ロアッソ熊本→ 昨シーズンは快進撃を見せて「初のJ1昇格」まであと一歩に迫った熊本だったがオフにMF河原創、DF菅田、MF杉山直、MF坂本亘、FW高橋利という軸だった選手が揃って流出した。そのこともあって開幕前の評価はあまり高くなかったが31節を終えた時点で8勝13敗10分けで勝ち点「34」。21位の山口との差は「2」のみ。残留争いに巻き込まれている。最下位で22位の大宮との差も「8」と接近している。
前半戦(1節~22節)は悪くなかった。新加入のFW石川大がゴールを量産。17試合で9ゴールを挙げていたが残念ながら怪我のため長期離脱中。得点源を失った影響は大きくて22節から10試合勝ちなし中。ここ10試合で6得点のみ。極度の得点力不足に苦しんでいる。FW粟飯原を中心にFW土信田、FW伊東俊、FW道脇などがCFの位置でスタメン起用されているが決め手に欠ける。大木監督の悩みの種になっている。
「パス数」と「ボール支配率」は1位、「30mライン進入回数」が2位、「シュート数」と「ペナルティエリア進入回数」は3位、「枠内シュート数」と「ドリブル数」は5位となる。攻撃に関するスタッツは軒並みJ2屈指。低迷するチームにありがちな「ボールを保持しているがシュートまで持ち込めない。」、「パスを回しているだけでチャンスは少ない。」というわけでは全くない。シュートチャンスは沢山作れている。