センターバック編 → CB編の1位に選んだのはオフに柏から仙台に移籍したDF渡部。柏では準レギュラーという立場で、常時スタメンというわけではなかったので、ちょっとしたサプライズと言える。仙台はここに来てなかなか勝ち点を伸ばせなくなっているが、開幕5試合は2勝3分け。開幕5試合を無敗で乗り切った原動力の1人で、ここまで12試合で3ゴール。いいところでゴールを決めてチームを救っている点もポイントが高い。
2位はFC東京のDF森重。キーパー部門のGK権田のところで記述したとおり、ここに来て失点数が増えているが、日本代表のDF森重のパフォーマンスは高いレベルで安定している。1位に選んだDF渡部と同様でいいところでゴールを決めているのが今シーズンのDF森重の特徴の1つで、早くも3ゴール。かつては「ポカミスが多い。」と批判されたが、そういう一面は全く見られなくなった。
続く3位候補は何人かいる。柏のDF鈴木大、湘南のDFアンドレ・バイヤ、松本山雅のDF飯田、広島のDF塩谷とDF水本、横浜FMのDF中澤佑、浦和のDF森脇とDF槙野、名古屋のDF闘莉王あたりが候補と言えるが、3位にはDF中澤佑を選択する。相棒のDF栗原が怪我で離脱していることもあって、ここ最近はDFファビオと組むケースが多くなっているが、37歳になった選手とは思えない若々しいプレーを見せている。
4位から8位あたりまでは先に挙げた選手であれば、誰を選んだとしても大きな違和感はないと思うが、4位は浦和のDF槙野、5位は広島のDF水本、6位は柏のDF鈴木大、7位は松本山雅のDF飯田、8位は広島のDF塩谷を選択する。今シーズンのDF槙野は攻撃参加は控え気味。ドリブルやシュートシーンでスタジアムを沸せるシーンは多くないが、その分、落ち着いた対応の守備でチームに貢献している。
5位に選んだ広島のDF水本は先日の試合で連続フルタイム出場のJ1記録を更新した。(※ フィールドプレーヤー限定)。特筆すべきはイエローカードの少なさで、2014年はゼロで、今シーズンも1枚のみ。身体能力が高くて、ポジショニングも良いので、慌てるシーンはほとんどない。ハリルホジッチ監督は彼をボランチの位置で起用したが、守備力に関しては間違いなく日本人で屈指の存在である。
6位のDF鈴木大はACLとリーグ戦を並行して戦うタフな環境の中、見事なプレーを見せている。DF増嶋が怪我で離脱したため、今シーズンの柏はCBの層が薄くなっているが、DF鈴木大とDFエドゥアルドの2人が良く頑張っている。181センチという身長なのでCBとしては標準的か、少し小さいくらいのサイズと言えるが、体の厚みがあるので、外国人選手とマッチアップしても当たり負けることがない。
7位に選んだ松本山雅のDF飯田はJ1でプレーするのは東京Vに所属していた2008年以来。かなり久々となるが、187センチの長身を生かした空中戦の強さはJ1の中でもトップクラス。守備だけでなく、セットプレーのときも存在感は抜群である。8位の広島のDF塩谷は13節の新潟戦(H)の2ゴールが印象的。ドリブルで局面を打開することもできるし、絶妙のスルーパスを出すこともできる。もっとも多彩なCBである。
続く9位は名古屋のDF闘莉王、10位には湘南のDFアンドレ・バイヤをチョイスする。湘南のDFアンドレ・バイヤは非常に能力が高い選手である。3バックの中央で起用されているが、対人能力が高くて、フィードも正確で、攻守両面で気の利いたプレーが出来る。守備の要だったDF丸山がFC東京に復帰したので、この穴をどう埋めるのか?が今シーズンの湘南のキーポイントだったが、DFアンドレ・バイヤで埋まった。
その他では(チームは降格圏で苦しんでいるが、)清水のDFヤコヴィッチは個人としては高いレベルのプレーを続けている。山形のDF西河とDF石川竜もいいプレーを見せており、シーズン序盤は苦しんだ鹿島のDF昌子も最近は安定したプレーを見せている。そして、川崎FのDF角田とDF谷口彰、G大阪のDF丹羽大、鳥栖のDF谷口博、広島のDF千葉、浦和のDF那須、湘南のDF遠藤航なども好パフォーマンスを見せている。
独断と偏見で選んだここまでの1位から10位まで(センターバック部門) 01位 : 渡部博文 (ベガルタ仙台)
02位 : 森重真人 (FC東京)
03位 : 中澤佑二 (横浜Fマリノス)
04位 : 槙野智章 (浦和レッズ)
05位 : 水本裕貴 (サンフレッチェ広島)
06位 : 鈴木大輔 (柏レイソル)
07位 : 飯田真輝 (名古屋グランパス)
08位 : 塩谷司 (サンフレッチェ広島)
09位 : 田中マルクス闘莉王 (名古屋グランパス)
10位 : アンドレ・バイヤ (湘南ベルマーレ)
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