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2024-12-24

今年1月放送の「M-1GP2023アナザーストーリー」を見ているのだが

https://tver.jp/episodes/epg1yrc7bf

なんというか、本当に胸に迫るドキュメントだな

(番組の一番最後に「ベンチプレスをするケムリ」が映って「本編とバランスを取る時間」じゃねえかと思ったけど)

予選段階から面白いと思っていた二組が順当に1位2位になった

どっちが勝ってもおかしくなかった

僅か一票差で2位に甘んじたヤーレンズ

この番組の中でくるまが「運ですよ」と言っているが、彼等の二連覇には果たして「運」の要素がどれだけあったか

勿論、「昨年と同じくトップバッターで。昨年の優勝者ネタをやる」という最高に盛り上がるアドバンテージが有ったけれども

それが無くてもネタが良かったから今年も優勝したのだろう

(個人的ネタの好みとしては昨年はヤーレンズが良かったし、今年はバッテリィズが良かった)

しか

ヤーレンズに関しては「昨年の一票差」の重みがあまりにも大きかった

あそこはどうしても勝っておきたかったところ

「勝ちきらなかった」と語った楢崎

それこそ、たった一筋の「運」が、令和ロマンの方にたなびいた

今年は2本目を披露することなく終わったヤーレンズ

あと2年

令和ロマンに吹きまくった風は、ヤーレンズにも吹き付けるだろうか

また来年1月に今回のM-1アナザーストーリーが描かれるんだろうけども

出井と楢原はどんな顔を見せてくれるのだろうか

これから応援している

2024-12-23

勝者不在のM-1グランプリ2024。そして2025は完全な平場となる

令和ロマンは本当に惜しかった。難しいチャレンジに挑んだ。途中までは全てが完璧だった。

そして、バッテリィズのエースというたったひとつノイズで全てがぶち壊しになった。くるまは眠れない日々が続くだろう。けむりはぐっすり寝てそう。

今回のM-1グランプリにおける各陣営勝利条件は以下の通りだ。

①令和ロマン……審査員視聴者・観客・他のコンビ全てを圧倒的に屈服させ、「M-1はこんなもんw」と冷笑してみせること。

ヤーレンズ真空ジェシカ……優勝が最善、次善として1stラウンドの点数を令和ロマンよりも上につけること。

ダイタク・トムブラウン……とにかく目立つこと。

④その他……とにかく来年以降の優勝に繋げること。

②③の失敗は瞭然だろう。ここでは多くを語らない。

令和ロマンは今年、まず1stラウンドで全世代向けの優等生ネタ披露し、近年のトガったスタイル冷笑した。阿部一二三ナイスアシストもあり、最高のタイミングで他のコンビ呪いをかけたのだ。

そしてヤーレンズがあろうことか二番手という最悪の──令和ロマンにとっては最高の──巡目を引いた。効果残酷なほどてきめんだった。楢原調子を狂わされ冒頭のツカミを失敗、その傷は出井が修復できる範囲を超えていた。

更に令ロにとっての幸運は続く。三番手真空ジェシカだ。真空ジェシカ自体は「呪い」を意にも介さず良いパフォーマンスを発揮したが、観客は「渡辺斎藤」のほとぼりがまだ冷めておらず、「これで笑っていいのかしら・・・」と躊躇してしまった。

もはや勝負あり、敵ナシ、M-1は終わった、令和ロマンが全てを終わらせ伝説になった、そう思われた。


バッテリィズが出てくるまでは。

バカバカを言い、ツッコミが的確に突っ込む。そして誰も刺さない。誰にもマウントを取らない。バカにしない」

平成レトロのような大阪漫才。これが環境トップメタたる令和ロマンにぶっ刺さった。エースメタという言葉すら知らないだろう。そういう姿が更にバッテリィズの別格感を押し上げた。

そして表示された861点。圧巻である。この瞬間、優勝しようがしまいが令和ロマンにとっての「勝ち」はなくなった。来年はもうない。

ではバッテリィズ(④)は勝ったのか? 違う。

かに笑った。みんな笑っていた。(ちなみに私は今回の10組では令和ロマン以外見所なしと考えていたほどには令和ロマン、というか高比良くるまビイキ。でも一番笑ったのはバッテリィズだ)

ただ、「M-1で優勝してハクつけてスターダムにのし上がる」という意味では、その刃は今年限り有効ものだ。来年同じようなネタを出されても、審査員にはリーチしない。

じゃあ巧みに新しいスタイルを持ち出してこれるか。これない。バカなんだから

正月番組からから、ヒキは増えるだろう。でも、それだけ。それなら別にM-1以外の賞レースでいい。M-1は勝つことに意味がある。

「2024チャンピオンだったバッテリィズ」は、我々が見ることのできる姿とは全く違うものになっただろう。「だろう」と推量の助動詞を使わなければいけないのが惜しくもある。


繰り返すが、いずれにせよ、令和ロマンナイスチャレンジだった。バッテリィズさえいなければ本当に伝説になれた。

これに萎えず、また新たな冷笑お笑い界に食らわせてほしい。賢いんだから

そして個人的には、2025年M-1が本当に楽しみでしょうがない。かすかに残る「真空ジェシカどうなるどうする」以外のあらゆる文脈が砕かれた、本当の平場になるのだから

増田アドヴァイスを受けて再うpしたよ)

2024-03-25

顔を出す方言・出さな方言

先日「テレ東旅の日」で太川陽介バス旅を見ていたら前編のゲスト村井美樹だった

もう一人のゲストはこの人アフガンハウンドそっくりだなと常々思っている長髪の関西ジャニーズの人で、

その人の言葉につられたのか村井さんが普段標準語とは違うばりばりの関西弁を話していて初めて村井さんが関西出身だということを知った

太川さんには標準語で受け答えしていて、そういう使い分けのできる人でもつい顔を出してしまう生まれて育った場所言葉の強さを感じた

私は北海道札幌市に生まれて今まで住んでいるが、錦鯉長谷川雅紀が東京に長く住んだのちの今ですら朴訥な北海道弁のイントネーションで変わらず楽しそうに喋っていることへの好感がほのかにある

GERAなんかを聴いていても○○でないの、○○っしょー!って本当に自然に出るんだねあの人は

かなり年齢を重ねてから上京たからだろうか、方言があまりにも自然すぎてあたりまえすぎて標準語の上書きをされてもその下からくっきり浮かび上がって、結局それがそのまま表面になっているという感じだ

こういった場面を見るにつけヤーレンズ楢原の異質さが浮かび上がるような気がする

ネタ上京理由に直結する部分だから言葉に対しての覚悟や強固さがよりあるのかもしれない

コンビインタビューでそのあたりについて語られたりはするけれど、ネタ動画の中ではそのあたりをあまり感じさせない飄々さとやのらりくらりとした感じもいいなと思う

人によってそのままの言葉選択された言葉もあって、常に混ざり合っている社会はいいなと思う

(状況や立場生得的なものによって特定方法を必ず選ばざるを得ない、という人たちの側面のことも考えながら)

 
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