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#1605 G大阪U-23 vs 鳥取、C大阪U-23 vs 盛岡、FC東京U-23 vs 富山、大宮 vs 磐田 (2017/3/18) | | |　

ガンバ大阪U-23 vs ガイナーレ鳥取 (市立吹田サッカースタジアム)

→　トルシエJAPANのときに「3バックの中央」のポジション争いを繰り広げたG大阪U-23の宮本監督と鳥取の森岡監督の直接対決という点が最も注目を集めていたG大阪U-23 vs 鳥取は後半に2ゴールを奪ったアウェイの鳥取が2対0で勝利した。前半はG大阪U-23が主導権を握ったが後半18分にコンビネーションから左サイドを崩した鳥取がMF原口拓のゴールで先制に成功すると後半22分にはFW加藤潤の折り返しからFW河合秀が決めて貴重な追加点を奪った。2対0で勝利した鳥取の森岡監督はデビュー戦を勝利で飾った。

注目の監督対決を制したのは鳥取の森岡監督だった。どちらの監督も現役時代は「クレバーなタイプのCB」として有名だったので「名監督になれるのではないか？」という声は多い。学年的には森岡監督が1つだけ上になるが昨シーズンは下位に低迷した鳥取を浮上させることが出来ると指導者としての評価はアップする。もちろん、簡単なチャレンジではないが「これ以上、落ちることは無い。」という立ち位置。ここからは上がっていくだけなので難しいシチュエーションではない。新監督としてはやりやすい環境と言える。

鳥取は「4-1-2-3」を採用しているが城西国際大出身の大卒ルーキーのFW加藤潤が開幕スタメンを勝ち取っていきなり2アシストと結果を残した。キレのあるドリブルは大きな武器になるだろう。先制ゴールを決めたのは山口から加入したMF原口拓だったが、この選手はG大阪ユース出身。MF宇佐美(アウグスブルク)やMF大森(神戸)と同学年。当時はMF大森よりも評価や期待値は高かった。距離的に近いこともあって鳥取にはG大阪あるいはG大阪ユースにゆかりのある選手が何人かいるが恩返しをすることができた。

一方の宮本監督は黒星スタートとなった。前半はG大阪ユースのペースだったがここで先制ゴールを奪えなかったことが響いた。G大阪U-23も「4-1-2-3」を採用しているが目立ったのは名古屋から加入したMF森勇人。キャプテンマークを巻いてプレーしたが特に前半は攻撃の部分で目立った。後半になると左ウイングの位置でプレーした高卒ルーキーのFW高江の仕掛けが威力を発揮した。東福岡高のときから攻撃的なセンスを高く評価されてきたが才能の豊かさを示した。ボールタッチが柔らかくて可能性を感じる選手である。

セレッソ大阪U-23 vs グルージャ盛岡 (キンチョウスタジアム)

→　C大阪U-23と盛岡の試合は2対2の引き分けに終わった。序盤はアウェイの盛岡ペースで進んだが前半18分にDF温井のFKからU-19日本代表のFW岸本が頭で決めてホームのC大阪U-23が先制に成功すると前半34分にもFW岸本が決めて追加点を奪った。後半は盛岡が一方的に攻め込む展開になる。後半25分にSC相模原から加入したMF岩渕のゴールで1点差に迫ると後半33分にはFW谷口堅の強烈なシュートがネットに突き刺さって盛岡が2対2の同点に追いついた。C大阪U-23は2点リードを守ることが出来なかった。

若手主体のC大阪U-23は攻撃陣が印象的なプレーを見せた。左SHでプレーしたMF斧澤にはほとんど見せ場は無かったが昨秋のU-19アジア選手権の優勝メンバーの1人であるFW岸本は2ゴールの活躍。昨シーズンはJ3で18試合で6ゴール。J3でアピールしてU-20W杯のメンバーに入りたい。右SHでプレーしたMF沖野は高卒3年目なのでこのチームの中では最年長になるが右サイドからの仕掛けが威力を発揮した。特に前半はMF沖野の仕掛けから多くのチャンスを作った。積極果敢な仕掛けは大きな武器である。

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◆　まとめ

　#1605 G大阪U-23 vs 鳥取、C大阪U-23 vs 盛岡、FC東京U-23 vs 富山、大宮 vs 磐田 (2017/3/18)

→　J1とJ3の4試合をクローズアップしました。G大阪U-23と鳥取の試合はトルシエJAPANのときに3バックの中央のレギュラー争いを繰り広げた森岡監督と宮本監督の対決ということで注目を集めていましたがアウェイの鳥取が勝利。1学年先輩となる森岡監督がJリーグの監督デビュー戦を勝利で飾りました。昨シーズンはまさかの大不振で下位に低迷した鳥取は幸先のいいスタートを切ることが出来ました。

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