右SB/WB編→ 右SBというとザックJAPANのときはDF内田篤(鹿島)が1番手だった。「経験豊富なDF内田篤をロンドン五輪代表で活躍した若手のDF酒井宏が追いかける。」という構図だったが、DF内田篤が大きな怪我をして、長い間、ピッチを離れた間にDF酒井宏が大きく成長。フランスの名門のマルセイユで主力として活躍している。ハリルJAPANのときはDF吉田と並んで絶対的な主力としてチームに大貢献した。
怪我を抱えてチームに合流したこともあってロシアW杯の直前の時期はコンディションが心配されたが全く問題はなかった。本大会では素晴らしい活躍を見せてフルタイム出場を果たした。現時点では右SBとして頭1つ抜け出た存在になっている。今は28才。年齢的にはこれからの4年間がプレーヤーとしての最盛期と言える。今度はチームの中心として下の世代を引っ張らないといけない立ち位置になるだろう。
誰が監督になったとしても「右SBのレギュラーの最有力候補はDF酒井宏」となるだろう。彼を外すことは考えにくいので必然的に注目点は「DF酒井宏のバックアッパーは誰になるのか?」である。ザックジャパンのときから代表に定着してGLの3戦目でサイドハーフとしてプレーしたDF酒井高は「4年後のカタールW杯を目指さないこと」を示唆しており、正式に代表引退を表明するようだとさらに混沌とした状態になる。