2025年1月12日(日)
きょう午後5時からは博多座で時代ミュージカル
=絢爛豪華・祝祭音楽劇【天保十二年のシェイクスピア】
を観てきました。

江戸時代を舞台にシェイクスピアの
三十数本の全戯曲を嵌め込んで構成した
故・井上ひさしさんの作品。
名だたる役者が首を揃えて全力の演技。
私が判ったシェイクスピアの作品は順不同で
リア王,マクベス,ハムレット,ロミオとジュリエット,
オセロー,リチャード3世・・・など。
シェイクスピアに詳しい人にとっては垂涎の演目でしょう。
取り分けハムレットの引用は長く
『to be or not to be』については
坪内逍遙訳から最近の訳まで
十数通りの訳を速口で連発。
井上ひさしさんの脚本には卑猥な用語も続出!
時代背景から『女』を性的対象としか見ていないような会話も。
それも現在の言葉では無く、おそらく当時使われていた言葉で。
一方で『女』にそそのかされて殺しを実行する男も。
主な役柄12人全員が次々と死んでしまいます。
あるものは嫉妬心から、
あるものは敵対心から、
あるものは間違えて、
あるものは心中して・・・
上演時間は休憩25分を含んで
なんと3時間40分の長尺。

客席は9割ほどの入りでしょうか。
少し空席が有りました。
明日、1月13日(祝)が福岡千穐楽。12:00開演。
A席・B席に残席あり(1/12, 24:00 現在)
****************
【天保十二年のシェイクスピア】公式サイト
https://www.tohostage.com/tempo/

【天保十二年のシェイクスピア】予告編映像
https://youtu.be/dSe6mQ53IiM?list=TLGGGeGGD-s2t54wODAyMjAyNQ
博多座公式サイトによる作品紹介
https://www.hakataza.co.jp/lineup/37
【解説・ストーリー】
「リア王」「マクベス」「オセロー」「ハムレット」「リチャード三世」、そして「ロミオとジュリエット」など、発表から約400年以上を経て今も世界中で上演され続け、現代演劇にも絶大な影響を与えているウィリアム・シェイクスピア。
その37作品を横糸とし、江戸末期の人気講談「天保水滸伝」を縦糸として、見事なまでに織り込んだ井上ひさしの傑作戯曲が、2024年12月日生劇場に新たな姿で蘇り、2025年1月博多座に初登場します。
主演は、2020年同公演で「きじるしの王次」役を演じた浦井健治が務め、同じく2020年公演に出演した唯月ふうか、土井ケイト、阿部裕、玉置孝匡、章平、そして、梅沢昌代と木場勝己が続投いたします。
また今回新たな配役として、大貫勇輔と猪野広樹、綾凰華に加え、瀬奈じゅん、中村梅雀の出演が決定しました。
演出は、2020年同公演で第28回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第42回松尾芸能賞優秀賞を受賞した演劇界のトップランナーである藤田俊太郎が、音楽は、同じく第28回読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞し、あらゆるジャンルで日本の音楽シーンをけん引する宮川彬良が、再びタッグを組んでお贈りします。
劇場が熱くたぎるカオスで包まれる絢爛豪華な祝祭音楽劇、豪華新キャストを迎えた『天保十二年のシェイクスピア』に、どうぞご期待ください。
【あらすじ】
江戸の末期、天保年間。下総国清滝村の旅籠を取り仕切る鰤(ぶり)の十兵衛は、老境に入った自分の跡継ぎを決めるにあたり、三人の娘に対して父への孝養を一人ずつ問う。
腹黒い長女・お文と次女・お里は美辞麗句を並べ立てて父親に取り入ろうとするが、父を真心から愛する三女・お光だけは、おべっかの言葉が出てこない。十兵衛の怒りにふれたお光は家を追い出されてしまう。
月日は流れ、天保十二年。跡を継いだお文とお里が欲のままに骨肉の争いを繰り広げている中、醜い顔と身体、歪んだ心を持つ佐渡の三世次が現れる。
謎の老婆のお告げに焚き付けられた三世次は、言葉巧みに人を操り、清滝村を手に入れる野望を抱くようになる。
そこにお文の息子 ・きじるしの王次が父の死を知り、無念を晴らすために村に帰ってくる―。
主役はみなさまの想像力。この争いの行く末はいかに・・・
【スタッフ・キャスト】
作 :井上ひさし
音楽:宮川彬良
演出:藤田俊太郎
製作:東宝
配 役 : 役 名
浦井健治 : 佐渡の三世次
大貫勇輔 : きじるしの王次
唯月ふうか : お光/おさち
土井ケイト : お里
阿部 裕 : よだれ牛の紋太/蝮の九郎治/飯岡の助五郎 :
玉置孝匡 : 小見川の花平/笹川の繁蔵
瀬奈じゅん : お文
中村梅雀 : 鰤の十兵衛
章平 : 尾瀬の幕兵衛
猪野広樹 : 佐吉
綾 凰華 : お冬
福田えり : 浮舟太夫
梅沢昌代 : 清滝の老婆/飯炊きのおこま婆
木場勝己 : 隊長
そのほかの配役
妹尾正文,新川將人,出口雅敏,武者真由,森 加織,山野靖博,
天瀬はつひ,斎藤准一郎,下 あすみ,鈴木凌平,中嶋紗希,
藤咲みどり,古川隼大,水島 渓,水野貴以
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2025年1月7日(火)
きょう正午から博多座で
ミュージカル【next to normal】
を観ました!

正月興行と言うことで松竹梅のしめ飾りも

ストーリーを知らずに観に行ったのですが
精神障害に関する結構シリアスな物語でした。
望海風斗(のぞみ ふうと)演じるヒロインは双極性障害と言う精神病を
患っていて夫も自らもそれを自覚し精神科医や心療内科医師の治療を
受けている中年女性。
発症のきっかけは、長男に若くして先立たれたことにあるようです。
舞台冒頭から出ている長男は、実は幻覚であることが観客にも
漸く判って来ます。
その幻覚が患者を苦しめていることが判り、
電気的治療(実際に有る治療方法かどうかは不明)
を受けるのですが、夫や娘も分からなくなる記憶喪失状態に・・・

娘は音楽学校らしき処で勉強しているようですが、マリワナ常習者に。
と言う感じの正月向きとは言えない全体として暗い(照明まで)
作品でした。
博多座では、1月5日から今日1月7日までの3日間のみの公演なので
きょうは博多座千穐楽。
カーテンコール後、出演者全員・と言っても6人から、
それぞれ一言挨拶が有りました。
中には福岡に初めてとか、博多座は初めてと言う方から、
博多座御常連まで様々😂
私は3階・最後列C席-D26(縦通路横) 5,500円。
視界良好で舞台全体の状況も動きも良くわかる席
ふつうは真っ先に売り切れる『C席』ですが、
結構空席はあり、3階だけでも50席ほどの空席
千穐楽に空席が多々あると言うことは他の公演も
空席が目立ったことでしょう。
*******
東宝公式サイトによる作品紹介
https://www.tohostage.com/ntn/
【解説・ストーリー】
2009年トニー賞11部門ノミネート、主演女優賞・楽曲賞・編曲賞の3部門を受賞、
2010年にはピューリッツァー賞(戯曲部門)を受賞した、
トム・キット(音楽)、ブライアン・ヨーキー(脚本・歌詞)のコンビによるミュージカル『next to normal』。
日本では2013年にシアタークリエにて初演を迎え、今回、2022年の上演に引き続き、日本独自の演出・デザインでの再演が決定しました。
一人の女性、一つの家族の姿を通して、現代社会が抱える家族間の絆やその崩壊・再生を中心に、心の病への向き合い方といった社会的なテーマを扱う本作。
劇中で描かれる6人の登場人物それぞれに共感を覚えずにはいられない、魂を揺さぶるミュージカルをお届けします。
【スタッフ・キャスト】
音楽:トム・キット
脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー
訳詞:小林 香
演出:上田一豪
製作:東宝

博多座公式サイトによる作品紹介
https://www.hakataza.co.jp/lineup/38
母、息子、娘、父親。普通に見える4人の家族の朝の風景。
ダイアナの不自然な言動に、夫のダンは優しく愛情をもって接する。
息子のゲイブとダイアナの会話は、ダンやナタリーの耳には届いていないように見える。
ダイアナは長年、双極性障害を患っていた。
娘のナタリーは親に反抗的で、クラスメートのヘンリーには家庭の悩みを打ち明けていた。
益々症状が悪化するダイアナのために、夫のダンは主治医を替えることにする。
新任のドクター・マッデンはダイアナの病に寄り添い治療を進めていくが・・・。
第一幕 12:00~13:10 (70分)
休憩 30分
第二幕 13:40~14:45 (65分)
配 役 : 役 名
望海風斗:ダイアナ
甲斐翔真:ゲイブ
渡辺大輔:ダン
小向なる:ナタリー
吉高志音:ヘンリー
中河内雅貴:ドクター・マッデン
【next to normal】
A席 13,500円
B席 9,500円
C席 5,500円
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2024年6月7日(金)
【『シアターおくんち』フィナーレコンサート】
2024年6月7日(金)19:00から
【第1部】
第59回ポパイ・サタデーライブ
井上壽夫氏の教え子たちによる発表会(30分)
井上壽夫さんがギターやピアノで伴奏。


【第2部】
井上壽夫氏のひとりミュージカル
<<水たまりの空>>

0
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2024年6月1日(土)
きょうは、13:00から劇団四季のミュージカル
【アラジン】(Aladdin)
を汐留しおさいとCaretta にある『四季劇場・海』で観ました。



入場!

上部チョット見切れ。 魔法の絨毯が全部見れるか?

⇨見られました😁
今回もオペラグラスで凝視しましたがワイヤーもクレーンも見えず
3次元的に飛んでいる仕掛けは判りませんでした。
仕掛けを気にせず夢の世界と二人のデュエットを楽しむべきですが😂
ヒロイン・ジャスミンは平田愛咲さん。(福岡出身の知り合い・笑)
平田愛咲さんのジャスミンは初めて観る!
アラジンは、立宗なおとさん。
おまけにジーニーが定番の瀧山久志さんだし。
とても楽しめました!
二幕冒頭のパレードではアンサンブルの皆さんは
何度も速着替えでしょうね。
初演時にCD買ってたのでナンバーにはついて行けましたが
場面転換には改めて新鮮な驚き!
*******
『アラジン』マチネ公演終わりました。
あれだけの激しいダンスアクションでマチソワは大変そう(土曜はマチソワ)。
今日の飛行機で帰福予定です。
*******
『アラジン 東京』 2024年6月1日(土)
(電通四季劇場[海](汐留))

役 名 : 配 役
ジーニー : 瀧山 久志
アラジン : 立崇 なおと
ジャスミン : 平田 愛咲
ジャファー : 牧野 公昭
イアーゴ : 嶋野 達也
カシーム : 川村 英
オマール : 斎藤 洋一郎
バブカック : 白瀬 英典
王(サルタン) : 吉谷 昭雄
【男性アンサンブル】
渡邉 寿宏, 田井 啓, 紙谷 昇世, 提箸 一平, 笠松 哲朗,
河上 知輝, 千葉 真大, 寒河江 幸弘, ハンドコ アクアリオ,
林 晃平, 塚田 正樹, 廣野 圭亮
【女性アンサンブル】
相原 茜, 河井 莉佳, 川田 菜々子, 伊藤 瑛里子
円野 つくし, 岡本 直子, 折田 英里華
劇団四季【アラジン】公式サイト
https://www.shiki.jp/applause/aladdin/

劇団四季【アラジン】予告編映像
https://youtu.be/J1oE61GrXPw
*******
自分のブログで
【アラジン】初回鑑賞履歴を調べたら
何と2016年10月22日(土)と、7年半前。早ッ!
ジーニー・道口さん
アラジン・島村さん
ジャスミン・齋藤舞さん
劇団四季の 【アラジン】 を鑑賞!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-4363.html
観劇レビュー&旅行記 ― 2016年10月22日(土)
*******
【アラジン】
前回観たのは2回目で何と2年半前。
******
劇団四季 x Disney ミュージカル
【Aladdin】2度目の鑑賞
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5974.html
観劇レビュー&旅行記 ― 2021年12月2日(木)



テーマ:劇団四季 - ジャンル:学問・文化・芸術
2024年5月29日(水)
きょうは昨日の【この世界の片隅に】に続いて
13時30分から『四季劇場・秋』で劇団四季新作オリジナルミュージカル
【ゴースト&レディ】 を観ました!


フロー(フローレンス・ナイチンゲール)を谷原志音さん。
グレイ(ゴースト)を萩原隆匡さん。
敵役デオン(ゴースト)に岡村美南さんと言う
最強のトリオが演じていました。


藤田和日郎さんのコミック
【黒博物館 ゴースト&レディ】を
原作とするものです。

私も先週、紀伊國屋書店で購入して読み通しました。
ほぼ、原作通りの展開。
俳優たちの演技も歌もダンスも素晴らしいのは勿論、
脚本も演出も楽曲も素晴らしい。

日本の脚本家(高橋知伽江)、
作曲家(富貴晴美)
舞台装置デザイン(松井るみ)
舞台監督(鎮守めぐみ)
など女性の能力を存分に示す ミュージカルであると感じました。
フライングを使った幽霊二人(グレイ vs デオン)の立ち廻りが凄かった。
イリュージョン(魔法?マジック)は3回ほどしか気付けなかった。
公演パンフレットによると舞台であるドルーリー・レーン劇場は、
実在の劇場で今(記事執筆時)は【アナと雪の女王】を公演中だとか。






劇団四季【ゴースト&レディ】公式サイト
https://www.shiki.jp/applause/ghostandlady/
劇団四季【ゴースト&レディ】予告編映像
https://youtu.be/Eaa86Cy6xbg
【ゴースト&レディ】公式サイトによる作品紹介
スコット・シュワルツら気鋭のクリエイター陣が
壮大に、しなやかに、生き抜く力を描き出す。
信念をつらぬくナイチンゲールと、
劇場のゴースト グレイの永遠の絆の物語。
【解説・ストーリー】
看護に一生を捧げたフローレンス・ナイチンゲール(フロー)。その傍にはある特別な存在があった…。
劇団四季が新たに贈るのは、劇場のゴースト グレイと令嬢フローが深い絆で結ばれ、逆境に立ち向かって信念を貫こうとする姿を、史実を織り交ぜながら描いた大作です。
原作は「うしおととら」「からくりサーカス」で知られる人気漫画家 藤田和日郎氏の代表作「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。演出はミュージカル『ノートルダムの鐘』を手掛けたスコット・シュワルツ氏。
さらに国内外の才気溢れるクリエイターたちが集結し、波乱に満ちたドラマを、想像をかき立てる舞台、壮大なスケールとともにお届けします。
生きる意味を見出し、それをまっとうしていくフローの姿、孤独な過去を持つ2人が互いに人生を照らし合っていく軌跡。強い魂の絆と生き抜く力を贈ります。
【STORY】
時は19世紀。舞台はイギリス。
ドルーリー・レーン劇場に現れたのは、有名なシアターゴースト グレイ。芝居をこよなく愛し、裏切りにあって命を落とした元決闘代理人。
そんなグレイのもとを一人の令嬢が訪ね、殺してほしいと懇願する。それは看護の道に強い使命感を抱くも、家族による職業への蔑みと反対にあって生きる意味を見失いかけていたフロー。最初は拒んだグレイだが、絶望の底まで落ちたら殺すという条件で彼女の願いを引き受ける。
死を覚悟したことでフローは信念をつらぬく決意をし、グレイとともにクリミアの野戦病院へ赴くことに。次第に絆を感じ始める2人だったが、そこで待っていたのは劣悪極まる環境と病院改革に奔走するフローを亡き者にしようと企む軍医の存在。さらにその傍らにはグレイと同じ、あるゴーストの姿が…。
配 役 : 役 名
谷原 志音 : フロー(フローレンス・ナイチンゲール)
萩原 隆匡 : グレイ
野中 万寿夫 : ジョン・ホール軍医長官
岡村 美南 : デオン・ド・ボーモン
寺元 健一郎 : アレックス・モートン
木村 奏絵 : エイミー
長尾 哲平 : ウィリアム・ラッセル
平田 了祐 : ボブ
【男性アンサンブル】
味方 隆司, 安田 楓汰 澁谷 智也, 塚田 拓也, 計倉 亘
木内 和真, 渡部 斗希也, 緑川 諒人, 吉田 功太郎
【女性アンサンブル】
近藤 きらら, 持田 紗希, 原田 真理, 潮﨑 亜耶, 矢鳴 優花
清水 智紗子, 町 真理子, 馬場 杏奈, 織田 なつ美
【スタッフ・キャスト】

演出補 : 山下純輝
振付補 : 加藤久美子
イリュージョン補 : リアルマジシャン RYOTA
技術監督 : 真継史香
副技術監督 : 福永泰晴
演出補アシスタント : 玉城 任
編曲アシスタント : 安井恵一, 柴入彩乃, 森 花音
装置アシスタント : 平山正太郎, 都倉宏一朗, 小池 柊
擬闘アシスタント : 西村 聡, 太田周作, 佃井皆美
映像アシスタント : 堀田 創, 高田里美
映像デザイナー : 松尾佑一郎, 中澤裕季, 大内春菜, 谷口 綾, 平澤達朗
藤田和日郎×劇団四季のミュージカル
『ゴースト&レディ』劇評
虚構だからこそ語れる“真実”とは
https://realsound.jp/book/2024/05/post-1668253.html




0
テーマ:劇団四季 - ジャンル:学問・文化・芸術
2024年1月28日(日)
劇団四季 公式サイト―2024年1月27日(土)より
【ウィキッド WiCKED】東京公演
千秋楽を迎えました――次は大阪へ!

1月27日(土)、ミュージカル『ウィキッド』東京公演(JR東日本四季劇場[秋])が千秋楽を迎えました。
お客様からの熱い再演リクエストにお応えして、昨年10月、東京で10年ぶりに幕を開けた『ウィキッド』。
緑色の肌と魔法の力を持つエルファバと、美しく人気者のグリンダ。

見た目も性格もまるで違う二人が、ぶつかり合いながらも絆を深め、やがて「西の悪い魔女」と「善い魔女」となるまでの数奇な運命をドラマティックに描くミュージカルです。
連日満席となった劇場は熱い喝采に包まれ、東京に"ウィキッド旋風"が再来。
東京公演千秋楽となったこの日も、ナンバーごとに熱い拍手が沸き起こり、感動と興奮に包まれました。

物語が切なくも美しいフィナーレを迎えると、盛大な拍手とともに客席はスタンディングオベーションに。
別れを惜しむようにカーテンコールは何度も繰り返されました。

劇団四季ミュージカル【ウィキッド】サイト
https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/035672.html
【スタッフ・キャスト】
オリジナル・プロダクション クリエイティブチーム
作詞/作曲: スティーヴン・シュワルツ
脚本: ウィニー・ホルツマン
原作: グレゴリー・マグワイア
演出: ジョー・マンテロ
ミュージカル・ステージング: ウェイン・シレント
装置デザイン: ユージーン・リー
衣裳デザイン: スーザン・ヒルファティ
照明デザイン: ケネス・ポズナー
音響デザイン: トニー・メオラ
プロジェクション・デザイン: エレイン・ J・マッカーシー
ウィッグ&ヘア・デザイン: トム・ワトソン
音楽スーパーバイザー/アレンジメント: スティーヴン・オレムス
オーケストレーション: ウィリアム・デイヴィッド・ブローン
音楽アレンジメント: アレックス・ラカモワ
ダンス・アレンジメント: ジェームズ・リン・アボット
演出補: リサ・ルグイヨー
装置デザイン補エ: ドワード・ピアース
プロデューサー: マーク・プラット
ユニバーサル・ステージ・プロダクションズ
アラカ・グループ
ジョン・ B・プラット
デイヴィッド・ストーン
ジェネラル・マネジメント321 : シアトリカル・マネジメント
日本スタッフ
企画・製作 : 四季株式会社
日本語版歌詞・台本 : 浅利慶太,劇団四季文芸部
レジデント・ディレクター : 荒木美保,坂田加奈子
稽古進行管理 : 熊川剣一,織田なつ美,菱山亮祐,守山ちひろ,柏谷巴絵
役 名 : 配 役
グリンダ : 中山 理沙
エルファバ : 三井 莉穂
ネッサローズ : 若奈 まりえ
マダム・モリブル : 秋本 みな子
フィエロ : 富永 雄翔
ボック : 緒方 隆成
ディラモンド教授 : 田辺 容
オズの魔法使い : 飯野 おさみ
【男性アンサンブル】
清川 晶, 品川 芳晃, 帶津 翔太, 佐野 隼平, 安倍 大夢
見付 祐一, 菱山 亮祐, 奥村 響, 長友 デビッド洋輔
【女性アンサンブル】
渡辺 夕紀, 古木 瞳, 小川 晃世, 高木 千晶, 倉橋 由衣
藤田 真由美, 榊山 玲子, 石田 真子, 杉山 由衣
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2024年1月5日(金)
週刊エコノミスト 2024年1月16日号掲載インタビュー
情熱人:コロナ禍を乗り越え舞台を作る
――吉田智誉樹さん
https://weekly-economist.mainichi.jp/.../se1/00m/020/006000c
週刊エコノミスト Online 2024年1月16日号掲載
「劇団四季」社長 吉田智誉樹

新型コロナウイルス禍では全公演が中止となるなど未曽有の危機を経験した「劇団四季」。社長の吉田智誉樹さんは、劇団創立者の故・浅利慶太氏の教えを胸に奮闘を続け、2024年で就任から10年を迎える。
(聞き手=安藤大介・編集部)
── 新型コロナウイルス禍では、ミュージカルを上演できない期間もあり、「劇団四季」にとって大きな危機でした。
吉田 コロナの影響は現在では、ほぼなくなっていますが、いくつか問題はあります。観客数はコロナ前の100%に回復したかというと、そうではない。人気のある作品はほぼ満員ですが、概算でコロナ前の9割くらい。1割程度はコロナでいったん、劇場から足が遠ざかってしまい、その流れが続いています。
コロナ感染により出演者がいなくなり、公演が中止になるリスクも残っています。感染者が出ると、同じ役ができる別の俳優を送り込んで公演を続けますが、代替できる俳優がいない場合には公演が中止になります。2023年も十数回中止になりました。
── 劇団四季は東京、大阪、名古屋に計7カ所の専用劇場を擁し、俳優・スタッフ約1400人と世界最大規模の演劇集団です。一番厳しかった時期は感染が拡大した20年ごろではないですか。
吉田 本当に苦難の連続でした。政府や自治体からの要請で約4カ月半、公演などが全くなくなってしまいました。経験したことがない事態で非常に当惑しましたね。技術者や経営スタッフは在宅でも仕事ができますが、俳優は舞台本番はもちろん、稽古(けいこ)をすることもできなくなりました。俳優には公演があったとみなしてギャラを払うことにしました。オンラインのレッスンなどもやり、何とか彼らが平常心を保てるような工夫をしました。
劇団四季自体も持続できるのかという問題に直面しました。公演がストップした状況で組織はいつまで持つのかをシミュレーションしたところ、2年以上は持ちこたえると分かり、だいぶ気持ちが楽になりましたね。(劇団創設者)浅利慶太の時代から「野球選手はグラウンドで稼げ」というのと同様に「舞台人は舞台で稼げ」と言われ、資産運用などには積極的でなく、利益のほとんどは内部留保になっていました。これが大きかったです。
── コロナ禍では新事業も始めましたね。
吉田 収益的に一番大きかったのは公演の動画配信です。「ライオンキング」や「キャッツ」のような海外から上演する権利を購入している作品は配信できないので、オリジナル作品をオンラインで配信したところ、想像以上の反響がありました。
── 「バケモノの子」や「はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~」「ロボット・イン・ザ・ガーデン」といった作品ですね。
吉田 現在でもオリジナル作品を上演する際には配信を考えるようにしています。もちろん本業を補うまでには至らず、劇場での観劇の代替にはなり得ませんが、価格も安く、お茶の間で家族で見られます。配信を見て、「やっぱり生がいいので舞台を見に来た」という人も結構いて、宣伝活動にもなっています。また、地方在住の人が初演を見ようと思えば東京に来なければならないのですが、配信があるなら自宅で見るという人もいました。新しい発見でしたね。
浅利慶太氏(1933~2018年)が53年に創設した劇団四季。その運営会社「四季」で14年、浅利氏から経営を引き継いだのが吉田さんだ。吉田さんの演劇との出会いは、高校で幼なじみだった先輩に出会い、演劇部に執拗(しつよう)に勧誘されたこと。仕方なく入ったが意外にも面白く、プロの演劇も見るようになった。初めて見た舞台は劇団四季の「コーラスライン」。大学に進学後も、高校時代の仲間と劇団を作り、横浜の中華街の小劇場で上演するなどしていた。
「なぜここに来たんだ」と詰問
── 慶応義塾大学卒業後の87年に四季に入社し、広報や営業を長く務めます。劇団四季に入った経緯は?
吉田 実は劇団四季は冷やかしで受けたようなものでした。テレビ番組の製作会社から内定をもらい、そちらに行こうと思っていたのです。ただ、劇団四季は気になっていて、作品や著作に名前がある「浅利慶太」と会話できるチャンスがあるのではと考えました。1次面接でいきなり本人が登場して、びっくりしましたね(笑)。
最終面接は浅利と一対一の面接でした。覚えているのは「なぜ、ここに来たんだ」と問われたこと。「自分も慶応大学の出身で学生時代に劇団を立ち上げ、プロとしてやっている。同じように君自身が自分の劇団を作ってやればいいじゃないか」と言われたんです。「なぜ起業しないのか」などと問われると思っておらず、しどろもどろになりました。ですがその後、「内定」と連絡がありました。質問の意図は今でも考えるのですが、「四季で働くということは、起業するくらいの努力が必要だ」と言いたかったのかもしれません。
── ともあれ劇団四季を選びました。
吉田 本当は四季に行く気はなくて。不届きな話ですが、「浅利に会う」ミッションを終え、予定通りに製作会社に行こうかと思っていたんです。ところが友人と電話で話し、急きょ路線を変更しました。
話したのはミュージカルやライブエンターテインメントは、日本と欧米で大きな差があるということです。欧米では、(ニューヨークの)…
(以下略:有料記事)
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2023年12月14日(木)
劇団四季【ライオンキング】が
上演25周年に達したとのこと!
スポーツ報知が劇団四季・吉田智誉樹社長にインタビュー

(↑↓画像は、この記事とは別のもの:当ブログ過去記事より)

劇団四季:ライオンキング:shikichannel
日本上演25周年特別カーテンコール 「終わりなき夜」
https://youtu.be/gW1GzMfGv8I?si=AtQaV2UnEooCiitk
劇団四季チャンネル―2023年12月15日(金)
*******
「ライオンキング」が上演25周年
「到底あり得もしない数字だと…」
劇団四季・吉田智誉樹社長が語るヒットの背景
https://hochi.news/articles/20231213-OHT1T51204.html
スポーツ報知:奥津 友希乃 ― 2023年12月14日(木) 6時0分
(引用)
劇団四季の名作ミュージカル「ライオンキング」が、20日に上演25周年を迎える。1998年の初演から無期限ロングランを続け、総公演回数は1万3900回以上、総動員数は1370万人を超え、いずれも日本演劇史上最多を誇る。四季株式会社・吉田智誉樹社長がこのほどスポーツ報知の取材に、本作のヒットの背景や今後の展望を語った。
吉田氏は、前人未到のロングラン達成に「開幕当初は、コストの面など考えてもまずは3年上演することが目標でした。25年なんて到底あり得もしない数字だと思っていたので、節目を迎える度に『ここまで来たのか』と驚きがあります」と感慨深げに語る。ヒットの主な要因については(1)「東西演劇手法が融合した演出」(2)「“人獣一体”による表現力」(3)「上演都市によって関わる“ご当地演出”」(4)「時代を超えたリピート鑑賞」の4点を挙げた。
(1)「ライオンキング」は、アフリカ・サバンナを舞台に子ライオンのシンバの成長と生命の循環を描いた名作。演出を手掛けた舞台芸術家のジュリー・テイモア氏が日本に留学経験があったこともあり、歌舞伎や文楽からもヒントを得ているという。吉田氏は97年の米ブロードウェー初演時は大阪公演のPRを担当。米国で本作を初鑑賞したが、東洋と西洋の演劇手法を取り入れた斬新な演出の連続に「感動して席を立てなかった。グローバルで多様性に満ちていて、東西の幸福な融合地点をみたといった感じでした。斬新さもあって日本の俳優、観客にもなじみやすい要素がふんだんにある。これを四季で上演できる喜びと、自分たちで生み出せなかった悔しささえ感じました」と衝撃を振り返る。
(2)観客の心をつかんでいるのが、動物と俳優両方の表情をみせる「ダブル・イベント」と称される演出手法。シンバ役の俳優はライオンのマスクを頭上に付けて“人獣一体”となって演じ、パペットを操る俳優も黒衣ではなく顔出しする。登場する約70種もの動物たち全てに人間の表情と息遣い、歌が加わることで表現の奥行きは倍増する。
(3)日本ならではの仕掛けもある。シンバの愉快な仲間・ミーアキャットのティモンと、イボイノシシのプンバァは上演する都市の方言を話す。「初めに大阪公演の時にティモンを河内弁、プンバァを京都弁でやったんです。これは劇団四季からの提案だったんですが、ディズニー社もおもしろがってくれました。客席も大笑いでしたね」と“ご当地演出”も人気の秘けつだ。
(4)観客動員の下支えになっているのが修学旅行など児童・生徒の団体客だ。ロングラン上演により学校行事に組み込みやすいのもメリットで、本作が初めての演劇体験になる子供も少なくない。吉田氏が「『ライオンキング』は非常に分かりやすい物語で、演劇の入り口的な役割を担ってくれている。性別年齢問わず楽しんで頂ける国民的ミュージカルと自負しています」と語るように、心に刻まれた感動はやがて大人になり子供を持った時に、リピート鑑賞へとつながっている。
今後の展望はどうか―
「ロングランを続けていく上では、人口減少など外的要因に備える必要がある。劇場で観劇したことのない方へのアプローチやインバウンドの獲得などによって、観客の裾野を広げていかなければいけません。さらに、オリジナル作品の製作にも注力しています。来年5月にはオリジナルの新作ミュージカル『ゴースト&レディ』を上演する。まずは日本での成功が大前提ですが、その結果をスタディしながら世界にどう出て行けるかを考えていきたい」
四季の演劇への探究と挑戦は続く。
(奥津 友希乃)
テーマ:劇団四季 - ジャンル:学問・文化・芸術
2023年7月14日(金)
以下、劇団四季ニュースによる。
【劇団四季創立70周年を迎えました】

本日7月14日(金)、劇団四季は創立70周年を迎えました。
1953年、浅利慶太を中心とした学生10名によって創立された劇団四季。
「演劇界に革命を起す」という志のもと、フランス革命の7月14日が創立日として定められました。
以来、「日本全国に演劇の感動を届ける」という一念で歩みを続け、多くのお客様に支えられ、世界的に見ても最大規模の演劇集団へと成長を遂げました。
本日の創立記念日に上演されたすべての公演では、これまで劇団四季を応援してくださったお客様への感謝の気持ちを込め、カーテンコールにて出演者代表による舞台挨拶を実施。各地の劇場で、舞台と客席が熱い一体感に包まれました。
これからも全国のお客様へ「人生は素晴らしい、生きるに値する」というメッセージが込められた彩り豊かな舞台をお届けするため――劇団四季は次の時代へと歩みを進めてまいります。
創立70周年記念サイト
https://www.shiki.jp/special/70th/
劇団四季 - 2023年7月14日
【関連記事】

祝! 劇団四季創立70周年!
『アナと雪の女王』カムパニーから
JR東日本四季劇場[春](浜松町・竹芝)
役 名 : 配 役
エルサ : 森川 温子
アナ : 海沼 千明
クリストフ : 北村 優
オラフ : 小林 英恵
ハンス : 塚田 拓也
ウェーゼルトン : 石野 喜一
スヴェン : 川野 翔
パビー : 松下 湧貴
バルダ : 柏谷 巴絵
オーケン : 塩地 仁
アグナル王 : 鈴木 涼太
イドゥーナ妃 : 大岡 紋
ヤングエルサ : 岩瀬 花音
ヤングアナ : 柴原 紗良
【男性アンサンブル】
姜 大舜, 黒田 大夢, 小林 優, 笠間 大樹, 新井 俊一, 山口 優太
【女性アンサンブル】
榊山 玲子, 篠原 真梨子, 小川 美緒, 二田 加奈恵
岩井 千秋, 松下 由季, 大森 真理
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2023年7月6日(木)
『KAAT神奈川芸術劇場』で開催されている
ミュージカル【クレイジー・フォー・ユー】を観る為に
【氷川丸】からKAATに移動。
その途上に山下公園を散策し、幾つか写真を撮りました。
ちょうど昼頃になっていました。






*******
続いて『KAAT』で 劇団四季のミュージカル
【クレイジー・フォー・ユー】観劇


3階4列目26番の上手より席ですが見通しは結構良い席。

チョット高い手摺りが邪魔ですが鑑賞には支障なし。

この席はB席(7500円)なのですが、3階1~3列目はA席(9500円)なので
ほぼ空席。 1列目の中央に5・6人だけ座っていました。
一方4列目以降は、ほぼ満席でした。(4・5列はB席、6列はC席:4500円)
筋書きには、1回見ただけでは良く解らない処がありましたが、
ジョージ・ガーシュインの曲での歌とダンスはさすがに素晴らしい。
ストーリーなどは、下記の劇団四季公式サイトによる解説で代用(笑)
Creative Team & Cast

本日のキャスト表

【クレイジー・フォー・ユー】予告編映像
https://youtu.be/ETfpNX6oHuU
【クレイジー・フォー・ユー】劇団四季公式サイト
https://www.shiki.jp/applause/cfy/
【Introduction】

観るだけで、幸せになれる。
これぞミュージカル・コメディの決定版!
珠玉のガーシュウィン・ナンバー、心地よいタップをはじめ多彩なダンス、そして笑いあふれるラブ・コメディと、
まさにミュージカルの真髄ともいえる魅力満載の『クレイジー・フォー・ユー』。
底抜けに明るく、観るだけで幸せ気分に満たされる舞台が、熱烈なラブコールに応えて8年ぶりに帰ってきます!
本作の基となったミュージカル『ガール・クレイジー』のナンバーほかスタンダードナンバーに未発表曲なども加え、
全く新しい台本と構成で“90年代のニュー・ガーシュウィン・ミュージカル”を創り上げたクリエイティブ・スタッフたち。
彼らの努力は大いなる実を結び、1992年のトニー賞で最優秀作品、衣裳、振付賞の3部門を受賞しました。
そして、この作品の振付を担当したのがスーザン・ストローマン。
『コンタクト』、『プロデューサーズ』の振付・演出を手掛け、ブロードウェイを席巻してきた彼女ですが、
トニー賞を初受賞し、事実上のメジャーデビューを飾ったのがこの『クレイジー・フォー・ユー』と言えるのです。
1993年に日本初上陸して以降、東京をはじめ全国各地で愛されてきた、劇団四季の代表的レパートリー作品の一つ。
恋とタップとガーシュウィンに酔いしれる、底抜けに明るいミュージカルを今こそ――劇団四季創立70周年記念にお贈りします。
【ストーリー】
1930年代、ニューヨーク。銀行の跡取り息子、ボビーは仕事よりもダンスに夢中。
母親の命令で、砂漠の町の劇場をいやいや差し押さえに行くが、そこで出会った娘ポリーに一目惚れ。
ところが彼女は、ボビーが差し押さえに来た劇場のオーナーの娘だった。
フラれたボビーは、大物プロデューサーのザングラーになりすまして劇場を救う、という作戦に出る。
町の人たちと協力してショーを成功させれば、劇場も恋もうまくいくはず――
しかし皮肉にもポリーは、ボビーが化けたザングラーにぞっこん。
さらにそこへ本物のザングラーが現れた…… 大混乱の恋のゆくえは!?
【スタッフ・キャスト】
<オリジナル・クリエイティブ・チーム>
作詞・作曲 : ジョージ・ガーシュウィン, アイラ・ガーシュウィン
台本 : ケン・ルドウィッグ
原案 : ケン・ルドウィッグ, マイク・オクレント
原作 : ガイ・ボルトン, ジョン・マクガワン
プロデューサーロ : ジャー・ホーチョウ, エリザベス・ウィリアムズ
装置デザイン : ロビン・ワグナー
衣裳デザイン : ウィリアム・アイヴィー・ロング
照明デザイン : ポール・ガロ
演出補 : スティーブン・ズワイバウム
振付助手 : クリス・ピーターソン
ダンス音楽 : アレンジピーター・ハワード
音楽コンサルタント : トミー・クラスカー
オーケストレーション : ウィリアム・D・ブローン
音楽監督 : ポール・ジェミニャーニ
振付 : スーザン・ストローマン
演出 : マイク・オクレント

役 名 : 配 役
ボビー・チャイルド: 斎藤 洋一郎
ポリー・ベーカー: 町 真理子
ランク・ホーキンス: 脇坂 真人
アイリーン・ロス: 岡村 美南
ベラ・ザングラー: 荒川 務
エベレット・ベーカー: 青木 朗
ボビーの母: 中野 今日子
テス: 宮田 愛
ユージーン・フォーダー: 田島 康成
パトリシア・フォーダー: 花田 菜美子
【男性アンサンブル】
荒木 勝, 佐瀨 龍城, 村山 剛, 深堀 拓也, 田川 雄理
浜名 正義, 成田 蔵人, 川村 英渡, 邉寿 宏, 中村 巌
【女性アンサンブル】
濵 絢音, 稲葉 菜々, 森 真琴, 河井 莉佳, 佐藤 友里江
島田 栞, 河津 るり子, 栗原 寧々, 平綿 アンナ
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2023年6月13日(火)
劇団四季が大人気のミュージカル【WiCKED】を東京・四季劇場[秋]で
10月19日(木)初日、2024年1月27日(土)千秋楽の予定で公演とのこと。
6月11日に「四季の会」会員先行予約を始めたら即刻全席完売した!
『ウィキッド』東京公演
チケット完売のお知らせ
https://www.shiki.jp/navi/info/renewinfo/035122.html
インフォメーション|劇団四季 - 2023年6月12日
ミュージカル『ウィキッド』東京公演は、「四季の会」会員先行予約にて、全公演の劇団四季取り扱い分の前売りチケットが完売となりました。
つきましては、6月18日(日)午前10時より予定しておりました一般発売はございません。あらかじめご了承ください。
*******
話変わって、と云うか ここからが今日のタイトルの本筋です(笑)
北海道新聞の6月10日付けで劇団四季・吉田智誉樹社長への
ロング・インタビューが掲載されていました。
題して
【劇団四季70周年 吉田智誉樹社長が語る
コロナ禍の苦労と札幌公演の今後】
引用して御紹介します。
*******
劇団四季70周年
吉田智誉樹社長が語る
コロナ禍の苦労と札幌公演の今後
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/859024
北海道新聞:文化部 中村公美 - 2023年6月10日 14:00
(全文引用)
日本を代表する劇団の一つ、劇団四季が7月14日で創立70周年を迎えます。かつては札幌に同劇団の専用劇場を持ち、現在も札幌市中央区の東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)で「リトルマーメイド」をロングラン上演中と、道内でも活動し、多くのファンを獲得しています。同劇団の運営会社「四季」の吉田智誉樹社長に、コロナ禍を乗り越えて節目を迎えることへの思いや、今後の展望を聞きました。(文化部 中村公美)

■節目ではなく通過点
――まもなく劇団創設70周年の節目を迎えます。
「『キャッツ』が日本初演された1983年ごろまでは、運営は大変だったと聞いています。現在の規模に成長させてもらえたのは、浅利慶太前会長ら創立メンバーの存在があったからこそ。そして70年にわたり、活動が続いてきたのは所属している人たちの団結する力が大きい。劇団四季という組織そのものが浅利慶太の最大の遺産だと思っています。だからこの劇団を維持し、公演活動を続けていくことが重要です。70周年は節目ではなく通過点と考ています」
――「キャッツ」のほか、「オペラ座の怪人」「ライオンキング」など多くの人に愛される作品を次々と世に送り出してきました。
「四季では浅利慶太の『人生は生きるに値する』というメッセージが伝わる作品を選んで届けています。だからこそ、見終わった後に、明日も頑張って生きていこうと思えることが魅力なのだと思います。そして所属俳優は『舞台の仕事だけで食っていける』ことが劇団四季の特長。給与やギャラで生計を立てられるので、副業をすることなく、自分の人生の時間のすべてを舞台上の技術の修練に充てられる。その代わり、舞台の能力が低かったら使わない。そうした姿勢が作品の質を高めている面もあるのではないでしょうか」
■コロナ禍でも「俳優の生活守る」
――順調に演劇ファンを増やしてきましたが、2020年からの新型コロナウイルスによる影響は深刻だったそうですね。
「コロナ禍の影響を受ける前の2019年度は売り上げが242億円、公演回数は3181回でした。しかしコロナの感染拡大の影響で20年度は売り上げ、公演回数とも3分の1に落ち込みました。21年度はやや盛り返しましたが、売り上げ、公演回数とも6割程度。22年度後半からは、公演回数が9割、売り上げで7割超と19年度の水準に近くなっています。やはり生で舞台を見たいというお客さまの思いが膨らんできたということではないでしょうか」
――俳優、技術、経営スタッフ1400人の大きな組織ですが、コロナ禍でも雇用の維持にこだわったと聞きます。
「特に20年度は売り上げ、公演回数とも激減し、経営的には大変な状況でしたが、『じっと我慢して耐える』作戦でいきました。会社の保有資産を有効に使い、人事に柔軟性を持たせることで組織を生き延びさせ、元に戻る時期まで待とうと…。中でも俳優の生活を守ることには心を砕きました。彼らはその生涯のほとんどをかけて技術を獲得してきた人たち。コロナ禍で公演できないから『独自に生きてください』となったら、コロナ禍が収束して再び公演をしようとしても集まっては来ません。そして俳優は訓練をしなければ能力は落ちていく。だから彼らの技術を守るためにも全部の公演が止まっていた期間も、出演したとみなして、生活できるようギャラを支払いました。公演が再開された20年7月以降は、どんなにお客さんが入らなくても公演は続けました。千人の観客が入る劇場で、観客は90人前後ということもあったほどで、そういう状況でパフォーマンスをするのは、俳優も本当はつらかったのではと思います。でも、そうして仕事をしてもらわないと明日につながっていかないから、そんな状況でも頑張っていくことを理解してもらったのです」

――コロナ禍の中で2020年から作品の動画配信も始めました。反応はいかがでしょう。
「経営的には興行収入に比べたら小さい比率ではありますが、確実に一助になっています。また、東京での初演を日本中で“観劇”できるようになり、地方のファンも新作を体験しやすくなりました。小さなお子さんや介護が必要なご家族がいて、なかなか劇場に行くことができない環境にある人たちも、生活のスタイルに合わせてご覧いただける。配信は家族全員や友人を誘って見ることもできるので、金額的にも負担が軽く、あまり観劇経験がない人の入り口にもなっているようです」
――大変な状況を乗り越えた今の思いは。
「21年度の後半からお客さまが戻り始め、なんとかなるかもしれないという希望を感じました。そして今、満席になった会場で喝采を受けていると、耐えて良かったとしみじみ思います。俳優と観客が同じ空間にいて、同じ空気を吸いながら同じ時間を過ごすという同時性は舞台作品ならでは。そしてロングラン公演であっても、昨日と今日の舞台は異なる。お客さまが目にする公演というのは唯一無二のものなんです。私はこの2点が舞台作品の魅力の原点だと思います。配信にも良い面がありますが、本流にはなり得ない。結局のところ、元々やってきたコロナ前のスタイルでしか、われわれは生き残れないのだと思いますね」
――全国を回り、子どもたちを招待する企画「こころの劇場」もやっと対面で再開しました。
「コロナ禍の影響で2020年度は中止。21~22年度は動画配信で児童に作品を届けましたが、『生の舞台を見たかった』という感想が多数寄せられました。北海道では今年の8月下旬から9月上旬にかけて、『人間になりたがった猫』『ジョン万次郎の夢』を上演します。これらの作品を通じて命の大切さや人を信じる心など、生きていく上で大切なことを語りかけたいですね。やはり生の舞台には、心を動かす特別な力があるんです。この活動が続けてこられたのは支援いただいている企業や団体のおかげ。たくさんの子どもたちが待ってくれている中、対面での公演を再開できて本当に良かった」

■男性客も取り込んで
――70周年のその先を見据えた展開を聞かせてください。
「日本は少子高齢化が進み、人口減少で国内だけを見据えていたらマーケットが狭くなることは避けられません。オリジナル作品づくりに力を入れ、ひとつの作品からさまざまな収益を上げることが必要だと考えています。公演の配信もオリジナル作品でないと難しいですし、今後は海外へ作品を提供することも視野にあります。男性客を増やすことも課題です。現在、劇団四季の観客は平均すると女性が7割を占めています。しかし、変化の兆しもある。藤田和日郎さん(旭川出身)の人気マンガを原作とする『ゴースト&レディ』を来年5月から東京で上演することを発表したら、男性から想像を超える反響がありました。本作はミュージカル『ノートルダムの鐘』(劇団四季では2016年初演)を手掛けたスコット・シュワルツ氏が演出することも話題で、私にとっても楽しみな作品です。本作が男性が劇場に足を運ぶきっかけになれば。ニューヨークやロンドンの劇場でも観劇をしてきましたが、いずれも男女比は半々。日本でも男女問わず舞台芸術を楽しむ文化が根付けばと願っています。そしてミュージカルというのは非常に大きな投資です。魅力ある原作を活用することがリスク回避の面でも重要だと考えています」
――今年3月に日本が米国を破り3度目の優勝を果たしたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にヒントを感じたそうですね。
「今回のWBCでは、今までファン層に男性が多かった野球というコンテンツの魅力に、女性が気づいたことが印象的でした。野球には関心がなかったはずの私の妻もテレビ観戦を続け、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が登場すると真剣に見ていました。WBCを機に、野球を取り巻く市場は大きくなっていると感じました。この逆のアプローチがミュージカルにおいてできないか。今まで観客として獲得できていなかった層に劇場に来ていただけるよう、挑戦しなくてはと思ったのです」
■北海道の熱い応援 胸いっぱいに
――札幌では「リトルマーメイド」が5月から東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)で特別アンコール公演中です。
「旧北海道四季劇場は2020年3月15日の『リトルマーメイド』千秋楽で閉館の予定でした。しかしコロナ禍の影響を受け、途中の同年2月26日で中止にせざるをえなかった。北海道の人たちに申し訳ないという思いが強く、閉館した劇場での再演は異例なのですが、今回のアンコール上演が実現しました。私は1993年から、JRシアターでの『オペラ座の怪人』上演に合わせ、広報担当として札幌で勤務していました。そのときの拍手の大きさや反応から、熱い気持ちで応援してくれていることがひしひしと伝わってきました。こんなにも北海道の人は四季の作品を愛してくれているんだと、胸がいっぱいになった。北海道は私にとっても、創設者の浅利慶太にとっても特別な場所。またロングラン公演ができたことは本当にうれしい。『リトルマーメイド』は人魚たちが泳ぐ様子をフライング(宙づり)の技法で再現したり、色鮮やかな魚のパペット(人形)が次々と登場し、迫力ある場面が続きます。物語の素晴らしさ、演劇表現の質の高さなど、性別や年齢を問わずに楽しめる作品なので多くの方に足を運んでもらえたらと思っています」

――今後、北海道で専用劇場が開設される可能性はありますか。
「劇団はコロナ禍で大きな影響を受けました。こうした状況を考えると、自社で劇場を新たに建てるという選択肢はとりにくい。ただ、地方の方にもロングラン公演ならではの、規模の大きい舞台装置を使った作品を届けたいという気持ちは強く持っています。そこで考えられるのが2000年から始まり、仙台、静岡、広島で行われている新都市公演の仕組みです。地域の理解と協力のもと、公共の劇場を長期間借り、最長で半年程度のロングラン公演を定期的に行うやり方です。北海道では長い間、ロングラン公演を行ってきたことからミュージカルを愛するお客さまが増えたという実感を持っていますし、そうした方たちが劇団四季の活動を支えてくれているという感謝の気持ちは強い。新都市公演のような形が実現できれば、劇団にはソフト(作品)を提供する用意はあります。再び特別な舞台装置などを必要とする規模の作品をロングラン公演できたらと考えています」
劇団四季と北海道 1953年に当時慶応大の学生だった浅利慶太(演出家、1933~2018年)が中心となって創立。現在は俳優、技術スタッフ、経営スタッフら約1400人を抱える世界的にも最大規模の演劇集団。東京など国内に七つの専用劇場を持ち、ストレートプレイ(芝居)、オリジナルミュージカル、海外ミュージカル、ファミリーミュージカルなど幅広い作品を上演する。例年の総公演回数は3千回以上、総観客数は300万人超。道内では1991年5月から1年近く、初のロングラン公演「キャッツ」をJR札幌駅旧構内の特設会場「キャッツシアター」で行う。93年9月からは、当時の札幌駅構内の「JRシアター」で、99年9月の閉館まで「オペラ座の怪人」をはじめ19作品を上演。2011年1月には全国10番目の四季専用劇場として「北海道四季劇場」を札幌市中央区大通東1に開場。開場以来2020年3月15日の閉館まで「ライオンキング」など10作品を上演し、延べ181万人が来場した。最後の作品「リトルマーメイド」はコロナ禍で千秋楽を迎える前の2月26日で公演を終えたため、今年5月28日から11月26日まで「特別アンコール公演」を行っている。

「リトルマーメイド」の札幌公演(北海道新聞社共催) チケットは11月5日分まで販売中。S席1万2千円、A席9500円、B席7500円、C席4500円。この他にピーク料金、バリュー料金、子ども料金などがある。SHIKI ON-LINE TICKET、道新プレイガイドなどで扱っている。問い合わせは劇団四季ナビダイヤル、電話0570・008・110(午前10時~午後5時、祝日以外の月曜休み)へ。
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
2023年5月29日(月)
劇団四季ニュース(5/28)によると
【『オペラ座の怪人』日本上演通算8000回を達成!】
とのこと。
1988年の日本初演から35年にわたり日本各都市で上演を続け
2023年5月27日のソワレ(夜公演)で8000回を達成した!
快挙に熱烈なエールを送ります。(私の娘はこの公演には出ていませんが)
以下、劇団四季最新ニュースから引用
*******
『オペラ座の怪人』日本上演通算8000回を達成!
https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/035092.html
劇団四季最新ニュース-2023年5月28日
(引用)
大阪四季劇場で上演中のミュージカル『オペラ座の怪人』が、5月27日(土)夜公演にて、日本上演通算8000回を達成しました!

パリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする"怪人"。切なく熱い愛の物語は、1988年の日本初演から35年にわたり日本各都市で繰り返し上演され、大きな反響を巻き起こしてきました。

上演8000回を迎えた当日のカーテンコールでは、出演者を代表してラウル役の岸佳宏がご挨拶。

「初演より35年。全国各地で公演を重ね、本日の節目を迎えることとなりました。作品を育んでくださったすべての皆様に、出演者・スタッフ一同心より御礼申し上げます。これからも作品の感動をお届けできるよう、精一杯務めてまいります」
そう感謝の言葉を述べると、客席からは大きな拍手が送られました。
『オペラ座の怪人』は8月27日(日)に大阪公演千秋楽を迎え、2024年4月からは横浜公演(KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉)が決定しています。
観る人すべてを魅力する極上の舞台を、どうぞお見逃しなく。
劇団四季:オペラ座の怪人:大阪公演プロモーションVTR
https://youtu.be/5UOXwhvmR40
役 名 : 配 役 (4/27)
オペラ座の怪人 : 清水 大星
クリスティーヌ・ダーエ : 牧 貴美子
ラウル・シャニュイ子爵 : 岸 佳宏
カルロッタ・ジュディチェルリ : 吉田 絢香
メグ・ジリー : 黒柳 安奈
マダム・ジリー : 佐和 由梨
ムッシュー・アンドレ : 見付 祐一
ムッシュー・フィルマン : 平良 交一
ウバルド・ピアンジ : 永井 崇多宏
ムッシュー・レイエ : 林 和男
ムッシュー・ルフェーブル : 勅使瓦 武志
ジョセフ・ブケー : 田辺 容
【男性アンサンブル】
髙橋 祐樹,石川 敦貴,高舛 裕一,
安田 楓汰,新井 克,吉田 ケイン,貞松 響
【女性アンサンブル】
早水 小夜子,結城 湊海,小川 晃世,柳 葉奈,
鳥越 ゆみこ,徳山 稚子,佐野 奏実,小田島 礼奈
吉村 侑姫,石橋 杏実,新山 ひなこ,中川 奈々美
【関連記事】
『オペラ座の怪人』日本上演35周年を達成!
https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/035042.html
劇団四季最新ニュース-2023年4月29日
大阪四季劇場(大阪市北区)にて上演中のミュージカル『オペラ座の怪人』が、本日4月29日(土・祝)に日本上演35周年を迎えました。
テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術
| ホーム | 次のページ