2013年1月21日(月) 監督50周年を迎えた山田洋次81本目の監督作 【東京家族】 を公開初日の
2013年1月19日(土) に見ました。
さすがに山田組の笑わせながらもしみじみ考えさせる 家族群像映画 でした。
橋爪功・吉行和子 が、話の展開の中心となる老夫婦を如何にも老いた風に演じ
妻夫木聡・蒼井優が、対照的な若い世代を演じていました。
この二人が出会うキッカケとなったのが、東日本大震災での支援ボランティア活動
であった、と云う処に、震災が反映されています。
震災が反映されている点は、飲み屋の女将・風吹ジュンの家族が震災で亡くなった
と話すシーンで触れられている程度で、映画全編に亘って強く訴えている訳では
ありませんが、そこも山田組らしい扱い方だと思います。
妻夫木の恋人・蒼井が、妻夫木の祖母・吉行和子と話すシーンは、照れながらも
自己紹介し、ぎごちなく話を繋いで行く処など、とても良い雰囲気を出していました。
テレビCMでも何度も流された下の場面の前後では、すすり泣く観客が多数居ました。
MET・ライヴが上映されたスクリーンと同じ太洋劇場最大のスクリーンでの上映。
観客はおよそ百人ほど。
東京家族 - goo 映画
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goo映画による作品紹介
2012年に文化勲章を受章し、監督50周年を迎えた山田洋次81本目の監督作。
名匠・小津安二郎の名作『東京物語』をモチーフに、設定を現代に置き換えて家族の絆を描いた渾身作。
当初は2011年4月にクランクインの予定だったそうだが、東日本大震災の発生を受けシナリオを変更、撮影が延期された。
田舎に住む老夫婦と東京で暮らす子供たち─近くて遠い両者の関係を通じて、夫婦や親子の絆、老いや死について問いかける。橋爪功、吉行和子、西村雅彦、妻夫木聡、蒼井優らが見せる適材適所の好演が感動を呼ぶ。ストーリーの随所にちりばめられた、偉大な先達へのオマージュを感じ取りたい作品だ。
【あらすじ】 2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。 周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。 やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。
日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。 帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に将来の見通しはあるのかと問いただす。昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。
その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。 そんな両親に、商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困ると言い放つ滋子。 周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。 昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう……。
【キャスト・スタッフ】 出演: 橋爪功 (平山周吉) 吉行和子 (平山とみこ) 西村雅彦 (平山幸一) 夏川結衣 (平山文子) 中嶋朋子 (金井滋子) 九代目林家正蔵 (金井庫造) 妻夫木聡 (平山昌次) 蒼井優 (間宮紀子) 小林稔侍 (沼田三平) 風吹ジュン (かよ) 茅島成美 (服部京子) 柴田龍一郎 (平山実) 丸山歩夢 (平山勇) 荒川ちか (ユキ)
監督: 山田洋次 脚本: 山田洋次,平松恵美子 プロデューサー: 深澤宏,矢島孝 撮影: 近森眞史 美術: 出川三男 音楽: 久石譲 録音: 岸田和美 照明: 渡邊孝一 編集: 石井巌 その他: 横尾忠則
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テーマ:日本映画
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