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#1635 G大阪 vs 広島、浦和 vs 仙台、鳥栖 vs 新潟、川崎F vs 甲府 (2017/4/24) | | |　

【J1：第6節】ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島 (吹田スタジアム)

→　3勝2分けと負けなしのG大阪と開幕から5試合勝ちなしの広島の試合はACLの日程の関係で金曜開催となった。0対0で迎えた後半7分に「1トップ+2シャドー」のコンビネーションからバイタルエリアでボールを受けたMFフェリペ・シウバがミドルシュート。バーに当たって跳ね返ったところをFW工藤壮が頭で押し込んでアウェイの広島が先制に成功する。終盤はG大阪が攻め込んだがキーパーのGK林卓人が奮闘。1対0で逃げ切った広島はようやく今シーズン初勝利を手にした。逆にG大阪は今シーズン初黒星となった。

広島はここまでの5試合で2ゴールのみ。いずれもセットプレーからのゴールだったので今シーズン初めて流れの中でゴールを決めたことになる。現状では「1トップ+2シャドーの連係が十分に取れている。」とは言い難いがゴールシーンは良い連携を見せた。FW工藤壮は今シーズン2ゴール目。開幕の新潟戦(H)以来のゴールとなった。期待の大きい新戦力なので彼に対して批判の声が集まるのは仕方がないと言えるが、黙らせるためにはゴールを決めるしかない。嗅覚に優れたFW工藤壮らしいゴールだったと言える。

MLSを経験したFW工藤壮は1年ぶりのJリーグ復帰となる。FW佐藤寿とFWピーター・ウタカが抜けた穴を埋めることが求められるのでハードルは非常に高い。現状では期待以下と言わざる得ないが、もっと強引さが欲しいところである。もちろん、1トップの選手には起点となる動きが必要とされるが周りに気を使い過ぎている印象。ゴール前付近で良いパスが入って来たときも自分でコントロールしてシュートを打とうとする場面は少なくてダイレクトパスで動いた味方を使おうとするシーンが多い。勿体ないシーンは多い。

G大阪は今シーズン初黒星となった。広島は4連敗中。連敗中でかつアウェイのG大阪戦ということで広島は「引き分けでもOK」というスタンスだった。なのでいつも以上に守備の意識が高かった。広島は開幕から結果が出ていなかったが守備的なポジションに関してはほとんどメンバーが代わっていないので昨シーズンと比べても守備に関するクオリティはあまり変わらない。広島は先制すると滅法強い。途中出場したMF堂安やMF泉澤はまずまずのプレーを見せたがゴールは遠かった。G大阪は相手の術中にはまった。

【J1：第6節】浦和レッズ vs ベガルタ仙台 (埼玉スタジアム)

→　好調なチーム同士の浦和 vs 仙台はまさかの展開になった。序盤からホームの浦和が優勢。前半20分に右WBのMF関根貴のクロスからFW興梠がヘディングシュートを決めて先制に成功すると前半27分にもMF関根貴のパスからFW興梠が決めて追加点を奪った。そして前半29分には古巣対決となるMF武藤雄が右足で豪快なミドルシュートを決めて3点目を奪った。勢いの止まらない浦和は前半47分にもFW興梠がPKを決めてハットトリックを達成した。意外にもFW興梠はJ1のリーグ戦では初のハットトリック達成となった。

ノリノリの浦和は後半にも3ゴールをゲット。終わってみると7対0でホームの浦和が圧勝した。浦和の7ゴールというのはクラブ史上最多タイ。仙台の7失点というのはクラブ史上ワースト。浦和の攻撃陣が好調なのは言うまでもない話であるが仙台も好調。僅差の勝負になると予想していたので信じがたいスコアになった。上位争いも中位争いも下位グループも最終的には得失点差で順位が決まることは多い。「-7」を挽回するのは相当に難しいことなので大敗した仙台はいろいろな意味でダメージの大きい敗戦になった。

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◆　まとめ

　#1635 G大阪 vs 広島、浦和 vs 仙台、鳥栖 vs 新潟、川崎F vs 甲府 (2017/4/24)

→　J1の4試合をクローズアップしました。開幕から5試合負けなしのG大阪と開幕から5試合勝ちなしの広島という好対照の2チームの対戦は新加入のFW工藤壮が決勝ゴールを決めて1対0でアウェイの広島が勝利して待望の今シーズン初勝利を手にしました。広島はもう1つの持ち味である堅守を見せました。守備的なポジションの顔ぶれはほとんど変わっていないので守備陣に関しては計算が出来るメンツと言えます。

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