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ロックダウンしなかったスウェーデンの方が、完全なロックダウンを行った英国よりも、死者数が急落するのが早かった


<記事原文 寺島先生推薦>
'No Lockdown'-Sweden Sees COVID Deaths Plummet Quicker Than 'Fully-Locked-Down' UK


ポール・ヨセフ・ワトソン(Paul Joseph Watson)著
ニュースサイト:ゼロ・ヘッジ(Zero Hedge)
2021年2月19日
初出は Summit News,

 英国のメディアが、ロックダウン措置のおかげでCOVID-19の死者数や症例数が急落したと論じている一方で、スウェーデンの方が、死者数の急落がより大きかったスウェーデンは、比較的緩やかな対策措置を取っていなかったのに、だ。



 今朝、英国の放送局であるスカイ・ニュースはこう宣言していた。「ロックダウンが功を奏した!イングランドのCOVID-19感染率は急落している」と。

 「最も大きく、最も権威のある或るコロナウイルス調査の結果によれば、イングランドにおける感染は急落していることが分かった。この結果は、ロックダウンがウイルスを抑え込むのに効果があったということを実証するものだ」と同ニュースは伝えた。

 このニュースによれば、ワクチンが死者数や症例者数を減らしたとは言えない、というのも死者数や症例者数の急落は、全ての年齢層で見られるからである、とのことだ。

 しかし、エリ・ディビッド博士が強調しているように、スウェーデンにおけるCOVIDによる死者数の急落は、イングランドよりもずっと早くから起こっていることから、厳しいロックダウン措置は必要なかったのではないか?と言える。



 「英国でのロックダウンが厳しすぎて、スウェーデンでのCovid流行まで押さえ込んでしまったようだ
」とは、ディビッドのジョークだ。

 1月初旬から、全国規模での完全なロックダウンを講じた英国とはちがい、スウェーデンは英国の後には続かず、自主的にソーシャル・ディスタンスを取ることを奨励していた。

 昨年10月に我々が強調していた様に、スウェーデンの保健行政機関は他の欧州諸国のように国民にコロナウイルス感染防止のためのロックダウン措置を講じるというやり方には従わなかった。その理由は、そういう措置のせいで、他国では、孤独に追いられ、孤立感に苛まれる国民が多く生みだされていたからだという主張だった。

 これまでのこういう経過にも関わらず、スウェーデンの保健行政機関は、現在スウェーデンにおいて初めて完全なロックダウン措置を取ることを検討している。その理由は、先週以来症例者数が増加しているからだ、とのことだ。

 「この提案により、スウェーデン政府は商店街や、事務や、レストランを閉鎖することになるだろう。さらには、テーマパークや、動物園や、博物館に新しい制限措置を課すことにもなるだろう。また、集会や公的な行事に関する新しい規制が掛けられるだろう」 とブルームバーグ紙は報じている。


訳注 この後スウェーデンは、飲食店の閉店時間を午後8時半にしたり、スーパーなどには家族や友人を連れずに一人で入店することを奨励するなど、これまでにない制限措置を課している。
これに対して、3月6日にストックホルムで大規模な反対デモも起こっている。

参考記事
Sweden clamps down on restaurant hours, advises solo shopping in bid to curb ‘worrying’ Covid-19 situation


Why Sweden had an anti-lockdown protest without having a lockdown



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