時々の記録

野々華にスポットがあたった、よいエピソードでした。

大会が始まろうとする時、珍しく野々華が好に弱音を吐きました。野々華がクライミングを始めたのは、中学の時に四葉と出会い、彼女に一目惚れ^^;したからでした。

四葉がクライミングに打ち込んでいることを知り、野々華もクライミングを始めました。そして２人は、そろって四葉の父が理事をつとめる花宮女子に入学しました。父の権力も活用して^^;、四葉はさっそくクライミング部を立ち上げました。

四葉の後を追いかけるように、努力を重ねてきた野々華でしたが、ある理由で伸び悩んでいました。基本的にクライミングが、長身の選手の方が有利らしいです。しかし小柄な野々華は、もう少し身長があれば楽にクリアできるところを、クリアできずにいたのです。

試合が始まると、各校の実力者がそれぞれの力をみせつけました。黒豹に蜘蛛に筋肉にバレリーナなどと^^;、女子クライミングには個性的な選手がそろっています。そんな中、好も特訓の成果を発揮してウォールをクリアすることができました。

そして野々華は、気持ちを切り替えて試合に挑みます。野々華のウォールの攻略方法は、間違っていませんでした。しかし、あと少し手が届かなかったために、ウォールをクリアすることができませんでした。(;_;)

準決勝に進めるのは、上位20名です。四葉や隼は問題なく突破して、好もギリギリで20位に入ることができました。
残念ながら、20位の中に野々華の名前はありませんでした。落ち込む野々華を、四葉がなぐさめます。野々華がいてくれたからこそ、四葉はここまでクライミングに打ち込むことができたのです！

野々華の悔し涙に報いるためにも、準決勝では好たちにがんばって欲しいです！