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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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LA VIE EN ROSE : バラの人生
ファースト・デイ(1st Day)スペシャル(1000円)で、「エディット・ピアフ」を見た。
原題は【LA VIE EN ROSE 】
「バラ色の人生」と訳されるが、「バラの人生」が正確であろう。
LAは定冠詞(the)、VIEは「生活」(Life)、ENは助詞(of)、ROSEは名詞「バラ」(rose)

Piaf01.gif


まず1918年から映画は始まる。
幼かりし頃は、親に捨てられ祖母に預けて育てられた。その祖母は、売春宿の女将。
心優しい娼婦達は、実の妹か子どものように可愛がって育てる。

映画は、一転して晩年の1958年へ。
ピアフは、見るからに老いさらばえて暮らしている。
今の感覚で言うと80歳くらいのイメージ。

しかし、この映画の進行のなかで、1958年の時点で、自ら「私は44歳」という場面がある。
若い頃からの、酒と麻薬漬けの生活が、年齢の倍にも見える老化を来たしているのであろう。
最晩年の1963年の描写は、もう百歳を過ぎた老人のような有様である。
僅か47歳で他界したことを惜しまれたようだが、既に薬物中毒で命は残されていなかったようである。
映画の中での医者とのやり取りでは、日に数回もモルヒネを使う生活を5年以上続けていることを語る。マルセルの死後というから1949(34才)年末から1955年(40才)位の頃。

映画は、回想の形で、あれこれの時代に飛んで行くので、少し解りにくい。

若い頃から背中が曲がり始めていたようで、身のこなしは絶えずぎごちない。

また、彼女の行動は常にエキセントリックであり、生活は破天荒である。

私は、エディット・ピアフ(1915-1963)なる人は、名前と「ばら色の人生」や「愛の讃歌」などでしか知らないので、この映画で初めて生活の一部を知った訳だから、この映画が事実であるかどうかも解らない。

公式ホームページは、ここをクリック


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エディット・ピアフのディスコグラフィーは【続き】をお読みください。

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【かぐや】がとらえた地球
今日は、旅行記はお休みとして、「かぐや」が撮影した地球の写真を見て癒されましょう。

PN2007100101000684.jpg


地球を宇宙から見れば、国境なんかないのに、どうしてこんな美しい星【Earth】で、戦争やテロを続けているのでしょうか?
この宇宙船を打ち上げた三菱重工が、軍需産業として兵器を造っていることも何か矛盾を感じてしまいます。

その「かぐや」を打ち上げた 【HⅡA】ロケット

m5540775.jpg


1週間遅れですが、9月26日に私が撮影した「中秋の名月」です。
この月の表も裏も詳細に調べてくるのが、「かぐや」のミッションです。

P9260003S.jpg


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宇宙航空研究開発機構は5日、「かぐや」が月の周回
軌道に入ったと発表した。
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§かぐや
(SELENE)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月周回衛星

宇宙航空研究開発機構が月探索の目的で開発した月周
回衛星の愛称。2007年9月14日にH-IIAロケットを使っ
て種子島宇宙センターから打ち上げられた。

月における元素の分布や磁場を測定したり、月面の詳
細映像を取得したりといった15の観測ミッションが予
定されている。現代の科学では解明されていない月の
起源と進化の謎について手がかりを得るため、各種デー
タを収集する。

JAXAでは、「かぐや」による月探索をアポロ計画以来
最大規模のプロジェクトと位置づけている。

宇宙航空研究開発機構は5日、「かぐや」が月の周回軌
道に入ったと発表した。今後、周回軌道半径を小さく
していきながら、本格的な観測態勢に入る。

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プロローグ
ウィーン一人旅(2004)-第1回
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旅行記は、なお1年遡り2004年4月末へタイムスリップします。

プロローグ

 今年(2004年)のゴールデンウィークは並びがよく、うちの会社でも7連休となった。
 そこで、いつもは自宅などに閉じこもっているところを今年はどこかへ行こうと考えた。
 どうせ行くなら海外にと思って早速インターネットを検索。15年前に行ったパリを検索してみたが、好いコンサートやオペラ公演が見つからない。ホテルと航空券は何とか確保できそうであったが・・・。
他も幾つかあたってみたが、これというものにあたらなかった。

 どこに行こうかと考えているときに、ミュージカル「エリザベート」と「モーツァルト」の舞台のウィーンはどうかと思いついた。
MusicalElisabethS.jpg

  「エリザベート」CDジャケット
  
 まずは、オーストリア政府観光局のホームページ(日本語)にアクセス。ここには、観光情報と伴にオペラなどのイベント情報も豊富に掲載しており、リンクも貼られている。
去年(2003年)のモントリオール旅行の際もカナダ政府観光局の情報は役に立った。
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/

 早速そのリンクからコンサートやオペラを検索したところ、パリとは打って変わって見たい舞台が目白押し。
一日に幾つもの劇場で多くの公演が行われている。
チケットを取りそこなった人のために?商業的(Commercialized)コンサートも幾つも開催されているようである。

 早速、StaatsOper(国立歌劇場)とVolksOperWien のホームページにアクセスしたところ、チケットのインターネット予約フォームを発見。

 空席状態を確認すると主な席はほとんど売り切れており(公演の一週間前くらいであるから当然だが)天井桟敷らしき席だけがどちらもあったので、4月30日にStaatsOperの「愛の妙薬」(ドニゼティ作曲)の席を、5月1日にVolksOperWienの「こうもり」(ヨハン・シュトラウス作曲)の席を予約。それぞれ9ユーロ(1200円位)、6ユーロ(800円位)という安さ。さすがに本場。

     20071003223033.jpg

      「こうもり」(ヨハン・シュトラウス作曲)


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ウィーン一人旅-第1回
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オペラチケットのお値段
ウィーン一人旅(2004)-第2回
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オペラチケットのお値段

 それぞれ9ユーロ(1200円位)、6ユーロ(800円位)という安さ。さすがに本場。(ここまで、前回の記事)

20071004173106.jpg
  (Staatsoper ウィーン国立歌劇場)

 StaatsOperのもっとも高い席は178ユーロ(24,000円位)するが(※1)、それでも日本で最高の席で引越し公演を観れば5万円位はするから、安いといえる。
   (※1)2004年4月のレート。
   逆算すると¥135:€ 1.0。2007年10月の現在は、¥165:€ 1.0 位だから
   この間にユーロ価値は大幅に上昇したといえる。
   ¥165:€ 1.0で計算すれば、この席は、29,500円位となる。

 また、席のグレードも見え具合などによって8段階に分かれており、同じ階の中央ブロックの隣同士でも値段が異なる場合もある。
 最も安いチケットは立ち見席の3.5ユーロ(500円位)であるが、これを最大500枚以上(!?)発券するという。また、売れ残り券があれば、どんなに高い席でも10ユーロで、開演10分くらい前に販売されるという。
 したがって、インターネットでチェックした時、売れ残りがたくさんありそうなら、あえて予約せずに行き、この券を買ったほうが、よほど良い席を安く確保できるかもしれない。

 新演出の「椿姫」(タイトルロールは日本人で、衣装も白いローブという簡素なもの、舞台装置も大掛かりなものは無さそう)は、これに該当したようで、半分くらいが売れ残りであった。
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/index.php

            20071003223041.jpg
            (ベルディ作曲 Traviata「椿姫」新演出)

 また、VolksOperWienの場合もチケットのグレードは9段階に分かれていて、最高65ユーロ(9000円位)から立見席1.5ユーロ(200円)までの広い範囲の価格設定になっている。
 こちらはStaatsOperの4割以下の値段に抑えられているが、グランドオペラは少なく、オペレッタ、バレエなどの演目が中心のようだ。
http://www.volksoper.at/Content.Node2/index.php

20071004173714.jpg
    (Volksoper フォルクス・オーパー)

 また、どちらの劇場も演目によっては、これらの最高価格設定はもっと低くなる。古い演目や再演ものバレエなどは安いようだ。装置の使い回しができたり、簡素だったりするためか?

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ウィーン一人旅-第2回
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インターネットでオペラ・チケットを予約
ウィーン一人旅(2004)-第3回
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 また、どちらの劇場も演目によっては、これらの最高価格設定はもっと低くなる。古い演目や再演ものバレエなどは安いようだ。装置の使い回しができたり、簡素だったりするためか?(ここまで、前回記事)

インターネット予約・オペラチケット

Staatsoperのオペラ予約

20071005161344.jpg
     (Staatsoper;国立歌劇場)
  そういうわけで、インターネット予約をするのだが、このページは英語もない。
 全てドイツ語なので、見よう見まねで一応最後までたどり着き、クレジットカード番号を入力し、予約番号をもらい終了。
 安い席にしたのは、予約がうまくいかなかった時の保険と、もっと良い公演が現地で見つかった場合に、そのチケットを放棄しやすいように。

ウィーン交響楽団のチケット

 第一目の4月29日は、Musikverein で公演があるウィーン交響楽団のチケットをこれもインターネット予約で購入。
 16ユーロ(2,000円位;¥135/€;2004年レート;以下同様)の席。
一般には、最高72ユーロ(1万円位)から8段階くらいに分かれているが、演奏内容によってはもっと高い設定もあるようだ。

 5月のプログラムによればシェーンベルクの「グレの歌」(大規模オーケストラと大合唱つき)は最高100ユーロであった。

 こちらの予約には、1時間ちょっとで、予約確認のメールが返ってきた。
 プログラムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの交響曲第5番という、どちらも有名な作曲家の作品の中では演奏される機会が比較的少ない作品で、見ごたえ(聴き応え)ありそう。

 こちらは日本語ページが結構充実しており、予約も日本語で可能。
小澤征爾さんのおかげか?
20071005161354.jpg
      (Musicverein;ムジークフェライン)
http://www.musikverein.at/startseite.asp


ミュージカル「エリザベート」
続いてミュージカル「エリザベート」のチケットを当たってみたが、4月29日以外は完全に売り切れ。
 29日は、上記のウィーン・フィルのコンサートを優先したいので、しかたなく、現地で30日か1日に立見席に並ぶことにした。
 チケットが取れれば、上記のオペラは放棄。

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めがね
2007年10月5日午後9時から映画「めがね」を見た。
荻上直子監督。

megane3.jpg
      (画像は【大津留公彦のブログ2】より再転載)

ロードムービーではないが、ロードムービーのような雰囲気。
平日の夜でもあり、140席の会場に十数名の入り。

主な出演者は、5人だけ。
小林聡美,もたいもさこ,市川実日子,加瀬亮,光石研。
これに1シーンだけ出る薬師丸ひろ子。
他に、エキストラのみなさん。

メインキャストは、もたいもさこ と 小林聡美。
 ほとんど、この二人のキャラクターで、もっている映画と言える。

極めて静かな映画で、テーマは「たそがれ」だが、今風に言えば「癒し」という意味か?

 何も事件や事故が起こる訳ではなく、観光である島を訪れた小林聡美扮する女性客と、ペンションというか民泊というか、宿泊所の人々の数日間の交流を描いているだけである。

 この女性客は、何を癒しに来たのだろうか?
 
オフィシャルサイトは、ここをクリック

公式ブログは、ここをクリック

初日舞台挨拶の模様(公式ブログ)は、ここをクリック

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航空券とホテル予約
ウィーン一人旅(2004)-第4回
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航空券とホテル予約


 時間的には前後するが、そういうわけで4月22日になって、航空券の予約をインターネットで開始。
 いくつか条件に合いそうなものを引き合いしていたところ、翌日IACEトラベルというところから返事が来て、4月28日発5月3日着なら福岡発着で確保できるとのこと。
 実質現地3日間ではあるが、今回は現地偵察程度に考えてこれで行くことに決定。

 福岡空港から韓国インチョン(仁川) → アムステルダム経由 → ウィーンというルートでトランジットが2回あるが、関空や成田がインチョンと思えばよいことで、28日朝9時出発で7時間の時差を経て当日の午後9時40分ウィーン着ならまずまずの日程。
 インチョン空港までは福岡から約1時間と成田よりはるかに近く、関空と同程度。

 次はホテルだが、これもインターネット検索により探す。
 一泊100ユーロ以下を目指していたが、四星でもこの条件にかなうホテルは沢山ある。
 とりあえず、シェーンブルン宮殿横のホテルをホテルクラブ(hotelclub.com)から予約。2日以内には返事が来るはずが、3日目にアクセスしても問い合わせ中という表示。
 これでは間に合いそうもないので、「inhotels.com」という他のWebページから同じホテルの予約を確認。そうすると「hotelclub.com」より千円以上安く、1時間以内に回答があった。
 結局そのホテルには2泊し、あと2泊は別のもう少し安いホテルに泊まることにした。

4月28日・29日宿泊は、ホテル・ルチア 2泊で110ユーロ
Hotel-Lucia02.jpg
   (こじんまりした新しい綺麗なホテル)
http://www.inthotels.com/lucia/eindex.htm

4月30日・5月1日宿泊は、パークホテル・シェーンブルン 2泊で145ユーロ
20071007114831.jpg
    (フランツ・ヨーゼフⅠ世の離宮だったところ)
http://www.inthotels.com/parkhotelschoenbrunn/eindex.htm

 このように、何でもインターネットで予約ができてしまう便利な世の中になったものだ。

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ウィーン一人旅-第4回
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NHKスペシャル 「日本国憲法 誕生」再放送
 今日(2007年10月7日)午後3時15分から4時半まで、NHK総合TVで
NHKスペシャル 「日本国憲法 誕生」
の再放送がありました。
おそらく再放送は3回目だと思います。

 この課題(日本国憲法は占領軍の一方的押し付けではなかった)に取組むNHKの良心ある労働者魂を感じ取らずにはおれません。
 この番組は最初、2007年4月29日(日)(昭和天皇誕生日という象徴的な日)に放送されました。

 放送後は政財界や右翼から多くの雑音が寄せられたことでしょう。

これを、今日再び「再放送」したのです。勇気にエールを送ります。

 私は、まさに偶然これを見たのです。
実を言うと、見るつもりも無く結局見入ってしまった「鶴瓶の家族に乾杯韓国スペシャル」の再放送を見た後、そのままつけっぱなしにしていたところ、偶然目にした訳です。

 4月放映時に、時事ブログ【JUNSKYblog2007】に掲載した内容を、転載して御紹介します。

******************************
 冒頭、日本国憲法へのGHQマッカーサーの関与を強調する入り方だったので、先日NHK教育TVで放送された「焼け跡から生まれた憲法草案」への政府・反動側の『巻き返し』かと思ったが、番組が進むにつれて、これを否定し、日本人も中心となって構築したものであることを論証して行った。

 番組全体が、「焼け跡から生まれた憲法草案」が提示した『テーゼ』に、「GHQマッカーサーの関与」という『アンチ・テーゼ』を提示し、これをアウフヘーベンするという、従来のやり方(マッカーサー憲法を否定してゆく流れ)とは全く反対の流れの弁証法的展開の仕方で、憲法成立過程を詳しく述べていっているのように思えた。

 (冒頭だけ見た自民党政治家は、安心して寝てしまったかも知れない。)

 この番組も、「焼け跡から生まれた憲法草案」の流れを踏襲しつつ、情報公開された当時の極東委員会の討議内容や、日本の国会の論議過程の資料を駆使し、より詳しく、日本人が積極的に関与していたことをトレースしていた。

 第25条「健康で文化的な最低限の生活」という内容は、GHQ案にも政府案にもなく、唯一「憲法研究会」の「憲法要項草案」にあった内容であり、直前の選挙で議員に当選した「憲法研究会」の一員であった森戸辰男の尽力であることが紹介されていた。

 また、政府案では小学校までとなっていた義務教育を「普通教育」とし、中学校まで拡大したのも、当時の教職員の運動の成果であり、第26条のに活かされたことを紹介されていた。

      Sirota02.jpg
    (当時のベアテ・シロタ・ゴードンさん 22歳)
 ベアテ・シロタ・ゴードンさんの奮闘で作成された女性の権利について、できれば削除したがっていた政府に対し、ケージスが、長時間通訳として頑張り日本側の受けも良かった「ゴードンさんの顔を立てて残してはどうか」とのひと言で、残ることになったというエピソードは感動的であった。
             070429_b.jpg

 それにしても、ゴードンさんは今も矍鑠(かくしゃく)として元気であり、日本語もペラペラという健在ぶりであり驚いた。

 一方で、「焼け跡から生まれた憲法草案」では、あまり詳しく紹介されなかった、極東委員会での論議内容も、当事者の証言を踏まえて紹介していた。
 特に「国務大臣は文民でなければならない」との条項が極東委員会での厳しい論議の結果であることを紹介されていた。

 このように見てくると、各国の利害関係の相克はあったとしても、
日本国憲法は日本の先人の叡智の結晶であると伴に、世界の良識が集結した「世界に誇れる」立派なものである、と確信するものだった。

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焼け跡から生まれた憲法草案
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-1
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「そのとき歴史が動いた 憲法9条 平和への闘争」
ジェームス三木氏講演会「憲法と私」
27ヶ国もある 軍隊のない国
NHK 「戦争と平和 特集番組


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天海祐希が元過激派をクールに熱演
今週公開の 『サウスバウンド』 を、本日(2007/10/08,20:55~)見ました。

森田芳光監督による熱い思いを込めた映画です。

south_600_2.jpg
   (画像は大津留公彦のブログ2より再転載)


 80年代に“過激派でアナーキスト”(と、子どもに教えている)だった夫妻が巻き込まれる
“納得いかないできごと”との闘いを描いています。

公式サイト のリードは、
「この一家、どこにってもかある」

 この夫・上原一郎(豊川悦司)は、今もてらいもなく「ナンセンス!」と言える純真な人。
昔は過激派の指導者として闘争の先頭にたっていたらしい。
売れない作家?が本職らしく、いつも家でぶらぶらしている様子。

 妻の上原さくら(天海祐希;あまみゆうき)も元活動家で、『○○のジャンヌ・ダルク』
と呼ばれていたらしく、過去に何かある模様。
 今は、東京の下町に喫茶店を開き、あまりおいしくないコーヒーを出しているらしい。
週1回?定期的に、営業終了後、朗読会を開催しています。
AmamiYuki01.jpg
   (画像は数年前のTVドラマのもの)
  
前半は東京での息苦しい生活。

 夫妻には、3人の子どもがあり、一番上の姉(洋子)は、既に就職している年齢。
2番目が小学6年生の男子(二郎)。一番下が小学3年生の女子(桃子)。
二郎と同級生達は、中学生らしき不良達からの恐喝や暴力などの問題に直面している。

 社会保険庁の集金のおばさん(吉田日出子)が、滞納している年金保険料を集金に来て、上原一郎とするやり取りが現状を風刺して滑稽。

そういう形で現在の日本の縮図を切り取っている。

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西表島に移住

 後半は打って変わって西表島の自然の中に溶け込んだような穏やかなしかし労働としてはちょっときつい肉体労働の農耕生活。

 土地と廃屋は、旧知の集落の長老の紹介で与えられたところ。
そこで、地に着いた生活を始めたのもつかの間、問題が発生・・・
(これが、この映画の中心部分なので、ぜひ映画館で御確認を!)

 夫妻に同行せざるを得なかった下の二人の子ども達は、島の学校に通うが、結構立派な校舎にもかかわらず、児童は5人。二人の転校で7人になった。
 転校してきた時に生徒5人が歌う「校歌」がとても良い。

 天海祐希も最高に良かった(元タカラジェンヌにつき、かなり贔屓目ではあります)。
「女王の教室」のような濃い役柄ではなく、芯は強いが最初は夫を立てて控え目でいて、いざと言うときにはいつの間にか夫・一郎の横に立っているという、抑えた役柄。
それでも闘う時には、体を張って闘う!

 最後のシーンが、ドラマとしては完結していなくて、なにか続編を感じさせる内容。

「大津留公彦のブログ2」にもレビューあり。
DATA
公開日: 2007/10/06
製作年: 2007
製作国: 日本
上映時間: 114分
配給: 角川映画
キャスト&スタッフ
監督: 森田芳光
原作: 奥田英朗「サウスバウンド」(角川文庫)
脚本: 森田芳光
出演: 豊川悦司 天海祐希 田辺修斗 松本梨菜 北川景子 松山ケンイチ

後半は、西表島が舞台ではあるが、西表島でのロケは殆ど行われていないようで、
今帰仁村を中心とする沖縄本島と本島に近い離島で行われている模様。 ロケ地MAP

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 随分前に子ども達と西表島に遊びに行ったことがありますが、予想に反して大きい島で、サイクリングで回るつもりが、とてもそんな距離ではありませんでした。
 川幅もとても広く、如何にも熱帯雨林でマングローブの森林に囲まれていました。
カヌーでの川遊びなどが行われていました。
 一方では、“最後の秘境”という感じはなく、幅広い舗装道路が整備されていました。
 珊瑚礁の内海では、カラフルな小魚たちが指先まで近づいてくる人懐っこさ。
ちょっと(数十m)沖に出て、珊瑚礁の境目の外側には数十cmから1mを超えるような、こちらはそれほどカラフルではない大型の魚に出会うこともできました。

 海から山奥の滝までさまざまな表情を比較的狭い範囲で共有している不思議な島でした。


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出発(4月28日)
ウィーン一人旅(2004)-第5回
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 荷物は昨日までに軽リュックと手提げカバン二つにまとめた。
これは昨年のGALA社での設計研修のためのモントリオール旅行と同じ格好。ただ、今回はパソコンをもっていかない分軽い。

 朝5時から起き出し、出発の準備。定刻の9時の2時間前には福岡空港に来るようにとのこと。
 6時過ぎ自宅をゼロハン(カブ号)で空港へ。

 空港には7時前に着いたが、7時過ぎになっても、IACEトラベルのカウンターが見つからない。聞いていた緊急携帯に電話すると、 “寝ぼけた声で”「すぐに行かせますから」との頼りない返事。
一時はどうなることかと思ったが、7時15分頃、各カウンターをもう一度注意深く見てゆくと、IACEトラベルの小さなステッカーが他の旅行代理店の、カウンターの上のほうに貼ってあるではないか。

10社くらいのステッカーが貼ってあったので、一人で各社のを引き受けて処理しているらしい。結局そこでは、航空券の束をもらっただけ。
チェックインの開始は8時からだという。これなら、2時間前に来る必要は全くない。

かれこれ空港到着から1時間も待ち、ようやく日本航空のカウンターで手続き、そして手荷物検査。
 定刻の9時ちょっとすぎ、ほぼ予定通りk韓国・インチョン(Inchon)空港に向けて飛び立った。B777。
 連休開始前のためか、空席が目立つ。私のブロックは私だけであった。
 機内では、先日通販で買ったばかりのSANYO製Xactiの取扱説明書を読む。この内容をだいたい摑み終わる頃ソウルに付く。
 インチョン空港上空でしばらく待機していたようで、10時半インチョン空港着。

InchonAirpot01.jpg



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ウィーン一人旅-第5回
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かぐや、子衛星を分離
(写真は共同通信配信)
PN20071009.jpg


かぐや、子衛星を分離 監視カメラの月画像公開
         共同通信   2007年10月9日(火)19:04

 月周回軌道に入った宇宙航空研究開発機構の衛星「かぐや」が9日、月の裏側の重力分布の様子を世界で初めて直接観測するため2基ある子衛星のうちの1基の「リレー衛星」を分離した。同機構が発表。分離後の子衛星とかぐやの状態は正常だという。同時に、アンテナ監視用カメラで撮影した月の画像も公開された。リレー衛星は、重さ約50キロで、かぐやが地球からは見えない月の裏側に入った際に電波を中継する。

かぐや、子衛星を分離 監視カメラの月画像公開(共同通信) - goo ニュース

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「かぐや」月に到着
   - JAXA、月周回軌道への投入に成功
      マイコミジャーナル  2007年10月6日(土)00:00


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、先月14日に打上げた月周回衛星「かぐや(SELENE)」について、月周回軌道への投入に成功したと発表した。JAXAは前日4日に「かぐや」を月周回軌道に投入するための「月周回軌道投入マヌーバ(LOI1)」を実施しており、所定の軌道への投入が確認されたもの。なお、衛星の状態は正常だという。

「マヌーバ(maneuver)」とは、スラスタの噴射により姿勢・位置・速度などを制御することで、「マニューバ」とも表記される。「かぐや」ではこれまで、軌道投入誤差修正マヌーバ(ΔVc1)、軌道投入誤差補正マヌーバ(ΔVa1)、周期調整マヌーバ(ΔVp1)、周期誤差補正マヌーバ(ΔVc2)などが予定どおり実施されている。

01.jpg

今回の月周回軌道投入マヌーバ(LOI1)は、近月点付近で減速することで、「かぐや」を所定の楕円軌道に投入したもの。4日6時20分(日本時間)に実施しており、軌道計算の結果、遠月点高度11,741km、近月点高度101km、周期16時間42分の月周回軌道へ投入されたことが確認できたという。

「かぐや」はこれまでのところ非常に順調で、先月30日には、地球から約11万kmのところで撮影したハイビジョンカメラの映像も受信されている。

今後、段階的に遠月点高度を下げ、楕円軌道を円軌道にしていく必要はあるが、月周回軌道への投入に成功したことで、山場の1つは越えたと言っていいだろう。「かぐや」は今月9日にリレー衛星の分離、12日にVRAD衛星の分離を経て、19日には高度100kmの定常観測軌道に投入される予定だ。

(大塚実)

「かぐや」月に到着 - JAXA、月周回軌道への投入に成功(マイコミジャーナル) - goo ニュース
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Incheon (仁川)でトランジット
ウィーン一人旅(2004)-第6回
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Incheon (仁川)でトランジット

 トランジットは約2時間。
国際線乗り継ぎとしては比較的短いほうと思われる。

 インチョン空港は、福岡空港はもちろん関空や成田と比べてもはるかに広く、発着場も放射状に配置されていて非常に数が多い。
目的のゲートまでたどり着くだけで30分以上かかってしまった。

 こういう大規模ハブ空港が福岡から一時間のところにあるのに、新福岡国際ハブ空港を玄界灘の自然を破壊してでも造ろうという福岡県の政策の誤りを、現状を自らの目で見て改めて確信した。
【注:2003年の福岡県知事選挙では、現職の麻生渡知事が、玄界灘沖に『新福岡空港』を建設する構想を打ち上げ、 「借金残すな!海残せ!」 と訴えた今里滋候補が、短期間にも拘わらず大きな支持を獲得して現職に肉薄した。  その結果、新空港建設話は立ち消えになったが、ここに来て又蒸し返し始めた。】(2007年10月10日追記)

アムステルダムへ
 12時45分発で、ソウル・インチョン空港から、KLM機に乗り換えオランダのアムステルダムへ。
B747-400,26-H席(翼の少し前方なので視界は良好)。
 こちらは、ほぼ満席だが一部空席があり、私の横は運良く空席。その隣はコリアンのツアーコンダクター。
 離陸後1時間後に食事。2時間ほどたった頃、下界をみると砂漠。これが数時間続く。その後1時間か2時間睡眠。目覚めた時には下界は一面氷の世界。シベリア上空か? 
 離陸後6時間後くらいに又食事。ソウル発のこの便にはコリアンが多いためか、食事にはキムチがついてくるので、機内はたちまちキムチの匂いが立ち込めてくる。
 食事後、ウィーンの観光案内に目を通す。その後も一面氷の世界が続いている。

AmsterdamSchipohl.jpg

Schiphol(スキポール)空港着
 16:15頃、アムステルダム・スキポール空港着。時差7時間。
ウィーン行きの出発時間は19:40なので3時間半の乗り継ぎ待ち。
しかし、スキポール空港もヨーロッパの中心的ハブ空港なのでとても大きく、目標のゲートまでたどり着くまでに、結構行ったり来たりして時間を費やす。実質的には搭乗まで3時間もなかった。

 待合席で仮眠。19:35搭乗手続き開始。
B737-300,22-A席。先ほどより前の席のようであるが、翼のずっと後ろで最後尾席から3列目で、B747とB737の大きさの違いを実感。空席が少しあった。
 約45分遅れの20:25(日本時間4月29日、午前3時25分)離陸。スキポール空港到着時の天候は良好であったが、離陸時は雨模様。視界が悪く、すぐに街並みは見えなくなった。
 上空は午後8時半とは思えない明るさ。さすが緯度が高いと昼が長いのである。
 9時ごろ昼と夜の境界を通過。上空でこの境界を越えるのは興味深い。暗い線がだんだん近づいてくる感じだ。


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ウィーン一人旅-第6回
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ウィーン到着
ウィーン一人旅(2004)-第7回
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ウィーン到着

 21:50ウィーン空港に着陸。(夜なので写真なし)
アムステルダムとの時差は無し。

1時間半ということは福岡・東京間くらいの距離感であろう。
こちらでは雨は降っていなかった。

22:00ウィーン(英語ではViennaと表示)に“上陸”。
アムステルダム出発時もウィーン到着時もパスポートチェックなし。
そうか、ここはEU圏内だから同一の国の中と同じ扱いなのだ。
 
 リムジンバスでウィーン西駅(Westbanhof)へ。6ユーロ(800円位)。
 西駅からタクシーでホテル・ルチアへ。メーターでは3ユーロ(1km位か)であったが、運転手が6ユーロというので、深夜でもあり、到着早々揉め事も避けたく、7ユーロ(チップ込み)払い下車。

HotelLucia08.jpg

 Hotel Lucia は、オープン後まだ3年しか経っていない新しいホテルで、キーシステムも最新式。
 室内の調度もすっきりしていて、設備も素敵なものである。
もっとも一泊55ユーロ(7500円位)の部屋なのでバスタブはなく、シャワーのみ。部屋数は45室で適切な規模。
Hotel-Lucia01.jpg


 地下鉄もトラム(路面電車)も5分以内に乗り場があり、そこから市内中心部(Ring;リンクという)まで15分という便利な立地。
 
 なお、この「リンク」というのは環状のトラムが走行する東西約1km・南北も約1kmのエリアのことで、昔 城壁があったところをフランツ・ヨーゼフ皇帝が他の大臣達の反対を押し切って城壁を取り除いた場所だそうである。
 日本で言えば大坂城の外堀の後が道路になっているようなもんですね(外堀はもっと広大ですけど)。昔、路面電車も走っていたし。

 ウィーン中心部の地図をご覧ください。(ちょっとデータが大きいですけど、小さくすると読めないので;今後も地理感覚把握のために要所要所で御覧ください。)
20071012175707.jpg


 今回は短編ですが、お読み疲れのないように、これからは短めで連載します。
 おそらく30回くらいにはなるのでは?と、思います。何しろ7回目でようやく「ウィーン到着」ですからね。

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ウィーン一人旅-第7回
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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

小山実稚恵リサイタル
 今日(2007年10月13日・土)高校時代の同期・同窓会があり、福岡から大阪まで出張っています。
その記事は、ここをクリック して頂くとして、その同窓会前の時間をぬって、
小山実稚恵ピアノ・リサイタルを聴きに行きました。

会場は、大阪城公園に隣接する「いずみホール」(住友生命Ossaka Business Park Bild. 内)。

IzumiHall01.jpg


小山実稚恵さんは、昨年春から年2回、12ヵ年計画で24回のテーマ別リサイタル「ピアノ・ロマンの旅」を計画し、各回ごとに「テーマ」と「テーマカラー」を設定して実行中です。

 今回はその第4回で、テーマは「幻想と現実」。テーマカラーは「濃青紺:意志ある幻想」
コスチュームも青紺系のシックなものでした。

KoyamaMichie01m.jpg
     (画像は東京でのポスター;ファンサイトより借用)

 小山実稚恵さんは、十代で、チャイコフスキー・コンクール3位入賞。続いてショパン・コンクールに4位入賞(1985年;その時優勝したのは、あのスタニスラフ・ブーニン。2位か3位にラフォーレやルイサダと今も活躍中のピアニストたち)したという経歴の持ち主。

Sony Music のホームページは、ここをクリック
Wikipedia は、ここをクリック
ファンサイトは、ここをクリック
「ぴあ」のページは、ここをクリック

       KoyamaMichie02.jpg


演奏された曲目は、
  シューマン:「クライスレリアーナ」(8つの幻想曲)作品16
  バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
  シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 作品19
  ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49
  ラフマニノフ:ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 改訂版(1931)

バッハの半音階的幻想曲とフーガ ニ短調は、その題名通り半音階的な超高速のパッセージが延々と続く超絶技巧の曲。それが、極めて現代的なサウンドで、17世紀の音楽とは全く思えない。
バッハの凄さを知らせてくれる演奏であった。

最後のラフマニノフは、同窓会の時間が迫っていたので、残念ながらパス。アンコールも楽しみだったが断念!

当日券で5000円。

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シルバー・ローズ・クロニクル
今日(2007年10月14日・日)は、正午から梅田芸術劇場・シアタードラマシティで、宝塚歌劇「シルバー・ローズ・クロニクル」を見ました。

SilberRose01.jpg

ヴァンパイア(吸血鬼)と人間の愛がテーマ。
ちょっとエリザベートとダブルところも。
ヴァンパイアの主人公(兄・妹)のまわりには10人くらいの「手下?」が居るところもエリザベートの『黒天使』のパロディか?
それとヴァンパイア達の踊りの振付けにもエリザベートを思わせる振り付けが・・・

主演は、彩吹真央と大月さゆ。脇を凰稀かなめ、
ベテランからは、磯野千尋、美穂圭子、五峰亜季・・・

歌唱力で定評のある私が好きなベテラン・美穂圭子が結構重要な役柄で出番も多かった。
彼女は、立ち姿もキリリとしているし、歌もうまいし、雰囲気も出せるし、雪組にはなくてはならないベテランである。
役柄は、アンチ・エイジングを研究する学者。

筋書きは、宝塚公式ホームページによると・・・
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【続き・read more 】をお読みください。

当日券に2時間前から並びGET!(残席15枚だった) 7000円


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安永徹&市野あゆみ デュオ・コンサート
2007年10月14日(日) 午後3時から
大阪・梅田新道の「ザ・フェニックスホール」
安永徹(vn)市野あゆみ(p)デュオ・コンサートを聴いた。

      theFenixHall01.jpg


演奏者は、
  安永 徹(ヴァイオリン)
  市野あゆみ(ピアノ)

曲目 は、
  シューマン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 ニ短調 作品121
  ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 遺作
  J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第2番 イ長調 BWV1015
  ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ長調 作品100

アンコールにブラームスの歌曲を編曲したものなど2曲。

バッハは、前日の小山実稚恵ピアノ・リサイタルに引続きではあるが、再びバッハの偉大さを知らしめてくれた。

他の曲目も、美しく心を穏やかに癒してくれた。

5時過ぎ終了。

当日券で6000円。

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ウィーン観光開始
ウィーン一人旅(2004)-第8回
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ウィーン観光開始

2004年4月29日 (実質第一日目)

 7:30から朝食可能ということで、早速付属レストランへ。明るい雰囲気の素敵なところ。
パンと各種ハムやチーズ、シリアルなどのバイキング式。
HotelLucia04.jpg


 食事も終わり、ウィーン・カードを購入しようとフロントに行くが誰もいない。呼びかけても応えず。
しばらく待っても誰も来ないので、再びレストランまで行くと担当者がいたので呼び戻し、ようやく、ウィーン・カードを購入。

 このカードは、ウィーン市内の交通機関全てに72時間乗り放題という便利なカードで、さまざまな店舗のクーポン割引券がついている。
 16.9ユーロ(一日あたり750円位;当時)。
 これを持っていれば、自動販売機での面倒な切符購入の手間が省ける。それだけでも値打ちがある。

 8:35最寄りの停留所より、トラム(路面電車)49番に乗車。日本の路面電車と比べて速度が速い。50-60km/h位で走っているのでは?

TrumOld.jpg

 8:50 Karl Renner Ring 駅に到着。
 8:55リンク循環の2番線に乗り換え、市内中心部を車内から観光し、大まかな状況をつかむ。
 9:23一周を終了。30分以内でリンクを一周できるわけだ。

 1989年パリやベルリンに、2003年にはモントリオールに行っているので、古い街並みが残っているのは私にとって、そんなに印象強くはない。
 1989年に欧州旅行の最初にパリの地に足を踏み出したときは、その古い街並みに感嘆し、それでいて内部は最新式に改装しているという新築よりも金のかかる街づくりをしているのに驚いたものだった。

Building.jpg

 ここウィーンでも、そのように古い街並みを残しながら、内装は最新式に改装されているのは同じ。

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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

オペラチケットなど確認
ウィーン一人旅(2004)-第9回
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オペラチケットなど確認

 トラム2番線でリンクを一周して少し乗り越し、オペラ座前で下車。
20071017220713.jpg


 9:30 先日予約したオペラチケットを引き取ろうとオペラ座(StaatsOper)の窓口へ。
 予約番号を打ち出した書類を渡して確認を頼むと、どちらもコンピューターに入っていないとのこと。
 「ここでは解らない」というので、「ここはオペラ座の予約センターでしょ。ここで解らないものがどこで確認できるんですか」と食い下がると、「ここに電話して聞いてください」と電話番号をメモ用紙に書付け渡される。

 電話で確認するなどとても困難な話。目の前に予約番号を見せても解らないものが電話で英語やドイツ語で通じるはずもない。
 やはりドイツ語の予約フォームの最後まで到達していなかったのか?
 しかし、クレジットカード番号まで入力し、予約番号が発行されたのに!? 
 結局この予約は放棄することにし、新たな席を当日券で確保するか、他の演目をあたることにした。

 10:00 オペラ座から地図を確認しながら少し歩いて、ムジークフェライン(Musikverein)に着き、ここでもチケットの確認。こちらは予約確認OK。すぐに発券。 ホール内ガイドツアーは13:30からとのこと。
Musikverein01.jpg


 続いて、アン・デア・ウィーン劇場(Theater an der Wien)を探す。
この劇場では5月2日を千秋楽としてミュージカル「エリザベート」が公演されている。
 カールスプラーツ駅から地図を頼りにそれらしき方向へ歩く。

 途中ゼッシオン(Secession:分離派)の特徴ある建物があり、入場。
 地下展示場にクリムトがベートーヴェンの第9「歓喜に寄す」に触発されて描いたという壁画を見学。
Secession.jpg

 
 そこからまた少し歩き、アン・デア・ウィーン劇場を発見。何か寂れた雰囲気。ガードマンらしき人に「チケット売り場はどこか」と聞くと、ぐるっと回って反対側という。そこは劇場の裏側であった。
 表にまわると賑やかな通りに面した華やかなところであった。この劇場は今ではミュージカルの上演が多いようだが、その昔Mozartが「魔笛」などのオペラを初演した由緒ある劇場である。
TheaterAnDerWien02.jpg

 
「エリザベート」のチケットは、Sold Outだという。1時間前の18:30から立見席を販売するので18:00頃来ると良いとのこと。出直すことに。

 チケット・ゲット作戦は結局『1勝3敗』というわけだ。
 しかし、こうして歩いてそれぞれ10分くらいの位置にStaatsOper, Musikverein, Theater an der Wien と代表的な劇場が集中していて(他にもアカデミー劇場、コンツェルトハウス、ブルグ劇場、フォルクス劇場等など)、ほとんど毎日切れ目なく公演が行われているというのはさすがWienである。

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ベートーヴェンと御対面
ウィーン一人旅(2004)-第10回
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ベートーヴェンと御対面


 アン・デア・ウィーン劇場から、再びゼッシオンの特徴ある建物の横を通り過ぎ、カールスプラッツ駅を通り抜け・・・、歩くことしきり。ベートーヴェン広場を探し、ベートーヴェンと御対面。銅像前はたくさんの地元の人たちで賑わっている。

 観光客はちらほら。その一人にお願いして記念写真を一枚。
20071018233954.jpg

   (この写真の台座の下の方に実は私が写っている・・・)

 そこから、ほど近いウィーン市立公園へ移動の途中クアサロンで写真を撮っていると、Mozart 時代のいでたちの人がクアサロンで毎夜開催されている商業趣味のウィーン・ナショナルオーケストラのチケットを盛んに売り込み。
 先ほど、歌劇場のチケットが取れなかった腹いせもあってか、うっかり翌30日に開催される36ユーロ(5千円位)のチケットを購入してしまう。「エリザベート」はどうする?

 クアサロンに隣接するウィーン市立公園では多くの市民がゆったりとした時間をすごしている。
ヨハン・シュトラウス や
20071018234025.jpg

シューベルト
Schubert01.jpg

などにも御対面。モーツァルトはここにはいらっしゃらない様子。

 トラム1番線でオペラ座方面に移動。
オペラ座前から歩いて再びMusikvereinへ。
途中のカフェでハム・チーズトーストとカフェオーレで昼食(6ユーロ)。
13:15 Musikverein に到着。

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ウィーン一人旅-第10回
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Shall We Dance ?
ミュージカル映画「王様とわたし」の中の有名な一曲
“Shall We Dance ?”でおなじみの女優デボラ・カーさんが亡くなったそうです。

まだ、生きておられたことを存じませんでした。
「王様とわたし」でお相手だった、ユル・ブリンナー氏も既にお亡くなりになっています。

86歳だったとのこと。
ご冥福を祈ります。

そういえば、水泳のオリンピック選手で、最近はバラエティ番組に出ずっぱりだった、木原光知子さんも昨日急逝されたとのこと。59歳の早世です。
木原光知子さんがくも膜下出血で死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

「王様と私」英女優デボラ・カーさん死去
日刊スポーツ 2007年10月19日(金)09:57

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 映画「地上(ここ)より永遠に」「王様と私」などで知られる英国人女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォークで死去した。18日、代理人が明らかにした。86歳。AP通信によると、パーキンソン病を患っていたという。

 カーさんはバレエを学んだ後、41年に映画デビュー。1人3役を演じた「老兵は死なず」で注目され、ハリウッドに招かれた。47年公開の「黒水仙」やクラーク・ゲーブルと共演した「自信売ります」で人気を決定づけた。知的さやバレエで身に付けたエレガントさがスクリーンに映えた。

 「地上より-」のほか「白い砂」「旅路」など6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが、受賞はできず「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれた。94年にアカデミー名誉賞を受賞した。

 パーキンソン病を患ってからは、スイスのマンションなどで療養生活を送っていた。夫で脚本家のピーター・ビアテル氏は、同じ病気と闘う米俳優マイケル・J・フォックスの支援キャンペーンに、援助などの協力を要請したことがあった。

「王様と私」英女優デボラ・カーさん死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

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英女優デボラ・カーさん死去
「王様と私」などの映画主演で知られる英女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォーク州で死去した。86歳だった。写真は映画「地上より永遠に」の1場面から、共演のバート・ランカスターと
【AFP=時事】 (時事通信) 10月19日(金) 9時20分

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「王様と私」の女優デボラ・カー、86歳で死去(ロイター) - goo ニュース

英女優のデボラ・カーさん死去=「王様と私」「地上より永遠に」など(時事通信) - goo ニュース

デボラ・カーさん死去 英国人女優(共同通信) - goo ニュース
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ムジークフェライン・ガイドツアー
ウィーン一人旅-第11回
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ムジークフェライン・ガイドツアー

 ガイドツアーのチケット(4.5ユーロ)を購入。
13:40より案内開始。しかしドイツ語での案内。
参加者の多くが60-70代の年配の方。20名位。
そこそこの場所でドイツ語の説明。これが結構長くて・・・。解るのは数字くらい。
ガイドの男性は気を利かして次の場所への移動中に英語で説明してくれたので、少しはわかった。もっとも、言葉で説明するまでもなく、現物をこの目で見ているのだから問題はない。

 本日のツアーは、この4月(2004年)に大ホールの地下にオープンしたばかりの新しい4つのホールの案内が中心。
 先だってのNHK-FMでも紹介していたので、そういうホールがあることは承知していたが、これをオープンしたその月に見られるとは、またと無い機会。全て小規模のホールである。

【石のホール】
収容人員最大120、ノーマル60。
壁、床など石で内装。壁の石は高さ方向で4段のボーダーとなっており、上に行くほど仕上げを荒くして音響反射の性質を変えているとのこと。
各段の間に吸音部分も適切に配置されており、フラッターエコー(鳴き龍現象)や過度な残響もない。
Musikverein02石のホール


【木のホール】
収容人員最大80。
壁は、ほぼ正方形の木の板(合板ではなく無垢材との話)を少しずつ角度を変えて配置し音響拡散を行っている。(写真は写っていなかった)

【メタルのホール】
収容人員最大120。
壁は鉄板を、その質感はそのままに、表面処理をしたもので、ここでも高さ方向で4段の孔明き板のボーダーとなっており、上に行くほど開孔率を大きくして吸音率が偏らないようにしている。また、その孔明板の背後には布地が張り込んであって結構な吸音効果を持っているようである。この布は昇降(すなわち残響可変)はしないとのこと。
Musikverein03メタルのホール


【ガラスのホール】
このホールが一番大きい。収容人員は聞き逃したが、写真から推測すると500人くらいであろう。
客席は全て昇降ひな壇となっており、当社(私が勤めている会社)のもっとも得意なパターン。
ひな壇を下げるとFlat Floorになるのも当然。
メカニズムについてはガイドさんもご存知ではない様子。雰囲気からするとSPIRALIFTの可能性もあり。
壁面はガラス貼りで2重ガラスの中に金箔(純金だそうな)を仕込んであるので、ホール内は黄金に輝いている感じ。写真ではちょっと雰囲気が伝わらないが・・・。
Musikverein04ガラスのホール


 これで、約45分の見学は終了。

 大ホール【Gross Saal】 と 中ホール【Brahmus Saal】 は、本日のツアーには 入っておらず、明日同時刻からとのこと。ちょっと残念。
明日は国立歌劇場のツアーに参加したいので・・・

下記ホームページから、【Gross Saal】の写真を一枚添付。
それ以外の各ホールは私が撮影。
Musikverein07s.jpg

  http://www.musikverein.at/information/j/indexMenu.html

 Musikverein見学後近くのウィーン市立歴史博物館を見学。ここはカールスプラーツから遺跡が発見されて戦後造られた施設らしい。訪れる人もめったにないのか、受付に誰もおらず、待つことしきり。
 ようやく、発券されて入場。ワンフロアに私だけという状況。監視役の人も手持ち無沙汰気味。写真を撮ろうとすると待ってましたとばかりにNGを言いにきた。というわけで写真はなし。一階は、土器などが並んでいたので先史時代か。中世の武具なども展示されていて、3階ではエリザベート関連の展示がある。

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ウィーン一人旅-第11回
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心 の 力  (こころ の ちから)
沢尻エリカが主演して今話題の「クローズド・ノート」を見た。

Closed Note 03

題名を見て、「リング・ラセン」や「デス・ノート」のような、スリラーものか怪奇ものか学園暴力やイジメものかと思っていたが(勉強不足です!)、全くそういう傾向の映画ではなかった。

ひと言で言えば、静かなそして心温まる、だけどちょっぴりセツナイ映画であった。

数年前、娘と行った京都・南禅寺奥の疎水橋らしき風景も懐かしかった。
言葉は標準語だし、京都ではない風景も織り交じるので、どうやら作者は、特定の街を想定させたくないらしい。
エンドクレジットを見ると、京都・南禅寺と伴に前橋市などもロケ地として出ていたので、南禅寺の疎水橋がロケ地として使われていたことは確かである。

主演は、沢尻エリカというよりは、竹内結子であったと思う。

小学校の先生・真野伊吹として一生懸命子ども達の視線で考えようと奮闘する役柄である。
そのうえ、その学級にはイジメが無い!
あまりにも理想的過ぎるか?  ・・・ こう在りたいという作者の思いであろう。

その先生は、最初に担任する4年生の学級のキャッチフレーズとして「太陽の子」を挙げる。
これが、灰谷健次郎の本の題名であることは、その後すぐに明らかにされる。
「クローズド・ノート」として紹介される伊吹先生の日記は、殆どが小学校での生徒と共に学び成長する日々や不登校になってしまった生徒への対応の悩みなど・・・
中に、隆(たかし)という恋人についてのエピソードも、たまにあるようだ。
この日記の全てを公式サイトで見ることができるようだ。(まだ見ていないけど)
ここから「伊吹先生の日記」をクリック

Closed Note 02

沢尻エリカが扮するのは、時習館教育学部二年生の大学生・堀井香恵。
マンドリン倶楽部所属(しかし、古賀正男の時代ではなく、現代:2007年である)。

あの、問題記者会見での突っ張りキャラとは全く違う、純真無垢な女の子を真剣に演じている。
流す涙も本物だ。

香恵は、学業の合間に手造りの工場の直売店で店頭販売のアルバイトをしている。

ここまでは、ネタバレにはならないと思うので、続けて書くと、堀井香恵が転居してきたボロ・アパートのミラー・ボックスの中にあった前の住人の忘れ物の中に伊吹先生の日記があったのだ。

この日記を読んだ香恵は、次第に伊吹先生と同化して行き・・・

Closed Note 01

(これから先は書きません。)

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映画を見ていて、前から思いのあった「万年筆」を買いたくなった。
パソコンのキーボードで、文字をローマ字読みで入力する習慣が定着してしまい、漢字を書くことを忘れてしまっているので、これを契機にして、是非「万年筆」で文字を書いてみたくなった。
その理由は、映画を御覧あれ!

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監督 行定 勲
脚本 吉田智子 伊藤ちひろ 行定勲
原作 雫井脩介(「クローズド・ノート」角川書店刊)
キャスト 沢尻エリカ、伊勢谷友介、竹内結子、黄川田将也、永作博美、板谷由夏、田中哲司、サエコ、中村嘉葎雄

沢尻エリカの問題「記者会見」についての、私の考えは、「カナダde日本語」にコメントしたので、こちらに転載します。
【続き・Read More】 をお読みください。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 
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CIA誕生と謀略の歴史
 フランシス・コッポラとロバート・デ・ニーロ制作になる、CIA草創期の内幕を描く映画「グッド・シェパード」を見た。 (2007年10月21日 0:15~3:15)
ロバート・デ・ニーロ自身も年配の重要な役柄で出演している。

             Good Shepherd


 予告編では、バックに「カルビナ・ブラーナ」風の音楽(カルビナ・ブラーナにそっくりだが、カルビナ・ブラーナではない)が流れているが、本編ではこの音楽は使われていなかった。
公式ホームページ でも、この「カルビナ・ブラーナのような」音楽が流れている。
 
 主人公は、マッド・デイモン扮する、エドワード・ウィルソン。
1940年頃、CIA草創時にスカウトされて、家族にも仕事内容を秘匿したまま、幹部に上り詰めてゆく様を描く。

 時代は、その1940年代と、「キューバ危機」の1961年頃を交互に描く展開。

 CIAがキューバへの侵攻作戦を実施し、失敗に終わると一部の跳ね上がり分子の仕業にして行く様は、迫真の展開である。ケネディ大統領(当時)が、「この全責任は全て大統領である私にある」と演説している実写シーンが嵌め込まれる。

 このケネディの演説以外でも、第二次世界大戦で破壊された街並みやさまざまな場面で当時の実写を嵌めこんだ映像が使われる。

 ストーリーは公式サイトの【ストーリー】に詳しいが、ほとんどネタバレ的な所まで解説しているので、映画を見る前にここを見るのは避けた方がよいかも・・・
 
【解説】によれば、タイトルの「グッド・シェパード」(Good Shepherd)とは、「私は良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」という新約聖書のキリストの言葉の引用だとのこと。

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ある大統領の「死」
「大統領暗殺」 Death of a President  を見た。

2007年10月21日 午後4時から6時前(2時間弱)

Death of a President


映画は、インタビュー構成として構築されている。

日本の刑事物TVドラマのように自白や回想から事件を再現してゆく手法とはちょっと違う。

 インタビューはインタビューとして独立していて(つまり、そこからドラマには入ってゆかない)、関連する事件の展開を実写を含む映像構成で見せると言う手法である。
 だから日本のTVドラマのようにインタビュー・シーンは最初と最後だけという形ではなく、絶えず(10分おき位?)さまざまな関係者へのインタビュー・シーンに戻ると言う展開である。

 映画の殆どがインタビュー・シーンと言っても過言ではない。
これらインタビューを受けている人々は、実際にその職にあった人たちも含むようである。
 エンドクレジットによれば、証言者: ラリー・スタッフォード 元大統領警護主任は、この映画に出演するために、現職をやめたと言う。  インタビュー

 これらの実在の、そして以前現職であった人々が証言することが、話の展開をリアルにしている。

 監督の3分間ほどのインタビューが公式サイトにUPされているが、それによると「よりリアルな感じで受け止めて欲しかった」と言いつつ、「簡単な編集作業で事実が如何に歪曲できるかを知ってほしかった」とも言う。
 監督はこの映画を通して、911やアフガンやイラクに関するマスメディアの報道が、いかに事実を歪曲したものであるかということを知って欲しかったようだ。

 従って、映画としての“エンターテイメント性”は少なく、“面白味”には欠ける。
私も、睡眠不足ではないはずなのに、何度と無く居眠りしてしまった。

 いわゆる“劇的展開”は、映画が始まって20分くらいで起こる「ブッシュ暗殺」場面だけかもしれない。

 私は、暗殺された日とされている2007年10月19日を“無事に”過ぎた10月21日午後4時から見たので、作り物として見たが、19日以前に見た人々にとっては妙な現実味があったのではないかと思われる。

 ブッシュ大統領や、チェイニー副大統領(ブッシュ暗殺後は、チェイニー大統領)の談話や演説は全て実写を映画の展開に合わせて繋ぎ合わせたもののようだが、少しも違和感が無い。

 犯人として、ムスリム系の若者が冤罪逮捕されるが、そこに至る経過は、ケネディ暗殺時に、キューバ支援活動などをしていたリー・ハーヴァイ・オズワルドが犯人として捕らえられる経過をトレースしているようでもあった。

 ブッシュ暗殺後1年を経ずして「愛国者法」なる、国家権力による盗聴でも何でも可能にする法律が一層強化され、警察国家になってゆく様をエンド・クレジットで表現する。

 ただ、この映画を見ると、アメリカの中でも根強いブッシュ批判というか、映画の中では“憎悪”と表現されていたが、STOPブッシュの運動が街頭でも数万規模のデモとして行われていることが解り、希望を見た。

【公式HP】による解説は【続き(read more)】 をお読みください。


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シュテファン大聖堂とフィガロハウス
ウィーン一人旅-第12回
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シュテファン大聖堂とフィガロハウス

 ウィーン市立歴史博物館を出て、リンクの外周沿いに歩き、
アカデミー劇場、
AkademieTheater01.jpg

コンツェルトハウスの横を通る。
Konzerthaus01_20071024225054.jpg

コンツェルトハウスの壁面には、ここで指揮をとった
   マーラー(Gustav Mahler)と
GustavMahlerレリーフ01

          バーンシュタイン(Leonard Bernstein)のレリーフが飾られていた。
          Barnsteinレリーフ01

 そこを過ぎて、再びベートーヴェンさんの横を抜けて、シュテファン大聖堂の方角を目指す。ちょっと遠回りをしたことになる。
 シュテファン大聖堂の手前で、Franziskaner Kirch(教会)を覗く。

 シュテファン大聖堂(Stephansdom)はウィーン最大の大聖堂(ドーム)とあって、さすがに大きい。すでに午後4時を過ぎていたので本日のガイドツアーは終わっていた。明日出直すこととする。
 ドーム横のオープン・カフェでアインシュペンナー(いわゆるウィンナコーヒー)を飲む(3.1ユーロ)。

 休憩後、ドーム裏手のフィガロハウスを探す。ようやく建物の入り口を見つけたが、そこからモーツァルトを展示している部屋までがちょっと解りにくい。それらしき階段を上がり、それらしきドアを開くと、その部屋はあった(4ユーロ)。
 
 展示品のほとんどがレプリカ(コピー品)ではあるが、
Figaro Haus03

モーツァルト直筆のコピーもあり、それなりに興味深い。モーツァルトの音楽をヘッドフォンで聴けるようになっているところが3ヶ所ほどあり、それぞれ10曲くらいのCDが聴けるが、それを聴いているだけで1-2時間は経ってしまうので、さわりをちょっと聴くだけ。演奏者も明示してある。カールベームとかカラヤンとかフィッシャー・ディスカウとか有名どころ。

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市民庭園でエリザベートと御対面
ウィーン一人旅-第13回
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市民庭園でエリザベートと御対面

 Stephansplatzから、バス1AでSchottentorまで乗り、ブルク劇場(Burgtheater)、
Burgtheater01.jpg

市庁舎、国会議事堂(大改修中)前を通り、市民庭園でエリザベート座像に会う。
Elisabeth座像01

エリザベートの悲劇を知ってか知らずか、数組のAvecが仲睦まじくしていた。

 そこからホーフブルク宮殿(明日ゆっくり見学の予定)の横を通り抜け、隣接する王宮庭園へ。
 この一角でようやくあの有名な、ト音記号の花壇を前庭にしたモーツァルト像に会えた。
Mozart像01

「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」で寅さんや老婦人が座っていたベンチがあるところ。
Mozart像03

 そういえば、ウィーンではどの公園や観光名所にもベンチがたくさん用意されていて、市民や歩き疲れた観光客の絶好の休憩場所となっている。

 ところで、このモーツァルト像のあるエリアはとても小さい。しかし、王宮庭園全体は、はるかに大きく、ちょっと今日は見る時間がない。

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充電式LRT(路面電車)
 昨日のニュースでは、財団法人 【鉄道総合技術研究所】 が、
「急速充電式LRT」 を、開発したという話に注目した。

       oct25_p5a.jpg

 どれ位「急速充電」かというと、停留所に止まる僅か40秒やそこらの充電でで、3km分位の走行可能なほどだという。
 トラム(路面電車)の停留所は普通数百メートル間隔であり、高々1km程度であるから、充分実用的だ。

 この数年、毎年ヨーロッパ旅行をしているが、この間訪れた都市の殆どでLRT(低床式路面電車)が活躍している。多くが最新式の車輌だ。 ウィーンでは古い車輌と新しい車輌が共用されていたが・・・
 ただ、これらの都市では、LRT用の架線が地面からそれほど高くない高さ(3・4m)を縦横に張り巡らされていて、これを「電信柱」や建物の壁から取っているので、景観的にはイマイチである。

ウィーン:トラム旧型
TrumOld_20071026200755.jpg

ウィーン:トラム新型
StrassenBahn New Trum02


ザルツブルグ:トロリーバス (写真なし)

ブダペスト:トラム
MoscowTer02_20071026201108.jpg

プラハ:トラム
トラム01


ヘルシンキ:トラム  (写真なし)
ミュンヘン:トラム  (写真なし)
ベルリン:トラム  (写真なし)


 また、線路は言うまでもないが、この架線の敷設に莫大な設備投資が必要であり、かつ維持管理(電気設備のメンテナンス)にも莫大な費用が掛り、広島や熊本など現在も現役の都市では、その負担に悪戦苦闘しているとの由。

 広島や熊本のように既にあるところでも悩んでいるのに、新規に導入したい都市や大阪や福岡のように過去に廃止した経緯のある都市では、これらの点が導入に二の足を踏む障壁となっていた。

 そういう難題を一挙に解決できる可能性のあるのが、この「急速充電式LRT」である。
 これであれば、架線は不要であり、停留所の数箇所に1ヶ所の割合で、充電設備を設けておけば良い。
 また、その充電設備への電気配線は地中に埋設することができ、由緒ある建造物にアンカーを打って(ウィーンでは、そうなっている)傷付けることもない。

 ザルツブルグのようにトロリーバス的運行を行えば、鉄路を敷設する必要さえないかも知れない。

 路面電車は、高度成長期のアメリカ式 “モータリゼイション” の波に飲まれて、自動車交通の邪魔者として日本全国で廃止されてきたが、空気を汚さないことと省エネ効果が自動車を運行するより遥かに高いという点で、欧州では定番となりつつある。
 
 この 「急速充電式LRT」 の可能性には日本での普及も含めて大いに期待したい。


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電池だけで走行
    「省エネ」路面電車が登場

            読売新聞   2007年10月25日(木)22:29

 車内に搭載した電池だけで走り、停留所に止まった数十秒間に消費分を急速充電できる路面電車を、財団法人鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)が開発した。
              MM20071025223348391M0.jpg

 11月末から、札幌市で性能を確認する実証試験を始める。

 床が低いバリアフリー型の車両で、搭載したリチウム電池をフル充電すれば約15キロ・メートル走れる。減速時には、電車の勢いの7割を電気に戻して電池に蓄える。停留所では、パンタグラフを上げて架線から補い、急速充電する。現在の路面電車に比べて約1割の電力量を節約できるという。来年3月まで行われる実証試験には、ニッケル水素電池で動く川崎重工の車両も参加。よい結果が出れば、省エネ路面電車の実用化が近づく。

電池だけで走行、「省エネ」路面電車が登場(読売新聞) - goo ニュース
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ゲーテ像と“警官”詐欺
ウィーン一人旅-第14回
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ゲーテ像と“警官”詐欺

 Musikvereinに向けて移動中、ゲーテ像にも対面。
Goethe像01

 その銅像の前でポリツァイ(警官)を名乗る二人組み(乃至は三人組)に、
パスポートを見せろなり、
バックを下に置けなり、
財布の中身を見せろなり、
薬物を持っていないか
などという言い掛かりにあった。

 そこで、警官であることのIdentify を求めたところ、身分証明書まがいの物をみせたが、どう見ても警察の身分証明書とは思えない稚拙なものだったので、“I don’t think so”と言って切り抜けた。
 こういう場合は下手なドイツ語を使うより英語で毅然とした姿勢を示す方が良い。
ちなみに、“I don’t think so”は、“Ich denk nicht!”というところか・・・

 それ以上、追ってこなかったが、あやうく下に置いたバックを取られるところであった。
カードや現金、カメラなどいわゆる貴重品は入れていないが、ガイドブックなど 『それ無しには動き回るのに不都合なもの』 が入っていたので、難を逃れたのは幸いであった。

 こういう場合、気が動転したりすると、早く逃げ出したいばかりに、下に置かされたバックを忘れて立ち去ってしまう可能性があり (そこが、彼らの狙い目に違いない!)、注意が必要である。
 幸い、私は忘れなかったが、うっかり忘れ去っていた可能性もあり、後になって冷や汗をかいた。

 なお、タイトルの「ゲーテ像と“警官”詐欺」は、たまたまゲーテ像界隈を縄張りにしているらしい詐欺師の被害に会いかけたということで、ゲーテ先生には何の罪も無く、寧ろ尊敬いたしております。(ハイ!)

 ガイドブックにも、『警官を名乗る詐欺被害が多い』 と警告してあった。

 なお、私が書店で見比べて選んだガイドブックは、
実業之日本社の「わがまま歩き オーストリア ブタペスト プラハ」で、
地図情報が充実していて重宝した。
(宣伝ではありません、参考まで。皆さんのお好みで選択してください。)

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末期癌が解った時どう生きる?
10月27日公開の「象の背中」を、公開日にレイトショーで見た。
24:40~26:45 168席のスクリーンに私と一組のアベックの3名のみ。

main_01m.jpg

公式サイトは、ここをクリック
公式ブログもあります、ここをクリック
 ブログは主としてメイキング情報なので、映画を見た後で読まれるようお勧めします。
映画を見る前に読むと映画が興ざめになるかも知れません。

 テーマは、余命6ヶ月と告知された肺癌患者、まさに働き盛りの中年男性が最期を如何に過ごし、迎えるか、である。

 わたしも映画の主人公と丁度同じ48歳で直腸癌が発見され、幸い第2ステージから第3ステージという段階で、末期ではなかったので、開腹手術を行い、今の所命を取り留めている。

 映画では、役所広司・扮する藤山幸弘氏が、検査で肺癌が発見され、余命6ヶ月と告知される場面から始まる。 聴衆は、最初にこの事実を突きつけられて、藤山と気持ちを共にする(?)形で進行する。

 私の勤める会社の創業者で相談役であるM氏が、先日肝臓癌の長期療養後、僅かな期間のホスピス生活(数週間だけ)で亡くなられたこともあり、他人事ではない。 
この方も、藤山氏同様、ホスピスに入る直前まで出社され精力的に活動していた。

映画における登場人物と配役の位置づけは、ここをクリック
さまざまな映像は、ここをクリック

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公式サイトの解説を引用しても“ネタバレ”にはならないでしょうから、そのまま引用します。

 【日々を忙しく過ごし、生きているという意識さえ忘れてしまいそうな中、今この瞬間を生きていることが最大の幸せで、本当に大切なものが何かを気付かせてくれるのは、どんな時だろう。

誰もが迎える死。人はそれに直面した時、自分の鼓動の意味を知る。そして、あらためて自分の人生を振り返る時となるだろう。残りの人生をどう生き、どう死ぬのか。そして家族は、その決断をどう受け止めるのか。そんな「生と死」、そして家族の絆、夫婦の愛のかたちを真正面からとらえた感動作が誕生した。

原作は、様々な流行を生み出し、時代の寵児と呼ばれてきた秋元康が手掛けた初の長編小説。
 監督は、『g@me』『[Focus]』の井坂聡。大人の上質なエンタテインメントとして、本作品でその手腕を発揮している。
主人公・藤山を演じるのは、『SAYURI』『バベル』で国際的な評価を受けた役所広司。
 末期がんで余命半年と宣告されながらも、最後まで自分の人生を全うしようとする主人公に扮し、迫真の演技を披露している。

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そして妻・美和子には、20年ぶりの映画出演となる今井美樹。
 死に直面した夫の決意に動揺しながらも、彼の全てを受け入れ、支え続けようとする妻役を演じ切る。
 また、息子・俊介役に『パッチギ!』『出口のない海』などで活躍する若手実力派の塩谷瞬、
 娘・はるか役に、今年の高校野球甲子園ポスターのイメージキャラクターを務める話題の新人、南沢奈央が扮するほか、

cast_photo_05_s.jpg

井川遥、
高橋克実、手塚理美、笹野高史、伊武雅刀、岸部一徳ら個性と演技力を兼ね備えた
豪華キャストが集結し、重厚な感動ドラマを紡ぎ出す。

 「今」という時間を生きる喜びと、人を愛することの尊さ――この秋、永遠に心に刻まれる愛の感動作をあなたに贈ります。】

産経新聞社・扶桑社がスポンサーに名を連ねていることを特記しておきます。

同じく、公式サイトの物語紹介は、【続き ...read more 】をどうぞ

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Musikverein(ムジークフェライン)でウィーン交響楽団のコンサート
ウィーン一人旅-第15回
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Musikvereinでウィーン交響楽団のコンサート

 ようやく、開演前15分の19:15、三たびMusikvereinに到着(一日に3回も!効率の悪い回り方!)。

29Apr2004 MV-Outside03


 案内された席は、舞台の上。Amazing! ティンパニの真後ろ。
 これでは時差ボケで居眠りすることもなさそう。
写真撮影にはおおらかな対応。だれも注意しない。
数名のChinese(と、断言するのは言葉から。大陸か台湾かは不明)が入れ替わり立ち代りティンパニ横の椅子に座っては交代で記念写真を撮っていた。
まあ、西洋人でも記念写真はとっていたし、数名の日本人グループも同様ではあったが。

 ところが、そのChinese達、演奏が始まってもビデオ撮影を止めず、ずっと続けている。ビデオクリップではなく、全編通し撮影。ようやるわ。
その上、操作Beep音も消していないのにあわてるでもなく、平然とそのままBeep! Beep! とやっている。
 また、その横のChineseはしばしば大きく姿勢を変えるので椅子や床がキシミ音を発生するわ、平気で鼻をかむわで迷惑千万。
 こちらは気が散って少しも演奏に集中できない。全くマナーをわきまえない物供。
 おそらく団体観光コースにでも入っているのであろう。
もっとも西洋人の中でも椅子をきしませて横柄な姿勢で聞いているものも居るにはいたが。

GS_unten_8.jpg
   (この写真は、ムジークフェラインのホームページより転載)

 いよいよウィーン交響楽団(Wiener Symphoniker)の演奏が始まる。
 曲目は、まず前半【ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番】。おそらくベートーヴェンのピアノ協奏曲の中では最も演奏される機会が少ない曲。5(皇帝) → 3 → 1 → 4 → 2番というところではないか?したがって、私もおそらく初めて聴く感じであった。曲想に覚えがない。

 後半は【ブルックナーの交響曲第5番】で、一時間半近い大曲だけに演奏される機会が少ない交響曲だと思う。通しで聴くのは始めてであった(ハイライトは念のために聞いてはきたが)。ブルックナーの交響曲では7番が最も有名であろう。そして4番「ロマンティック」8番、9番などはよく演奏される。 このブルックナーの交響曲が佳境に入る午後9時頃、ようやく屋外が暗くなってきた。

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ウィーン一人旅-第15回
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