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観劇レビュー&旅行記

【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。

あけましておめでとうございます

2008年1月1日

ブログ読者のみなさま。
今年もよろしく御願い致します。

昨夜(2007年12月31日)NHK教育TVでは「紅白歌合戦」の裏番組で、恒例のベートーヴェン「第九交響曲」(「歓喜に寄す」合唱つき)の演奏(録画)を放映していました。

一昨年(2006年)は、嘉穂劇場の「第九・其の参」に参加しましたが、2007年は仕事が立て込んであり参加できませんでした。

聴きなれ、歌いなれた第九ですが、やはり歌う度、聴く度に、このシラーの歌詞の時代を超越した普遍性を感じずには居られません。

要約すれば、
【時流が強く引き裂いた人々を歓喜の力が再び結びつけ、人類はあらゆる障害を越えて兄弟になる】ということです。

差別や分断、格差社会と言われている今こそ、このシラーとベートーヴェンの訴えは力強く響いてきます。

年末恒例の第九ですが、欧州では新年に公演されるところもあるとか。

今年の第1回目の記事は、第九の歌詞の重要な部分を皆さんに改めてご紹介することにします。


     ☆☆☆☆☆

Ludwig van Beethoven
An die Freude !


Freude, schöner Götterfunken
 Tochter aus Elysium,
Wir betreten feuertrunken,
 Himmlische, dein Heiligtum!
Deine Zauber binden wieder
Was die Mode streng geteilt;
Alle Menschen werden Brüder,
 Wo dein sanfter Flügel weilt.

Seid umschlungen, Millionen!
Diesen Kuß der ganzen Welt!
Brüder, über'm Sternenzelt
  Muß ein lieber Vater wohnen.
Ihr stürzt nieder, Millionen?
 Ahnest du den Schöpfer, Welt?
  Such' ihn über'm Sternenzelt!
   Über Sternen muß er wohnen.


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ベートーヴェンは、「第九交響曲」のフィナーレで、上の歌詞の中でも、取り分け
“Deine Zauber binden wieder
Was die Mode streng geteilt;
Alle Menschen werden Brüder,
 Wo dein sanfter Flügel weilt. ”

のところを何度も何度も畳み掛けるように繰り返しています。
上に書いた
【時流が強く引き裂いた人々を歓喜の力が再び結びつけ、
人類はあらゆる障害を越えて兄弟になる】
 というところです。
最も訴えたいことが、これだったのでしょう。

新しい年が、格差や差別を解消し、人類が兄弟になる時代に一歩近づくことを期待して!

日本語訳は、続き【...read more】 をお読みください。

     ☆☆☆☆☆

【“あけましておめでとうございます”の続きを読む】
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ナショナル・トレジャー 「リンカーン暗殺者の日記」

ナショナル・トレジャー 「リンカーン暗殺者の日記」 を1stDayスペシャル 1000円で見た。

まあ、1000円程度の映画である。
仕掛けは大掛かりであるが内容は薄っぺらであった。

相変わらず映画前半では無意味なカーチェイスがあり、ぶっ壊した車や屋台や建物や轢いた人々はどうなったのかという配慮も無い。

黄金の都市を見つけたあとのトラップなどさまざまな仕掛けから命懸けの脱出をするところも定番通り。

何か歴史的な問題意識を提起することもなかった。
すなわち政治・社会・歴史的なメッセージ性も何も無い。

性格が同じような映画と思っていたが、「ダ・ヴィンチ・コード」
と比べれば、ストーリー構成も伏線も低級で、レベルが全然違っていた。

鳴り物入りの3流映画と言えよう!

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二日間とも寝正月

2008年1月2日

 今年の年末年始休暇は12月29日から1月6日まで9日間もあったのに、事前の計画を練っていなかったので、正月は“寝正月”の結果に・・・

 元日は、ブログの整理とバックアップに費やし、夜は、ウィーン・フィルの生中継を教育テレビで鑑賞。
 その後は「相棒」を見るなど、テレビ漬け。
将来が思いやられる暇つぶしでした。

 二日も10時過ぎまで寝てしまい、「のだめカンタービレ」の再放送を見た後、
新春ワイド時代劇「徳川風雲録」を終わるまで見てしまった。

 「徳川風雲録」では、吉宗の若かりし頃を内田朝陽が演じているが、長じて吉宗を演ずるのは中村雅俊である。
 内田朝陽が『天一坊』を演じるからかも知れないが、同時二役でも良かったのではないかと思う。
 女優陣でも、若手も起用されているとはいえ、天英院に南野陽子、月光院に桜井幸子、竹姫に田中美里など、ちょっと年の行きすぎた過去の栄光に頼る女優が配役されているのは問題あり。男優陣もまたしかり。
 時代背景は波乱万丈だった元禄を映し出すように、「浅野匠上松の廊下の刃傷事件&赤穂浪士討ち入り」「江嶋・生島事件」などの歴史的事実を取り込み、 「天一坊事件」という架空の事件を配した形。
 それなりに興味深い演出であった。
 これを長時間に亘って提供した通信販売の「ベルーナ」ってどんなに儲けてんの?
   

 「のだめカンタービレ」は、新作を1月4日・5日午前9時から放映されるとの事。
ウィーンなどヨーロッパ編ということで期待大!

 明日は、ちょっと外出して外の空気に当たろうと思う。


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「詩写・吉永小百合」 写真展

2008年1月3日

 今日は、午前中から行動し、昼前は福岡天神・岩田屋デパートで開催されている
「詩写・吉永小百合」と題する石川三明氏の写真展を見ました。

YoshinagaSayuri01S.jpg


午後からは、そこから西鉄電車に乗って、大宰府の九州国立博物館に行き、
「京都五山 禅の文化展」 を鑑賞しました。

 今回は、「詩写・吉永小百合」写真展を紹介します。
この写真展は、主として『三井ホーム』のCM撮影時に撮られた(CM未使用写真を含む)
吉永小百合さんの写真33枚を展示するものです。
 1990年代の写真が中心ですので十数年前となります。
 小百合さんの40代後半から50代に入る頃でしょう。(1945年3月生まれ)

YoshinagaSayuri02S.jpg

それぞれの写真には、10万円前後の『チャリティ価格』が付いており、福岡県夜須高原にある民営の社会福祉施設「やすらぎ荘」や「ドイツ平和村」へ寄付されることになっているようです。
 絵画ではないので、再生が何枚でもできる写真についている値段としては、ちょっと手が出しにくい値段設定でした。 素人考えでは、10分の一位の価格設定で、より多くの人々の協力を得た方が良いのではなかろうかという気がします。
 岩田屋本館7階大催事場にて 1月7日(月)まで開催。

【関連Webサイト】
「詩写・吉永小百合」石川三明氏の写真展
岩田屋

 その写真展の横では、石踊達哉日本画展が行われていたが、こちらは、チャリティではなく、2百万円前後の値段が付いていました。
 誰が買うんでしょうか?
 岩田屋本館7階ヂャラリーにて 1月8日(火)まで開催。

Nihongaten01.jpg


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九州国立博物館へ 「京都五山 禅の文化展」  其の壱

2008年1月4日

昨日か今日の内にアクセス数が3万を超していました。
御訪問の皆さまありがとうございます。
ランキング・クリックの方もできましたらよろしく御願い致します。

(前回の続き)

 午後からは、そこから西鉄電車に乗って、大宰府の九州国立博物館に行き、
「京都五山 禅の文化展」 を鑑賞しました。
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 今回から数回に亘って、「京都五山 禅の文化展」 
を御紹介します。
開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

 この展覧会については、【大晦日の記事】 で御紹介しました。

 大宰府駅から大宰府天満宮を通って、九州国立博物館に行くルートを取ったのですが、
まだ正月三が日ということで、参道は多くの人々で埋まり、境内に入る手前からは、動きが完全に止まっていました。
 正面からではなく、横から入るルートがあるようなので、そちらから入りました。

 本殿の前では、正面から拝観したい人々は、幅広い帯列で並んでいますが、両サイドからの拝観も可能で、そちらは殆ど並ぶことなくスムーズに拝観できるようでした。

Dazaifu01S.jpg


 私は、信心深くないので、通り抜けて裏側を回って、九州国立博物館に向かいました。
裏側には、こういうものがありました。
Dazaifu02S.jpg

 『飛び梅を歌った歌碑』
  飛び梅や 筑紫の春は 初かをり
   みやこの母と父まいらせる・・・か?(判読不能)

        Dazaifu03S.jpg

             「梅干の種」 納め所 天保15年(1844年)建立
                    Dazaifu04S.jpg

                        (その碑文)

       途中に宝物館があったので、ちょっと立ち寄りました。
        Dazaifu06S.jpg


 九州国立博物館に行くには、この入り口から長いエスカレーターに乗り、
“山上”まであがります。

Kyukoku03S.jpg


 こちらが、エスカレーターを上がった出口から見える、九州国立博物館の『勇姿』。
ガラス面が借景のように山肌を映しています。

Kyukoku02S.jpg


展覧会の内容は、今後掲載予定。

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ミュージカル「エリザベート」の舞台機構 (続き)

ウィーン一人旅-第37回
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お久しぶりです。 前回は2007年12月28日の掲載となります。

舞台は、まだ(2004年) 5月1日 の続きです。 気長にどうぞ!

ミュージカル「エリザベート」の舞台機構 (続き) 


 つまり、舞台中心からV字の谷になったり、反対に山になったり、片流れになったり、もちろん水平になったり、全体が昇降したりするのである。
【下の写真で、床面が分割されて傾斜しているのが少し解るが、実際にはもっと大きく傾斜・上昇・回転する。】 
LucheniBridgeLift.jpg

  (この写真は前回も使用しています。公演パンフからのコピーです)

 機構を要素に分ければ、それほど複雑なものではないが、これらを高速で稼動し、それ自体が昇降もし、回り盆のなかに設置されているので回転もする。
 これにより、自由度の大きい動きが可能となって、全演目を通じて同じ動きが感じられないような複雑な動きをする。もちろんそのパタパタ翼の下には効果照明が仕込んである。

 これ以外にも、舞台上をリモコンで動き回る、小さな二重回しの回り舞台(直径6m位)数台。
 舞台上手袖に支柱を設置しているであろう、大ブリッジ。このブリッジは舞台間口の7割位の幅を占める大きなブリッジで、高速で傾斜する。そこをトート(Tod)やルケーニ(Lucheni)が走り回る。また、傾斜・昇降するパタパタ床とリンクする。

Bridge01.jpg


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ウィーン一人旅-第37回
この連載を1回目から読む
        第36回へ    第38回へ

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九州国立博物館へ 「京都五山 禅の文化展」  其の弐

2008年1月6日

 「京都五山 禅の文化展」 
の続きです。
開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

この展覧会のポスターを再掲します。
Kyotogozan.jpg

上の方に、いわゆる『金閣寺』『銀閣寺』が配されていますが、これらは直接「京都五山」の
内の二つを示すものではありません。

説明地図によると、この二つは『相国寺』の仏舎利塔(鹿苑寺・金閣)と観音殿(慈照寺・銀閣)なのだそうです。

展覧会の方も入ってすぐに『鹿苑寺・金閣』の模型と屋根の守護神「鳳凰」が展示してありました。 
  (写真撮影禁止であり、画像は九州国立博物館より配信されたものです)

gozanten01.jpg

gozanten03.jpg

gozanten04.jpg

金閣寺を建立した足利義満坐像 
gozanten05.jpg



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     【其の壱】へ
     【其の参】へ

Wikipedia リンク (写真も)
【鹿苑寺・金閣】
KinkakuM.jpg

【慈照寺・銀閣】

GinkakuM.jpg


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NHK大河ドラマ「篤姫」 始まる

鳴り物入りの前宣伝(番宣)が繰り返しくりかえし放送された、NHK大河ドラマ
「篤姫」
が、始まった。

初回は、なかなか良かったんじゃないか?

 下記の読売新聞によると、視聴率は2割と言う所だからまずますの滑り出しのようだが、
過去3番目の『低さ』だという。

 宮あおい という女優をどう評価するかによって見たい人と見たくない人の差が
大きいんじゃないだろうか?
私は、結構評価している方。

Atsuhime01.jpg

 NHK大河ドラマ「篤姫」開始にリンクして、地元鹿児島では「篤姫館」が、鹿児島市本港新町にオープンした。小型テーマパークというところだろう。

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話は変わるが、年末から年始に掛けて 
【幕末の大奥 天璋院と薩摩藩】 岩波新書(2007年12月初版・出版) を読んだ。

                        Atsuhime02s.jpg


 大奥ものといっても、テレビドラマの『大奥』ものではない。
大奥の各居室の配置図の詳細や、役職の位階層性などを詳しく解説している。
学術論文的で読みづらかったというのが本音。

 また、多くの大奥役職者や「お女中」の名前や薩摩藩の藩主や取り巻きの名前、徳川家の歴代将軍や御台所と側室そして取り巻きの人々の名前が時系列的ではなく出てくるので、これらの名前を覚えるのが苦手な私には、読んだ後も相関関係がイマイチ良く解らない。
 
 篤姫=天璋院 や 和宮 の動きは追っているのだが、小説のような武勇伝ではないので、彼女らが果たした重要な役割はもう一つ印象に残らない。
 紹介の仕方が、実際に残っている記録、すなわち手紙や日記によっているからであろう。
小説家は、それら記録の行間を、読者の期待を高めるようにフィクションで埋めてゆけるが、
岩波新書にはそれを期待してはいけないのだ。
 
 『-hon』の紹介文は下記
[要旨]
外様大名島津家(薩摩藩)分家の出身であった天璋院(篤姫、一八三五‐八三)がなぜ十三代将軍徳川家定と婚礼を挙げることになったのか。また婚礼の前に近衛家の養女となり、近衛家からの嫁入りという形式をとったのはなぜか。薩摩藩と江戸城大奥の歴史的なつながりを解き明かし、将軍家最後の大奥を取りしきった波乱の生涯をたどる。

[目次]
序章 天璋院とは;第1章 大奥の世界;第2章 薩摩藩と将軍家;第3章 篤姫から天璋院へ;第4章 天璋院と和宮;終章 江戸開城とその後


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NHK大河ドラマ「篤姫」、初回視聴率20・3%(読売新聞) - goo ニュース
                  読売新聞  2008年1月7日(月)12:30

 6日に始まったNHK大河ドラマ「篤姫」の初回視聴率が関東地区で20・3%(関西地区19・8%)だったことが7日、ビデオリサーチ社の調べでわかった。

 過去10年間では、2001年「北条時宗」(関東地区19・6%)、06年「功名が辻」(同19・8%)に次いで3番目の低さ。



鹿児島に篤姫館オープン 江戸城の居室再現(共同通信) - goo ニュース
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「エリザベート」の演出

ウィーン一人旅-第38回
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ミュージカル「エリザベート」の演出

 ストーリーの展開は、基本的には日本での公演と同じ。日本版が本場と同じと言う方が正確。

 舞台機構の動きが決定的に違うのと、日本ではトートはそれほどアクティブではないが(静かにエリザベートに近づく)、こちらのトートはブリッジに飛び乗ったり、すべり降りたりと極めてアクティブで、かつ何か明るい(声質も高いメリハリのある声で、全然暗くない)。

 宝塚「花組」公演(2002年)で春野寿美礼トート役に書きおろされた「わたしが踊る時」(Wenn ich tanzen will) のナンバーも早速ウィーン版に取り入れられているという、おいしいところもある。

MusicalElisabethOchePit.jpg
         (休憩時間中のオーケストラピット)

 役人や女官たちの動き(画一的動きを風刺)は、宝塚版と良く似ていた。

 決定的に異なる演出は、時代を超越したところがあるのだが、ナチスと思わせる集団がユダヤ人排斥の狂信的な行進を見せるところ。この集団の歌は、唄うと言うより、ラップというか、掛け声というか大声で叫んでおり、象徴的な表現でナチスを批判しているわけである。

 その紋章が「日の丸」の中に「鈎十時」の4辺を3辺にデフォルメしたマークが入っているというもの。ナチスだけではなく、その協力者であった日本帝国主義も批判しているように見える。 背景の時代は19世紀末、第一次世界大戦前であるからナチス台頭までにはまだ数十年あるのだが・・・。
 パンフレットには「20世紀のファシズムが早くも暗影を投げかける」と説明している。
 “Der Faschismus wirft seine Schatten voraus. ”

 皇太后ゾフィーが、終盤で「こんなにも帝国や皇帝やエリザベートのためを思って尽くしてきたのに・・・」と淋しく嘆き悲しむ(ドイツ語はわからないので雰囲気で、ですね)シーンがあり、日本版では、ただ憎たらしい「姑」で一生を終えるのとは少し違う演出であった。
 このシーンは、その後の東宝版「エリザベート」でも挿入されていたが、内容は上記の私の感じた説明と相違なかった。

 楽曲では、フレーズの繰り返しが増えているところが多かった。せりふや状況を強調しているのであろう。


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ウィーン一人旅-第38回
この連載を1回目から読む
        第37回へ        第39回へ



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 「京都五山 禅の文化展」  其の参

2008年1月9日

 「京都五山 禅の文化展」 
の続きです。
開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

今日は、解説無しで、写真だけ。(九州国立博物館提供)

その写真も何を写したものか不確かですが・・・

gozanten06.jpg
   ○○三尊像

gozanten08.jpg
   韋駄天

gozanten14.jpg
   毘沙門天
  

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    【其の四】へ

 
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ミュージカル 「エリザベート」 を見終わって

ウィーン一人旅-第39回
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舞台は、まだ(2004年) 5月1日 の続きです。 もう少しで最終回です。

ミュージカル 「エリザベート」 を見終わって 

 すっかり堪能した後は長いアンコール。
3回目のアンコールは当然スタンディング・オーベーション。
 聴衆一同が酔いしれていた。

 ミュージカル「エリザベート」って何? と、配役やストーリーなど内容を御覧になりたい方は、下記(日本語・東宝版)のリンクをクリック。 
 http://www.tohostage.com/elizabeth08_09/index.html 東宝「エリザベート」2008&2009

Elizabeth08.jpg


2008年のシーズンもやるらしい。
一路真輝が独占してきた 「エリザベート」 を、同じく宝塚出身の 
涼風 真世 と 朝海ひかる の『Wキャスト』で務めるようだ。 
歌がメチャ多くて難しいミュージカルだけに、『Wキャスト』は、正解だと思う。 
これまでもトートは、『Wキャスト』でやってきたのだから。
やはり、一路真輝あってこその役柄独り占めだったのだろう。 


 
 劇場を出て、開演前コーヒーだけ飲んだカフェで夕食。
『ウィナーシュニッツェル』 という地元風のポークステーキだが、大きいのが二つどんどんと並んでいる。体重を気にしながらもワインとお皿をクリアにした。
 観劇チケットより高い、確かチップ込みで40ユーロくらいであったと思う。

 カールスプラッツ駅から、すでに乗り慣れたU4でホテルに戻る。
 翌朝は早朝から帰国の途につく。荷物を整理して、ゆったりバスタブで入浴。睡眠。

 ウィーン最終日もこれで終了。
日本から持ってきたユーロはわずか400ユーロであったが、最終日にも随分残っており、クレジットカードで支払えるものも随分現金で支払って使い尽くした。

本日の訪問先まとめ
Schloss Schoenbrunn (Schoenbrunn Garten → Palmenhaus → Japanisch Garten                      → Schloss Guide Tour → Gloriette → Hauputtor)
→ Trum(Strassen Bahn)  → Volks Theater → VolksOper
→ Alte Donau → Neue Donau
→ Theater an der Wien “Elisabeth” Musical → Parkhotel Schoenbrunn

明日は帰国だ!


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ウィーン一人旅-第39回
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のこり恵比寿

福岡の恵比寿神社の十日恵比寿祭りは、今日1月11日は『のこり恵比寿』。

徒歩で吉塚駅から千代町まで行く途上、たまたま、縁日をやっているところを通りました。

P1110083m.jpg

屋台は、半分ほど閉鎖しているようでしたが、まだまだ訪れる人々は多く、
午後6時半を過ぎているのに、仕事帰りの方々も含め、本殿に向けて列を作っていました。
P1110084m.jpg


これに並ぶと30分以上掛かりそうなので、横目で見て通り過ぎました。

P1110086m.jpg

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「京都五山 禅の文化展」  其の四

2008年1月12日

引続き、
 「京都五山 禅の文化展」 
の4回目です。

開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

今日も、解説無しで、写真だけ。(九州国立博物館提供)

gozanten12.jpg
      展示室の一画

gozanten07.jpg
    極めて有名な鶴の掛け軸。後世の画家の多くがこれを模写しているそうです。

gozanten10.jpg
    高僧の晩年の姿(やつれや皺なども表現する、リアリズム・写実主義)

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バブルへGO!!

昨夜のTV番組では、NHKで「感染爆発」という、必ず起こると言われている新型インフルエンザの番組があったが、それはビデオで録画することにして、コメディ映画「バブルへGO!!」の方を見た。

2007年2月公開の映画であるが、時代は2007年と1990年である。

go-bubbleTop.jpg


映画館での上映は終了しているので、ネタバレ御免とする。

日本経済が破綻した2007年の世界からタイムマシンで1990年に行き、いわゆる「不動産取引規制」というバブル退治の政策を転換させようというものである。

大蔵省の芹沢局長(無力であった大蔵大臣ではなく、「局長」という設定が結構リアル)が、この規制を発表する直前の時代に飛んで、この政策を止めさせようと企てるのである。
飛んでゆくのは第一に真理子(薬師丸ひろ子)、第二に真弓(広末涼子)。彼女らを送り込むのは若手大蔵官僚・下川路功(阿部寛)。

映画の全体の印象は荒唐無稽ではあるが、中締め的な場面で芹沢局長(伊武雅人)が真理子(薬師丸ひろ子)たちの前で話す言葉がリアルである。
おそらく、この映画の作者はここに最も力を入れたというか、この一言を言いたいがために、この映画を作ったのであろう。

一方でバブル時代に飛んだ真弓(広末涼子)が、その雰囲気と金回りの良さに「バブルって最高!!!」というところも何かリアル!

真理子が、芹沢局長が『日本の経済を裏で動かしている人たち』と日米財界人を紹介し、これらの人たちに対して真理子が、2007年の日本経済の破綻が明日発表しようとしている「不動産取引規制」に端を発するものだと力説すると、出席した財界人達は拍手をする。
その拍手を受けて、芹沢局長は、その結果は解っているとして、「そういう破綻と混乱の中で、ここに居る人たちや私に何兆円もの利益が転がり込むことになっている。」(要旨)というのだ。
しかし、相次ぐ金融機関の破綻やM&A、外資によるハゲタカ的企業乗っ取り等、これまでの経済状況を見ていると、この芹沢局長の発言はあながち制作者の創作とは思えず、“真に迫った”内容であった。

彼女らが、様々な武勇伝を残して2007年に帰ると、彼女らを派遣した下川路功(阿部寛)は総理大臣に就任するその日だった。

お台場のベイブリッジが3本も掛かっているという、最後のオチも考えさせるものであった。

時代考証は、高々17年前であるから結構良くされていたようである。
当時、まだ携帯電話はなく、警察無線として大型携帯電話が使用されていた時代であったようである。
今では、ケイタイでのアポイントは当たり前になっているが、当時は駅前での待ち合わせも今と比べれば大変だったようである。

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【関連リンク】
オフィシャルサイト (重い)
オフィシャルブログ
Yahoo!映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」
Wikipedia

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ウィーン空港へ

ウィーン一人旅-第40回
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ウィーン空港へ

(2004年) 5月2日

 あっという間の3日間であった。(連載は3日間とは思えないほど長かったですが・・・)

 朝6時より起き出し、帰る準備。朝食をさっと済ませ「パークホテル・シェーンブルン」をチェックアウト。 予定の145ユーロ以外全く追加請求なし。
 朝食2食付。サービス料とか税金とかも改めては請求されない。
こんな豪華なホテルに、普通の四星ホテルなら一泊分以下で二泊もできた。

 すでに乗り慣れたU4でWien Mitte駅へ。
 そこで、S-bahn(近郊列車)に乗ろうとホームを聞いて行ったのはよかったが、あまりにも路線が多く(その上、同じホームに次々と別の路線の列車が入ってくるので)どこ行きに乗ってよいのか解らず。
 へたに違うところに行ってしまうと飛行機に乗り遅れるので、リムジンバスにしようと捜すが、歩き回っても、これも乗り場が解らず。
 昨日、バスターミナルまで行って見ておくべきであった。
空港直行の特急列車、CAT (City Air Train) の駅を見つけたので、それに乗る。

CityAirTrain
    (この写真は2007年再訪時に撮影)

 電車が動き出してすぐ検札があった。
 ウィーンにきて初めて検札に出くわした。
私の (公共交通機関乗り放題の) 『ウィーンカード』 は、幸い本日の9:32までなので、これを見せた。
 ところが、『ウィーンカード』 は、ウィーン市内のみ有効で、このCATには使えないという。 運賃は9ユーロ。
 財布やポケットをあたってみると、7ユーロちょっとしかない。
日本円かクレジットカードは使えないか尋ねたが、それは無理とのこと。
困った顔をしていた車掌さん、やむなくユーロをあるだけ受け取り、車内切符を発行してくれる。
 下車した際、その車掌さんに歩み寄り”Thanks too much. I was very appreciated with you” (文法上ちょっと間違いがあるが)と御礼を言うと、にこやかに“No problem!” と言っていただいた。 おそらく不足分は、個人的に立て替えて頂いたのだと思う。

(次回が最終回の予定です)


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ウィーン一人旅-第40回
この連載を1回目から読む
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感染爆発

NHKスペシャル「感染爆発」 を録画で見た。

080112_header.jpg

   (イメージはNHKホームページより引用)

 ドラマの方がドキュメンタリーよりも解りやすかった。
ドキュメンタリーは前半だけ見たのだが、それによると、ドラマは実際にインドネシアなどで起こっている事態を踏まえ、日本での備えの実情なども織り込んでリアルに構成してあるように思えた。

 また、冒頭のエピソードで、ニートやフリーターをしていた若者が手っ取り早く稼ぐために、医療廃棄物の不法投棄を行う違法業者に雇われてしまい、それが元で新型インフルエンザに感染して死に至ってしまうさまを描き、若者の「雇用問題」「格差問題」「医療廃棄物問題」「環境問題」そして、上には書かなかったが「海外からの不法入国」など、現在の重要問題を重層的にとらえようとする意欲的なシナリオだった。

 新型インフルエンザがひとたび発生すれば、感染の予防は殆ど不可能であることを、このドラマはリアルに示してくれた。 
 人類が100万年かけて行ってきた進化をインフルエンザ・ウイルスは数年で次から次に変化しながら進化し、ワクチンの開発速度がとても追いつかないことも解った。

 今、都市部で起こるか感染した人が都市部に入ってきたら、その感染の爆発的速さはすさまじい。隔離や押さえ込みを行うどころか、交通機関を介して瞬く間に都市全域そして交通機関でつながっている周辺部に翌日には感染が拡大している。
 既存のワクチンやタミフルは、効かないそうである。

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結核感染者 2800万人

 先日の新型インフルンザ「感染爆発」に続いて、今日の「ためしてガッテン!」では、
結核の『大爆発?』を取り上げていた。
 題して
【なぜ今!?目覚める結核 感染者2800万人の真実】

 結核感染者が現在 2800万人(国民の4人に一人の多さ)に達しているという
衝撃的な数字から番組は始まった。
 モニターとして調査した「囲碁会所」では、調査した12人の内、3人が【感染】、2人が【感染疑い】であった。(偶然だが4人に一人感染の比率に合っている)
 統計的には、60歳以上の3割、70歳以上の5割が【感染】しているという。

 しかし、感染したからといって自動的に発病する訳ではなく、発病するのは、10人に一人という。
 それでも、単純計算すると 280万人にも及ぶことになる。

 50年前には「不治の病」と言われていた「結核」ではあるが、今では、発病しても、効果的な抗生物質で適切な治療を『続ければ!』一応完治するらしい。
 しかし、この『続ければ!』という所が曲者で、6ヶ月から9ヶ月も十数錠の薬を毎日定時に飲み続けなければならないのである。
 普通、1・2ヶ月で効果てきめんで、自覚症状が無くなるが、そこから先が難関なのである。自覚症状が無くなってからも半年以上飲み続けないと結核菌を完全には殲滅できないのだそうだ。
 途中で、止めてしまうと、弱っていた結核菌は元気を取り戻し、それまでの薬に対する抵抗能力を持ってしまい、「耐性菌」となって、オールマイティ・スーパーパワー結核菌となってしまうのである。
 こうなると、どんな薬も効かなくなるという。

 また、それとは別にマイクロファージに食べられた「結核菌」は、マイクロファージ体内で消化酵素にも犯されない『休眠状態』に入り、60年以上も、人間の体内で『冬眠』していて、高齢化や体力低下、ストレスの蓄積、栄養不足などの人間の弱みを見逃さずに「活性化」=「発病」すると言う。
 最近、中高年者に「結核」発病者が急増しているのは、このためである。

 一方では、今では、結核を知らない若い世代にも急速に増えていると言う。
不安定な生活、いわゆるクラブ・カラオケなど密室での仲間の集合などで感染が拡大しているらしい。

 いま、何も症状がない人々も大いに御注意して頂きたい。
「咳」 と 「微熱の継続」 に要注意! だとのこと。 

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帰国へ

ウィーン一人旅-第41回
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最終回です。

帰国へ

ウィーン空港 → アムステルダム → ソウル → 福岡

 ウィーンからアムステルダムは空席がめだった。
アムステルダムからソウルでの隣の席は美人のフランス人。
その隣はオーストリア・ウィーンが地元という女性。
座席前は出入り口なので、足を伸ばせるし、離着陸時はフライトアテンダント(旧:スチュワーデス)が御対面。
そのアテンダントは韓国美人。従って共通語は当然英語。
こういう場では英語の威力を実感。

 オーストリアの女性がフランス女性に絶え間なく英語で話しかけ、国はどこか、仕事はなにかと身上調査みたい。
 その結果そのフランス女性はフランス南部の出身で、仕事はナチュラル素材を活用した化粧品やバス用品などを開発している40人位のベンチャー企業で研究開発のラボラトリで働いているとのこと。
 商品説明のパンフも取り出して説明をしていた。私も一・二話に加わったが、女性同士の話には付いてゆけず。
 二人とも英語を母国語のように堪能に操っているように聞こえた。

 ソウルから福岡間は一部空席があるが、結構混んでいた。飛んでいる時間は50分だという。行きより早いのは偏西風のせいか。

 5月3日昼過ぎ福岡空港着。連休を二日残しているためか、入管手続きは並ぶ人もおらず、極めてスムーズ。多少の質問と荷物の中身の点検はあったが、何の問題もなくチェックアウト。
 私の4泊6日・実質3日の「ウィーン一人旅」は完結いたしました。

  ながらく、お付き合いいただき、ありがとうございました。なんの景品もございませんが御容赦くださいませ。

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ウィーン一人旅-第41回
この連載を1回目から読む
        第40回へ

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以下、ウィーン市内名所ではない写真を幾つか

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「京都五山 禅の文化展」 其の伍  銀閣寺創建時の石垣出土

2008年1月18日

 「京都五山 禅の文化展」 
の続きです。

開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

 先ほど配信された共同通信Webニュースによると、銀閣寺創建時の石垣が出土したのだという。
 「京都五山 禅の文化展」に直接の関係はないが、前にも紹介したように銀閣寺も五山の一つ『相国寺』の観音殿(慈照寺)であり、関連するので、このシリーズに掲載した。

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銀閣寺創建時の石垣出土
    山崩れを防ぎ、景観守る

             共同通信   2008年1月18日(金)19:24

 京都市左京区の銀閣寺(慈照寺)境内北側の山すそから、創建時の15世紀末ごろとみられる石垣が見つかり、銀閣寺が18日発表した。付近の山の上には足利義政が建立した堂「西指庵」があったとされる。京都市埋蔵文化財研究所によると、山崩れ防止や景観保全のための石垣とみられる。上部が土砂崩れや洪水で崩壊した跡がある。石垣に沿って溝も発見されたほか、土砂を防ぐための堤状の遺構も確認された。

銀閣寺創建時の石垣出土 山崩れを防ぎ、景観守る(共同通信) - goo ニュース


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以下は、九州国立博物館から配信された「京都五山 禅の文化展」の写真です。

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「白鳥の湖」

昨夜から今朝未明に掛けて、NHK教育テレビ「芸術劇場」で、
ロシア・マリインスキー劇場で行われた白夜祭から、
マリインスキー劇場バレエ団の「白鳥の湖」が中継録画で放送された。

SwanLake.jpg
   (画像は昨日の番組とは関係ありません。新国立劇場Webより)

さすがに、作曲者チャイコフスキーの地元だけあって、本格的な公演であった。
その上、通常TV放映では、ハイライト(つまり抜粋)が殆どであるが、
昨夜は3幕全体を『ノーカット』(幕間のダンサーへのアンコールの一部はカットされていたようであるが)全曲上映であった。

振り付けは、定番のマリウス・プティパ版

指揮は、今注目のマエストロでありマリインスキー劇場の芸術総監督であり奇才の指揮者として知られるワレリー・ゲルギエフであった。
彼の演奏は数年前にアクロス福岡で聴いたことがある。

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<出演> ウリヤーナ・ロパートキナ(オデット)

ダニーラ・コルツェンセフ(ジークフリート)  ほか

<管弦楽> マリインスキー劇場管弦楽団
<合唱> マリインスキー劇場合唱団
<バレエ> マリインスキー劇場バレエ団
<指揮> ワレリー・ゲルギエフ
<収録> 2006年6月1,3,5日  マリインスキー劇場
共同制作:BBC/NHK
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銀色のシーズン

昨夜(2008年1月19日)、先週公開された「銀色のシーズン」をレイトショーで観た。

大河ドラマ「篤姫」で篤姫の幼馴染・肝付尚五郎を演じている瑛太(城山銀)と
朝ドラ「ちりとてちん」で徒然亭草々を演じている青木崇高(神沼次郎)
そして、玉山鉄二(小鳩祐治)の3人が主演し、
助演女優と言うか主演女優として田中麗奈(綾瀬七海)が出ている。

私は、青木崇高が出ていると言うので、見ることにしたのだ。

田中麗奈は綺麗だった。
これまでの可愛い女の子から、美しい大人の女性に成長していた。
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    綾瀬七海の登場シーン

彼ら3人はスキー場で「なんでも屋」をやって『稼いでいる』が稼ぎは実際には
殆ど無い。

カモを捜して一儲けしようと企んでいるがうまく行かない。
そこに綾瀬七海が現れるのであるが・・・
綾瀬七海は、1年前に婚約者が申し込んだ桃山町の雪と氷のチャペルで結婚式を挙げる
ために、この町にやってきたのだった。
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   その雪と氷のチャペル(カマクラを大きくして教会風にアレンジしたようなもの)

城山銀は、モーグルのワールドカップに出るほどの腕前であったが、転倒事故で
第一線を去っている。
今は、ジャンプ台からパラグライダーで飛び立って、宣伝ビラを撒いている。

神沼次郎は、スキーの勢いで川や池を水上スキーのように渡ることを目標としている
変わり者
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  この写真はどうか解らないが、映画での水没シーンは青木崇高本人が演じたらしい

小鳩祐治は、町内の手摺という手摺をスキーで滑りつくすことを目標としている
これも変わり者
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   これはスタントの方だと思うが

これら変わり者が行うパフォーマンスはCGでやっているかと思っていたが、
エンド・クレジットで流れたメイキング映像というかNG集的映像で、実際に(スタントだろうが)
やっていて、手摺を滑る所などは、見事に途中で失敗して階段の上に転落していたりしていた。
これではスタントマンには怪我が絶えなかったことだろう。
エンドクレジットでスキースタントという人々が数十人出ていた。

まだ、映画館で上映中でもあり、ストーリーは書かないが、コメディではありながら、
それなりに考えさせられるラヴストーリー?であった。

私の期待した、青木崇高は「ちりとてちん」以上に吹っ飛んだ役柄で期待以上であった。

この4人のインタビューは、ここをクリック

メイキング映像は、ここをクリック
CGは、一切使っていないそうです。
全部で6本 各15分前後で、全部見るのに1時間半ほど掛かります。
計画的に観てください。

何と言っても、冒頭と途中の賭けレースで高速で疾走するシーンは、どうやって撮ったのだろうかと思うカメラワークで『疾さ感』を見事に捉えている。
部分的には、瑛太、青木崇高、玉山鉄二自らが滑っている。
その辺の秘密はメイキングにあるかも?!・・・

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 「京都五山 禅の文化展」 其の六

2008年1月21日

引続き、
 「京都五山 禅の文化展」 
の6回目です。

開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

 私は買わなかったのですが、解説「パンフレット」を2500円で販売していました。
「パンフレット」と言っても超分厚いもので、百科事典ほどもありました。
こういう会場だからこそ、この値段で販売できるでしょうが、一般の書籍であれば
十倍くらいしても遜色のない立派なものでした。

 休息スペースに見本が置いてあったので、部分的に読みましたが、解説も本格的な
もので、「事典」と言っても間違いではありませんでした。

 ちょっと持って帰るにはカバンが小さくて、入りそうにもなく、あきらめました。

今回は「達磨大師」の肖像などをどうぞ。(画像は九国博提供)

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earth

 先日(2008年1月19日)、「銀色のシーズン」をレイトショーで観た日に
続いて連ちゃんで、話題の映画 「earth」 を見ました。

この映画には人間が一人として出演していません。
撮影には、大勢の人間が参加しているのに、それを感じさせない映画です。

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何と言っても撮影技法が秀逸です。

様々な場面で超絶技巧の撮影技法を使っているのだが、私が驚いたのはたとえば・・・
※ バショウカジキが群れで小魚を追い込んで食する画面なのですが、カメラマンが、
  あのカジキの鋭い槍(クチバシ)に、よく刺されなかったものです。
  撮影する側の勇気もさることながら、超高速で獲物を追いかけているのにカメラに
  当たらないカジキの敏捷さも大したもの。
※ ある場所でカメラを180度ほど回転させると、季節が春から順次変わって行き、
  冬も越して元の季節に戻るシーン。
  これは完全に同じ点で定点観測し、その季節ごとにカメラを回転させながら撮影し、
  事後処理でデジタル処理を行って造る映像らしい。(以前NHKで紹介してました)
※ ヒマラヤ山脈を越える渡り鳥(アネハヅル)を追ってゆくシーンで、鳥の表情まで
  解るような、超アップの撮影など。
  超望遠レンズで撮ればブレルだろうところが、全然ブレテいないのです。
※ チータが獲物を追うシーン。
  どうやってこれほど肉薄して撮影できたのか、それも終始チータの顔をほぼ正面に
  捉えながら。
  ここで驚いたのはチータの身体は伸縮したり、大きく上下に揺れたりしているのに、
  顔の高さは、殆ど変わらず、同じ高さで獲物を確実に凝視していること。
  撮影技法よりも、チータの身体能力に惚れ惚れしました。

他にも様々ありましたが、映画館で御確認ください。

 とにかく、地球温暖化が待った無しの時点にまで来ていることを、大声で叫ばずに、
静かに諭してくれる映画でした。
 ゴア氏の「不都合な真実」は、ゴア氏をはじめ多くの人間が出て発言する「プロパガンダ映画」でしたが、
この「earth」は、ナレーター(渡辺謙)が最小限静かに語るだけで、見る人に考えさせようと言う手法を取っています。

 環境問題に関心のある方必見です。

 映像の中では、同じプロダクションが以前に発表した映画、たとえば「Deep Blue」に
使用した画像も出てきますが(ホオジロザメがオットセイを捕らえる超超高速度撮影など)、
それは一部で、全体としては新しい映像でした。

「earth」オフィシャル・サイトは、ここをクリック

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第80回米アカデミー賞ノミネート作品

 今日は、第80回米アカデミー賞ノミネート作品についてのロイターの記事の
コピペで失礼します。

 私が見た映画は、候補に挙がっていないようです。

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米アカデミー賞候補を発表、
    作品賞に「ノーカントリー」など

                     ロイター  2008年1月23日(水)18:15

 [ビバリーヒルズ(米カリフォルニア州) 22日 ロイター] 第80回米アカデミー賞の各部門候補が22日に発表され、作品賞には「ノーカントリー」や「つぐない」、「Michael Clayton(原題)」、「There Will Be Blood(同)」、「JUNO/ジュノ」の5作品がノミネートされた。

 日本勢では、浅野忠信が主演する「Mongol(同)」が外国語映画賞にノミネートされたほか、メーキャップ部門賞候補に辻一弘さんが選出された。

 主演男優賞にはジョージ・クルーニーやジョニー・デップ、ダニエル・デイ・ルイスらが、主演女優賞にはケイト・ブランシェットや「JUNO/ジュノ」に出演したエレン・ページらが候補に挙がった。

 同賞の授賞式は来月24日に行われる予定。しかし、米脚本家協会(WGA)によるストライキが続いており、開催を危ぶむ声も上がっている。

米アカデミー賞候補を発表、作品賞に「ノーカントリー」など(ロイター) - goo ニュース

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浅野忠信主演映画がアカデミー賞候補(スポーツニッポン) - goo ニュース

浅野さん主演作が候補入り 第80回アカデミー賞(共同通信) - goo ニュース

「ノーカントリー」など有力=メーキャップ部門で辻一弘さん-米アカデミー賞候補 (時事通信) - goo ニュース
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吉永小百合の主演映画 「母(かあ)べえ」

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吉永小百合“第2のふるさと”で撮影(スポーツニッポン) - goo ニュース

 今週末公開の山田洋次監督の最新作は、吉永小百合 を主演とし、稀代の悪法
「治安維持法」をテーマにした、
野上照代の「父へのレクイエム」を原作とする「母(かあ)べえ」だとのこと。

 藤沢周平三部作で時代劇を描いた山田洋次監督が、久々に激動の時代を描く映画を作るらしい。
 憲法9条が変えられようとしている現代に警鐘を鳴らす作品になるであろう期待は大きい。

主役は、「原爆詩」の朗読をライフワークとし、平和運動にも憧憬が深い吉永小百合。

 平和思想では考え方が近いと思われる山田洋次監督と吉永小百合さんだが、共同制作は、「男はつらいよ」のマドンナ役(1974年)以来34年ぶりだとのこと。
と、言う事は、山田洋次監督が40歳前後、吉永小百合さんが26歳前後のこと。

 これに、「女王の教室」で天海祐希扮するスパルタ教師と渡り合う小学生を演じてブレークした志田未来(しだ・みらい)が娘役で出演するという。NHKの「ハルとナツ」で子ども時代を演じ、その後、「14歳の母」で主演した将来を待望される若手。
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 もう一人の娘役で、佐藤未来(さとう・みく)が出演。
昨年、「功名が辻」に出演していたと言うが私は覚えが無い。

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「武士の一分」に出演していた、檀れい、坂東三津五郎も出演するらしい。

おそらく、次の土日に見ると思うので、感想はまた書きます。

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以下は、2006年9月6日スポーツ報知記事コピペ
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 山田洋次監督(74)と女優の吉永小百合(61)が映画「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」以来32年ぶりにタッグを組むことが5日、松竹から発表された。タイトル「母(かあ)べえ」(2008年公開)で、日米開戦(1941年)前後の激動の時代をたくましく生きた肝っ玉母さんを演じる。監督のラブコールに吉永は「夢のよう」と喜ぶ一方で「浮かれてばかりいないで、しっかり準備します」と112本目の出演作に向け、始動する。

 黄金コンビが32年ぶりに復活する。吉永が山田組に参加するのは「男はつらいよ 柴又慕情」(72年公開)、「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」(74年公開)でマドンナを演じて以来3回目。「北の零年」(05年1月公開)に続く112本目の出演作が日本を代表する巨匠の作品に決まり、吉永も「何としても出演したいと思いました。夢のようです」と大喜びだ。最近は東映続きだったが、「女ざかり」以来、12年ぶりの松竹作品だ。

 「母べえ」は、黒澤明監督の現場でスクリプター(記録係)を務めた野上照代さん(79)が書いたノンフィクション小説「父へのレクイエム」が原作。野上さんの家族が二女(野上さん)の目線で実体験に基づいて描かれている。

 舞台は1940年の東京。日米開戦直前のある日、父親が治安維持法違反で検挙される。残された母と2人の娘は激動の時代を必死で生きる―。吉永は優しさとたくましさを兼ね備えた“昭和の母”を演じる。10歳前後の子供がいる年齢設定。家族のすばらしさと、昭和という時代を問う感動作となりそう。

 山田監督は「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分(いちぶん)」の藤沢周平時代劇3部作に続き、昭和に着目。原作を読み、共感し、映画化を決めた。主演を決める際「小百合さんだ!」と即断したという。「半時代劇といってもいいのだけど、ある意味では時代劇より考証的には難しい。スタッフはねじり鉢巻きで勉強中です」とコメントした。

 書籍などで当時の時代背景などを研究している吉永は「暗黒の時代を懸命に生きた“母べえ”を深く表現できるよう全力を尽くします」と誓っている。2007年1月にクランクインする。
(2006年9月6日06時04分 スポーツ報知)

檀れい(35)、坂東三津五郎(51)、浅野忠信(33)らが共演。
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以上、引用おわり
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「京都五山 禅の文化展」 其の七

2008年1月25日

 「京都五山 禅の文化展」 
の続き7回目です。

開催期間:2008年1月1日(火・祝)~2月24日(日)

以下は、九州国立博物館から配信された「京都五山 禅の文化展」の写真です。


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「床を削る人々」 ギュスターヴ・カイユボット作

 今宵(2008年1月26日)の
「美の巨人たち」 は、若き・貧しき印象派の支援者(パトロン)であり、彼らの作品の購入者・コレクターであったギュスターヴ・カイユボットに焦点を当てていた。

 恥ずかしながら、この方のこの作品「床を削る人々」は知らなかった。




しかし極めて力強い作品だと思う。
職人(TVでは、「床をカンナ掛けする労働者」と表現)が、古くなった床面にカンナ掛けして、キレイな木材の素地を削りだしているという、上流社会では通常行われていた日常風景だと言う。
 今日の主人公ギュスターヴ・カイユボットは、いわば「いいとこのボンボン」であり、印象派の画家達とは全く異なる境遇の金持ちであったようだ。
 彼の28歳の時の『遺書』に、これら収集した絵画コレクションは、まずは「リュクサンブール美術館(近代美術館)」に、そして時がたったら「ルーブル美術館」に展示するように遺言したと言う。 この作品「床を削る人々」は、丁度この『遺書』を書いた頃に描かれたという。
 実際に彼が亡くなるのは、それからずっと後のことであるが。

 彼の死後、フランス政府は絵画の購入を拒否したが、すでに印象派に魅了されていたパリ市民の熱烈な運動の結果、渋々購入することを引き受けたと言う。
 その働きかけの運動の中には、若き頃カイユボットに絵を買ってもらうことで生活を維持できたルノアールが居たという。 昔、応援してもらったことの恩返しであろう。

 そして、これらの作品は「オルセー美術館」開館に当たっての目玉作品となり、今や「オルセー美術館」は印象派の中心美術館になっている。
 私は、1989年にこの美術館を訪れ数時間掛けて印象派の作品を鑑賞した。

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母べえ

 昨夜というか今日未明というか、1月27日0:00~2:15 26日に公開された
吉永小百合(62) 主演の「母べえ」を観た。 大きな会場に観客は4名。

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     (画像は公式HPよりコピー)

「母べえ」 オフィシャルサイト

 先日も書いたが、時代は昭和10年代。 満州事変に代表される日本の中国への侵略戦争がエスカレートする中で、国内における思想統制もますます厳しくなってくる。
 天下の悪法「治安維持法」は、共産党員だけではなく、学者・文化人に対する弾圧に拡大していた。
 映画の主人公である、野上佳代(吉永小百合)の夫・野上滋(坂東三津五郎)は市井の作家であるが、検閲により自由な創作活動ができないばかりか、「思想犯」として「逮捕令状」も「捜索令状」も無しに、家宅捜索され逮捕・留置され、拷問される。

 映画が公開されたばかりなので、ストーリーは書かないが、映画の時代背景をある程度知っていないと、警察の理不尽な逮捕や拷問が理解できないかもしれない。

 下の娘・テルベエ(野上照美)が回想する設定として、現在の照美(戸田恵子)の
ナレーションで展開する。
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 野上夫妻の子どもたち、ハツベエ(初子・13才)、テルベエ(照美・9才)の年齢設定からするとカアベエは30代なのであろうから、幾ら美しい吉永小百合さんと言えども少々無理がある。

 山田洋次監督のたっての御希望で出演を決めたそうだが、年代設定が昭和10年代(1940年前後)と、その40年くらい後の「死の床の場面」の二つだけであり、小百合さんの年齢相応の時代設定が無いので、多少疑問の残る所である。
 はっきり言って、30代の設定は、見ていて違和感があった。

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主な配役は下記
野上(藤岡)佳代:吉永小百合
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野上 滋:坂東三津五郎
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野上初子:志田未来・倍賞千恵子(40年後)
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野上照美(原作者:野上照代):佐藤未来・戸田恵子(40年後)
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野上久子:檀れい(元・宝塚星組娘役TOP;「武士の一分」以来 山田組)
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山崎 徹:浅野忠信(映画「モンゴル」でアカデミー候補にノミネート)
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藤岡仙吉(佳代の兄):笑福亭鶴瓶
藤岡久太郎(佳代の父):中村梅之助
特高刑事:山田組の名脇役・笹野高史
検事(滋の教え子):吹越満
滋の恩師のドイツ文学者:鈴木瑞穂
野上家の行き着け医:大滝秀治
エンドクレジットには、小林捻持も出ていたが、出演シーンは見落とした。

 さすが、山田監督が治安維持法の世界を描いただけあって、当時弾圧された経験のある
中村梅之助、鈴木瑞穂、大滝秀治らベテラン役者を配役しているのが注目される。

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週一回の水泳

今日は、特に記事が無いので、自らの覚書。

昨日1月27日は、定例の水泳に出向く。

いつもの通り15分間ほどのストレッチのあと、10分ほど水中歩行。

25m一般コースの横に併設されている小児用プール(水深60cm)に誰も居ないので、
ここでで500m平泳ぎ。 身体ができるだけ水平に近くなるように強制します。

その後、一般コースで500平泳ぎ。

プールを出て、定番の「スーパー銭湯」で1時間半ほどゆったり入浴。
今日も大勢の来客で混雑していた。

家に帰って、「篤姫」を見た。

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大阪も奈良も岡山も・・・常用漢字では表現できなかった!?

 今夜のニュースをイヤフォン・ラジオで聞いていたら、昭和56年(1981年)に制定?された
「常用漢字表」が27年ぶりに改訂されるのだそうだ。

 そのニュースを聞いて驚いたことには、タイトルにも書いたように、
常用漢字だけでは「大阪も奈良も岡山も」 表現できなかったらしい。
 当時、除外された理由は、【阪】【奈】【岡】などは、主として都道府県名だけにしか使用しないから採用しなかったとのことらしい。(NHKニュースの解説による)。
 それじゃ、奈津子さんや奈保子さんは、例外か?
阪口さんも例外か? 岡本さんや岡野さんや山岡さんも例外か?
 当時、これを制定した学者諸氏は何を考えていたんだろう。

 今さらのことではあるが、都道府県名に使用する漢字は、それを理由に除外するのは本末転倒で、「必ず入れておくべき」ではなかったのか?
 小学生からの教育で徹底するべき漢字であろう。
日本の都道府県名も書けないのではダメじゃないか?
それらは、言わば最低限度の漢字の一つと言えよう。
 しかし、大阪・奈良・岡山だけではない。
鹿児島・熊本・茨城・栃木・埼玉・山梨・岐阜・愛媛も常用漢字ではかけないのだそうだ。
 その理由がまたぶっ飛んでいる。熊(本)や鹿(児島)は動物の名称であり、(山)梨や栃(木)や茨(城)は植物の名称であって、カタカナ書きが普通だからと言うのである。

 また、日本人の名前の中で一番多い名前の一つといわれている「佐藤」さんや、「伊藤」さん「藤原紀香」さんの【藤】の字も、常用漢字では無いという驚くべき事実も、NHKのニュースで「伊藤」アナウンサーが言っていた。
 ニュースでは「この頃、誰ということもなく」使われている【頃】【誰】も入っていないとのこと。


 一方では、逓信省(郵政省の昔の呼び方)の【逓】や尺貫法の【勺】など死語に近い文字は採用されていたと言う。

 今日の会議で、ようやくこの『おかしな』「常用漢字表」が改訂されることになったと言う。
パソコンや携帯の普及で使われる文字が変わってきたというのを改訂の理由(口実)にしているらしいが、それはおかしいだろう。
 大阪も奈良も岡山も佐藤も伊藤も藤原もパソコンや携帯が普及するずっと前から、それこそ何百年も使われてきたものであろう。(大阪は明治以降か・・・)
 当時の選定基準に誤りがあったことを認めるのが第一ではないか?
 まあ、ともかくも改訂することになったことは一歩前進である。

 とはいえ、この記事をわざわざ書いていることに示されるように、これらが常用漢字に入っていなかったことさえ知らなかったのであるから、「常用漢字表」なるものが、生活に密着していなかったものであったことも確かである。

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常用漢字 本格的な改訂作業へ NHKニュース

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 常用漢字は、日常で読み書きする目安として昭和56年に決められた1945字の漢字で、公文書や新聞・放送で使われる漢字もこれを基準としています。

 文化庁が去年行った調査では、常用漢字の中で逓信の「逓」や遵守の「遵」、それに容積の単位の「勺(しゃく)」といった漢字について、6割以上の人が「使われていないと思う」と回答しています。
 その一方で、常用漢字には含まれていない「誰」や「頃」については、およそ9割の人が「使われていると思う」と回答しているうえ、最近はパソコンや携帯電話などで簡単に漢字の変換ができるようになるなど、ふだん使われている漢字と常用漢字とのずれが出てきています。

 このため文化審議会は28日、国語分科会を開き、書籍やインターネットなどでよく使われている漢字3500字ほどをもとに、常用漢字の本格的な改訂作業に入ることを決めました。
 具体的には、主に都道府県名でしか使わないとして除外されてきた岡山県の「岡」や奈良県の「奈」、大阪の「阪」などの漢字11文字については、常用漢字として盛り込む方針だということです。
 また、「植物の名前」として除外されながら、「佐藤」など名字として使われることが多い「藤」という漢字や、原則としてかなで書くとして常用漢字から外されてきた動物や虫の漢字のうち「虎」や「蝶」などについても使われている実態に応じて盛り込む方向です。

 文化庁は改訂作業を進め、早ければ2年後にも新しい常用漢字を定める方針です。

 日本語学が専門の早稲田大学の笹原宏之教授は「情報機器が普及し漢字を使う機会が膨大に増えた。
 しかしパソコンを打って出た難しい漢字を『相手が読めるだろう』と送っても相手は読めない。
 そのバランスを取り、国民が共有できるような今の時代に合った新しい漢字表が必要になってきている」と話しています。

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「岡」など11字、常用漢字に=「広く普及、公共性高い」-文化審議会案 (時事通信) - goo ニュース

「岡」「熊」も常用漢字に 都道府県名に使う11字(共同通信) - goo ニュース
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