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やじきた道中 てれすこ |
ファーストデイ・スペシャル(1stDay Special) 1000円で、 『やじきた道中 てれすこ』 を見た。
中村勘三郎と柄本明がヤジキタ。 小泉今日子が、お喜乃という籐のたった花魁というか売春婦。
『てれすこ』 とは、得たいの知れない大魚というか動物と言うか・・・
改めて見に行くことをお勧めするほどの映画ではなかった。 まあ、元が落語だと言うから、辻褄が必ずしも合っていなくても良い『お笑い』なのだから・・・ 1000円で元々という感じか?!
11月10日封切りと言うから3週間目だが、すでに一日に午前中の2回の上映しかなく、夕方から深夜にかけては上映されていない状況。 そのうえ、午前11:45からの本日最終上映も客席はガラガラ。
口コミで観客が増えた「フラガール」 や 「三丁目の夕日」 のように上映期間が延長されたりはしないようだ。
だが、キャストは豪華版。
大御所からは、淡路恵子。 その相手は大御所とは言えないが笑福亭松之助。 國村隼、笹野高史、ラサール石井、間寛平、松重豊など。 そして、藤山直美。 さらに、子狸。
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テーマソングは、邦楽版 「ラプソディ・イン・ブルー」
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テーマ:日本映画
- ジャンル:映画
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嘉穂劇場 「第九・其の肆(四)」 公演 12月1日 |
去年より2週間も早く、飯塚の嘉穂劇場で、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」が演奏された。
題して、「嘉穂劇場 第九・其の肆(四)」
(この写真は昨年のもの・嘉穂劇場ホームページより)
2003年に九州を襲った大水害で、一次は再起不能と思われるほどの大きな損傷を受けた嘉穂劇場。 地元有志や文化人、そして企業、さらには全国の演劇人・舞台や映画で活躍する著名な俳優・女優の皆さんが復興を訴えて手弁当で支援し、さまざまなチャリティ・イベントも行いながら、再建を支えた。
奇跡的とも言える支援の広がりと多額の募金活動に成功し、僅か1年で「NPO・嘉穂劇場」として復興。 (それまで、嘉穂劇場は「合資会社・嘉穂劇場」として伊藤英子女将の手で、完全な民営で経営されてきた。 多額の募金によって再建されたことも鑑み、劇場を伊藤家の私有財産とするのではなくNPOとする形で再建された)
(この写真も昨年のもの・嘉穂劇場ホームページより)
2004年に、復興を支えてくれた人々に感謝しようと、地域の希望者が誰でも舞台に上がれる演目として「第九」を選び、「嘉穂劇場 第九 其の壱」として公演された。
去年は、私も参加し、仕事の終了後、八木山越えの有料道路を飛ばして練習に駆けつけたものだ。
この去年の写真の、舞台に対面した正面の左の方に私がいる。
今年も参加のお誘いのハガキが嘉穂劇場から届いたが、今年は諸般の理由で遠慮していた。 実際、今年は毎週練習に駆けつける余裕が仕事のスケジュール上無かったので、御迷惑を掛けなくて良かった。 歌えないのは残念であるが。
今年の演奏会、「嘉穂劇場 第九・其の肆(四)」は、昨日2007年12月1日(土)開催された。 NHKローカルニュースで放送されたし、西日本新聞・1面にも写真入で掲載されていた。
嘉穂劇場のホームページは、ここをクリック
昨年の公演に関する私のブログ記事は 第1回 “第9”回 【本番】
第九の歌詞の対訳(主要部)は、続き 【 ... Read more】 を御覧ください。
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テーマ:ドイツ語
- ジャンル:学問・文化・芸術
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Schönbrunn 宮殿内見学 |
ウィーン一人旅-第27回 ************************************************
Schönbrunn 宮殿内見学
5月1日(実質第三日目)
音声ガイドツアーは約1時間。 昨日のHofburgと同じで、日本語の音声ガイド機を持って歩くわけです。ナレーターも昨日と同じ声。
宮殿正面入り口側から宮殿中心部を見る
こちらの宮殿(Schloss)は、夏の離宮として17世紀末の1696年に着工し、18世紀半ばまで建設され、部屋数は1441室に及ぶ、とガイドブックには書いてあります。 中には劇場もあり、こんにちでも使用されているようです。 建築家は、オーストリアバロック建築の大家フィッシャー・フォン・エアラッハということです。
宮殿の中の39室が公開されガイドに従ってみてゆくことになります。 しかし、ここも写真は禁止。ということで写真は外側ばかり。
詳しくは、直接下記(英語版)を御覧ください。 http://www.schoenbrunn.at/en/site/publicdir/
昼食は、付属のカフェレストランで皇帝のパンケーキ(まあ風変わりなホットケーキですね)とワインをとりました。ところが、このパンケーキ、見た目よりも重くて、おなかいっぱい。ワインで少し気持ちも良くなり・・・。
腹ごなしに、Gorietteという戦没者慰霊パビリオンのある小山に登ることにします。 有料のトロッコ列車に乗って行ったり、馬車で行ったりもできます。
ネプチューン(噴水)から宮殿側を見る
宮殿から正面をつっきて上る広い道もあるのですが、ちょっと横にそれると、それこそ山登りにきたような山道があり、鳥の声やリスに出会ったりしながらゆったりと直射日光にも当たらずに登ることができます。
そのパビリオンの屋上が展望台になっているのですが、チケットのグレードによって入れたり、入れなかったりします。私のチケットでは入場でき、展望台から宮殿や庭園の全景やウィーンの街の遠望ができました。
グロリエッテ・屋上展望台から眺めた庭園と宮殿とウィーン市内 こういうときのためもあり、双眼鏡は必ず持ってきております。 頂上でもしばらくゆったりした時間を過ごして下山し、宮殿を離れた時は14:50でした。
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テーマ:ヨーロッパ旅行記
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黄葉 |
使いまわしの写真です。 我が家の属する団地の黄葉風景です。
今日は、手抜きでどうもすみません。
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Volks Theater へ |
ウィーン一人旅-第28回 ************************************************
Volks Theater へ
Schönbrunn から歩いて数分の停留所からトラム58番線に乗車、Westbanhof(西駅)へ。 西駅からU3に乗り換えて三つ目Volketheater駅へ。 そこを上がればすぐ見つかると思ったが、出口を間違えたのか見当たらない。 あたりをうろちょろしてようやくその劇場を見つけた。
ところが本日の公演予定は私の思っているヨハンシュトラウスの「こうもり」ではない。
チケット売り場らしきところも見当たらない。 しばらく、ガイドブックとにらめっこしながら確かめていると、ここは、Volks Theater であって、Volks Oper ではないことが判明。 全く別の劇場だった。今頃わかったのかい!
第一日目にきちんとチケットが取れていれば、開演ぎりぎりになってここに来て大慌てとなったことだろう。不幸中のさいわい。 また、地図を調べてVolksOperを捜す。 少し歩いたUniveasitet停留所よりトラムの便がありそう。
この停留所から、ベートーヴェンゆかりの Pasqualatihaus が近そうなので、先にそちらから捜す。 (次回につづく)
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Pasqualatihaus 【ベートーヴェン 記念館】 |
ウィーン一人旅-第29回 ************************************************
(2004年) 5月1日
Pasqualatihaus 【ベートーヴェン 記念館】
この停留所から、ベートーヴェンゆかりの Pasqualatihaus が近そうなので、先にそちらから捜す。 (前回よりつづく)
地図のそれらしき所には見つからないので、通りがかりの住民に聞くと、「この建物のもう一つ向こうの入り口だという。 生活空間のなかにあるのだ。
入り口の表示を見つけた。
そして、その階段を上がって4階(日本流では5階)までたどり着くと、本日(5月1日)は、よりにも寄って年3回しかない休館日(1/1. 5/1, 12/25)。 何で5月1日が休館なのかと思ったら、本日はMay Day,日本流に言えば「メーデー」だった。そうか今日は労働者の日だったんだ。
下階の記念品売り場も店休日。 そう言えば、ガイドブックにも5月1日が休みというところが幾つかあったな。 欧州ではメーデーがきっちり休日として位置づけられているんだ。日本ではゴールデンウィークに埋没しているけれど。
いやいや、福岡では冷泉公園で県労連主催のメーデー集会をおこなっているはず。 実際には時差ですでに終了しているが・・・
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ホールマネジメントエンジニア育成ユニット |
私の母校である、九州大学・芸術工学部(旧・九州芸術工科大学)音響設計学科が中心となって、この度 【ホール・マネジメント・エンジニア育成ユニット】 のキックオフ・イベントが行われました。
この講座名称、長いので今後 「HME」 【Hall Management Engineer】 (育成ユニット;以下省略)と称します。ロゴマークも 【hme】 です。
言わば、プロの「劇場支配人」を欧州並みに大学から輩出しようと言う取り組みです。 もちろん日本で初めての講座です。
今回は、来年から 【HME講座】が、九州大学・芸術工学部・大学院で開講されるのを記念した、公開シンポジウムとセミナーでした。
一日目の、2007年12月5日(水)は、午後1時から5時までシンポジウムが、福岡市中心部の『NTT夢天神ホール』で開催され、午後6時からは懇親会が行われました。 内容詳細は、あまりにも豊富なので省略し下記にリーフレットのコピーを掲載します。
二日目・三日目は、この講座の講師陣による『模擬講義』で、ダイジェスト版というか、来年度の講義の組立というかを、それぞれの講師が1時間づつ講演しました。 その内容も相当豊富なものですので、項目だけを下記に御紹介します。
セミナー風景
この取組みには、九州各地の公共ホールの運営関係者はもとより、近畿圏や首都圏からもホール関係者や技術者が参加されていました。
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テーマ:音響技術
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Volks Operへ |
ウィーン一人旅-第30回 ************************************************
Volks Operへ
再び、Univeasitet停留所に戻って、トラムが来るたびに運転手に何番に乗ればよいのか聞きまくり、ようやくそこの地下の停留所から出る、40-42に乗ればよいことが判明。
41番が来たので、それに乗ってVolksOperを目指す。
それほど遠くないところに、その劇場はあった。 こじんまりした感じではあるが、正面の造り(ファサードといいますね)はクラシックなたたずまい。
しかし、裏に回ると現代的な雰囲気。劇場の周りを一周。
ここでもチケットのことを聞くと一時間前から当日券販売とのことで、チケットはまたまた空振り。まあ、建物を見に来たと思って帰りましょう。
VolksOperホームページでの解説 【フォルクスオーパーは、1898年「皇帝記念市民劇場」として創設された、1400席の規模を誇る由緒あるレパートリー劇場です。 このヨーロッパ有数のオペレッタハウスは、18世紀、19世紀、20世紀、と各時代にわたり質の高いオペラとオペレッタを上演してきました。いまや、オペラ、オペレッタ、ミュージカル、現代舞踏からコンサートに至るまで幅広い演目を行う劇場として知られ、オペレッタ公演だけでも毎年100回以上も行われています。】 http://www.volksoper.at/Content.Node2/home/jpinfo/2232.php
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HME Policy |
九州大学・芸術工学部の 【ホール・マネジメント・エンジニア育成ユニット】 の ポリシー (開催趣旨)について 昨日のブログにリーフレットのコピーを掲載しましたが、若干小さくて見にくかったようなので、 その部分だけ、少し拡大して掲載します。 各段に見やすくなった訳ではありませんが御容赦ください。
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Give Peace A Chance! |
昨夜(2007/12/9;本日未明) 24:30~26:10 地元シネマ・コンプレックスで 【THE U.S. VS. JOHN LENNON】 を見た。 アメリカ権力の強大な陰謀に対峙した、ジョン・レノンの「生き様」を描く力作である。
観客は、私ともう一人の中年男性の二人だけ。
映画の主役はジョン・レノンとヨーコ・オノ・レノンである。
【大統領暗殺】と同じようなドキュメンタリー構成であったが、【大統領暗殺】 が実在の人々を配役したフィクションであったのに対して、 【THE U.S. VS. JOHN LENNON】では、全てがノンフィクションである。
【大統領暗殺】では、実在の人物も含む証言者がカメラの前で証言し、それを裏付ける実写(殆どが実写)映像を流すという方法で、最後にブッシュ大統領が暗殺される瞬間だけが、証言も映像もフィクションと言う巧みな構成を行っていた。
この【THE U.S. VS. JOHN LENNON】でも構成は殆ど同じ方法であった。 最近のインタビュー画面では、ジョンレノンと時代を伴にした友人やミュージシャン,音楽プロデューサーや活動家(Activist),ブラックパンサーの指導者などが、ジョン・レノンについて語り、当時の映像が紹介された。 そして、当然オノヨーコが話の中心となり、レノン夫妻の活動のあり方や考え方を跡付けてゆく。 ジョン・レノンは、ガンジーの非暴力抵抗運動を高く評価しており、自らの活動もそうあるべきだ考えていたと言う。 そして、暴力に訴えてしまっては、暴力の主体たる米国政府・軍産複合体の思う壺であり、彼らの土俵に乗ってしまうことであると話している。
一方で、ブラック・パンサー(黒人解放運動の党派)の指導者と会談する中で、彼らの抵抗としての暴力を認める考えも示したらしい。 インタビューでは、そのブラックパンサーへの支持表明が、レノンの立場を悪くしたという意見を述べる人も居た。
映画の邦題は「PEACE BED」となっている。
というのは、この映画の中心テーマが、ジョンとヨーコのベッド・インをマスコミに取材させて、そのベッドで反戦と平和を訴えるというシーンであるからだ。
レノンに詳しい方には有名なエピソードであったかも知れないが、私はこの平和のアピール手法を初めて知った。 『功成り名を遂げた有名人』 であるからこそ可能になったパフォーマンスと言える。 この映像と伴にくり返し・繰り返し紹介される 「Give Peace A Chance!」(平和にチャンスを与えよう!)を 数万の集会参加者が唱和する所がこの映画のクライマックスと言えよう。
これを見てジョン・レノンがヨーコに語りかける。 「すごいよね。 僕らが世界中で流れるんだ。 世界とコミュニケーションを続ける。 それが僕らの道だ。 」
PEACE BED のページ
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この映画にはジョンの思いが詰まっています。 世界平和を願う真実の姿が映っています。 ジョンについてのドキュメンタリーは数多くありますが、 これは彼の愛すべき作品です。 もしあなたがジョン・レノンについて知りたいと思ったら、 それはこの映画を観てもらえればわかります。 この映画はジョンという人間と、 彼が闘っていた対象がありのままに描かれています。 ~オノ・ヨーコ
【Give Peace A Chance 】の歌詞は、【続き...read more】 を御覧ください。 ☆☆☆☆☆
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テーマ:映画館で観た映画
- ジャンル:映画
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Alte Donau |
ウィーン一人旅-第31回 ************************************************
(2004年)まだ 5月1日 の続きです。 気長にどうぞ!
Alte Donau
三たび、Univeasitet停留所に戻って、今度はトラム2番で、又オペラ前へ。カールスプラッツ駅からUバーン1番線で、旧ドナウ川まで出向いてみる。
U1の駅はU4の掘割を走っている雰囲気とはまったく違い、ウィーンの最も深いところを走っているのではないかと思うくらい長いエスカレーターを下る。
午後4時過ぎ、U1駅発。このまま、ドナウ川の下を潜って行くのかと思っていたら、急速に勾配を駆け上り、ドナウ川を橋で渡る。(リンクに近いドナウ運河は川底を走ったようだった。)
Vienna International Center駅で一度下車。ここは新ドナウ川と旧ドナウ川の大きな中州の中にある駅。国連都市(UNO City)はリンク内と打って変わって近代的なビルが集中して立ち並んでいる。
駅ホームからドナウ川を見るにとどめ、再び地下鉄に乗車し、Alte Donau へ。
(ドナウの写真ではありますが、記事の細部と必ずしも一致していません)
旧ドナウ(Alte Donau)では駅から出て、それらしき方角に進み、橋を渡ってから川べりに沿って歩いてみた。
ところが、この川岸、行けども行けども一般の人が水辺に近寄れるところが無い。個人(Private)に占有されていて金網が張ってあるのだ。 市や国から借用でもしているのであろうか?
そして、歩き疲れた頃に都合よく水上カフェがあり、ここへ人を誘導するようにできている。結構な人で賑わっていた。商売上手。その手は桑名、と私はカフェには寄らず、そこを終点に駅まで引き返す。
17:35川岸から離れU1の駅へ。往復約30分の散歩であった。駅舎からもう一度ドナウ川を見てなごりを惜しむ。
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テーマ:ヨーロッパ旅行記
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Neue Donau |
ウィーン一人旅-第32回 ************************************************
Neue Donau
U1でリンクに向かって二つ目のDonauinsel 駅でもう一度下車。ここは新ドナウ川(Neue Donau)とドナウ川(Donau:新も旧もついていない)の間の細長い中洲になっていて、娯楽施設もあり家族連れで賑わっていた。駅から少し足を運んだところで近くの教会の鐘が6時を告げた。
ドナウ・インゼル・フェスティバル(中洲まつり?)の案内ホームページより 【6月25日~27日の期間、この野外会場には1,000人以上のミュージシャンやアーティストと200万人以上の観客が集い、壮観な一大イベントに酔いしれます。入場無料のこのフェスティバルの中心は、やはりロックとポップスで、約20ステージ、500時間にもおよぶライブ演奏の熱いビートが人々の魂を揺さぶります。】
このように、ドナウ川はリンクから郊外に向かって、ドナウ運河 → ドナウ川 → 新ドナウ川 → 旧ドナウ川の4本が走っていて、中州も二つある。このうち旧ドナウ川は湾曲して言わば湖のような状態になっていて、川の主流はドナウ川と新ドナウ川の方である。
再びU1に乗車し、ミュージカル「エリザベート」の当日券をGETするためにカールスプラーツ駅に向かう。途中プラター公園駅では子ども連れがどっと乗ってきた。そう、今日は日曜日であった。
プラター公園は大観覧車をはじめ遊園地のようになっているらしいが、今回はここへは立ち寄る時間なし。 ガイドブックによれば「夜のプラター公園には絶対近づかないこと」となっている。
18:10 Kalsplatz 駅着。
Theater An Der Wien に向かう。
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スタジオパークに 「ちりとてちん」 のお父さん登場 |
NHK朝ドラ 「ちりとてちん」 のお父さん 松重 豊さんが、スタジオパークに登場した。
役柄上、円周率が百桁まで言えるという役柄なので、猛特訓したようで、収録から随分たっているはずなのに、今もスラスラと超早口で言えていたので驚いた。
ドラマではフーテンの弟役に、京本政樹さんが出ているが実は京本さんの方が年上で、今 松重さんがやっている役柄に本当は、なりたくて仕方なかったという。
他にもいろんなエピソードを紹介されたが、ブログの話も出た。
松重さんのブログ
松重さんは、このブログを10月頃立ち上げたと言うが、周りの殆どのキャストの人々がブログの先輩だったと言う。
なお、今日のスタジオ・パークの記事もアップされている。 ここをクリック
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主人公・徒然亭若狭(和田喜代美)役の、貫地谷しほりさんのブログは、ここをクリック
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天海祐希・主演 Take Flight |
ひと月前に、このブログで紹介した、天海祐希・主演の 「Take Flight」 を北九州芸術劇場で見た。 S席:9000円。
世界初の女性飛行士(宇宙飛行士では無い)、アメリアエアハートのレディ・リンディ(女のリンドバーグ)としての誕生から、飛行中に行方不明となるまでを描く。
概要は、前回の記事を見ていただくとして、私の感想を
舞台機構はそれほど大掛かりではなかった。 手押しのワゴンを上手からと下手から押し出して、その上のセットを置き換えている。 この手法は良くあるが、今年1月ウィーンのライムントシアターでみた「REBECCA」もこの方式であった。 但し、レベッカでは、リンクチェーンによる電動式であったが、こちらは介錯某が後についていて人力のようであった。
メインは、舞台の全幅に展開する幌馬車のようなテント地のセット。 このあらゆる場所がスライド式になっていて、その中にセットを造って転換する。 また、テント地をスクリーン代わりにしてプロジェクターで画像を投影して場面転換する。
なので、その「スクリーン」が、アメリア・エアハートが乗っている飛行機になったり、彼女の家の中や事務所になったり、リンドバーグが乗っている飛行機になったりする。
吊物として、熱気球のカゴを小さくしたようなものを4点吊で昇降し、これが操縦席に見立てられたりする。
時代を超越してライト兄弟が場面転換ごとに登場し狂言回し役をしながら、世界最初の飛行を実現したライト兄弟の苦難を描く。
さて、主演の天海祐希さんであるが、元々宝塚男役であり、退団後はテレビドラマや映画への出演が中心で、ミュージカルにはあまり出演していないという大きなハンディがあった。 それ故、ブロードウェイミュージカルがアメリア・エアハート役に与えた女声としての音域が、彼女には高すぎた。 ユリちゃん(天海祐希)ファンの顰蹙をかってはいけないので、「下手くそ」とは言わないが、この音域を歌うには無理があった。 もちろん宝塚TOPに史上最年少で就任した実力とルックスの持ち主であるからには、歌も決してうまくない訳ではなく、音程もしっかりしているが、声域の関係で殆どが裏声となっていて、相当きつそうであった。 それで、ある音域では声量が全く足らず、マイクを通しても生オケの音量に敗けて、聞き取れないところがあった。 (念のため、私は天海祐希の大ファンですので、お間違いなきように!)
天海祐希と言えば、TVドラマ「女王の教室」の髪を後ろにきつくまとめた先生役が印象的であるが、この印象はウィーン・ミュージカル「REBECCA」のダンヴァース婦人(黒服の女)こそピッタリのように思う。 日本版では、この役はシルビア・グラブがやるようになっているが、再演時は天海祐希さんにやってもらいたいものだ。 ただ、このダンヴァース婦人は主演の「私;Ich」以上に歌唱力が要る役である。 シルビア・グラブは、ミュージカル「エリザベート」でマダム・ヴォルフをやったくらいだから歌唱力は抜群であろう。 配役として悪くは無い。
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テーマ:ミュージカル
- ジャンル:学問・文化・芸術
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本当の“ワル”は、とんでもない所に居る |
支点次長などの幹部の不正に気付いた若手9人が行動を起そうとして密会している。
若者グループのリーダーの叔父は、その不正幹部たちとは別の取締役・支店長であるが、若者グループの訴えにも動こうとはしない。 若者達は、その老幹部の“優柔不断”に見切りを付け、監査役に訴える。 その監査役は、若者の意気を受け止め、詳しい話を聞きたいから、仲間全員を集めて待つように指示するが・・・
これを小耳に挟んだアウトサイダーが、この監査役のできすぎた筋書きに疑問を感じて、若者グループに助言を与える。 そして、叔父の支店長が若者に言った「本当の“ワル”は、とんでもない所に居る」との発言にこそ真実があるのではないかと伝える・・・
現代の『偽装』などの不正が続く“会社”社会を髣髴とさせるストーリーであるが、これは先週(2007年12月8日)公開された映画の話である。
タイトルは「椿 三十郎」 2007年12月15日23:45~25:55)鑑賞。
台本は、黒澤明・三船敏郎で制作された時と全く同じだというから、時代が変わっても不正の本質は何も変わっていないことを示している。
不正の責任を敵対勢力に転嫁しようとする姿勢まで全く同じだ。
この極めて現代的な問題を、喜劇仕立てで見せながら、納得させてゆく黒澤明の台本の凄さには驚かされる。
なお、上の表現で支店次長は次席家老、支店長は城代家老、監査役は大目付という役どころとなっている。
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テーマ:◎椿三十郎◎
- ジャンル:映画
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ミュージカル「エリザベート」当日券取りに並ぶ |
ウィーン一人旅-第33回 ************************************************
まだ 5月1日 の続きです。 気長にどうぞ!
ミュージカル「エリザベート」当日券取りに並ぶ
18:20 “Theater An Der Wien ” 劇場に到着。売店の方に聞き、当日立見席の列に並ぶ。 立見席の数は35席だという。「40人くらい並んでいるから厳しそうですよ」とのこと。 ちょっとドナウで時間をとりすぎたので、並ぶのが遅かった。 とはいえ、チケット取りに並ぶのは宝塚で慣れているので、ダメもとでとりあえず並ぶ。 若い女性が殆どであった。
列に並んでいると、その横になんか古びたベッドとか調度品が置いてある一角があり、どうも展示している様子。 説明を読むと何とあの尊敬するベートーヴェン先生がこの劇場で仕事をしていた時に寝泊りしていた部屋だそうだ。
調度品が、ベートーヴェン先生が本当に使っていたものかレプリカかは解らないが(ガラス張りの部屋でもなく外気に接しているのでおそらくはレプリカだろうが)その当時の雰囲気が伝わってきた。ここで、オペラの構想を練ったらしい。(写真は、2005年撮影のもの)
18:30ちょっと過ぎから当日立ち見券の販売が始まる。 前の方の人が嬉しそうにチケットをヒラヒラさせて居並ぶ人たちの前を通り過ぎてゆく。 丁度、私の前に並んでいた二人組みの女性のところで残席1枚となった。その二人組みは顔を見合わせながら、お互い遠慮して二人とも放棄。 係員が「一人の方いますか?」と(もちろんドイツ語で)呼びかけたので私が手を上げる。 そして、その最後のチケットが私に回ってきた。ラストチャンスゲット。 まさにラッキー!とはしゃぎたい気分。おまけにたった2.5ユーロ(300円ちょっと)。
その気持ちを誰かに表現したくて、最初チケットの売り場の場所を伺った売店の女性に「ラストチケットをゲット!」と報告。「それは良かった」と一緒に喜んでくれた。
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福田麻由子は凄く魅力的! 【Little DJ】 |
別の映画を見た映画館で、【Little DJ】 の予告編を見ました。
クール・ビューティ子役の福田麻由子さんが出るというので、「これは見なくちゃ!」と思った。
アニメ「ピアノの森」で声優を務めたときの写真
私が、福田麻由子さんを知ったのは、「女王の教室」での志田未来の脇を支える準主役としてでした。 主役は、厳しい“鬼教師”役に天海祐希さん、小学生側が志田未来でした。 この時の役柄は、極めて覚めた目で見ている文字通り“クール”な美少女。 その美少女も既に中学生となっていて、Beauty にも磨きがかかっています。
12月16日午後4時半開始の時間帯で、TOHOマイレージの「6回観たら1回無料」の無料鑑賞。 日曜日の午後で、トリアスの駐車場は満杯であったが、この映画の観客は10人ほどの淋しいスクリーンであった。
この映画、【Little DJ】 では、交通事故か何かで、包帯でぐるぐる巻きの「ミイラ人間」状態で左目だけが光って登場する。 少女の名前は、海乃たまき。
対する、この映画の主人公である高野太郎(神木隆之介)は、体調不良で入院し、リハビリと治療を兼ねて、院内の昼休みの放送でDJ(ディスクジョッキー)を務めている。
少女・海乃たまきの回復が進み、ミイラ状態から解放された日に、DJ(高野太郎)の呼び掛けで病室の窓を開けるところが、福田麻由子として姿を現すところであるが、まさに「美しい!」と感動の声を上げたくなるような感じであった。 黒髪も豊か!
その登場シーンは「クール・ビューティ」であったが、その後の展開では、子どもらしい可愛さ(Cute!)とあどけなさのあふれる演技であった。
映画のストーリーも感動作であるが、福田麻由子を見るだけでも充分に堪能できる作品である。 神木隆之介も、野球少年から白血病で亡くなるまでを、見事に演じている。
高野太郎の両親に、石黒賢と西田尚美。 西田尚美は、一癖ある脇役で存在感のある演技をする実力派だと思うが、この映画でもいい味を出していた。 NHK大河「風林火山」では、上杉政虎(謙信)のりりしい奥方を演じていた。 西田尚美さんも私の好きな女優の一人である。
映画自体は、白血病に冒された少年の入院生活を描いたものであるが、いわゆる「お涙頂戴」の難病ものではない。 残された命を如何に生きるか? どのように気持ちを伝えるか? などがテーマのようであった。 時代背景は、1980年代で、まだ携帯電話が発達していなかった頃の話である。
『プロローグ』 と 『エピローグ』 で成長した海乃たまきとして広末涼子が演じているが興ざめである。 広末涼子は薄っぺらで、福田麻由子ほどの深みや神秘性や美しさやオーラが無い。 もっとも福田麻由子の成長した役柄を演じることができる女優は見当たらないが・・・ この 『プロローグ』 と 『エピローグ』 は必要性が感じられなかった。
(左から広末涼子、神木隆之介、福田麻由子)
オフィシャルサイトは、ここをクリック。 福田麻由子さんのページは、ここをクリック
【Story】は、続き【... read more】 を御覧ください。(オフィシャルサイトからのコピペです)
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テーマ:Little DJ 小さな恋の物語
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エリザベート 開演待ち |
ウィーン一人旅-第34回 ************************************************
エリザベート 開演待ち
開演待ちに、近くのカフェでコーヒー(ブラウナー)を一杯飲んだ後、さっきの売店に行って、オミヤゲ(T-シャツ)やCDを購入。 そうこうしていると、さっきの売店の女性が 「チケットを捜していたでしょ。25ユーロの席が残っているのが確認できたので、立見席と交換してあげましょうか?」と言ってくれる。 「それは是非」と25ユーロを支払う。 立見席券を渡すと、「これはきっと誰かが欲しがるはず」と、ちゃんとその代金まで返金してくれた。 もっとも、座席が確保されたといっても、3階席(日本で言えば4層目)であるのは仕方が無い。見られるだけでも充分。
ところが、会場に入って驚いたことには、4層目とはいえ、本当のど真ん中。私の座席の右端がセンターラインという最高の席。ここが3千円ちょっと? ちなみに一番高い席は一階席の前方4列と二階席の1列目で95ユーロ(12500円位)。 一番安い座席は10ユーロ。そして立ち見が2.5ユーロとなる。 日本の料金体系(最高と最低の比率が2~3倍)とは考え方が全く違う。
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テーマ:ヨーロッパ旅行記
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医龍 Team Medical Dragon2 最終回 |
今夜は「医龍 2」(Team Medical Dragon2) の 最終回 だった。
ドラマだからこそあり得る「生体肝移植」と「心臓移植」を同時に行うという、「成功確率0.1%」の手術である。
ドラマは、最後で、現在の日本の医療制度の問題点を明確に指摘し、野口が目指していた『アメリカ型医療』に野口自らが見捨てられるという形で「お金に応じた医療」が人々を見捨てるものであることを抉り出している。
このフィナーレの展開と主張は、見応えがあった。
オフィシャルサイトは、下記。 http://www.fujitv.co.jp/iryu2/index2.html
今夜のストーリーは、こちら。 http://www.fujitv.co.jp/iryu2/story/story10.html
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テーマ:医龍&医龍2
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月探査衛星「かぐや」の送ってきた画像 |
【月探査機「かぐや」のハイビジョンカメラ(HDTV)で撮影した、1972年のアポロ17号が着陸した「タウルス山地」付近(中央下の凹凸のある地形)】 の画像が送られてきた。(時事通信Web配信写真)
かぐや アポロ着陸地点を撮影 、 痕跡見極められず 共同通信 2007年12月21日(金)22:00 • 宇宙航空研究開発機構は21日、月周回衛星「かぐや」が撮影した、1972年に米国のアポロ17号が着陸した付近のハイビジョン画像を公開した。かぐやは同日から本格観測を開始した。宇宙機構には、かぐやによる月の映像が公開されて以来「アポロが月に残してきた旗や機体の一部などが写っていないか」という問い合わせが多数寄せられていたが、解像度が足りず、そうした痕跡を見極めることはできないという。
アポロ着陸地点を撮影 かぐや、痕跡見極められず(共同通信) - goo ニュース
「かぐや」本格観測開始、一部機器は観測性能に達せぬまま(読売新聞) - goo ニュース
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****************************** 2つの機器に不具合 =アポロ着陸地点も撮影 -「かぐや」本格観測開始・宇宙機構 時事通信 2007年12月21日(金)20:43 • 宇宙航空研究開発機構は21日、月探査機「かぐや」の初期機能確認を終え、本格的な観測を開始したと発表した。搭載されている14の観測機器のうち、蛍光X線分光計(XRS)と粒子線計測器(CPS)の2つに不具合が見つかったが、観測に大きな影響はないという。
XRSは、月面から出るX線の観測により、月面に存在する元素の種類を特定する機器で、X線を感知する電荷結合素子(CCD)のノイズが増加したため、当初の計画より解像度を半分に落としてノイズを軽減し、観測する。
また、CPSは、有人活動に欠かせない月周辺の放射線環境を調べる機器。このうち、重粒子検出装置の電源回路が、動作開始から約2時間で動かなくなる不具合が生じた。電源を切って温度が下がると復旧するため、温度を監視しながら断続的な観測を行う。
一方、宇宙機構は同日、1972年に米アポロ17号が着陸した「タウルス山地」と呼ばれる付近の地形を、かぐやのハイビジョンカメラ(HDTV)で撮影した画像を公開した。 2つの機器に不具合=アポロ着陸地点も撮影-「かぐや」本格観測開始・宇宙機構 (時事通信) - goo ニュース
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テーマ:宇宙に関する話題
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和央ようか 「初女優」 の試練 |
前回ご紹介した、先週公開が始まったばかりの「Little DJ」は、公開時には一日6回上映だったのだが、1週間後の昨日は一日1回上映になってしまっていた。 あまり人気が広がらなかったようだ。 内容は良かっただけに残念! 今週で中止だろう。
昨夜は、深夜上映(午前0時~2:20)で、この日公開された「Cha Cha」を見た。 (深夜につき、観客は私も含めて6人だけ) 豊臣秀吉の愛妾・茶々(淀君)の生涯を描くドラマである。 原作は、井上靖「淀どの日記」
主演は、元・宝塚「宙組」(そらぐみ)男役TOP 和央ようか さん。 「初女優」としての試練を受ける映画である。
宝塚「宙組」という上背が高い生徒が揃っている組のTOPだっただけあって、 背が高くて(174cm)、並み居る男性陣より高いほどだ。 宝塚を退団することを発表した後の公演だったと思うが、梅田芸術劇場での公演中、歌いながらの宙吊りで移動中、装置の不備で高さ5m近くから舞台に落下し、骨盤骨折で全治3ヶ月の重症を負ったが、落下後もその歌を終わりまで歌ったという根性の人。 療養の後の退団公演は立派にこなし、花總まり(今は和央のマネジャーの醍醐まり子)さん と一緒に退団した。
そして、この映画「茶々」、和央ようか さんの女優としての初仕事である。
宝塚の生徒は舞台栄えするからと言って必ずしもいわゆる「美形」の女性ばかりではない。 最近TVでの露出が多い【紺野まひる】や、「武士の一分」などの映画に出ている【檀れい】など「美形」の女性も居るには居るが、比率としては少ない。 和央ようか も舞台栄えするが「美形」とまでは言えない“そこそこの”容貌である。 年齢的にもそれほど若くはなく(現在39歳)、あまりアップに耐える訳でもない。
そういうハンディがありながらも、伝えられる淀君の「超絶美女」「孤高」「気丈」「気高さ」を魅力的に演じていた。もっとも淀君のそういう性格や容貌は、井上靖などの小説で描かれたものであり、本当のところは、誰も目にした訳ではないので不明であるが・・・
この淀君の幼少期(10代?)を演じている子役の選定もびっくりするほど似ている。 歯並びが悪いところまでソックリ。それこそ、和央ようか さんが10代の頃に撮りためておいたのではないかと思うほど。 浅井家の「美人三姉妹」の妹たちは、寺島しのぶ、富田靖子が演じているが、子役は全然似ていない。
三姉妹の母にして信長の妹、当世一の美女といわれた、「お市の方」に原田美枝子。
淀君と関わる戦国武将に、信長;松方弘樹、秀吉;渡部篤郎、家康;中村獅童 を配役。
大阪城落城を前にして、降伏を拒むために淀君と秀頼二騎で家康の陣に駆けつけるシーンがあるが、その淀君の凛々しい「鎧(よろい)姿」が宝塚・男役の魅せ所であろう。 いかにも宝塚的な鎧姿であり、鎧のデザインは少女漫画チックでもあった。 颯爽と疾駆する乗馬姿は吹き替えではなく、さまになっていた。 しかし、このシーンが最も魅力的かつセクシーに見えたのは確かである。 不思議なことに、その凛々しさの中に『あどけなさ』も感じた。
と言う訳で、和央ようか さんの女優としての初仕事の『試練』は、男勝りの淀君という役どころを得て、まずまずの成功であったのではないだろうか? 宝塚男役スターが、宝塚を離れて女優に戻る(女優に変わる)とき、まずは「男勝り」の女役から始まるのはよくあることである。 一路真輝しかり、真矢みきしかり・・・
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一部の写真は、【赤毛のアンちゃん】 から転載しました。
☆☆☆☆☆
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テーマ:映画★★★★★レビュー
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2007年に見た映画 |
Merry Christmas !
とは言っても、私はクリスチャンではありませんが・・・ まあ、良いことにして。
いよいよ、今年も1週間を残すのみ。
今年見た映画リストです。 My Best ランキングは、追って記事を書くつもりです。
鑑賞の特徴は、前半は僅か10件しか見ていないのに、 後半23件と倍以上見ていることです。 1月2件、2月1件、3月2件、4月1件、5月3件、6月1件:前半10件 7月2件、8月2件、9月5件、10月7件、11月2件、12月5件:後半23件
それぞれのレビュー記事は、ここをクリック :カテゴリー【映画レビュー】
また昨年、戦争もの(911含む)が9件あり、特に第二次世界大戦ものが3件あったのに対して、 今年は、「さらば、ベルリン,夕凪の街 桜の国」だけで少ないこと。
昨年多かった記憶の喪失に関する映画(博士の愛した数式,.明日の記憶,私の頭の中の消しゴム)が、今年は無かったこと。 変わって『不治の病』を扱ったものが幾つかありました。(天国で君に逢えたら,象の背中,Little DJ) 冤罪を作り出す「人権侵害の取調べ」を描いたものもありました(それでもボクはやってない)。
一方で“鳴り物入りの”前宣伝がありながらも、私的には、駄作と思うものもありました(愛の流刑地,バベル,Marie Antoinette など)
昨年(2006年)のMy List は、ここをクリック
【My List】 は、続き 【...read more】 を御覧ください。
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テーマ:映画関連ネタ
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ミュージカル「エリザベート」開演 |
ウィーン一人旅-第35回 ************************************************
まだ、(2004年) 5月1日 の続きです。 気長にどうぞ!
ミュージカル「エリザベート」開演
いよいよ開演。
開演してから又また驚いたことには、舞台間口の高さより高い座席なのにも拘らず、舞台奥までしっかり見える。 少なくとも舞台装置を仕込んである範囲までは見通せる。 見にくいのはむしろ舞台鼻だけ。それも少し前かがみになれば見ることができる。
日本では「後方のお客様のご迷惑になりますので、前屈みにならないでください。」てな場内放送があるが、ここは逆。 それぞれの座席の前に鉄パイプの手すりがあって、「どうぞこの手すりにもたれて前屈みでみてください。」という風情。 みんなが前屈みで見るのだから、結局おなじこと。それでも見にくい場合は中腰や立位も一時的には公認状態。誰も文句を言わない。 客の動きを見ていると前屈みで疲れたら、たまに背もたれにもたれて休んでいるという感じであった。
(この写真は前に使っていますが・・・)
ミュージカルの内容は、ここでは伝えきれないが、とにかく『最高!!!』であった。 オペラ一つ、オペレッタ一つが何ほどのものか!という感じ。
聴衆は主なミュージカルナンバーが終わるごとに会場に響き渡る「キャー~~~!!!」という喚声を上げる。 演出的にも考えられていて、喚声を上げて良いところは音楽も大クレッシェンドで終結するが、つながり上あまり喚声がふさわしくないところは、すぐに音楽で繋いで行く。
最初「キャー~~~!!!」に驚いていた私だが、すぐにそういう反応にも慣れ、「ブラボー(男性に)」「ブラバー(女性に)」を連発していた。
オーケストラは本物の管弦楽団で50人位の編成。(楽員名簿は約100人なので2編成の交代制なのだと思う)「生オケ」。
「中入り」に隣の女性が「気に入られたようですね」と話しかけてきたので、「実は、ドイツ語はわからないんだけれど、ジャパニーズ・バージョンを見てストーリーは良く知っているので、演じていることは良く解っています。」と宝塚版、東宝版の話などをご披露。 地元の方のようであるが、英語は極めて堪能。
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テーマ:ヨーロッパ旅行記
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2007年に観た映画 マイ・ランキング |
私が2007年に見た映画の本数は、記録のある限りで33本でした。 ベルリンへの機中で観た1本(マリー・アントワネット」以外は、全て映画館で見たものです。
大津留公彦さんに真似て、評価の尺度を設定してみました。 大津留公彦さんは、「娯楽性」「社会性」「芸術性」という 【三つの尺度】 でしたが、 私は、「訴求度・感動度・構成力・芸術性・満足度」 の5つの尺度を設定しました。 私が見るのは、娯楽映画ばかりではないので、「娯楽性」の尺度は採用しませんでした。 「社会性」に関しては、「訴求度」(メッセージ性)に替えました。
その結果は、自らの第一印象による順位とは多少異なるものになりました。 尺度による評価の方が、より『客観的』なのでしょうか?
では、その尺度による順位を発表します。 ******************************** 洋画 【Best-5】 左から 訴求度・感動度・構成力・芸術性・満足度/合計 No.1 「SiCKO」 5・4・5・3・5 /22 No.2 「ドリームガールズ」 4・4・4・4・5 /21 No.2 「THE U.S. VS. JOHN LENNON」 5・4・3・4・5 /21 No.4 「大統領暗殺」 Death of a President 5・3・5・3・4 /20 No.4 「グッド・シェパード」 5・4・4・3・4 /20 以下、 No.6 「ミス・ポター」 /19 No.7 「さらば、ベルリン」the Good German /18 No.7 「不都合な真実」 /18 No.9 「Queen」 /17 No10 「エディット・ピアフ」LA VIE EN ROSE /14
私の直感(第一印象)による 【洋画Best-5】 は、 No.1 「SiCKO」 No.2 「さらば、ベルリン」the Good German No.3 「グッド・シェパード」 No.4 「ドリームガールズ」 No.5 「THE U.S. VS. JOHN LENNON」 この直感、どうやら社会性が評価の中心になっているようです。
**************************** 邦画 【Best-5】 左から 訴求度・感動度・構成力・芸術性・満足度/合計 No.1 「クローズド・ノート」 4・4・5・4・5 /22 No.1 「ALWAYS 続 三丁目の夕日」 3・5・5・4・5 /22 No.3 「それでもボクはやってない」 5・4・4・3・5 /21 No.4 「夕凪の街 桜の国」 Death of a President 5・4・4・3・4 /20 No.4 「椿 三十郎」 4・4・4・4・4 /20 No.4 「HERO」 4・4・4・4・4 /20 No.4 「象の背中」 4・4・5・3・4 /20 以下、 No.8 「日本の青空」,「茶々 天涯の貴妃」,「オリオン座からの招待状」 /19
私の直感(第一印象)による 【邦画Best-5】 は、 No.1 「ALWAYS 続 三丁目の夕日」 No.2 「クローズド・ノート」 No.3 「オリオン座からの招待状」 No.4 「舞妓Haaaan!!!」 No.5 「Little DJ」 この直感、どうやらヒューマニティと感動度が中心になっているようです。
と言う事は、私は無意識ながら 『洋画には社会性(メッセージ性)を』 『邦画には感動を』 期待しているらしいことが明らかになりました。
また、それが尺度による評価結果とは異なることも意外な結果となりました。
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なお、邦画部門 主演女優賞は、沢尻エリカ 「クローズド・ノート」 (あのお騒がせ記者会見の映画です) 助演女優賞は、宮本信子 「眉山」 主演男優賞は、役所広司 「象の背中」 「それでもボクはやってない(助演?)」 助演男優賞は、阿部サダヲ 「舞妓Haaaan!!!」(主演だったかな?) 特別賞は、福田麻由子 「Little DJ」,和央ようか 「茶々 天涯の貴妃」 ,天海祐希 「サウス・バウンド」 : 私の好みに過ぎません。
2007年に見た映画、【全リスト】
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テーマ:★おすすめ映画★
- ジャンル:映画
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今年見たテレビ番組レビュー |
大津留公彦さんが、映画ランキングに飽き足らず、「TVランキングをやろうよ」と言うので、 どういうジャンルでやるのか不明なところはありますが、とりあえず印象に残った番組を 気の向くままに上げてみます。 評価尺度は作らず、エイヤッ!と 『思い込みで』ランキングして見ます。
10回前後の連続ドラマ No.1 「歌姫」 (あまり人気は上がらなかったようだが、私は気に入った。 特攻隊で不時着して記憶喪失という主人公の生きざまに感銘!) No.2 「演歌の女王」 (天海祐希の売れない演歌歌手と、その子ども時代の福田麻由子 という、私の希望通りの豪華配役!) No.3 「医龍 2」 (医学考証もしっかりしている。「金の払えるものほど高度な医療を 受けられる」という風潮に警告を発する最終回であった。) 番外 「スワンの馬鹿」 (小遣い3万円/月の30代男性の“誠実な”生き方)
2回から数回の枠の連続ドラマ No.1 「ハゲタカ」 No.2 「点と線」 No.3 「遠い国から来た男」 No.4 「ひと形流し」 No.5 「新マチベン」他、弁護士ものドラマ
長期連続ドラマ No.1 「ちりとてちん」 (とにかく、おもしろい。貫地谷しほりさんもうまい!) No.2 「風林火山」 (言う事はありません。おやかた様) No.3 「どんど晴れ!(老舗旅館の女将修行をする現代女性のお話)
ノンフィクション No.1 NHKが幾度にもわたって取上げた、「日本国憲法」成立史。 現憲法制定にあたって、鈴木安蔵が明治自由民権「憲法草案」(植木枝盛など)を 下敷きにし、GHQもこの案を高く評価した結果が現憲法の骨格になったという話。 No.2 「ワーキングプア」を取上げたNHK特番や「クローズアップ現代」「生活ほっとモーニング」などの一連のNHKの番組。 また、これに追随する民放各局の番組。 No.3 「私は貝になりたい」 「はだしのゲン」 「象のハナコ」 など、8月を中心に放映された 戦争に関するセミ・ドキュメント
毎週定番の番組 No.1 その時歴史が動いた。 No.2 ドキュメント'07 No.3 芸術劇場
単発もの 「吉原炎上」 12月29日放映
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ミュージカル「エリザベート」の舞台機構 |
ウィーン一人旅-第36回 ************************************************
ミュージカル「エリザベート」の舞台機構
舞台機構がすごい。宝塚版も東宝版もそれなりに舞台機構の使い方に感心していたが、ここのは全く規模といい速度といい“危うさ”といい「凄い!」。
劇場は、1801年創建というが、機構はこのミュージカル用に全て造り込まれているようだ。
宝塚等は既存の舞台機構をフルに活用する方式だが、本場では、演目に合わせて機構を全部造り直すのである。これはニューヨーク・ブロードウェイ、ロンドンなどでも同様だ。日本でそれができるのは劇団「四季」くらいであろう。ロングラン公演だからこそ、できることである。
(画像は公演パンフレットより)
文章では表現しにくいが、直径20m以上はあるかと思われる大きな回り舞台に奥行き方向で4分割か5分割された迫りがあり(ここまでは標準的だ)その迫りそれぞれが(親子になっていると思うが)センターから両翼を上下に稼動できる(羽のようにパタパタと)、というものである。
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ヴァイオリンと二胡、パーカッションのライブ |
広島のバンド「祈り部」(「おりべ」ではない、「いのりべ!」)のライブに誘われて行った。
ヴァイオリンと二胡の竹内ふみの(女性)、パーカッションの宮本香緒理(女性)、そしてベース(コントラバス&エレキベース)の渡辺祐平、ギターの公文まちゃあきの4名のユニットによるバンドである。
ライブが開催されたのは、暮れも押し迫った12月29日午後2時から。 幸い昨日仕事納めだったので、参加することができた。 小規模な会場でやるので、素人の趣味のバンドと思って、付き合い上参加した。
会場は、福岡市東区箱崎の筥崎宮すぐ横の宮の杜ギャラリー「もも庵」。 壁全面のガラス窓の後に筥崎宮の木々を借景にしている。 ステージの後が樹木の緑で覆われているという絶好のシチュエーション。 (私はカメラを持参していなかったので、写真は友人から送って頂いたもの) 参加費は1200円+ドリンク代(必須)500円。
どのようなコンサートでもそうであるが、私は演奏団体や個人のネームバリューで真に受けた聴き方はしない。 知り合いのバンドだからと言って甘く見ることもない。 必ず、本物かどうか、私の耳で聞き分けることにしている。 もっとも、「私の耳」がどれほどのものか、世の中に通用するとは思っていない。 自らの鑑賞に資するだけのものであり、個人的な趣向である。
と言う訳で、「祈り部」のライブも最初は冷静な立場で(最前列で!)聴いていた。
しかし、しばらくすると、このグループのパーカッションは本物であるとすぐに解った。 ソリストは、ヴァイオリンと二胡を曲目ごとに持ち替えているが、パーカッションの香緒理さんは、曲目進行の中で各種撥(バチ)の持ち替え、楽器の持ち替えなど忙しく立ち回り、どの楽器もプロさながらに完璧に演奏していた。 その上、随所に見せる笑顔が最高に良い。会場の雰囲気を大いに“Intimate”にする。 また、ソリストやギター・ベースなどの仲間に絶えず視線を送り、にこやかながら息を測り又さりげなく合図を送っている。 どうやら、このバンドのペースメーカーというか影の指揮者は、このパーカッションの香緒理さんのようだ。
休憩時間中に話を聞いたところ、元は某音楽大学でクラシックのパーカッションを勉強してきたと言う。 私が「岩城宏之さんの系統ですね」と話を進めると「岩城さんをとても尊敬している」とのこと。 やはり、これだけ演奏できるという背景には、きちんと勉強・鍛錬してきたことがあるのだ。 私は、このパーカッショニストに惚れ惚れとしてしまった。 機会があれば、また聴いて見たいものである。
ヴァイオリンと二胡のソリストの竹内ふみのさんも「本物」であると言えるだろう。 表現もテクニックも相当のものであった。 同じ弓で弾く弦楽器ではあるが、ヴァイオリンと二胡ではボウイング(弓の引き方)方法や弦の押さえ方など演奏方法は、全く異なる。 ヴァイオリンでは、弓は基本的には重力の働く方向に『押える』方向でのボウイングだが、二胡では、重力に直交する方向でのボウイングであり、しかも2本の弦の間に弓の「毛」が挟まっているので、方側の弦は押える方向で、もう一方は引く方向でのボウイングとなる。 その二つの楽器を自在に弾きこなしている姿は本物の演奏家であった。
竹内さんは、休憩後の2部の冒頭で「祈り部」のスタンスというかポリシーというか存在意義を述べた。 原爆都市の広島から発信するからには、「語り部」ならぬ「祈り部」として訴えて行きたいとのこと。 この姿勢には共感させられる。
演奏曲目は、オリジナル曲を配しながら、ピアソラの「リベロ・タンゴ」からペルーの曲や中国の曲、果ては「ソーラン節」に至るまで各国多国籍の曲目。 演奏方法は、ソロの連携やアドリブなどジャズ的な色彩の感じられるものであった。
前半・後半あわせて十数曲を演奏し、2時間半に亘る本格的な演奏会であった。
「祈り部」のホームページは、ここをクリック ブログもあるようです、ここをクリック
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テーマ:LIVE、イベント
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