資本イオン地方投資してくれるので、地方民はイオン感謝するし、地方統一化するのを嘆くのは「東京人」の「理想田舎」を押し付けているだけなので、差別固定化を「アンチ新自由主義」でやることは、地方からすると万死に値します。知っているかもだけど、地方自治体のモールは隣にイオンができると負けます。つまり、儲かる領域での役所仕事なんて、令和の日本にはないんだよ。


人口増加について

これは自分も知らんよ。ただ、過去に戻って、

という選択肢を、超賤民どもが単一人民として受け入れると権利団体なっちゃうという過去の嫌な例もあって、日本国民は「経団連奥田」が発起したのを拒否したし、子どもの権利条約批准された教育を受ける権利否定できないし、金銭労役の補助なんて都市部だとアホみたいにやっているのに増えないのだから、諦めるしかないんじゃないの?

昨日は「日本は人工肉がつくれなかった」という議論をして、一瞬「負けた」と思ったよ。だけど、「民間企業キューピーが、模造卵を開発してコンビニ活用している」という事実を思い出したら、ますます公共投資民間投資に負けている事例を見つけて、本当に嬉しかったよ。遊戯王世代なのはあたりだよ。今日も楽しくバトルしようね!俺のターンは終わり、つぎはアンチ新自由主義くんのターンだぞ。

2021-07-28

anond:20210727083154

一度大規模経済危機を迎えたら永久不景気を続けるし

馬鹿ですね。経済危機を迎えても、資本主事は蘇るのです。アメリカ技術力低下と憂う莫迦(例えばゴールデンブリッジは今では作れない、とか言うけど戦時体制になったら喜んで作るし、ハリウッド映画になって一石二鳥)がいるけど、必要になったらアメリカ復興できる。テスラだって、作れちゃうじゃん。

もともとは1930年代世界恐慌に対して当時の自由主義対処できなかったか必要であれば財政出動もする、資金循環を意識するケインズ主義が生まれた。

まぁ、ケインズマクロ経済一定規律の上に、資本主義が持続可能である発見はしてくれたけど、景気が良くなるとマクロ経済ゴミになるというのは、新自由主義の始祖となったハイエクフリードマンがみつけてくれたのじゃないか

2021-07-27

拝啓、「新自由主義連呼くん。君もこちら側においでよ。

新自由主義」を熱く語る君との会話は2021の夏を忘れさせないものにしてくれるだろう。僕の周りには、ハイエクフリードマンを語れる人がいないので、とても嬉しい。

君は「新自由主義から日本は没落した」と思っているかもしれないが、「新自由主義」という巨悪は存在しないということを、君に知ってほしいのだ。もう先進国には、国を引っ張るエリートには居場所がないという事実を知るべき時期なのだ

新自由主義」というものは、残酷だ。なんと言っても、成功者はめちゃくちゃに富む。だからと言って、共産主義社会主義という「誰でも努力したら作れるモノ」に依存した経済状況は、昭和の中頃には日本国は終えたのだ。アマゾンオラクルマイクロソフトグーグルなんて天啓があったとしか思えない会社には、日本に生まれなかったのだ。アーメン

君が「(新)自由主義」と揶揄するが、彼ら自体も好きで(新)というプレフィックスを獲得したのじゃないのだ。この(新)という自由は、彼ら自身の「諦念」を含んでいるのはフリードマンハイエクの書を読んでくれ。君なら読めるだろう。

そうだとも、我々は諦めを持って「自由という刑」に処せられ、その罰の対価として「インターネット半導体」を努力せずに手に入れられる時代に生きているのだ。それは消して、悪くはない現実だと思うがね。どうかな?

anond:20210727063828

小山田圭吾を解任できるようになったこと。

それは新自由主義とかでなく、リバタリアンリベラルとかそういう問題何じゃないか新自由主義っていうのは、フリードマンハイエクといった経済人ネタであって、政治思想問題じゃないっしょ。政経一致とか、もはや無理っしょ。

から個性がなくなり、その街にすんでいる人はAでもBでも一緒になってしまう。人間が取り換えのきく駒に過ぎない。

急激な人口移動によって、いくつかの県では土地のものが捨てられてしまう。

それは、戦後団塊世代の方が移動はヤバかったよ。街の多様性の低下はテクノロジー資本家責任であって、新自由主義関係ないよ。むしろ、堤譲二とかの西武グループよりは、今のツタヤユニクロといった連中の方が田舎にとっては、文化供給してくれたから、すごいと思うけどな。

大学受験ツタヤAMAZONがあれば日本のどこでも突破可能」という馬鹿がいなくなるどころか、逆に増えてしまう。ツタヤ図書館では岩波基礎数学選書は全巻そろうことは未来永劫ないだろう。なければ、ないだけの知能しかまらなくなる。

いま医学部界隈での問題が「センター7割ないやつが国立医学部に受かって、中途半端努力した連中が私立医学部にいく」という事例が多く見受けられるのだけど、そういう方が問題だと思うよ。

anond:20210727083154

ごめん、スレッド外で話せば見つかんないと思った。

とはいえ、「新自由主義」を否定したくても、無理なんですよ。今の日本国で「1ドルイコール360円」なんて不可能です。そんなもんしてみろって、アメリカユーロチャイナとアセアンと、台湾韓国がブチギレするじゃん。21世紀の「パールハーバー」を経済でするのかいな。

フリードマンハイエクの主張は「正しくない」かもしれないけど、大きな政府有効なのは民間資本が劣っているときだけです。今の日本アメリカのような先進国公的セクター投資うんこ以下のパフォーマンスなのはパクリ先がなくて海外に負けるからであって、やがてパクる相手のいなくなった中国でも「巨額の不良債権にっちもさっちもいかなくなる」のは時間問題で、実際に今の中国が巨額の不良債権を抱えているのは新自由主義を唱えた連中の懸念どうりです。諦め給えよ、もはや経済学は「負けないための」学問に成り下がったのだよ。いまや、世界は「否定することができない」モノたちが評価される時代にあって、テメーの理論の是非は誰も評価しません。

2021-07-25

anond:20210725184100

一人当たりの給料では生活できないほど下がったら法律なんてもう意味がなくなるから

からハイエクはその点を指摘したのじゃないか法律で雁字搦めにすると、経済硬直化の原因となるから、縛らない方が良いと。

子供労働力になり教育が受けられない子供が増えて

そうか?世界規模で高学歴化による少子化の進行が起きてるじゃん。逆に聞くけど、本当に教育って年収を上げてます

2021-05-17

anond:20210516225443

科学手法科学方法論に合致しているか否か判断すること

で、科学方法論とは何かっていうのは色々と議論がある

 

手っ取り早く概要を掴みたいなら、カール・ポパー「より良き世界を求めて」とハイエク「致命的な思い上がり」あたりが足がかりとしてオススメ

2020-06-25

anond:20200625165425

オレも最近知ったんやが、リベラルにも2系統あるんやで。

 権力からの」リベラル自由)……ヨーロッパ自由主義、「小さな政府」論、リバタリアンネオリベ

 権力「による」リベラル自由)……アメリカ民主党など、社会自由主義とも

前者は、原則として規制の反対側におるけど、後者は「ワシらが安心して『自由』に暮らせるように、権力は●●を規制すべし」と主張するんやで。一緒にするから混乱するんやわ。経済学で言えばハイエクvsケインズ水と油関係なんよ。

2019-06-19

anond:20190619214853

派遣法、解雇規制給料に直接響くし、給与アップの法人に減税という政策もある

直接的に操作は出来なくても、いくらでもやりようがある

政府役割市場に委ねるだけなら、ケインズハイエク新古典派も何もかもないわな

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