■ シティライトスタジアムへ・・・。 オフにJ2屈指のCBであるDFヨルディ・バイスとDF柳育崇の両取りに成功したファジアーノ岡山は19節を終えた時点で6勝4敗8分けで勝ち点「26」。8位に位置するが例の誤審で8節の山形戦(A)が再試合になったので他クラブと比較すると消化試合数は1つ少ない。未消化分の山形戦(A)で勝ち点「3」を獲得できた場合は勝ち点「29」となって4位の町田と同じ勝ち点になる。「初のJ1昇格」に向けて好位置に付けている。
2009年からJ2で戦っているので早くもJ2生活は14年目となった。「そろそろJ1に上がりたい。」と関係するほとんどの人は考えていると思うがシティライトスタジアムという名前になってからは初めて岡山市に出向いた。同スタジアムの正式名称は「桃太郎スタジアム」になるが2010年から2015年までは「kankoスタジアム」と呼ばれていた。「シティライト」は岡山市の北区にある中古車販売店の会社名になる。
シティライトスタジアムはJRの岡山駅から約1.5キロ。徒歩で20分ほどになる。山陽新幹線が止まる岡山駅から徒歩圏内なので「アクセスは日本屈指」と言える。新大阪からひかりに乗るとわずか45分。「新大阪駅からスタジアムまでは1時間ちょっと」となる。ちなみに普通電車を利用すると新大阪駅から岡山駅までは2時間半ほど。姫路駅から岡山駅までは各駅停車になるので普通電車を利用する場合はハードな旅になる。
岡山というと桃太郎のイメージが強いがそもそもとして「ファジアーノ(Fagiano)」というクラブ名もイタリア語の「キジ(雉)」にちなんだネーミングなのでファジアーノ岡山と桃太郎のつながりも深い。キジは岡山県の県鳥に指定されており、郷土に古くから伝わる桃太郎のお話の中では犬と猿とキジが桃太郎にお供をして鬼退治に貢献した。岡山駅前には「桃太郎の銅像」が建っており、絶好の撮影スポットになっている。
#1 岡山駅 (晴れの国)
#2 桃太郎像 (岡山駅前)
#3 岡山県の地図
■ 「三名園ダービー(アラウンド・ザ・日本三名園)」 J2の20節のファジアーノ岡山 vs ツエーゲン金沢の試合は夜の18時キックオフとなる。岡山にとっては「今シーズン3度目のホーム開催のナイトマッチ」になるがキックオフ時間までかなりあるので岡山を代表する観光名所である後楽園に立ち寄った。後楽園は江戸時代の初期に岡山藩主・池田綱政によって造営された日本を代表する庭園になる。JR岡山駅から後楽園まで徒歩25分ほど。歩けない距離ではない。
「日本三名園のひとつ」になるがこの日の対戦相手の金沢にある兼六園も「日本三名園のひとつ」になる。もう1つは水戸市の偕楽園になるが水戸市にもホーリーホックがあるので日本三名園のある都市はいずれもJ2のクラブを抱えている。3チーム間のバトルは「三名園ダービー(アラウンド・ザ・日本三名園)」と呼ばれている。兼六園は、比較的、近いので何回か行っているがどちらも趣のある特別な場所である。
プロサッカークラブとしてのファジアーノ岡山・水戸ホーリーホック・ツエーゲン金沢の共通点はいくつかあるが「J1に昇格した経験はない。」、「J3に降格した経験はない。」という2点がまず目立つ。3チームとも初のJ1昇格を目指しているが「初のJ1昇格を果たしたとしてもおかしくないだけのクラブ力を身に付けつつある。」というのも共通点。「3チームの中でどこが最初にJ1昇格を達成するのか?」は興味深い。
#4 後楽園 (地図)
#5 後楽園 (日本三名園)
#6 岡山城 (改修工事中)
■ スタジアムグルメは日本有数 見どころ満載の後楽園を観光した後、一旦、バスで岡山駅に戻って徒歩でシティライトスタジアムに向かった。駅からスタジアムまでは「路線バス」を利用する手もあるが歩いて or 自転車でスタジアムに向かう人が多いようだ。ほぼ一直線なので迷う心配もない。シティライトスタジアムのすぐ近くに岡山大学があるので周辺は学生の姿がたくさん。ノートルダム清心女子大もスタジアムに向かう道の途中にある。
17時頃にスタジアム周辺に到着したが自転車で来場しているサポーターが目立つ。金沢のサポーターもたくさん来場しているがユニフォームの色がまあまあ似ているので違和感はなし。完全に溶け込んでいる。サポーターがたくさん集まっているのはファジフーズになる。「シティライトスタジアムのスタジアムグルメは日本有数」と評価されているがとにかく種類が豊富。対戦相手にちなんだ商品もたくさんある。
「金沢戦限定」あるいは「6月限定」というメニューが12種類もある。これだけメニューのバリエーションが豊富なスタジアムは珍しい。ブースもたくさん出ていてスタジアム内のイベントも盛りだくさん。「試合以外の部分」でも楽しむことができる。ファジフーズの営業時間は「15:00~ハーフタイム終了時」となる。この日は18時キックオフなので3時間前から。チケットを持っていない市民も楽しむことが出来る。
#7 ファジフーズ
#8 ファジフーズ (限定メニュー)
#9 本日のスタメン
■ バックスタンドは意外と観やすかった。 いよいよスタジアムの中に入る。このスタジアムに行くのは通算4回目になるが過去3回はいずれもメインスタンドでの観戦だったのでバックスタンドに行くのは初だった。トラック付きの競技場になるがバックスタンドは意外と観やすかった。かなり快適だった。ちなみにシティライトスタジアムは両ゴール裏にサポーターは入れないのでホーム側もアウェイ側も応援をリードするサポーター軍団はバックスタンドに陣取る。
この日の観客動員数は5,420人。今シーズンのホーム戦の平均値は5,950人になる。2016年はプレーオフに出場してJ1初昇格まであと1勝に迫ったがこの年の平均観客動員数は10,017人。大台を突破した。J2屈指の動員力を持つクラブに成長したがコロナの影響は小さくないようだ。スタンドが赤く光っているように見えるのは「ファジ丸ペンライト」がその理由になる。1,650円になるが夜の試合だといい雰囲気になる。
#10 メインスタンドの様子 (ファジ丸ペンライト)
#11 大型映像装置 (スーパーカラービジョン)
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