2010年6月17日(木)
【ポーランド + α 気まま旅】 第89回
旅行の方は、プラハで、 2009年9月28日(月)の夜です。
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2009年9月28日(月)
午後7時開演の オペラ 【ルサルカ】 を観劇しました。
あの【新世界交響曲 “From the New World”】 で有名な チェコ民族が誇る作曲家ドヴォルジャークの 数少ないオペラ の一つで チェコ国民の多くが筋書きを知っている有名な『国民オペラ』です。
アンデルセンの寓話「人魚姫」とも、ほぼ共通するストーリーです。
以下のあらすじは、歌劇 「ルサルカ」 Rusalka より引用
作曲:ドヴォルジャーク:1841年~1904年 Antonín Dvořák 初演:1901年 3月31日、国民劇場(プラハ) 先ほど「売られた花嫁」 を見た劇場 2005年5月3日には、国民劇場でルサルカを鑑賞しました
登場人物 ルサルカ…水の精(S) 王子(T) 外国の王女(S) 水の精のおじいさん(B) イェジババ…魔法使いのおばあさん(A) 森番(Br) 料理人の少年(S)
第1幕 深い森の奥の湖畔 月の光を浴びて三人の木の精の娘たちが歌い遊んでいる。賑やか声に誘われて、湖から水の精のおじいさんが姿を現す。柳の木の枝には水の精ルサルカが座って物思いに沈んでいる。彼女は、しぱしばここで水浴びをする美しい王子に恋をしているのだ。王子と愛し合うために人間になりたいと願うルサルカに、水の精のおじいさんは、魔法使いのおばあさんのイェジババに相談しなさいと助言する。 イェジババを訪ねたルサルカは「人間の姿になることはできるが、引き替えに声を失う」と聞かされる。その上、もし恋人が彼女を裏切るようなことがあれば、その時は二人で水の底に沈まねばならないという。それでも思いを断ち難いルサルカは、愛を貫くためその過酷な案件に従う。 一方、狩りの仲間から離れてひとりで森をさまよう王子は、人間に姿を変えたルサルカに出会う。貧しい服装ながらその豊かな金髪はまばゆいばかりだ。二人は目を見交わし、いつか固く抱き合う。王子はルサルカを城に連れて帰る。
第2幕 王子の城の庭園 森番は料理人の少年から今夜の宴が王子とルサルカの結婚式だと聞かされる。森番はその娘が妖精や魔法使いでなければよいがと案じる。 一方の王子は、城に連れ帰って一週間たつのにいまだ話の通じないルサルカに飽きていた。彼は祝宴に招かれた外国の王女に目移りし、ルサルカが着替えに行った隙にこの外国の王女と仲良く踊る。庭の池からこの様子を見ていた水の精は、王子の心変わりを嘆くルサルカを励ますが、そこに王子が外国の王女を伴って現われて愛を誓い合う。驚いたルサルカは樹の陰から飛び出して王子の腕を引くが、怒った王子に突き飛ばされる。水の精は、ルサルカを水の中に引き入れる。 この様子を見て恐怖に駆られた王子は外国の王女に助けを求めるが、なぜか彼女は冷たい笑いを浮かべて立ち去る。
第3幕 森の中の湖畔 森に戻ってきたものの妖精に戻ることも叶わぬルサルカは、ひとり柳の枝に座って虚ろに過ごす。魔法使いのおばあさんイェジババは、愛する男の血があれば妖精に戻ることができると教えて短剣を渡すが、いまだ王子を愛するルサルカは剣を湖に捨ててしまう。 城の森番と料理人の少年がイェジババを訪れる。彼らは、城からルサルカが姿を消してから王子が重病に陥ったと言い、ルサルカの不実を責める。しかし、それを聞いた水の精は、湖から姿を現して不実は王子の方だと叫ぶ。驚いた二人は逃げ去る。 夜の森に王子がひとりで現れてルサルカを深す。ルサルカは王子の不実を嘆き、王子は許しを乞う。ルサルカは口づけすれば彼の命はないと告げる。しかし、王子はルサルカを抱いて自ら口づけをする。ルサルカは王子の亡骸と共に湖の底に沈んで行く。
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中身は全体として新鮮だったので、前回2005年に国民劇場で聴いた時には殆ど寝ていたのでしょう。(その時居眠りしていた実感は確かにありました!)
(カーテンコール:コック姿の料理人の少年の左側がタイトルロール:ルサルカ)
(カーテンコール:指揮者も舞台に上がって観客の声援に応える)
(カーテンコール:全員で観客の声援に応える)
終了した時には、午後10時半となっていました。
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