■ J2は5節が終了J2は5節が終了した。また、6節の徳島 vs 秋田、大分 vs FC琉球の2試合もルヴァン杯の日程の関係で前倒しで3月23日(水)に行われたが横浜FC・仙台・東京Vはここまで無敗。好スタートを切った。また、降格チームである徳島も1勝5分けなので負けなしとなるが6試合で勝ち点「8」なので勝ち点ペースとしてはやや微妙である。やはり、徳島はJ1昇格を目指すチームなので引き分けが多くなりすぎるのは良くない。
次の6節が終了すると早くも全日程の1/7が消化したことになる。W杯イヤーの2022年の日程はどんどん進んでいくがJ3から昇格した2チームの頑張りが目立っており、熊本は2勝1敗2分けで7位、岩手も2勝2敗1分けで10位となる。いいスタートを切ったが2018年以来のJ2復帰を果たした熊本は若手主体の面白いサッカーを展開している。3節は大宮、5節は長崎に勝利するなどエキサイティングな序盤戦になっている。
3年間のJ2生活でメンバーは様変わりした。J2時代の熊本を知っているのはMF上村周、DF黒木晃、MF伊東俊、MF田辺圭の4人のみ。MF田辺圭は2020年と2021年は鹿児島でプレーして3年ぶりに熊本に戻ってきたが加入1年目の選手は復帰組のMF田辺圭を含めると11人、加入2年目の選手が8人、加入3年目の選手が4人もいる。また、メンバー登録されている28人の中で「新卒で熊本に加入した選手」が20人もいる。
もちろん、J3だった2019年と2020年はともに上位候補に挙げられながらJ2復帰を果たせなかった。J3でも紆余曲折あったが「高卒や大卒で選手を獲得して育てながら結果を出す。」というのは地方の中規模以下のクラブとしては理想的である。若くて攻守両面でアグレッシブでエキサイティングなチームを作った大木監督の手腕は高く評価できる。昇格1年目ながら面白いサッカーを披露してJ2を盛り上げている。