松本山雅→ 開幕から6試合勝ちなしと出遅れた松本山雅だったが巻き返しに成功。23節を終えた時点では首位に立っている。2度目のJ1昇格に向けて好位置に付けているが、2位以下との差はわずかである。熾烈な競争が繰り広げられているが得失点差「+12」というのはJ2最多。これは大きなアドバンテージになる。4敗というのはJ2最少タイ。ホームのアルウィンでは8勝1敗2分け。22得点/10失点と強さを発揮している。
結果が出ており、かつ、弱点となるポジションも見当たらないので、大きな動きを見せる必要はなかったが、現時点で確定しているのはMF工藤浩(→千葉)の退団とMF前田直(→名古屋)の退団の2件になる。どちらもサポーターに愛された選手になるがMF工藤浩に関しては今シーズンは出場機会に恵まれず。しかも、古巣への復帰なので「仕方がない。」と考えているサポーターがほとんどになるだろう。
対してMF前田直の移籍は想定外である。絶対的な主力というわけではなかったが技術と走力を生かして攻撃のアクセントになっていた選手なのでダメージは小さくない。昨オフに横浜FMから松本山雅に復帰してきた経緯を考えるとわずか半年でチームを離れるとは予想できなかった。戦力ダウンにつながるが2列目の層はかなり厚いことを考えると焦って代わりとなる選手の獲得に動かなくても大丈夫だろう。