「アレサは幼い頃、教会のコーラスで歌っていた。私と同じように。教会のコーラスで歌う少女はみんな、自分もアレサ・フランクリンになりたいと思っていたものよ。そして、黒人女性である彼女は、さまざまな障害を乗り越えて、パワフルな人物になっていったの。クリスチャンとしての信仰を決して忘れることなくね。彼女は、ミュージシャンとしても、ひとりの黒人女性としても、私のお手本。『アメリカン・アイドル』のオーディションで私が歌ったのも、アレサの『Share Your Love With Me』だったのよ。将来、自分がその憧れの人を演じることになるとは、当時は夢にも思わなかったわ。しかも、彼女自身から指名されるなんて。それは、すごいプレッシャーで、怖くもあったけれど、最高にエキサイティングでもあった」。