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2024-12-23

勝者不在のM-1グランプリ2024。そして2025は完全な平場となる

令和ロマンは本当に惜しかった。難しいチャレンジに挑んだ。途中までは全てが完璧だった。

そして、バッテリィズのエースというたったひとつノイズで全てがぶち壊しになった。くるまは眠れない日々が続くだろう。けむりはぐっすり寝てそう。

今回のM-1グランプリにおける各陣営勝利条件は以下の通りだ。

①令和ロマン……審査員視聴者・観客・他のコンビ全てを圧倒的に屈服させ、「M-1はこんなもんw」と冷笑してみせること。

ヤーレンズ真空ジェシカ……優勝が最善、次善として1stラウンドの点数を令和ロマンよりも上につけること。

ダイタク・トムブラウン……とにかく目立つこと。

④その他……とにかく来年以降の優勝に繋げること。

②③の失敗は瞭然だろう。ここでは多くを語らない。

令和ロマンは今年、まず1stラウンドで全世代向けの優等生ネタ披露し、近年のトガったスタイル冷笑した。阿部一二三ナイスアシストもあり、最高のタイミングで他のコンビ呪いをかけたのだ。

そしてヤーレンズがあろうことか二番手という最悪の──令和ロマンにとっては最高の──巡目を引いた。効果残酷なほどてきめんだった。楢原調子を狂わされ冒頭のツカミを失敗、その傷は出井が修復できる範囲を超えていた。

更に令ロにとっての幸運は続く。三番手真空ジェシカだ。真空ジェシカ自体は「呪い」を意にも介さず良いパフォーマンスを発揮したが、観客は「渡辺斎藤」のほとぼりがまだ冷めておらず、「これで笑っていいのかしら・・・」と躊躇してしまった。

もはや勝負あり、敵ナシ、M-1は終わった、令和ロマンが全てを終わらせ伝説になった、そう思われた。


バッテリィズが出てくるまでは。

バカバカを言い、ツッコミが的確に突っ込む。そして誰も刺さない。誰にもマウントを取らない。バカにしない」

平成レトロのような大阪漫才。これが環境トップメタたる令和ロマンにぶっ刺さった。エースメタという言葉すら知らないだろう。そういう姿が更にバッテリィズの別格感を押し上げた。

そして表示された861点。圧巻である。この瞬間、優勝しようがしまいが令和ロマンにとっての「勝ち」はなくなった。来年はもうない。

ではバッテリィズ(④)は勝ったのか? 違う。

かに笑った。みんな笑っていた。(ちなみに私は今回の10組では令和ロマン以外見所なしと考えていたほどには令和ロマン、というか高比良くるまビイキ。でも一番笑ったのはバッテリィズだ)

ただ、「M-1で優勝してハクつけてスターダムにのし上がる」という意味では、その刃は今年限り有効ものだ。来年同じようなネタを出されても、審査員にはリーチしない。

じゃあ巧みに新しいスタイルを持ち出してこれるか。これない。バカなんだから

正月番組からから、ヒキは増えるだろう。でも、それだけ。それなら別にM-1以外の賞レースでいい。M-1は勝つことに意味がある。

「2024チャンピオンだったバッテリィズ」は、我々が見ることのできる姿とは全く違うものになっただろう。「だろう」と推量の助動詞を使わなければいけないのが惜しくもある。


繰り返すが、いずれにせよ、令和ロマンナイスチャレンジだった。バッテリィズさえいなければ本当に伝説になれた。

これに萎えず、また新たな冷笑お笑い界に食らわせてほしい。賢いんだから

そして個人的には、2025年M-1が本当に楽しみでしょうがない。かすかに残る「真空ジェシカどうなるどうする」以外のあらゆる文脈が砕かれた、本当の平場になるのだから

増田アドヴァイスを受けて再うpしたよ)

2024-12-22

M1 GP 2024

決勝
出番演者博多大吉ナイツ笑い飯哲男オードリー若林ノンスタ石田かまいたち山内 アンタ柴田海原ともこ中川家礼二トータル 平均 おれ
1 令和ロマン96939094969695979385094.444493
2ヤーレンズ92929192929191949082591.666695
3真空ジェシカ97949093959794959984994.333396
4マユリカ(敗者復活)93918891919089969182091.111191
5ダイタク90938992909288949282091.111192
6ジョックロック89919190899388959381991.092
7バッテリィズ95939595979696979786195.666694
8ママタルト88898989909389929381290.22291
9エバース94949394969493949684894.222294
10 トム・ブラウン95959293889097948983392.555589
順位
合計博多哲夫若林石田山内柴田 海原 礼二
1バッテリィズ351112211
2 令和ロマン256222315
3真空ジェシカ126441443
4エバース522224572
5 トム・ブラウン31341091710
6ヤーレンズ774658679
7マユリカ7810869738
7ダイタク858677977
9ジョックロック984995945
10ママタルト1010810757105

最終決戦
博多 令和ロマン
真空ジェシカ
哲夫バッテリィズ
若林バッテリィズ
石田 令和ロマン
山内 令和ロマン
柴田 令和ロマン
海原 令和ロマン
礼二バッテリィズ

2021-12-24

M-1 2021・ネタ以外の感想

お笑いオタクとそれ以外でけっこう感想の分かれる大会かもしれない今年。

ネタは言うまでもなくどれも素晴らしかったので、ネタ以外の感想を書きます

2018はこっち 2019はこっち 2020こっち

敗者復活戦出番順抽選

アインシュタイン稲田「なんで僕らだけ正規スペルになるんですか?」
  • KOCだったらAinshutainだった。M-1学力の高さを見せつけた。
ベポスター永見「軟水!」浜田「柔らかいほうの水です」
金属バット小林、壇上に上がったスピードそのままに14番引く
キュウぴろ1番を引き「これまだリハですよね?」
  • 見るからに安堵するまだ引いてない面々。
さや香 新山「あっつ!ほんまのマグマや!」
  • ほのぼのとした味わい。
ヨネダ2000「最後の7番、塩で味付けさせてください」

時間20分程度だしほとんどボケしろもなく淡々とした抽選会だった。グダることなく短尺で華麗なモノボケを繰り出したヨネダ2000が抽選会のMVP

敗者復活戦

煽りVでさや香石井全然終わってないんで、こっからちょっと勝ち上がります
  • この熱い宣言の後にあのネタをすると思うと感動すら覚える。
キュウ清水「実に面白いからの「間違いない」
  • 出来はどうかと聞かれたぴろが気温の話を始めたのも良かった。
ハライチ澤部「タイムオーバーしちゃったんですよね」
  • これに対し陣内「そこはでも関係ない」、平均点発表の際も同じ内容のコメントした澤部に「それはそれでツッコミになってたから」。澤部が本気で申し訳ないと思ってたとしても二回もほぼ同じ内容のボケなしコメントするのはどういう意図なんだろうか。陣内もせめて2回目は「もうええわ」程度で流したほうが無難だったかも。
ヨネダ2000 愛「お先に暖まらせてもらってます〜」
ヘンダーソン中村「(どうでした?やってみてと聞かれ)はい?なっ……」
  • 画面外で聞こえる「アホや」「1ラリー目でもうあかんの?」は盛山か?
ノンスタ石田電通の人じゃない?」
ベポスター永見「スタジオのほうに、僕がちょっとイチゴ苦手めなのって伝わってます?」
男性ブランコ平井「みなさん本当に甲乙つけがたくて、どうしても甲乙つけろと言うのならば、甲です」
  • 言うのならばのあたりの言葉遣いの妙だよなあ。実は他にいないキャラだと思う。
陣内「コウメさん投票したと思いますよ」
陣内「(審査員の評点は)国民審査の皆さんとはそこまで変わりはなかった」
金属バット小林「今僕この絡みで滑ってるんですけど、ネタだけ見て投票してください」
  • まっすぐな瞳で。
さや香 新山「勝ちを確信しています!!」

去年の反省を踏まえて夕焼け小焼けタイムを設けた今年。爆発した組も多く、見応えある戦いだった。中でもM-1歴史に残るであろう狂気の捨てネタことからあげ4を繰り出したさや香は平場も100点の出来だったと思う。ということでさや香二人にMVP

本戦

待機席中継のヒロドアナ「口数が少なく非常に張り詰めた空気が」
今年の俺たちが一番面白いは川瀬
今田登場時にBKBポーズ
松本「この時点でThe Wと全然違いますね」
敗者復活戦会場中継で平子変則的漫才をやったわりに返りが悪かったんで、恥ずかしかったですね」酒井「僕らじゃないのかなって思います
モグライダー芝「今までは?」
ランジャタイ国崎、ネタからボケ倒し
今田「さあ審査員の皆さん、大いに悩んでください」
ランジャタイ国崎「せり上がり途中で止まってませんでした?」
  • そんなことはないですよと言われ、「よかったあ」。ボケ以外の発言は一つとしてしないくらいの意気込みを感じる。
敗者復活会場・金属バット友保「吉本とりあえずギャラ上げてくれや」
男性ブランコ平井「34万票。市長ちょっと立候補もしようかなと」
えみちゃん「(ハライチの)漫才は初めて拝見したんですけど」
ランジャタイ国崎、敗退コメント「すいません巨人師匠、待っててね」
真空ジェシカネタ前の廊下で足を怪我したランナーコント
真空ジェシカ川北センスがあって良かったです」
一位通過の暫定席オズワルド畠中「確かに嬉しいです」
  • 畠中の朴訥とした口調で言われると笑っちゃうんだよな。
ゆにばーす はら浅草キッド見てね!」川瀬「僕は今宵初めて風俗に行きたいと思います!」
真空ジェシカ ガク「相方キングオブコントの待機の仕方してたので、だめな気はしてました」
インディアンス田淵「自分の唯一嫌いなところです」
ロングコートダディ、暫定席ネタ合わせ
もも まもる。「でも来年優勝するんで」
オズワルド畠中、最終ジャッジ前の三組並びコメント「この三組ってのは小さい頃から兄弟のように遊んできた仲なんで、一緒に来れたのが嬉しいです」
錦鯉まさのり「僕はラストイヤーが56歳だったので、その前に決めれて良かったです」
  • このボケの前、まさのり号泣のアップだけで笑いが起きてる。いい客だ。
番組ラスト直前、なぜかMC席に立つモグライダー
  • ともしげの赤ジャケがMC風なのが余計笑える。早く本物のMC席に立てるといいね


トップモグライダー、二番手ランジャタイと地下の風変わり初決勝組が早々に消化されてしまい、彼らのインパクトが薄まったのが残念だった今年のM-1。8組目から錦鯉インディももインディ錦鯉お祭り騒ぎバカたちが初決勝の20代を取り囲む地獄の出順で、ももインパクト残すのも不可能になってしまった。笑神籤って恐ろしい。

とは言え客はしっかり暖かく、平場でも何度も拍手笑いが起きていた。中でもランジャタイの暴れっぷりを会場全体が今か今かと待ちわびている空気は画面越しにも伝わるほどで、映っていない時でも彼らの名前が上がるたびに確実に笑いが起きていた。M-1の熱血ショー化を全力で拒否し、あらゆるボケしろボケまくり名誉最下位を獲得して存在することそのもの大会を盛り上げたランジャタイ文句なしMVP


今年は大反省会と打ち上げは省略。これを書き始めた2018年は直後に暴言騒動があり、王者霜降りはおろか敗者復活戦や本線の平場で爪痕を残した芸人たちがまったく顧みられないことに不満があった。順位が振るわなかった芸人たちが反省会や打ち上げ必死で取り返そうとする姿を自分なりに記録したかった。なので売れっ子や高位者よりもまだ知名度が低かったり、目立たなかった組を重点的に取り上げたつもり。

しか反省会も打ち上げも当時のようなカオスさはなくなり、きちんとした「番組」になった。もう福徳が5位なのに準優勝ばりの号泣する姿も、滑り倒した川瀬が死にそうになる姿も見られない。なのでわざわざ記録する必要性を感じなくなった。

2018年の平場で金属が注目されてライブテレビの出番が増え、翌年は錦鯉、去年はランジャタイとキュウがその枠になった。敗者戦まで来なかった組も予選で注目されればどんどん売れるようになってきている。書き始めた頃はM-1に出ていない中堅芸人ラジオ感想を話す程度だったのが、今は出場者本人がYouTubeで「平場で誰々が面白かった」と話すようになっている。ネタ順位けが重要じゃないと多くの人が理解している今が本当に嬉しい。そういうわけで、これを書くのは多分今回が最後になると思う。来年書きたいことが出たらわからないが、とりあえず。もし読んでくれた人がいたらありがとう。これからM-1お笑いを楽しんでいこうな。MVPとか偉そうでごめんね。

錦鯉、本当におめでとう!

2021-12-20

M-1 ガチ結果

本戦

モグライダー…優勝

ランジャタイ…優勝

ゆにばーす…やや優勝ではない

ハライチ(敗者復活組)…やや優勝ではない

真空ジェシカ…優勝

オズワルド…優勝

ロングコートダディ…優勝

錦鯉…優勝

インディアンス…やや優勝ではない

もも…やや優勝ではない

  

〜敗者復活〜

キュウ…やや復活ではない

アインシュタイン…やや復活ではない

ダイタク...やや復活ではない

見取り図…やや復活ではない

ハライチ…やや復活

マユリカ…復活

ヨネダ2000…やや復活

ヘンダーソン…やや復活ではない

アルコ&ピース…やや復活ではない

ベポスター…やや復活ではない

ニューヨーク…やや復活ではない

男性ブランコ…復活

東京ホテイソン…やや復活

金属バット…やや復活ではない

からし蓮根…やや復活ではない

さや香…復活ではない

  

総評

全員…優勝

2020-12-22

M-1感想書くよ

50代男性。好きな番組ゴッドタンお笑い向上委員会有田ジェネレーションっていう程度にはお笑い好き。

金属バット/好き。トップバッターに一番ふさわしくない。別れてくれない理由生命保険かけてるからっていうオチはも少しなんとかならないか

タイムキーパー/若くて親しみのあるコンビアンパンマンの歌をいじったりしたら、そりゃあ普通漫才なっちゃうよね

コウテイ/好き。ストイックな感じをちょうどよく緩めてほしい

ベポスター/印象にない

インディアンス/結局なにやってんのか分からなかった

から蓮根/好き。面白かった。小さい方がワーキャー言われてんだろなと思った

ぺこぱ/売れすぎた。衣装がゴージャス過ぎ

ランジャタイ/両方ともに衣装センスが良い。一番絵になるコンビネタは難しい

滝音ハンプティダンプティバンプオブチキンもそんなに知らない…すんません

キュウ/ゴリラあいうえお作文、このフォーマット好き。

学天即トータルで面白い。もっと面白いことやりそうな雰囲気が欲しい

ゆにばーす/顔がネタに合ってない気もした

ダイタク/言うな言い過ぎ

ロングコートダディ/ただただ凄い

ニッポンの社長/神

インディアンス/やっぱりなんのネタかわからなくなる

東京ホテイソンボケの人仕事しろ

ニューヨーク/大好きなネタだったんだけど、以前は嶋佐がホントにやってそうな顔してたのにそれが薄れていた

見取り図/凄すぎた

おいでやすこが/まあ面白かった

マヂカルラブリー野田を見慣れたのが大きい

オズワルド/まだまだ伸びしろありまくり

アキナ大阪でワーキャー言われてる印象だったけど、その通りだった

錦鯉/順当。もっと衝撃あるかと思ってた

ウエストランドちょっと痛々しい

見取り図/これもホントすごかった

マヂカルラブリー/めちゃくちゃ笑えた。ありがとうございます

おいでやすこが/最後普通だった

全体を通して、準々決勝敗退のももの◯◯顔のネタが一番好きだった。漫才ってまだまだいろんな可能性が残ってるんだなあと感心した。

2019-12-25

M-1 2019・ネタ以外の感想その1(抽選会〜敗者復活戦)

ネタ感想はいろんな人が書いてるので、それ以外の部分で面白かったとこを。去年のはこっち

今年ちょっと長すぎたので2分割した。この記事抽選会〜敗者復活戦。

敗者復活戦 出番順抽選

今年も準決勝順位順でくじ引き
和牛水田ガヤ頑張る
  • 開始当初からマイクもないのにちょいちょい入ってくる水田準決落ちてヤケになってはしゃいでるのか?
マヂラブ野田「え゛え゛え゛え゛え゛え゛〜!!」
カミナリたくみ「俺カミナリYouTubeジャックするぜ、イエー!」→出順1番
  • 去年と比べると時間がないのか、芸人たちのリアクションも少なめ。しかし一発ボケに終わらせず周りと絡んだり、「(1番の札を)振ると11に見えるでしょ?」と低学年児でも楽しめそうなボケを挟んだり、さすがの平場慣れでしっかり盛り上げた。
囲碁将棋 文田「チャチャチャチャ…♪」
天竺鼠川原「ガム臭かったんで肉噛んでます
  • なんか噛んでんなあと思わせといてのこれ。相変わらず適当にやってるように見せてフリオ完璧
トレエン斎藤さん「ケツに缶ジュース入れるなよ、スポンサー関係で全ては見せられないけど」
トレエンたかし「九千頭身だ」
ロングコートダディ堂前「準決勝順位が低いだけでワクワクもできないんですか?」
  • 最後なのですでに出順が決まってることを受けて。順位は低いが確実に笑いを取りにくる堂前。順位は低いが。
全組出順が決まった後に感想をふられるたか

全体的に走ってて笑いどころ少ないな。16組もいるんだし、せめてあと10分長くても良かったような。見てるこっちもなぜか気持ちが焦った。

そんな中でも悲哀とともに抜群のセンスを見せつけたロコディ堂前がMVP座王では毎回安定感ある強さなので、もっといろんな番組で見たいコンビ

敗者復活戦

今年は敗者復活戦にも煽りV
陣内「審査員の方のプレッシャーも分かると思うんでね」
司会周りのセットがやけに豪華
解説役はノンスタ石田とトレエンの2人
テントトーク担当はヒロドアナ津田アナ
ラランドさーや「ララランドのほうがトレンド入りしてます
マヂラブ野田、机に頭突き投票のお願い
  • 軽く流して点数発表に移る陣内&新川さんとの温度差。
囲碁将棋 文田「悔しすぎて相方キムタクの顔になってます
くらげ、1回目のテントパートで完全にスルーされる
カミナリコメントなし
アンタインタビューで柴田「点数だと誰が一番なんだっけ?」
四千頭身の登場時がイチウケ
  • 寒い中に後藤が半袖で出てくるのを客が待ってた感じ。基本的M-1は予選も決勝も客層いいけど、ここは内輪受けの空気を感じてちょっと冷めた。他にも半袖いたのにウケてなかったしな。
錦鯉 長谷川大勢の人の前で歌を歌えて、歌手になれました」
囲碁将棋 文田「相方エスティマの顔になってます
  • いごしょはネタ選びのセンスは死んでるが、平場もできることを今回証明した。座ってれば背の高さも気にならない。今後はこれで行こう。
くらげ渡辺「初のテレビ出演が敗者復活なんで嬉しいです。分かんねえけど」
  • やっと振られたくらげ。杉の「(くらげの通過予想が)2%しかなくて」もきちんと笑い取ってる。ちゃんと用意してきてんだから最初から時間とってやってくれ。仮に事故っても周りにあれだけいればリカバリーできるだろ。
東京ホテイソンたけるもっと返すのだ!」
ダイタクロングコートダディの2組はテントトークなし

視聴者投票になってからの敗者復活が実質的に人気・知名度投票になってるのは仕方ない部分もある。熱狂的なファンだけじゃなく大抵の視聴者は新しいものより見慣れてるものを好み、それを「面白い」と認識する。だからいくらネタ見て面白いと思ったところに入れろ」と呼びかけたって、普段から名無名問わずネタばっか見てるお笑い大好きマン以外は人気や知名度あるところにしか投票しない。

そういう状況なのは仕方ないとして、番組が後押しすんのはどうなの?って話。流れで多少偏ったレベルじゃなく、普段から露出多くて人気ある組ばかり取り上げて無名どころは存在すら無視。売れてない組はああいう扱いされても仕方ない、売れて見返せみたいなのも言い訳だよな。それそのまま視聴者に見せて面白がると思ってんの?ちゃんとイジリとして仕上がってれば文句ないが、ただの手抜きだから批判してる。

本戦〜1回戦の審査員審査では当然ネタのみで審査するのが正しい。でも視聴者投票である今の敗者復活戦なら、普段テレビでは見られない無名コンビを盛り上げてやって平場での印象で票数にブーストかけてやるくらいでもいいんじゃないのか。せめて普段から露出の多い人気組でも出ジロは無名と同量にするのが公平ってもんだろう。

人気者を盛り上げて敗者復活させればみんな喜んで番組大成功なんてのは大間違いだと今回のM-1証明した。M-1をここまでの一大事業に育て上げた一番の功労者は人気も知名度もなかった芸人たちだってことは忘れてほしくない。

敗者復活戦・ネタ以外のMVPラストイヤーの意地を見せた囲碁将棋で。テントパートで2回もウケ取ってたのはさすがの一言。根建の顔芸と文田のコメント両方で成立するコンビ芸なのも良かった。新生いごしょの誕生を見た。

続き→本戦反省会打ち上げこっち

 
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