■ 「点取り屋」といっても様々点取り屋(=ストライカー)といっても様々である。高さやパワーを生かしてゴールを量産するストライカーというとJリーグではFWシモビッチ(大宮)やFWウェリントン(神戸)やFW都倉(札幌)やFW鄭大世(清水)などを典型例に挙げることができる。一方、スピードや動き出しの良さを武器にゴールを量産するストライカーというとFW金崎(鹿島)やFW柿谷(C大阪)やFW渡(広島)などの名前を挙げることが出来る。
2016年と2017年のJ3の得点王であるFW藤本憲(大分)もこのタイプのストライカーと言える。裏への飛び出しから鹿児島時代はゴールを量産した。2017年のJ1で得点王に輝いたFW小林悠(川崎F)は万能型のストライカーと言える。いろいろな形からゴールを奪うことが出来る。惜しくもJ1の得点王を逃したFW杉本健(C大阪)も万能型である。高さをクローズアップされる機会が多いがスピードやテクニックもある。
他にはシュート技術の高さを武器にゴールを量産するストライカーもいる。Jリーグでは少ないが元ドイツ代表のFWポドルスキ(神戸)はここに分類される。2014年と2015年に日本でプレーしたFWフォルラン(元C大阪)もこのタイプのストライカーと言える。正確無比なシュートでチャンスを確実に仕留めるタイプである。どちらもW杯で活躍した名選手であるがこういうタイプの選手にはお膳立てをする選手が必要となる。