fc2ブログ
観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

12 | 2013/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



現在日本時間



最近の記事



ブログ内検索



カテゴリー



リンク



FC2カウンター



FC2ブログランキング



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



最近のコメント



最近のトラックバック



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



月別アーカイブ



山田洋次監督 50周年・第81作 【東京家族】 を見ました
2013年1月21日(月)

 監督50周年を迎えた山田洋次81本目の監督作 【東京家族】 を公開初日の

2013年1月19日(土) に見ました。

Tokyo-Kazoku-001.jpg


 さすがに山田組の笑わせながらもしみじみ考えさせる 家族群像映画 でした。

橋爪功・吉行和子 が、話の展開の中心となる老夫婦を如何にも老いた風に演じ

Tokyo-Kazoku-002.jpg


 妻夫木聡・蒼井優が、対照的な若い世代を演じていました。

Tokyo-Kazoku-003.jpg

 この二人が出会うキッカケとなったのが、東日本大震災での支援ボランティア活動

であった、と云う処に、震災が反映されています。


 震災が反映されている点は、飲み屋の女将・風吹ジュンの家族が震災で亡くなった

と話すシーンで触れられている程度で、映画全編に亘って強く訴えている訳では

ありませんが、そこも山田組らしい扱い方だと思います。


 妻夫木の恋人・蒼井が、妻夫木の祖母・吉行和子と話すシーンは、照れながらも

自己紹介し、ぎごちなく話を繋いで行く処など、とても良い雰囲気を出していました。

Tokyo-Kazoku-005.jpg

 テレビCMでも何度も流された下の場面の前後では、すすり泣く観客が多数居ました。

Tokyo-Kazoku-004.jpg

 MET・ライヴが上映されたスクリーンと同じ太洋劇場最大のスクリーンでの上映。

 観客はおよそ百人ほど。

 
東京家族 - goo 映画
東京家族 - goo 映画


【東京家族】 公式サイト

*******************************
  ランキングの応援をよろしく 
     ブログランキング・にほんブログ村へ
      にほんブログ村
*******************************

Tokyo-Kazoku-Cast.jpg

   goo映画による作品紹介 

 2012年に文化勲章を受章し、監督50周年を迎えた山田洋次81本目の監督作。

 名匠・小津安二郎の名作『東京物語』をモチーフに、設定を現代に置き換えて家族の絆を描いた渾身作。

 当初は2011年4月にクランクインの予定だったそうだが、東日本大震災の発生を受けシナリオを変更、撮影が延期された。

 田舎に住む老夫婦と東京で暮らす子供たち─近くて遠い両者の関係を通じて、夫婦や親子の絆、老いや死について問いかける。橋爪功、吉行和子、西村雅彦、妻夫木聡、蒼井優らが見せる適材適所の好演が感動を呼ぶ。ストーリーの随所にちりばめられた、偉大な先達へのオマージュを感じ取りたい作品だ。

【あらすじ】
 2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。
 周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。
 やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。

 日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。
 帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に将来の見通しはあるのかと問いただす。昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。

 その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。
 そんな両親に、商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困ると言い放つ滋子。
 周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。
 昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう……。


Tokyo-Kazoku-Cart.jpg

【キャスト・スタッフ】
出演:
橋爪功 (平山周吉)
吉行和子 (平山とみこ)
西村雅彦 (平山幸一)
夏川結衣 (平山文子)
中嶋朋子 (金井滋子)
九代目林家正蔵 (金井庫造)
妻夫木聡 (平山昌次)
蒼井優 (間宮紀子)
小林稔侍 (沼田三平)
風吹ジュン (かよ)
茅島成美 (服部京子)
柴田龍一郎 (平山実)
丸山歩夢 (平山勇)
荒川ちか (ユキ)

監督: 山田洋次
脚本: 山田洋次,平松恵美子
プロデューサー: 深澤宏,矢島孝
撮影: 近森眞史
美術: 出川三男
音楽: 久石譲
録音: 岸田和美
照明: 渡邊孝一
編集: 石井巌
その他: 横尾忠則 




*******************************
  ランキングの応援をよろしく 
     ブログランキング・にほんブログ村へ
      にほんブログ村
*******************************


音楽ブログランキング







関連記事
テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

橋下徹が混乱させ父母・生徒が右往左往する大阪府の教育現場 来年度から教員も
2013年1月22日(火)

   生徒がつける“先生の通信簿” 

 来年度から大阪府で始まる勤務評定を生徒が行うと云う “斬新な” 制度。

この来年度というのが2013年4月から始まる来年度なのか、その翌年かは

良く解りませんが、それは兎も角として・・・

 大阪府下の公立のすべての小中学校・高校で実施される予定 とのこと。


 教員の能力評価を生徒によるアンケートの得点で判定 しようというものらしい。

 教頭や校長が個人の好き嫌いで一面的な判断をするよりはマシに見えるかも

知れないが、果たして生徒に対する教育的効果はどうなのか?

また、教師が生徒に迎合する教え方や内容を深めるより人気取り的授業を行う

ようになるのではないか? 等、さまざまな問題が話題になっている。

 先日、NHK 【クローズアップ現代】 が、この問題を真正面から取り上げた。

良い番組構成であったと思う。<2013年1月15日(火)放送>

 そこでは、大阪府で実施されたモデル校での状況と、これとは対照的な成果を

あげている鳥取県にある町立岩美中学校の経験が報告されていた。

生徒がつける“先生の通信簿”
 NHK総合【クローズアップ現代】
 - 2013年1月15日(火)放送
 


     ブログランキング・にほんブログ村へ

     ****************

 長いのだが、そこから敢えて一部引用すると・・・

   モデル校となった大阪府立久米田高校の事例

今回のアンケートの導入にあたり細川先生は、ある悩みに突き当たりました。
期末テストの問題作りです。
これまでは生徒の実力を把握するため入試レベルの難問を出題していましたが、評価のことを考え二の足を踏んでいました。

教師 細川太郎さん
「これもしめっちゃ簡単やったら、自分のアンケートも点数高くなるかなとか。」
「そういう現実が実際に始まってしまえば、気持ちが揺らいでしまう。
(最低評価が)あと1回でアウトですってなったら、気持ちはぶれてしまいますよね。」

生活指導を担当する体育の濱田哲也先生です。
これまで社会の常識を厳しく教えてきましたが、生徒にとってはちょっと煙たい存在です。

教師 濱田哲也さん
「それ(評価)があるからと言って二の足を踏んでいても、ちゃんと正しいこと、間違ってることを子どもたちに伝えないといけませんから。
適正な評価がなかなか難しいことは確かなので。」

大澤校長は、生徒会のメンバーに意見を聞くことにしました。
しかし、そこで出た意見は意外なものでした。

府立高校校長 大澤宣彦さん
「もしそれ(評価)が先生の給与を決めたり…給与を決めるというのは先生をランク付けしてしまうということになるんやけど、そういうことに使われるとしたらどう思う。」

生徒会メンバー
「先生にも家庭とかありますし、そういうのに影響するのはちょっとよろしくないんじゃないかなと。」
「先生自身にしても、給与のためならという感じになってしまいがちだと思うんで。」

生徒たちから上がったのは先生の心情や生活を心配する声ばかり。

府立高校校長 大澤宣彦さん
「積極的にそういうこと(評価)に関わることを嫌がっているというか。
学校として押し付けることになれば、それはそれで教育的に効果があるのか。
子どもたちの成長において役に立つのか、非常に疑問に思いました。」


   鳥取県にある町立岩美中学校の事例

 校長の戸田倫弘先生です。
学力テストの成績が県内最下位だった岩美中学校を、4年間でトップクラスに押し上げました。
学力向上の鍵を握ったのは、戸田校長が導入した学期ごとに行う生徒へのアンケートでした。

この中学校のアンケートは授業だけではありません。
学校行事の満足度クラスの人間関係など、学校生活全般について50項目を超えます。
教科については、質問は2つ。
「授業は楽しいか」、「先生は、よく分かるように教えてくれるか」。
生徒は、4段階で評価します。


岩美中学校校長 戸田倫弘さん
「生徒たちが私たちを評価している。
その評価をもとに、私たちがしっかりと話し合いをして改善策を考えて、また新たな実践に結び付けていく。」

アンケートの結果は教師全員で受け止め改善に結び付けます。
データの中から生徒が抱える不満や困っていることを見つけ出し、その原因と対策について考えるのです。


アンケートの結果を受けて、神波先生(英語)の授業力を上げるための取り組みが始まりました。
まず、英語科の同僚3人が神波先生の授業を見学。
問題点を探し出します。
その後の検討会議では、生徒にもっと考えさせるべきではないかという意見が出ました。

次に、神波先生はほかの先生の授業を見学します。
教科は数学です。
楽しいよりも、よく分かるという評価が常に高い先生です。
見学のあと、生徒に考えさせるコツを教えてくれました。

数学教師
「秘けつが分かった?」

教師 神波真梨子さん
「秘けつ?」

数学教師
「考えさせる時間が長いから。
俺、答え言ってないんだよね。
英語でもそういうのができたらおもしろいかもしれない。」

教師 神波真梨子さん
自分一人では限界があるので、別の教科であったり他の先生の授業を見ることで、また新しい視点ができる。
今回はいいきっかけになりました。」


     ***************  

 大阪府・市(すなわち橋下徹)の考え方は、生徒に評価させて2回悪い評価の教員は首にするという方向ですが、岩見中学校の場合は生徒のアンケートを参考に校長のイニシャチブで教員同士が切磋琢磨し全体の教育力レベルを上げてゆくという方向で、全く異なります。

 それが、良く解ったドキュメンタリーでした。

 取材・調査して適切に編集し解説したNHKの皆さまの努力にエールを送ります。

 また、評価に関するポイントまで公開された教師の皆さまに方に敬意を表します。

 是非、生徒がつける“先生の通信簿”  を

  御覧ください。 番組が殆ど丸ごと活字に起こされています。


*******************************
  ランキングの応援をよろしく 
     ブログランキング・にほんブログ村へ
      にほんブログ村
*******************************


音楽ブログランキング





関連記事
テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育