時々の記録

好と隼が、スピードの強化合宿に参加するお話でした。

茜に一喝されて、ようやくクライミング部に隼が復帰しました。そして四葉が理事長の娘なおかげで、スピード競技用のウォールも学内に作られました。壁を登る速さを要求されるスピードに、好は苦戦しています。

そんな中、各校が集まっての合同合宿が開催されました。そこに好と隼も参加します。合宿に参加するなり、隼は茜にからまれてます。そして最近の大会で好成績を上げている好も、久怜亜からライバル視されています。

そして練習が始まりましたが、好は思うようにタイムを伸ばすことができません。そんな好に、ルートデザイナーの先生が他の選手の動きから学ぶことがあるはずとアドバイスしてくれました。

他の選手の登りを分析した好でしたが、その結果はかえって今までよりタイムが落ちてしまいました。お風呂で落ち込む好に活を入れたのは、ライバルの久怜亜でした。前回の隼に対する茜のように、好もいいライバルに恵まれましたね。

好のタイムが伸びなかったのは、自分に向いている技術と向かない技術の振り分けが出来てないからでした。そして、それは簡単にできることではなく、自分で苦しみながら試行錯誤するしかないのです。

翌日の練習に、突然見たことのない選手が現れました。その選手は、驚異的な速さで壁を登り切りました。この選手から、好が何か学ぶところがあるのでしょうか。続きが気になります。