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観劇レビュー&旅行記
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映画【RESPECT】を中州大洋で見る !
2021年11月15日(月)


おととい11月13日(土) 12:20から中州大洋で
音楽映画【リスペクト】(原題:RESPECT)を見ました。

Respect-01.jpg

先日の当ブログで紹介した通り
この映画は、ジェニファー・ハドソンが自らプロデュースに参画して
アレサ・フランクリンを演じる伝記的劇映画です。

映画の中で、アレサ役のジェニファー・ハドソンが楽曲『RESPECT』を
歌いますが、寧ろこの映画タイトルは、アレサ・フランクリンに対する
ジェニファー・ハドソンの「リスペクト」の気持ちを表現しているようにも
思えました。

ジェニファー・ハドソンさんは、2007年3月日本公開の
『ドリームガールズ』でアカデミー助演女優賞を獲得して
ブレイクした歌手でもある女優です。
主演女優賞を逃したのは、共演しているビヨンセ・ノウルズさんが
主役のような役処だったからのようですが、私的にはやはり
ジェニファー・ハドソンさんが映画の中心でした。

その後も、様々に活躍されていたのでしょうが映画で見たのは
この【リスペクト】が2回目です(何と14年ぶり)。

そのジェニファー・ハドソンさんが、アレサ・フランクリンを
子ども時代を除く全生涯に亘って演じています。
外見の印象も歌唱方法もアレサ・フランクリンに極力接近するよう
努力されていたようで、圧倒的歌唱を聴かせてくれます。

もう一つの映画【アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン】で
ドキュメンタリー収録された1972年の教会でのミサの様子まで
再現されています。

エンドクレジットでは、晩年のアレサ・フランクリンさん本人の
コンサートの模様が紹介されています。

ジャズファンやゴスペルファンには見逃せない作品です。

中洲大洋のスクリーン4に観客は二十人前後でした。

   *******


映画【RESPECT】公式サイト



映画.comによる作品紹介

【解説】

 「ドリームガールズ」でアカデミー助演女優賞受賞し、歌手としても第51回グラミー賞を受賞したジェニファー・ハドソンが、ソウルの女王アレサ・フランクリンの半生を演じた伝記ドラマ。
 少女の頃から、その抜群の歌唱力で天才と称されたアレサは、ショービズ界でスターとしての成功を収めた。しかし、彼女の成功の裏には、尊敬する父、愛する夫からの束縛や裏切りがあった。
 すべてを捨て、彼女自身の力で生きていく覚悟を決めたアレサの魂の叫びを込めた圧倒的な歌声が、世界中を歓喜と興奮で包み込んでいく。
 アレサ本人から生前に指名されたハドソンがアレサ役を演じるほか、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J・ブライジらが顔をそろえる。

******************
 2021年製作/146分/G/アメリカ
 原題:Respect /配給:ギャガ
******************


【スタッフ・キャスト】

監督 : リーズル・トミー
製作 : ハービー・メイソン・Jr. ,スコット・バーンスタイン,
   ジョナサン・グリックマン, ステイシー・シェア
製作総指揮 : ジェニファー・ハドソン, リーズル・トミー,
   スー・ベイドン=パウエル,アーロン・L・ギルバー,
   ト ジェイソン・クロス
原案 : カーリー・クーリ, トレイシー・スコット・ウィルソン
脚本 : トレイシー・スコット・ウィルソン

  配     役    :    役     名
ジェニファー・ハドソン  :  アレサ・フランクリン
フォレスト・ウィテカー  :  C.L.フランクリン師
マーロン・ウェイアンズ  :  テッド・ホワイトマーロン・ウェイアンズ
オードラ・マクドナルド  :  バーバラ・フランクリン
マーク・マロン  :  ジェリー・ウェクスラー
タイタス・バージェス  :  ジェームズ・クリーヴランド師


【関連記事】

ジェニファー・ハドソンが明かす、
 アレサ・フランクリンとの途絶えることなき強い絆

 映画.com - 2021年11月8日更新

(引用)
デビュー作のミュージカル映画「ドリームガールズ」で、いきなりオスカー助演女優賞を獲得したのは、2007年のこと。その翌年にリリースされたデビューアルバムもグラミーを受賞したが、その後はなぜか、ビッグスクリーンでジェニファー・ハドソンの美しい声を正しく聴く機会があまりないままだった(2019年の「キャッツ」はミュージカルではあるものの、酷評されたせいで埋もれてしまっている)。

しかし、「リスペクト」でようやくその時が訪れた。“ソウルの女王”アレサ・フランクリンの半生を描くこの映画で、ハドソンは、フランクリンがデビューする前の10代の頃からゴスペルのアルバム「アメイジング・グレイス」をリリースする30歳の頃までを演じる。現在40歳のハドソンは、実年齢ではやや離れているが、それは映画が実現するのに思いのほか時間がかかったからにすぎない。フランクリン本人がハドソンに「あなたに私を演じてほしい」と言ったのは、「ドリームガールズ」でオスカーを受賞した直後。しかも、ハドソンは、その2年前、新人歌手発掘コンテスト番組「アメリカン・アイドル」で落選した後に、すでにフランクリンに会っていたというのだ。この映画を作るのは、ハドソンにとっても、フランクリンにとっても、長年の念願だったのである。(取材・文/猿渡由紀)


「インディアナ州でのアレサのコンサートに、前座で出ないかという依頼があったのよ。それが、アレサとの初めての出会い。自分がアレサの前座を務めさせてもらえるなんて、夢のようだったわ。しかも私は、彼女が歌うのをずっと目の前で見ることができた。そして私がオスカーを受賞した後に、彼女についての映画に私が主演するという話がきたの。以後ずっと、私たちはその話をしてきたのよ。今作はパンデミックで公開が遅れたけれど、『1年遅れて残念でしたね』と言われるたびに、『私は15年近くもこの時を待ってきたのよ! 1年なんてどうってことはない』と思ったわ(笑)」。

*******

この映画では、無名だったフランクリンが世界的スターになっていく過程が描かれる。だが、それは決してバラ色の道のりとは言えない。映画の最初では、子役が演じる幼いフランクリンが、知り合いの大人の男性から性的虐待を受けたことが示唆される。そして役者がハドソンに切り替わった数年後のフランクリンには、10代で未婚であるにもかかわらず、複数の子どもがいる。

そんな中でも、フランクリンは、影響力の強い教会の神父である父によって歌手への道を進みつつ、家族ぐるみで親しくしているマーティン・ルーサー・キング・Jr.とともに市民権運動にも深くかかわっていた。彼女は彼について各地を回り、集会で歌うことで、人種の平等を求める運動に大きな貢献をしていたのだ。

フランクリンの人生のこの部分は、ハドソンもよく知らなかったという。

「それを知って、だから彼女の歌はこんなに心に響くのだと強く納得したわ。彼女は、当時の人々を代弁していたのよ。私も、人々を愛するし、人生を愛している。何らかの才能に恵まれたならば、人を助けるために使わないと意味がない。彼女はまさにそれをしていたし、私も同じことをしようとしている。もしかしたら、アレサはそんなところも考えて私にやってほしいと思ったのかもしれないわね。彼女があのような活動をしていたと知ってからあらためて彼女の歌を聴くと、ものすごく深くなる。60年代の社会で、女性はほとんど意見を言えなかった。『リスペクト』はそんな時に書かれたのよ。そしてあの歌は、何かを変えるのに大きく貢献したの」。


ハドソンは、「ヒットを出すまでに何枚ものレコードを出していたことも知らなかった」とも語る。苦労する中で、フランクリンが歌う曲も、歌い方も、少しずつ変化していった。それを描写するのは「決して容易くはなかった」という。

「この映画で私は17歳の彼女としても歌ってみせる必要があった。まだ若いその頃の彼女は、少しハイピッチな声で歌う。その後、彼女は少しずつ自分のスタイルを見つけていく。時間の流れに合わせて、私は歌い方を変えていかなければならなかった。でも、アレサは私に『あなた自身が持つ芸術性も失わないで』とも言ってくれたの。そこも、忘れないようにしたわ。そもそも彼女は、私の中に何かを見つけてくれて、私を選んでくれたのだしね。もうひとつずっと意識していたのは、神への強い信仰心が彼女の基盤であるという事実。そこは私も同じだから、すんなりと入っていけた」。


飛び抜けた才能を持つにもかかわらず、フランクリンが苦戦したのには、彼女の最初の夫の影響が大きい。彼女のマネージャーとなり、すべてをコントロールしようとする彼は、自分のエゴのために良い話をつぶしたりしたどころか、彼女に暴力をふるったりもした。悲しいことに、同じような体験をした有名女性シンガーは少なくない。たとえばホイットニー・ヒューストンやティナ・ターナーがそうだ。

「彼女たちも人間なのよ。それを忘れてはいけない。それらの人たちの伝記映画を見ると、私は自分の人生を見ているように感じる。世界に対して見せる側面のほかに、彼女らには別の側面があったの。アレサにも、同じ葛藤があった。そして彼女は克服してみせた。それは私を力付けてくれたわ」。

映画は、フランクリンがロサンゼルスで「アメイジング・グレイス」をライブレコーディングするところで終わる。このレコーディングの状況は、ドキュメンタリーにするという目的でビデオ録画もされていたが、その映像は埋もれてしまい、40年近く経ってようやく最近「アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン」として公開された。日本では今年5月に公開されたばかりとあって、あまりにも見事に再現されていることに感動する人も多いことだろう。ハドソンによれば、このシーンで映画を終えることは最初から決まっていたそうだ。


「あれは彼女の人生においてとても重要な瞬間だから。あそこで彼女は真の意味の『ソウルの女王』になったのよ。彼女は、自分のルーツに戻った。もっとも、彼女がそこを離れたことは一度もなかったのだけれども。とにかく、あのライブレコーディングは、アレサ・フランクリンという人を象徴する出来事なの。それに、あの後の彼女について、私たちはもう十分知っているし」。

エンドロールでは、その後の人生で彼女が達成した数々のことが、写真とともに紹介されていく。そういったさまざまな功績を成し遂げる中で、フランクリンは、多くの黒人の少女たちに夢とインスピレーションを与えていったのだ。

「アレサは幼い頃、教会のコーラスで歌っていた。私と同じように。教会のコーラスで歌う少女はみんな、自分もアレサ・フランクリンになりたいと思っていたものよ。そして、黒人女性である彼女は、さまざまな障害を乗り越えて、パワフルな人物になっていったの。クリスチャンとしての信仰を決して忘れることなくね。彼女は、ミュージシャンとしても、ひとりの黒人女性としても、私のお手本。『アメリカン・アイドル』のオーディションで私が歌ったのも、アレサの『Share Your Love With Me』だったのよ。将来、自分がその憧れの人を演じることになるとは、当時は夢にも思わなかったわ。しかも、彼女自身から指名されるなんて。それは、すごいプレッシャーで、怖くもあったけれど、最高にエキサイティングでもあった」。

残念ながら、フランクリンは完成作を見ることなく、2018年に亡くなった。だが、ハドソンの心に、フランクリンはいつも、アイドルとして、そして友人として、存在し続ける。

「彼女が亡くなる直前も、私は毎週アレサと話をしていたの。彼女は私の息子のことも、よく気にかけてくれた。私の人生に彼女がいてくれたことを、心から嬉しく思う。彼女のことが恋しいわ」。




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テーマ:アメリカ映画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

65%「音楽映画」
35%「伝記映画」
な映画だという感想でした。

一方で...

【2021/12/01 07:05】 URL | onscreen #- [ 編集]



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