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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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NHKーFM 【バックハウス変奏曲〜第1夜〜】
2019年12月2日(月)

会社からの帰宅時に、いつものようにカーオディオでNHKーFMを
かけて見たら、ちょうどショパンの『仔犬のワルツ』を放送中でした。

処が、この演奏、速いばかりで何の情緒も感じられない演奏。
今時の若手には、こう言うのが多くて辟易。

しかし、演奏が終了してアナウンサーが言った言葉に驚き!
何と、あの20世紀を代表するバックハウスの演奏だとのこと。

【仔犬のワルツ】の前は私の大好きな【幻想即興曲】でしたが
聴きそびれました。 アドリブ満載だったとの解説でした。

やはりバックハウスはベートーヴェン弾きでショパンは性に合っていないのか?

今週は、月曜日から木曜日まで【バックハウス変奏曲】と称して
4つの側面からバックハウスを紹介して行くという番組構成のようです。

【バックハウス変奏曲】
NHK−総合 ー 2019年12月2日(月)


 ▽第1変奏                        
 ▽第1変奏 バックハウスってどんな人?          
                ~鍵盤の獅子王といわれた男~
                           伊藤恵
                          増田良介
                           東涼子
                              
「ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調            
     作品106“ハンマークラヴィーア”から第1楽章  
     (1953年ルートヴィヒスブルクでのライヴ録音)」
                      ベートーベン作曲
                      (11分35秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
      <SWR Classic SWR19057CD>
                              
「ナイラ・ワルツ(1923年のピアノロール)」       
                ドリーブ作曲、ドホナーニ編曲
                       (6分35秒)
    (ピアノロールによる再生)ウィルヘルム・バックハウス
            <コロムビア COCO-75690>
                              
「愛の悲しみ(1926年のピアノロール)」         
             クライスラー作曲、ラフマニノフ編曲
                       (4分09秒)
    (ピアノロールによる再生)ウィルヘルム・バックハウス
            <コロムビア COCO-75690>
                              
「“練習曲集 作品10”から                
   “第1番ハ長調”“第3番ホ長調「別れの曲」”     
       “第5番変ト長調「黒鍵」”(1928年録音)」
                        ショパン作曲
                       (7分58秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
             <東京エムプラス APR6026>
                              
「幻想即興曲(1933年録音)」        ショパン作曲
                       (4分34秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
             <東京エムプラス APR6026>
                              
「小犬のワルツ(1925年録音)」       ショパン作曲
                       (1分35秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
             <東京エムプラス APR6026>
                              
「“ピアノ協奏曲 イ短調 作品16”から          
              “第3楽章”(1933年録音)」
                        グリーグ作曲
                       (9分05秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
        (管弦楽)ニュー・シンフォニー・オーケストラ
                (指揮)ジョン・バルビローリ
                 <CEDAR PL338>
                              
「“フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816”から    
      “アルマンド”“ガヴォット”(1956年録音)」
                         バッハ作曲
                       (3分33秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
          <ポリドール POCL-9557/60>
                              
「“森の風景 作品82”から“森の入口”          
     “なつかしい風景”“予言の鳥”(1955年録音)」
                       シューマン作曲
                       (6分00秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
        <DECCA DECCA433 899-2>
                              
「“ピアノ協奏曲 イ短調 作品54”から          
              “第3楽章”(1960年録音)」
                       シューマン作曲
                      (11分24秒)
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
        (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
                (指揮)ギュンター・ヴァント
           <ポリドール POCL-9553/6>
                              
「☆(オープニングTM(1))               
   ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73“皇帝”から 
                第1楽章(1959年録音)」
                      ベートーベン作曲
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
        (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
        (指揮)ハンス・シュミット・イセルシュテット
            <ポリドール F30L-20140>
                              
「☆(オープニングTM(2))ピアノ・ソナタ第7番     
           二長調 作品10第3 から      
                第3楽章(1963年録音)」
                      ベートーベン作曲
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
            <ポリドール F30L-20131>
                              
「☆(エンディングTM)即興曲 作品142(D935)   
       第3(1956年ニューヨークでのライヴ録音)」
                      シューベルト作曲
            (ピアノ)ウィルヘルム・バックハウス
                 <キング KICC859>
                              



 
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NHKー総合 【パラレル東京】12月2日に実際に震度7 の大地震が首都圏を襲ったと想定したドキュメンタリードラマ
2019年12月4日(水)

一昨日からNHKー総合で放送している連続ドキュメンタリードラマ
【パラレル東京】

ある年の12月2日に首都圏を震度7の直下型地震が起ったとして
被害者数や現場の実況を含めてCGやSFXを多用してリアルに紹介する。

リアルで恐ろしい。

小芝風花が、地震で行方不明になった藤原紀香に代わって
メインキャスターを名乗り出て奮闘する姿を描く。


NHKスペシャル「パラレル東京」
NHK「体感 首都直下地震ウイーク」

https://www.nhk.or.jp/taikan/parallel-tokyo/‬




‪大地震が発生した“東京”で小芝風花がアナウンサーに‬
‪ ドラマ「パラレル東京」 首都直下地震“発災”!‬
‪小芝風花「命を守るための選択肢を増やすことにつながったらうれしいです」 ‬

12/2(月)~5日(木)4夜連続放送 NHK 総合

‪ ‬
‪‬
DAY1 “あなたを襲う震度7の衝撃” ‬
‪NHKスペシャル「パラレル東京」 ‬
‪NHK「体感 首都直下地震ウイーク」 ‬





‪小芝風花、高橋克典ドラマを通して“伝えたい思い”‬
‪ NHKスペシャル 体感 首都直下地震 ‬
‪ドラマ「パラレル東京」‬
‪【会見動画】 出演者の皆さんにドラマにかける思いを聞きました。詳しくは動画で。 ‬
‪#小芝風花 #高橋克典 #伊藤淳史 ‬
‪12/2〜5 4夜連続放送[総合] ‬




小芝風花「台本を読んで恐怖で涙が出る…」‬
‪出演者がドラマへの思いを語る ‬
‪NHKスペシャル 体感 首都直下地震 ドラマ「パラレル東京」‬
‪【会見動画】 出演者の皆さんにドラマにかける思いを聞きました。詳しくは動画で。 #小芝風花 #高橋克典 #伊藤淳史 ‬







 
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劇団四季【カモメに飛ぶことを教えた猫】福岡初演を市民会館で鑑賞
2019年12月7日(土)

今日午後1時から福岡市民会館で公演された劇団四季の
ファミリー・ミュージカル【カモメに飛ぶことを教えた猫】
を観ました。

20191207222910b8f.jpg


劇団四季による新作創作ミュージカル。

久々のオリジナルのファミリー・ミュージカルとのこと。

出演者も全国ツアーを通じて固定的メンバーで行われている模様。

20191207222909498.jpg

【カモメに飛ぶことを教えた猫】と言うか
劇団四季の人気はさすがで、1800席の
9割くらいは売れていて残っていたのは後方の席数列だけ。
やはり親子連れが多いようです。
座席指定なのに列に並んで入場待ちしています。
12時30分に入場が始まりましたが長い列。

主役の猫ゾルバは厂原さんでした。アラジンで主役を演じた方。

以下は、私のレビュー(ネタバレ御注意)


前田更紗さんがヒロインのカモメの子どもだった!

ひよこ🐤シーンは中腰で大変そうだった。
生後60日の早変わりシーンは上手い演出だった。僅か2秒位。

歌もダンスも良かった。
公演後のお見送りで前田さんの前を通ったので「良かったです」
と声を掛けて握手してきました。

オリジナル創作で期待大(!)でしたが裏切りませんでした。
良くできたシナリオとわかりやすい音楽でした(!)
上出来だと思います。

民族ヘイトが蔓延する世の中で観客の子どもたちに、
いたわりと猫類愛を通じて人道主義を感じさせるものです。

飛び始めるときフライングを使うかと思ってたけど
使わない演出だった。
旅公演なので仕込みが難しいかな。

・・・・・・・・・

カモメの卵から孵化するとき暗転と
光の点滅で前田更紗さんになるのだが、
会場から良い意味での笑いと溜息と
子ども達の可愛い😍との声が出てた。

確かに表情も上手くて可愛かった。🐣
そしてヨチヨチ歩きで、前につんのめって
顔からバッタリとコケるのがリアルで
演出的とは思いつつ、
もしかしてリアルでコケたのでは?
と思った。
演出でコケたのなら演技がリアルで上手い。
それから生後60日迄は、ずっと中腰。
腰を痛める姿勢が続いて大変そう。
そこで舞台中央での速攻の早変わり。

黄色いヒヨコ衣装を🐥剥がすだけなのだが
そこは回りとの連携プレーで上手い。
此処でも溜息が聴こえていた。

そこからは前田更紗さんのダンスが入る。

キレの良いダンスだった。

ただ、この公演は拍手する機会が少なく、
緞帳が降りてくる時以外は殆ど拍手無し。

ゾルバは、飛び方を教える方法が解らず
博士に聞いても百科事典に出ていない。
カモメに聞けばどうかと聞いてみれば
飛ぶのが当たり前で教え方は解らないと。
フォルトゥナータに飛ぶことを教えたのは、
ゾルバでも博士でもカモメでも無く、
悪役のマチアスだった。
鳥の親は飛び方を教えない。巣から突き落とすだけ、と。

そしてフォルトゥナータは、ハンブルグの象徴である
塔の上から飛び降りることにする。

その塔の頂上部のセットの狭い床面は結構急な傾斜床(開丁場)
になっていて、しかも舞台床面からは4m?ほどの高さ。
そこで踊りながらポーズを決めるのは結構怖そう。
バランスを崩すとリアルで落ちる。
しかし、怖さを感じさせず演じられてた。

そして、飛び降りる処は観客席と反対側にリアル飛び降りた!
クッションか、お仲間が受けるのか?
其処からフライングでは無い照明効果による飛翔シーンに。
台の上に立っているのは観客席からも判るが
それでも振り付けや爪先立ちなどを上手く使って
飛んでいる雰囲気を作り出していた。

演出も演技も素晴らしい❣️

今後も残って行く作品だと思う。




 
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劇団四季【EVITA】ツアー公演 北九州・熊本では残席があるらしい!
2019年12月10日(火)

劇団四季【EVITA】九州ツアー公演

Siki_News_20191209_EVITA-Top.jpg


12月12日(木)18:30開演(完売とのこと)
 久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて

12月16日(月)18:30開演(残席有り)
 北九州アルモニーサンク ソレイユホール

12月18日(水)13:30開演(残席有り)
 熊本県立劇場 演劇ホール


劇団四季【EVITA】

Siki_News_20191209_EVITA.jpg


【プロモーション・ビデオ】






  こちらは舞台稽古の模様らしいがいつのものかは不明



 
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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

久留米シティプラザで劇団四季「エビータ」を見る!
2019年12月12日

今日、久留米シティプラザで公演された
 劇団四季「エビータ」を見ました!

20191212_EVITA-Kurume-02.jpg


【EVITA】 は比較的歴史の長い演目
作曲:Music: Andrew Lloyd Webber
作詞:Lyrics: Tim Rice
1976年制作

1978年6月に英国で初演されたものに浅利慶太氏が惚れ込み
僅か4年後の1982年3月に劇団四季が日本版新演出で日本初演。

劇団四季では、去年亡くなった創始者の浅利慶太氏の追悼公演として
東京の自由劇場で、今年6月に再演されました。

20191212_EVITA-Kurume-07.jpg

そのあと、全国ツアーに取り組まれています。

九州ツアーも各県を回っていますが、福岡県では久留米と北九州のみで
何故か福岡市では公演されません。
キャナルシティ劇場で「ライオン・キング」がロングランされているからかも。

久留米公演は前売りで全席完売とのこと。
しかし、久留米シティプラザの観客席は欧州のオペラハウス風の馬蹄形
多段バルコニー構造で、サイド・バルコニーと後方の第4層より上は
使われていないようでした。

KurumeCityPlaza_theGrandHall_Auditrium-FrontView.jpg

座席表から計算してみると全体で約1500席の内およそ400席が使用されておらず
約1100席が販売対象だったようでした。
これは、四季専用劇場の客席数とほぼ同じです。

劇団四季・福岡事務所の筑後地域担当の方の話しによると、この会場を
使うのは初めてなので、今回は様子見でサイド・バルコニー席は
使わなかったとのこと。
サイド・バルコニーの各所に座っている人も数人居ましたがモニターの方
かも知れません。

**************

ツアーでは、各地で連日公演される場合も多く、大道具方などの裏方の
人々は、公演終了後ただちに舞台装置を解体し、梱包し搬出し
トラックで移動したあとは、次の公演地で搬入・開梱・設営、試運転と
寝る間もない大変な作業。 舞台照明のシュート調整やカラー調整も
相当の手間の掛かる作業。

ご苦労様です!

本日の公演時間

20191212_EVITA-Kurume-01.jpg

今回のキャスト表

20191212_EVITA-Kurume-06.jpg


なお、演出などについては、こちらに書きましたので省略します。

劇団四季 浅利慶太追悼公演【EVITA】を観る!
 観劇レビュー&旅行記 - 2019年6月16日(日)
 

20191212_EVITA-Kurume-05.jpg

また、ストーリー展開は、こちらに書きましたので省略します。

劇団四季 浅利慶太追悼公演 【EVITA】初日を観る!
 観劇レビュー&旅行記 - 2019年6月18日(火)
 

20191212_EVITA-Kurume-04.jpg

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

博多座市民檜舞台公演【五島崩れ】観て来ました!
2019年12月13日(金)

今日1日だけマチソワで2回博多座で上演された博多座市民檜舞台公演
「五島崩れ」観て来ました!

20191213_Hakataza_GotoKuzure-01.jpg


豊臣秀吉時代以来続いてきたキリシタン弾圧が明治時代にも続き
明治政府は長崎をはじめ各地で調査と弾圧を強行していた事実。

長崎の平戸や島原で多数の処刑者を出した弾圧が五島列島まで迫って来た。

この演目は、五島でのキリシタン弾圧を描くものです。

ここで言う『崩れ』とは「信仰を棄てた」と言う意味ではなく「弾圧」を意味します。

去年潜伏キリスト教徒の歴史的遺産が『世界歴史遺産』に認定された
ことを記念する取り組みとのこと。

正確には【長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産】と言うらしい。

今日の演目の題名は

『五島崩れ』 椿の島のアヴェ・マリア

そして、私をこの舞台に招待(と言っても前売り料金で有料)頂いたたのは玄海椿さん。

椿さんは主役のミツ(春日遥香さん)の母親・ヨモ役。

まさに題名(副題)にある『椿の島』にちなむ配役かも。

20191007_Nagasaki-GotoKuzure.jpg
   左側から2番目が玄海椿さん、その右はヒロインの春日遥香さん
      長崎新聞 - 2019年10月7日付より

演目がキリシタン弾圧と、これに抗して『隠れキリシタン』として信仰を守った
人々の話しなので、面白かったり楽しかったりする明るい内容ではなく、
終始、悲しく暗いストーリー展開でした。

玄海椿さんは、演目の冒頭と終盤に母親として出演される展開でした。

市民檜舞台は例年福岡や周辺で舞台活動している人々が多数出演します。

今回は、特に五島で『オラショ』を保存維持している生月島壱部の
「隠れキリシタン」(禁教が解かれた今も現存される)の4名が
伝統的『オラショ』を披露されていました。
『オラショ』は、織田信長の頃に「ラテン語」で伝わったものを口伝で伝承し
取り分け禁教期は紙に記録して残すこともできず、人々の記憶の中だけで
口伝されて受け継がれてきたもので、今やラテン語とも言い難い『念仏化』
これをラテン語と照合しようとする研究も進んでいるようです。

同じく冒頭と終幕には、福岡市を拠点にルネサンス音楽の合唱の活動している
【コーロ・ピエーノ】と言う合唱団が当時の『讃美歌』のようなコーラスを演奏。

ソロではタキを演じた MOMOHA さんが済んだ清楚な声で美しく上手かった。

演目のエピローグに一抹の清涼剤のごとく、五輪真弓さんが作詞・作曲された
『時の流れに~鳥になれ~』に合わせて、バレエ的ソロ・ダンスが謂わば
悲劇的な演目とは場違いにパフォーマンスされました。

五輪真弓さんは生演奏される予定だったようですが、都合で不可能になり
開演前にメッセージが披露されました。

この場違いにも思える美しいダンス・パフォーマンスは
暗い話だけで終わると観客に重い心だけを残すことになるからでしょうか?

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  写真は西日本新聞WEB記事(2019/12/17)より

しかし、その後のカーテンコールで、そのバレエ的ダンスを踊っていたのは
ヒロイン・ミツを演じていた春日遥香さんであったことが判りました。

*************

さて、演出ですが、これには大いに疑問と云うか問題がありました。

演技の演出の話しでは無く、舞台転換のやり方についてです。

と言うのは、「暗転幕」による転換があまりにも多く辟易さえられたのです。

それも、暗転幕に時代背景や歴史的展開などのクレジットを入れるなら
まだ理解できるし退屈もし難いのですが、そうではなく毎回全く同じ形状の
雲形の照明が当てられてBGMにパイプオルガン的音楽を流すだけ。
それが、1回や2回ではなく、数えてはいませんが、おそらく20回ほども。

おまけに、舞台で展開されるストーリーが平均すると僅か数分で、その都度
暗転幕が降りて、その上降りている時間も数分?もあるので、ウトウトと!

それ故、暗転幕が上がっても舞台に集中できず散漫に・・・

謂わば、テレビの2時間ドラマの後半でCMとドラマがほぼ同じ尺で
頻繁に入れ替わるのと同じような展開。 うるさい限り!

博多座には回り舞台や大迫り・中迫り・小迫りなど数々の舞台機構があるのに
それを使ったのは最後のエピローグでバレエダンサーが出て来る部分だけ。

観る側の退屈を全く考慮していない最悪の舞台転換でした。

それ故、演目としての全体の出来は私的には、よろしくない結果でした。

観客の入りは結構よく7割くらいの入りではなかったでしょうか?

このため、開場前のエントランスホールは満員で熱気ムンムンでした!

     ************

【関連記事】


【劇評】自分を裏切らない、潜伏キリシタンの女性描く 「五島崩れ」
 西日本新聞 - 2019/12/17 17:00/span>
 
20191213_Hakataza-Gotokuzure-01.jpg


禁教下に生きた潜伏キリシタン描く舞台
 「五島崩れ」12月、博多座で 森禮子さんの小説を舞台化

 西日本新聞 - 2019/10/15 6:35
 

 キリシタン禁教・弾圧下、家族愛と自身の思いを貫こうと懸命に生きた長崎県・五島列島の潜伏キリシタン女性の生涯を描いた演劇「五島崩れ―椿の島のアヴェ・マリア」が12月13日、福岡市博多区の博多座で上演される。同市出身の芥川賞作家、森禮子さん(1928~2014)の同名小説を舞台化する。

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を記念し、市民有志が「森禮子さんの小説『五島崩れ』を舞台化する会」(会長=G・W・バークレー西南学院理事長・院長)を結成し、ふくおか県民文化祭福岡県実行委員会、福岡県などと主催。長崎県五島市も共催する。

 物語は、幕末から明治初年にかけて五島列島で数多くのキリシタンたちが拷問に遭い、処刑された「五島崩れ」の史実に基づく。主人公のミツは、同列島・久賀島で生まれ育った潜伏キリシタンの少女。運命の巡り合わせから取締側の福江島の武家に嫁ぐが、家族ら久賀島の人々が狭い牢屋(ろうや)に押し込められ拷問を受けていると知り、帰郷する。
 ミツ役は、福岡市を拠点にバレエをはじめ幅広くダンスに取り組む春日遥香さん。ミツの母親役を玄海椿さんが演じる。舞台で心象を表すコンテンポラリーダンスも披露する春日さんは「弾圧下、ミツは自分の気持ちに素直に生きて、家族愛に従って行動する。すてきなミツの生き方を全身で表現したい」と語る。
 出演者約50人は9日、福岡市中央区の中央市民センターで初顔合わせ、台本読みに取り組んだ。
 生月島(長崎県平戸市)の人たちによるかくれキリシタンの祈り「唄オラショ」の実演を織り込み、父親が久賀島出身のシンガー・ソングライター、五輪真弓さんが歌や語りで協力する予定。西南学院音楽主事の安積道也さん指揮で、福岡市の混声合唱団「コーロ・ピエーノ」がグレゴリオ聖歌を合唱し舞台を盛り上げる。
 森さんは小説のあとがきで「信仰と人間性、個人と共同体、権力と自由など、現代においても人間が生きていく上での重大な問題をそのまま抱合しています」と書いている。
 舞台化する会・実行委員長の横尾和彦さんは「民族、宗教、貧富の格差などさまざまなかたちで人々が分断され、他者を思いやる心を見失いつつある現代社会とも重なる物語。時流に流されない生き方の尊さが伝わる。舞台を通じ、社会のありようや将来を考えるきっかけにしていただければ」と話している。
 公演は昼夜2回。全席指定。前売りS席6500円、A席5500円、B席3500円(当日いずれも500円増し)。ローソンチケットで販売中。問い合わせは舞台化する会=092(752)8880。(吉田昭一郎)



「五島崩れ」12月博多座上演 弾圧下 女性信者の生涯
 潜伏キリシタン舞台化 故森禮子さんの小説

長崎新聞 - 2019/10/7

 幕末維新期に五島列島で吹き荒れたキリシタン弾圧の中、愛と自由を求めひたむきに生きた女性信者の生涯や潜伏キリシタンたちを描いた舞台劇「五島崩れ 椿の島のアヴェ・マリア」が12月13日、福岡市博多区の博多座で上演される。
 福岡市出身の作家、故森禮子さんが史実に基づいて著した小説「五島崩れ」を舞台化する。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を記念し、市民有志でつくる「森禮子さんの小説『五島崩れ』を舞台化する会」が企画した。会の発起人には、カトリック長崎大司教区の高見三明大司教らカトリック関係者、福岡県在住の五島列島出身者なども名を連ねている。公演は舞台化する会などが主催し、五島市が共催する。長崎新聞社など後援。
 物語は、久賀島で生まれ育った潜伏キリシタンの娘ミツを主人公に展開する。主人公を演じるのは福岡を拠点とするバレリーナ、春日遥香さん。春日さんは本格的な芝居は今回が初めてといい、「弾圧の中にあってミツが自分の心に素直に生きていく姿に魅了された。精いっぱい演じたい」と話した。9月中旬には春日さんら出演者と制作スタッフが久賀島や福江島などを訪れ、島民に話を聞くなどして当時に思いをはせた。
 劇中では、平戸市生月島のかくれキリシタンの人たちが「唄オラショ」を実演し、父親が久賀島出身のシンガー・ソングライター、五輪真弓さんも出演する。
 公演は昼と夜の2回。前売りはA席5500円、B席3500円(当日は各500円増)。ローソンチケットで取り扱う。S席は昼夜ともほぼ完売。問い合わせや、5人以上の団体割り引きの申し込みは「舞台化する会」(電092.752.8880)へ。
 また、絶版となっていた森禮子著「五島崩れ」は、里文出版(東京)から今月復刊される。

 

舞台劇「五島崩れ〜椿の島のアヴェ・マリア〜」
 五島市福岡事務所ブログ -  2019-10-24 16:17
 

 
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周防正行監督の行き着いたコメディ映画【カツベン】を見る!
2019年12月14日(土)

今週公開の周防正行監督の映画【カツベン】を今日(12/14)見ました!

周防正行監督渾身のと云うか、行き着いた先のコメディ映画でした。

Katsuben-Top.jpg


主役のカツベンの弁士を目指す青年・染谷俊太郎に成田凌さん
その幼馴染で恋人になるヒロイン・栗原梅子に黒島結菜さん

先日のテレビ番組『A-Studio』の話しの中では、黒島結菜さん
に面接した周防正行監督が「自信満々ではなく不安げな」様子を
見て、ヒロインの雰囲気にピッタリだと大勢の中から選んだとのこと。

そう言えば、梅子の子ども時代を演じた子役の女の子が上手かった。
公式サイトのキャストページにも名前が出ていない。

 「Shall we ダンス?」などでも御常連の竹中直人、渡辺えりさん等が
脇を固めています。

大正期の『金色夜叉』や海外のサイレント映画も、この映画用に改めて
リメイクされているようで、『金色夜叉』では上白石萌音さんがお宮を
演じているようでした。
また、海外映画編では、朝ドラ『まっさん』でブレイクした
シャーロット・ケイト・フォックスさんが出演しているように見えました。
他の題名不明の日本映画には、ヒロインの黒島結菜さんが出演。
さらに、周防監督の妻・草刈民代さんも洋画風の場面で出ていました。
もちろん、全てが白黒映画です。

映画後半は、バスターキートン風?のドタバタ喜劇に突入!

おそらく、古くからの映画のオマージュだと思われるので、通の方には
どの映画からのパロディか判ったことでしょう。
私には、一つも判りませんでしたが・・・

当時の無声映画には楽団と弁士(状況によっては男女複数)が付く
豪華版だったことが判ります。

また、映写技師は手動で1時間も2時間もフィルムリールを回しており
弁士の語るテンポに合わせてフィルムの送り速度を変えていたことも
この映画を見て初めて知りました。

中々興味深い映画でした。




映画【カツベン】 公式サイト 

Movie Walker による作品紹介 

 「Shall we ダンス?」の周防正行監督が、無声映画上映時に作品の内容を解説する活動弁士を取り上げた青春喜劇。一流の活動弁士を目指す俊太郎は、隣町のライバル館に客も人材も取られ人使いの荒い館主夫婦ら曲者ばかりが残った映画館・青木館に流れ着く。主人公の俊太郎を「愛がなんだ」の成田凌が演じる。作中には、「椿姫」(1921)を再現した「椿姫」や1932年版を参考に制作した「金色夜叉」などの元のある再現作品や、「南方のロマンス」などといった本作オリジナルの無声映画が登場する。第32回東京国際映画祭特別招待GALAスクリーニング作品。


******************
作品データ
 製作年  : 2019年
 製作国  : 日本
 配 給  : 東映
 上映時間  : 127分
******************

【映画のストーリー】 結末の記載を含むものもあります。
 一流の活動弁士になることを目指す俊太郎(成田凌)は、隣町のライバル映画館に客も人材も取られて閑古鳥の鳴く映画館・青木館に流れ着く。人使いの荒い館主夫婦、傲慢で自信過剰な弁士、酔っぱらってばかりの弁士、気難しい職人気質な映写技師といった曲者ばかりが残った青木館で、雑用ばかり任される俊太郎。そんな彼の前に、大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察、そして幼なじみの初恋相手が現れ……。

【キャスト・スタッフ】

 役  名 : 配 役
染谷俊太郎  : 成田凌
栗原梅子  : 黒島結菜

青木富夫  : 竹中直人
青木豊子  : 渡辺えり
茂木貴之  : 高良健吾

永尾虎夫  : 音尾琢真
橘重蔵  : 小日向文世
橘琴江  : 井上真央
山岡秋声  : 永瀬正敏
木村忠義  : 竹野内豊

監  督  : 周防正行
製  作  : 亀山慶二 、 間宮登良松 、 木下直哉 、 藤田浩幸 、
           村松秀信 、 小形雄二 、 水野道訓 、 宮崎伸夫
プロデューサー  : 天野和人 、 土本貴生
アソシエイト・プロデューサー  : 堀川慎太郎 、 八木征志
活動弁士監修  : 沢登翠
脚  本  : 片島章三
企  画  : 桝井省志
撮  影  : 藤澤順一
音  楽  : 周防義和



『カツベン!』成田凌&黒島結菜&周防正行監督に聞く撮影秘話!
“高良健吾タンコブ事件”の真相とは?

 Movie Walker 2019/12/11(水) 17:30配信
 



 
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劇団四季「エビータ」 今日は北九州ソレイユホールで
2019年12月16日(月)

劇団四季「エビータ」今日は北九州
アルモニーサンクのソレイユホールにて


18時30分開演
20時50分終演

千早に車を置き、小倉迄JRで往復(区間快速1時間15分:1130円)

エビータ・鳥原ゆきみさんが最終盤で歌う 死を目前にした『お別れの歌』は
何度聴いてもセツナク感動的。 本人も泣いているよう。
(久留米でオペラグラスを使って観た時は本当に涙を流しておられました)

公演後の面会では主役級3人(佐野正幸、芝清道、鳥原ゆきみ)が出てこられ
御挨拶できました。(写真無し)

帰り着いたら、11時を過ぎていました。

20191216_EVITA_Soleil Hall-06
   Harmony Cinq Soleil Hall  入り口エントランス

20191216_EVITA_Soleil Hall-05
  エントランス・ホール 長い階段と面積の広いシャンデリアが特徴

20191216_EVITA_Soleil Hall-02
     1階 客席配置(今日は下手前方 D-11席でした)

20191216_EVITA_Soleil Hall-01
    オープン時に市民や企業の寄付で建造されたパイプオルガン

20191216_EVITA_Soleil Hall-04
    福岡公演のポスター(同じものですが、このホールで撮影)

20191216_EVITA_Soleil Hall-03
      本日のキャスト表

なお、演出などについては、こちらに書きましたので省略します。

劇団四季 浅利慶太追悼公演【EVITA】を観る!
 観劇レビュー&旅行記 - 2019年6月16日(日)
 


また、ストーリー展開は、こちらに書きましたので省略します。

劇団四季 浅利慶太追悼公演 【EVITA】初日を観る!
 観劇レビュー&旅行記 - 2019年6月18日(火)
 



 



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NHK朝ドラ【スカーレット】三女・川原百合子役は福田麻由子さん!
2019年12月20日(金)

 NHK朝ドラ【スカーレット】で三女・川原百合子役で幼さの御中に
存在感を示している女優に注目しています。

 どこかで見たことがあるのだが・・・ と思って配役を見てみたら
福田麻由子さんであることが判りました!

 福田麻由子さんと云うと、一世を風靡した天海祐希が『鬼小学教師』を
演じていた【女王の教室で】ヒロイン少女・志田未来さんを脇で支える
重要な役をクールに演じていた小学生でした!(14年前の2005年!)

 その後も、多くのドラマや映画に出演されています。

 私的には久々のテレビ画面での再会でした!

 現在25歳とのこと。 スカーレットでは15歳くらいに見えますが(笑)
 今後の活躍を期待しています!!!

福田麻由子さんの Twitter @fukudama1994 

福田麻由子
@fukudama1994
2019年12月28日

スカーレット
年内の放送は今日で最後でした!観てくださっている方々、ありがとうございます。

百合子として、スカーレットの世界にいられること、毎日幸せです。愛おしい気持ちがどんどん膨らんでいく。

来年の放送も楽しみにしていてください!


FukudaMayuko_OfficialTwitterImage.jpg


NHK公式サイトより配役相関図(画像をクリックで拡大) 
Scarlet_character_chart_w08.png

**************

以下、当ブログで 福田麻由子さんを紹介した記事

「演歌の女王」終了
 観劇レビュー&旅行記 - 2007/03/18 22:42
 
fukuda_Mayuko00_20191229012037274.jpg
     (この時11歳前後)

福田麻由子は凄く魅力的! 【Little DJ】
 観劇レビュー&旅行記 - 2007/12/18 23:52

FukudaMayuko03_20191229012039fab.jpg
     (この時12歳前後)


福田麻由子さんが出る映画 【犬と私の10の約束 】
 観劇レビュー&旅行記 - 2008/03/26 00:32
  
FukudaMayuko_20191229012036fd5.jpg
     (この時13歳前後)


「環境保護団体・Blue Sea」 は テロリスト!
 映画 「L Change the World」に福田麻由子さん出演

 観劇レビュー&旅行記 - 2008/03/30 23:35
  


映画 【ヘブンズ・ドア】
 観劇レビュー&旅行記 - 2009/02/17 17:59
  
h-door006Harumi_20191229012034131.jpg
     (この時14歳前後)

     *****************

スカーレットでの福田麻由子さんを紹介したニュース記事
『スカーレット』福田麻由子、子役時代とは真逆の妹キャラに
 今後の百合子の選択が大きな見せ場?

 Real Sound - 2019年11月28日
 
20191128_Scarlet_MukudaMayuko.jpg
     (この時25歳前後;結構詳しく紹介されてます)

【スカーレット】ヒロインの妹(三女)川原百合子 元子役の女優・福田麻由子
 ロケTV - 2019年11月  
 

【スカーレット】福田麻由子、ヒロインの妹役で朝ドラ初出演
 ORICON NEWS Drama & Movie - 2019-11-27 08:15
 


福田麻由子 Wikipedia 

福田 麻由子
生年月日 : 1994年8月4日(25歳)
出生地 : 日本 東京都
身長 : 161 cm
血液型 : B型
職業 : 女優
ジャンル : テレビドラマ・映画・舞台など
活動期間 : 1998年 -
活動内容 : 2000年・ドラマデビュー,2004年・映画デビュー
事務所 : フラーム
桜美林高等学校、立教大学文学部卒業






 
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開店休業中の【JUNSKY blog 2015】(goo) が閲覧数1千万超達成!
2019年12月21日(日)

当ブログの元になった開店休業中の 【JUNSKY blog 2015】

2015年に1月末に開店休業してからも数多くの御訪問者を得て

おそらく数日前に閲覧数1千万(10,000,000)を超えました!

訪問数も間もなく250万を超えそうです!


今現在の閲覧数は以下の通り!
2019-12-22 15:53:27

トータル閲覧数 (PV): 10,003,045

トータル訪問者数(IP) :  2,481,056 

 休業中にも拘わらず御訪問ありがとうございます。


************

開店休業にした2015年1月31日時点では以下のようでした。

2015年1月30日

トータル閲覧数 (PV): 7,248,129
トータル訪問者数(IP) : 1,856,091 


日付 閲覧数  訪問者数   ランキング
2015.01.30(金) 4,336 PV 467 IP 928 位 /
2,123,620ブログ


日付 閲覧数  訪問者数   ランキング
2015.01.18 ~ 2015.01.24 18,499 PV 3,476 IP 874 位 / 2,121,817ブログ




 



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男はつらいよ 50 【お帰り 寅さん】を早速見ました!
2019年12月28日(土)

 きのう公開が始まったばかりの山田洋次監督のライフワーク
男はつらいよ 50 【お帰り 寅さん】を早速見ました!

 トリアス久山ユナイテッドシネマで。 きょう2回目朝11時過ぎの上映。

Okaeri-Torasan_Poster-01.jpg

 今回の【お帰り 寅さん】は『寅さん』シリーズが映画化されてから50周年で
1995年の阪神大震災後の最後の作(1997年公開)から22年目とのことです。

 上映が開始されたばかりなので、何を書いてもネタバレになりますが
少しばかり背景と感想を!

 最初は、法事で関係者全員が勢揃いする場面。
諏訪満男(吉岡秀隆さん)の病死した妻の6回忌法要。
やはり全員集合させるのはドラマでも現実でも法事ですね。
山田洋次監督は、あえてそういう設定で全員集めたのでしょう。


 今回のメイン・ヒロインは、永遠の美少女・後藤久美子さん。
前回出演から二十数年経過しているものと思います。

 欧州生活が長いのですが、役柄上も国連UNHCR職員として
欧州で居住し海外で活躍する役で、冒頭から英語とフランス語で
流暢にすらすらと話されます。
 一方で久しぶりの女優業と云うことで台詞にはちょっと不自然さも(笑)

 最初の出演場面は、UNHCR職員としてシンポジウムの解説者として
登場するのですが、いきなりではなく、映画としては急に別の映画に
変わった?と思うような展開。
 コメディから急にシリアスな難民問題の状況を映像とともに解説する
場面に代わります。 そして観客が何事が起った?と思い始める頃
外国人女性が説明するシンポジウムの場面となり、薄暗い脇の方で
通訳をしながら解説する日本人らしき女性の姿が・・・
 そして、やがてカメラはその女性の方に焦点が合い、及川泉=
後藤久美子さんだと判る仕掛け。

 この難民問題はおそらく山田洋次さんの訴えたいことでもあったらしく
結構長い尺で詳しく紹介されていました。
 国連UNHCRとは、故・緒方貞子さんが事務総長をやって来られた
日本にも縁の深い機関ですが、日本の難民受け入れは先進国最低!

 及川泉は、日本での滞在期間は僅か3日間なのですが、子どもの為に
大きな書店で絵本や童話などを購入し、レジで支払うときに諏訪満男=
吉岡秀隆さんの書籍のサインセールのポスターを見付け早速列に並び。

 その後は、数十年ぶりのデートとなり、父母(前田吟・倍賞千恵子)の
実家を訪ねて夕食を取る状況に。

20191226ds11_p.jpg

 それぞれが妻子有りながら、若き日の残り火が燃える展開・・・

 最後の方で、及川泉が諏訪満男に口付けするシーンにはドッキリ!

20191226-02M.jpg
  この写真は Movie Walker の取材で対談した際の Two Shot!

 及川泉が次の海外の旅先に飛び立ったあと、編集者から依頼されていた
書き下ろしのエッセイをパソコンで書き始める処で、寅さんが出会った
女性たち(歴代のヒロイン)を諏訪満男が想い出す形で次々と数秒ずつ
現れます。 デジタルリマスターでしょうか映像もヒロインも綺麗でした。

 全編を通じて何度も回想シーンがあり(そうでなければ渥美清さんが
登場できないので)倍賞千恵子さんの童顔の可愛い処から女性に成り
中年になりと云う変遷をみることができます。
 同様に後藤久美子さんの若き日の姿も。
 もちろん、それぞれの常連配役のみなさんもですが・・・

 歴代ヒロインには、八千草薫さんのように今年亡くなった方や故人、
引退された方々が居る一方で。 
テレビドラマ【やすらぎの刻~道~】に現在出演中の浅丘ルリ子さんや
加賀まりこさんなど現役バリバリの方々も・・・ 
吉永小百合さんや栗原小巻さんも!

 次々に出て来る歴代ヒロインの名前を殆ど言えた(声は出していませんが)
のには我ながら驚き(笑)、数名は見覚えの無い方でした (-_-;)

 観客は50人ほど。 有名な演目にしては空席が目立ちました。


   映画公式サイト 


     予告編を見る [c] 2019松竹株式会社

   Movie Walker による作品紹介 

 山田洋次監督による国民的人気映画シリーズ「男はつらいよ」の、22年ぶりの新作にして通算50作目。葛飾柴又を舞台に、心温まるストーリーが描かれる。
4Kデジタル修復されて甦る寅さん役の渥美清をはじめ、倍賞千恵子、吉岡秀隆、前田吟らおなじみの面々が再結集。
さらに、後藤久美子が久々の女優業にカムバックを果たす。
オープニング主題歌「男はつらいよ」を歌うのは桑田佳祐。

*************
作品データ
 製作年 : 2019年
 製作国 : 日本
 配 給 : 松竹
 上映時間 : 115分
*************

【映画のストーリー】 結末の記載を含むものもあります。
 小説家になる夢が叶った満男は、亡くなった妻の七回忌の法要で久しぶりに葛飾にある実家を訪れる。
 親戚がかつて営んでいた団子屋「くるまや」はカフェに生まれ変わっていたが、家族や親戚は昔と変わらず、満男は法事のあと、彼らとの会話に花を咲かせるなかで伯父・寅次郎との日々を思い出す。
 そんなある日、書店で新作のサイン会を行う満男の前に、初恋の相手イズミが姿を現す。

【キャスト・スタッフ】
 役 名 : 配 役
車寅次郎 : 渥美清
諏訪さくら : 倍賞千恵子
諏訪博 : 前田吟
諏訪満男 : 吉岡秀隆
イズミ・ブルーナ(及川泉) : 後藤久美子
原礼子 : 夏木マリ
リリー : 浅丘ルリ子
高野節子 : 池脇千鶴
諏訪ユリ : 桜田ひより
朱美 : 美保純
源公 : 佐藤蛾次郎
三平 : 北山雅康
御前様 : 笹野高史
山中 : 出川哲朗
飯田 : 竹山隆範
書店の客 : 濱田マリ
ケアセンターの職員 : 林家たま平
及川一男 : 橋爪功
窪田 : 小林稔侍
噺家 : 立川志らく
ジャズ喫茶店長 : 松野太紀
オープニング・テーマ熱唱 : 桑田佳祐

監  督  : 山田洋次
プロデューサー  : 深澤宏
原  作  : 山田洋次
脚  本  : 山田洋次 、 朝原雄三
撮  影  : 近森眞史
音  楽  : 山本直純 、 山本純ノ介
オープニング主題歌  : 桑田佳祐
主題歌  : 渥美清
美  術  : 倉田智子 、 吉澤祥子
編  集  : 石井巌 、 石島一秀
録  音  : 岸田和美
照  明  : 土山正人
美術監修  : 出川三男


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吉岡秀隆「渥美清さんを忘れた日は、1日もない」
後藤久美子と語り合う“寅さんへの思慕”

 Movier Walker - 2019年12月28日 14:00
 

『男はつらいよ』50作目完成に“さくら”倍賞千恵子が涙!
吉岡秀隆が「お母さん、大丈夫ですよ」

 Movier Walker - 2019年12月26日 20:14
 

男はつらいよ お帰り 寅さん
 映画.comによる作品紹介
 

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。
1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作された。
倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くなった渥美清も出演。
さらに、歴代マドンナからは後藤久美子、浅丘ルリ子と「男はつらいよ」でおなじみのキャストが顔をそろえる。

柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わっていた。その裏手にある住居では車寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。
サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿があった。
イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店だった。

2019年製作/116分/G/日本
配給:松竹



山田洋次監督、「男はつらいよ」
第50作で渥美清さんの「彼にしかない独特の魅力」再認識

  映画.com - 2019年8月27日 22:40
 

「男はつらいよ50」 山田洋次監督22年ぶり新作
 東京新聞 - 2019年12月26日 朝刊
 

 渥美清の死去により四十九作品で途絶えたはずの名作シリーズが、帰ってくる。第一作からちょうど五十年の節目、「男はつらいよ50 お帰り 寅(とら)さん」が二十七日に公開される。山田洋次監督はシリーズなじみの面々が年を重ねた今を描いた。時代は大きく変化したが、昔のまま変わらない“フーテンの寅”との再会の時を経て、胸に去来した思いとは。 (古谷祥子)

 風来坊の車寅次郎が、旅先で出会ったマドンナに恋をしては振られる。ふらりと帰る故郷の東京・柴又には、妹さくら(倍賞千恵子)やおいの満男(吉岡秀隆)らがいる。

 二十二年ぶりの新作は、現在と過去の映像が交錯する。編集中に「七十五歳の倍賞さんが一気に二十五歳になる。人間がどう成長し老いるか。それぞれの俳優のドキュメンタリーを撮っているような気持ちになった。五十年の年月が映っている」と感慨を味わった。

 八十三時間を超える過去の映像から、どの場面を用いて現代の物語につなげるか。身近なスタッフは、当初苦心していた監督が、ある時から視界が開けた様子を感じ取っていた。「主軸は満男だと決めた時かな。四十九作までは、イズミ(後藤久美子)と結ばれる流れだったけど、夫婦間の問題は面倒くさくて、楽しくない。じゃあ結婚していなかったとすると、ドキドキするラブロマンスになると」

 一九七五年公開の第十五作「寅次郎相合い傘」、シリーズ屈指の名場面に、喜劇芝居の鉄則を思い返した。「おかしいせりふをおかしいようにしゃべるほど、愚かしいことはない」。さくらたちがこっそりメロンを食べているところに、寅さんが帰宅して起きる一悶着(ひともんちゃく)。当時の撮影を「渥美さんは面白がって演じていたけど、なかなかうまくいかなくてね。寅の悲しみをとらえてもらおうと話したら、ピシッと決まった。僕がどれだけうれしかったか」と目を細めた。「あんなに頭のいい人に会ったことはない。渥美さんの中に寅さんがいると感じた」

 「五十年前の日本は元気で、寅のような人間を許してくれた。今は寛容さが欠けている時代じゃないか」と憂う現代に届ける。スクリーンの中で幻想のように輝く寅さんは、悩める満男の背中を押し、人々の心に色あせない名言を刻む。





 


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NHK大河ドラマ【いだてん】総集編・後編をなにげに流し見!
2019年12月30日(月)

 今日の午後、自宅の掃除をしながらNHK-TVを流していたら
【いだてん】総集編をやっていた。
どうやらその後編(1964年東京オリンピックに向かうストーリー)
ただ、その中でと云うか始めの方で、戦前の東京オリンピック
と、その前に開催されたベルリン・オリンピックの状況を描く。

 ベルリン・オリンピックはナチスドイツを世界中に認めさせる為の
プロパガンダであったことが描かれ、オリンピック期間中は
ユダヤ人に対する『融和姿勢』を強調していた。

 ドラマに出て来たユダヤ人要員は、オリンピック終了後
『自殺』したことになっていた。

 このベルリンオリンピックの実態を、その目で見た阿部サダヲ扮する
主人公・田畑政治は、東京五輪辞退を主張するようになる。

 私は、この大河ドラマは『ビートたけし』のナビゲーターが活舌悪く
下手くそ極まりないので、殆ど見なかったが、
総集編を見て、マスメディア報道に厳しい視線を堅持する【リテラ】
が【いだてん】を結構高く評価していた意味が解るような気がした。

【リテラ記事へのリンク】

クドカン『いだてん』が投げかけた2020東京五輪と日本への痛烈批判
 「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本か?」

 リテラ - 2019年12月22日
 

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     『いだてん』番組HPより

NHK大河『いだてん』がベルリン五輪の回で「韓国併合」の悲劇に言及
朝鮮出身マラソン選手が日本代表で表彰されたシーンで

 リテラ - 2019年9月22日
 


大河『いだてん』に関東大震災「朝鮮人虐殺」を示唆するシーンが!
右派の虐殺否定デマに抗した勇気

 リテラ - 2019年6月17日
 




 


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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ