■ 準々決勝が終了12月23日(日)に行われた天皇杯の準々決勝は、ガンバ大阪と鹿島アントラーズと柏レイソルと横浜Fマリノスが勝利して、12月29日(土)に行われる準決勝に駒を進めた。この結果、準決勝のカードは、第1試合がG大阪と鹿島、第2試合が柏と横浜FMに決定した。すでに、J1の上位3チーム(サンフレッチェ広島、ベガルタ仙台、浦和レッズ)は敗退しているので、天皇杯を制したチームが2013年のACLの最後の1枠を獲得することになる。G大阪と柏は2012年のACLに出場しているが、鹿島は2011年以来で、横浜FMに至っては2005年以来のACL出場となる。今年の天皇杯は、福島ユナイテッド、横河武蔵野FCなど、下部リーグのチームが勝ち進んできて、波乱の多い大会となったが、ベスト4の顔ぶれは順当と言える。
J2降格が決まったG大阪のACL出場が決まると、日程の問題も含めて、ややこしい話になってくるが、総合力は高いので、ACLに進出しても恥ずかしい結果にはならないだろう。過去、何度もACLで苦杯をなめてきた鹿島はもちろんのこと、横浜FMも、柏も、ACLでは悔しい思いをしているので、どのチームが出場しても、モチベーションは高いだろう。2007年に浦和が優勝して、2008年にG大阪が優勝した後は、日本勢は不振が続いており、ベスト4やベスト8に進むのも、難しくなっている。優秀な選手はすぐに海外のクラブに引き抜かれてしまうので、困難な状況になっているが、韓国のクラブにしても、中国のクラブにしても、「どうしようもないほど力のあるチーム」というのは無いので、ACLに出場するチームは、頑張ってほしいところである。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。