1年の2/3が終わった。早過ぎる!
昨日の午前中に福岡市博物館で「エジプト展」を見た帰りに、北天神の【KBCシネマ1・2】 に立ち寄ってみたところ、丁度午後2時過ぎから上映される映画が2本あった。
一つは「コレラの時代の愛」(南米コロンビアが舞台のアメリカ映画)
もう一つは「闇の子供たち」(日本とタイが舞台の日本映画)
双方のチラシを見て、後者を見ることにした。
とても重い映画である。
原作 : 梁石日
監督・脚本は、阪本順治

可愛い女優・宮あおい さん(今は強い女性・天璋院篤姫を演じているが)が、NGOの心優しくも気の強い女性を演じている。
共演は、江口洋介,妻夫木聡,佐藤浩市,鈴木砂羽 など。

扱っている題材の中心は、幼児の「臓器移植」である。
また、これと並行して 幼児(小学生にもならない幼児に行わせる)売春 がある。
幼児たちは、生活に困窮する親たちから買って来られ、檻の中で生き殺しにされている。
売春でエイズなどを罹ったものは、ゴミ袋に入れられ生きたままゴミ収集車に投げ込まれる。
病気に罹ってない幼児は、臓器移植の材料として、マフィアとつながった病院に送り込まれる。

それは、フィクションの世界ではなく、現実に行われているリアルな事実らしい。
タイ・マフィアや日本の暴力団らしき勢力との関わりも描かれている。
やりきれない、いたたまれない映画である。

重いマイナーな感じの映画であるが、この映画を上映した「スクリーン」は、ほぼ満席の観客で埋まっていた。
テレビ宣伝なども全く見たことがないから、おそらく「口コミ」で広がったのであろう。
私もこのブログ上で「口コミ」の一員に参加したい!
公式サイトは、ここをクリック
福岡市中央区那の津、北天神 KBCシネマ にて、
今のところ 9月5日(金)までは上映が決定。
10:00,14:20,19:00
それ以降も上映の可能性があるので、問い合わせてください。
電話:092-751-4268
【goo映画】 での紹介文は下記
作品解説・紹介 - 闇の子供たち
日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、南部(江口洋介)は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。
知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る。
取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子(宮あおい)と知り合う。純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。
************************
幼児の人身売買、売春というショッキングな真実を描いたノンフィクション映画。
闇社会の現実を世に暴くことで、子供たちを救おうとするジャーナリストと、目の前にいる一人の子供を守ろうと命を張るボランティアの少女の、二つの視点からやりきれない事実を描いている。
タイを舞台にしているが、一方では彼らを“買う”客たちもいるのであり、その多くがタイを旅行する外国人。日本人にとっても、決して他国の話ではないのだ。
衝撃のラストシーンが、その事実を語っている。
『亡国のイージス』、『魂萌え』などの阪本順治監督が、江口洋介、宮あおいら、豪華キャストを集結させ、極めて深刻な問題を世に提示している。真の意味での問題作。
【CINEMA TOPICS】 による 詳しい紹介は、 ここをクリック
************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒

************************************
- 関連記事
-
- 「おくりびと」 (2008/09/12)
- 「相棒」スピンオフのヒロイン紺野まひる (2008/09/11)
- Nonfiction 映画 【闇の子供たち】 ユニセフ協会・推薦 (2008/09/01)
- ジャージの二人 (2008/08/25)
- What happens in Vegas (2008/08/24)