鹿児島ユナイテッドDF 黒木恭平 (大分トリニータ) → C+→ 黒木兄弟の兄。精度の高い左足を持っている。鳥栖・愛媛FC・ヴェルスパ大分・山口・大分でプレーしたがいずれも定着することはできず。28才にして6チーム目となる。ジャーニーマンになっているが「左利きで攻撃力のある左SB」が欲しい鹿児島には必要なタイプの選手である。悪くない補強といえる。熊本県出身。中学までは双子の弟と一緒のチームでプレーしたが高校ならびに大学は別のチームだった。
GK アン・ジュンス (セレッソ大阪) → B+→ 5月に行われたU-20W杯の韓国代表。将来を嘱望されている188センチの大型キーパーはJ3の鹿児島で修業を積むことになった。ケガの影響もあってJ3では13試合の出場にとどまったが秋以降は1番手キーパーに定着。秋以降のC大阪U-23の快進撃の立役者になった。クロス対応や飛び出しの判断のまずさは大きな課題と言えるがとにかくセービング能力は高い。鹿児島で正キーパーを務めても不思議はない。
DF 平出涼 (カターレ富山) → B-→ FC東京U-18で育って年代別代表でもプレーしたDF平出は2017年が富山で7年目のシーズンだった。すっかり富山の顔の1人になっていたがこのタイミングで鹿児島に移籍することになった。早い段階から富山で出場機会を得た選手なので経験値は豊富であるがまだ26才。中堅の年代である。富山ではCBでプレーする機会が多かったが176センチとサイズには恵まれていない。CBはベストポジションとは言えない。
MF 田中奏一 (ファジアーノ岡山) → B+→ 慶應義塾大出身。岡山で6シーズンプレーした。同ポジションにMF加地とMF澤口がいるので「常時スタメン」というわけではなかったが最大の武器である縦への推進力を生かした積極果敢な仕掛けで多くのチャンスを演出した。今シーズン限りで契約満了になって移籍先が注目されていたがJ3の鹿児島入りが決まった。「攻撃力のある右SB」を必要としていた鹿児島にとっては効果的な補強に思える。
DF 藤澤典隆 (FC琉球) → S-→ 2016年の途中に2列目の位置からSBにコンバートされて才能が開花。とにかくビルドアップ能力が高くて攻撃の起点になることができる。DF西大伍(鹿島)とよく似たタイプのSBである。今シーズンはチーム事情から左SBで起用されるケースが多かったが左サイドから中に切れ込んでシュートを放つプレーが武器となった。J3では最高クラスのSBで、かつ、左右のSBをこなせる。文句なしで素晴らしい補強と言える。
FW 萱沼優聖 (カターレ富山) → B+→ プロ1年目の2016年は28試合で7ゴール。大きなインパクトを残したが2年目の2017年は11試合でノーゴールと不振。これからの富山を背負っていく存在と思われていたのでわずか2年での契約満了は大きな驚きだった。鹿児島への移籍が決まったがプロ1年目の2016年に富山を率いていた三浦泰年監督が率いるチームなので監督のリクエストだと思われる。鹿児島はなかなか面白い補強が出来ている。
MF 阪本将基 (セレッソ大阪) → D+→ 高校3年生だった2014年の天皇杯のヴィアティン桑名戦で2ゴールを決める大活躍。ペッツァイオリ監督の初陣で勝利で飾る立役者になったがプロ入り後はインパクトを残す活躍はできず。J1ならびにJ2では3年間で1試合の出場にとどまった。ここ2年間はC大阪U-23が主戦場になったが特徴が分かりにくい選手で際立つ武器はない。2列目でもボランチでもプレーできる点をアピールして出場機会を掴みたい。
FW アレックス (福島ユナイテッド) → B+→ エースのFW藤本憲(→大分)が流出してストライカーを必要としていた鹿児島は187センチの長身ストライカーに目を付けた。2016年から福島でプレーしているが2016年は16試合で2ゴール、2017年は17試合で5ゴール。ケガの影響もあって試合数は伸びなかったがポテンシャルは高い。体の使い方が巧みでポストプレーの精度はまずまず高い。ノビシロが大きい選手なので大化けする可能性を秘めている。
FW キリノ (アナポリス) → D+→ 札幌時代の2009年にはJ2で48試合に出場して19ゴールを記録。エースとして活躍した。当時は24才。スピードを生かした飛び出しが大きな武器になった。その後、湘南→甲府→湘南→大分に在籍したが目立った活躍はできず。プレースタイルも変わった。ブラジル出身ではあるが東ティモール国籍を持っているので「アジア枠になる点」が魅力と言える。日本では期待ハズレが続いているので期待薄。
FC琉球MF 枝本雄一郎 (藤枝MYFC) → A-→ 2年連続でJ3で2桁ゴールを記録。J3を代表するアタッカーになったMF枝本に関しては「J2のクラブへの個人昇格」の可能性もあったがJ2昇格を狙うFC琉球に移籍することになった。期限付き移籍だったMF田中恵の退団が決まったFC琉球にとっては願ってもない補強である。得点力のある2列目の選手が必要だったので打ってつけの選手と言える。エースが流出する藤枝MYFCにとっては大きなダメージと言える。
2018/01/07 【J1】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:293名)
2018/01/08 【J2】 順位予想バトル 2018年版 受付開始 (現時点の参加者:121名)
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