Category: Car & Bike
Home Position
風もなく、ずっと粉雪が音も立てず舞い降りていました。
関東でも同様、松本から仙台まで帰ってきた弟家族は、15時間? なにわまで行けそうです。
昨日の朝、関東からのニュースをのんびり眺めた後、新聞を取りに北側の廊下に出たら、こんだけ。

気象台の測定19cmと同じくらいかな。

庇下という意味では、同じ条件の南側のベランダ。

全く積もってません。北からの微風だったということでしょうか。
早めに家を出て、駐車場へ。

青森でもここまでは積もりませんでしたよね。
やっぱり北(左)側のほうが多いかな。

雪下ろしをして、会社に向かいましたが、大渋滞で、いつもは20分のところ、90分かかりました。
面目なし。
帰りの道路もツルッツル。
帰宅時の同じ駐車場。

まんま雪が残ってました。
しかし、青森のほうがずっと走りやすかったなぁ。
こんな感じ。
Category: 美味いもん
Le menu de nuit
資料

弟家族と新年会のはずだったのですが、なにやらかにやらで結局、兄弟二人酒。
お通しの野菜たっぷりスープ。

午後6時半頃だったけど、正月だからかな、夜メニューでした。

おばんざい。

夜の煮込みの一部、ロール白菜。

熱燗の徳利。

えーと、コレはなんだっけ、酒粕で包んだ鶏肉?

美味しくいただいて来ました。
この夜もボーダー柄のひゃくちゃん。長ネギの姿焼き製作中。

ごちそうさまでした、がんばってね。
Category: ドライブ
早く還りたいのはお互いさま

もうすっかり見慣れた、地吹雪状態。高速入り口の電光掲示板もよく読めません。

それでも下道で帰る選択肢はないので、黒石インターから東北道。

晴れている区間もあるにはあるのです。

除雪車両も大活躍。

追い越し禁止の除雪車も走っています。

それだけ危険ということなのでしょうか。

それでもジムニーの四駆モードで走るぶんには不安はありません。

八幡平の北側あたりになりますか。

もう秋田県に入っていました。

トンネルに入ると、ほっとするのはいつもと逆。
でもその先はまた大雪です。

ゲレンデ状態、再び。

岩手県までたどり着きました。あと県境はひとつ。

だけど日本一広い岩手県。

安代ジャンクションで八戸道と合流。畑PAでトイレ休憩です。

ここまではとりあえず順調だったので、早く帰れそうだなと思っていたら、本線に復帰した途端、安比あたりで渋滞。

左側の路側帯に、飛び飛びに3台突っ込んでました。

事故が事故を呼んだのかなぁ。
どうも圧雪路と、雪掻きが済んだまともな部分が交互に現れるので、飛ばし始めた車が滑っちゃうような気がしました。

事故さえなければスイスイの東北道なのだけれど。
滝沢PAあたりで再度休憩。

合流しようとしたら本線が再び事故渋滞。

私のと同じジムニーが横転してました。

休憩していなかったら、私が横転していたかも。
FRモードで走ってたのかな、実は私も、燃費を稼ぐために、雪が減ったら2WDで運転していたのでした。
花巻辺りを南下していたら、平泉手前でまた事故渋滞との情報。
しばらく考えて、事故手前の、水沢インターで高速を出ることに。
そうしたら、4号線が大渋滞。1月3日の午後、初売りの買い物で出かけてる人も多いのでしょう。
それで水沢市内の裏道へ。

前沢で4号線に戻ってもトロトロ運転、のんびり走って平泉前沢インターからふたたびみたび東北道。
三度も渋滞に巻き込まれなければ二時間以上早く帰宅できていたはずなのに。
なんとか夕方仙台に辿り着きました。
旅行は、行くのも楽しみ、帰るのも楽しみ、これがやめられない理由でしょう。
1220kmほどのツーリングになりました。仙台に来てからプライベートでは、初の三泊四日。
しかし、前回2007年に下北半島を回った時(レポVol.1、Vol.2、Vol.3、Vol.4)は、ほとんど同じコースを二泊三日で1150km走行、冬とはいえ、年のせいですね。
今回の収穫。

せんべい汁に、すいとん、横手やきそば(!?)。
遠野の地ビール。アルトがありました。

これも遠野と、黒石の地酒たち。

Category: 街角探検
追いかけて 追いかけて
コメントを頂いた、やんべ蔵人さん、ありがとうございました。
浅虫温泉を出て、恐怖の大雪の中、青森市を掠めて青森道。
なんとか少しはマシになった天気のもと、雪から逃げるようにひたすら南下します。
しかし、早くも2つ目のインターでアウト。

黒石に寄り道です。

やはり、雪、多いです。

もう日本海側ですもんね、どちらかと言うと。

歩いている人は、ほぼいません。

有名なこみせ通り。国の重要文化財、高橋家住宅です。

木造のアーケードが続きます。

このこみせ、歩道に屋根がかかっているのではありません。

各家の建物の中を通れるようにしている、私有地内なんだそうです。

かつては街じゅうに、このこみせが連なっていたんですね。

道路は全て一方通行。

というか、やっと車が一台通れる幅だけ、雪が除けてある感じですね。

まさに雪国、津軽平野。

こみせが必要なんです、と言っても歩いてる人は居ないけど。

休憩を兼ねて、早めの昼飯。

黒石といえば、もちろんコレですよね。

元祖B級グルメ、コレを食べないと。

他にも有名店はあるらしいのですが、こみせ通りには二軒だけ。

元々あった黒石やきそばに、寒い時期にそばつゆをぶっかけちゃったのが、つゆ焼きそば。ラーメンスープをぶっかける店もあるそうです。

揚げ玉と葱のトッピングは定番。

平打ち麺の焼きそばも定番。

専門店で食べるのは初めてでしたが、想像していたほどは濃くもなく、美味しくいただきました。

これならハシゴもできそうです。

そんな楽しみもある、こみせ通り。

弘前から、弘南鉄道でも来られます。

さて、もうひとつの名物はお酒。

「菊乃井」で知られる鳴海醸造店です。文化三年の創業。

初代の名をとった「稲村屋文四郎」という大吟醸が、超旨らしいのです。

入店。前にも来ましたね。ここが酒蔵です。

もともと黒石藩は、弘前藩の支藩。それでも藩主が独自の酒を醸させたそうなんです。
酒蔵は十軒以上あった頃もあるそうですが、今は二軒。

もちろん試飲もできますが、今回もダメ。
純米酒を一本だけゲットです。

若奥さんの話では、昔はこみせの屋根の高さまで雪が積もって、車なんか走れなかったそうです。
そういう時のために、戸板がたくさん用意してあって、積雪量に合わせて道路側に掛けていったとか。

除雪車やショベルカーがなければ今でもそのくらいは積もりそうです。

もう一軒の酒蔵。

大正2年創業の「玉垂」の中村亀吉酒造店です。あどはだり(津軽弁でもう一杯)という酒も造ってますね。
こちらは閉まっていました。

晴れたり曇ったりの黒石を後にします。前回のレポートはこちら。

いよいよ次回で最終回。
Category: 美味いもん
麻を蒸すための

一大温泉地でした。まさに青森の熱海の趣。下風呂とは全く違います。
でも雪の中です。
変わった地名ですが、もともと麻を蒸すのに温泉の湯を使っていたのが語源だそうです。
最上階の展望大浴場に何度も足を運びます。
洋室に泊まる客の夕食は、結婚式もできそうな大広間。

家族連れをはじめ、大勢の湯治客が居ました。
和室の客は部屋食のはずなので、相当数の湯治客が訪れていたことになります。
↓これはにんにく




お酒は一本目が豊盃の生酒、二本目が八鶴の南部史の古酒。
青森の茶碗蒸しは、必ず餡かけでしたね。






汁物には、雲丹と北寄貝が入ってました。
ごちそうさまです。
このあと、ロビーで津軽三味線のライブがあったのですが、テレビでなでしこ対木梨チームのサッカーゴール対決を見てて、うっかり忘れてしまいました。返す返すも残念。
温泉は無味無臭で、しかも加水加温なのでありがたみは少ないのですが、貧乏性なので何度も浸かります。
睡眠。
起きたらまた入浴。外は吹雪でした。
ロビー周辺のみ、無線LANが通じるということで、時々ロビーに降りて、ネットを繋ぐのが中毒者の性。
朝食はバイキングでしたが、ここにもB級グルメがありました。




バイキング用取り皿が、気が利いていて美しくて◎。でも取り過ぎ。
夕食も朝食も、正月らしいものはありません。
もう一度風呂に入って、出掛けることにしました。早く帰宅して、年賀状も見たいし。
しかし津軽の海岸沿いは、猛吹雪。♪ブリザード、ブーリザードです。

積雪量は大したことないように見えますが、暴風。
ちょっとドアを開けただけで、車内までこんなに。

雪かき後の帽子と手袋。

宿泊していたホテルの温泉に、今更戻ることもできないし。

ほとんど前が見えないけど、そろそろ走り始めました。国道4号線を青森市内の方向に戻ります。

正直、今回のツーリングで、この時が一番怖い時間帯でした。画像もありません。撮る余裕なし。
視界は10m以下。紅白のポールのみが路肩の目標です。
地元の車のほうが早いので、路肩に寄せて追い越させたり。
県道44号線に左折すると、地元の車も殆どなし。
下道よりは、高速のほうが雪掻きも進んでいるだろうということで、青森道に入ります。
あまりの雪で、一度入り口を行き過ぎました。
生まれて初めて、高速道のトンネル内、駐車帯に避難停車して雪掻き。

監視カメラで見られてたかもしれないけど、緊急避難、危険回避だから許されると思います。写真撮影は余計か。

青森道、走行開始です。

ここは二車線なのでしょうか。仙台は遠いな。
Category: ドライブ
a bit like you and me

国道279号線。前日にも通った部分ですが、まるで違う道。

端が、Rがついているというか、スタジオのホリゾントのようになっているため、道路の幅の感覚がつかめません。

それでも結構飛ばしてます。
大畑のバイパス部分。歩道と車道が同じ高さになってます。

むつ市内。皆さん雪掻き中でした、ご苦労さまです。

ずっと南下して、横浜のウインドファーム。

この辺りで一旦道路の雪はなくなりました。天気も良くなる方向か?
このあたりも、長い直線道路で有名です。

野辺地のウィンドファームが見えてきました。

ここの風車は回っていません。ブレードはすべて縦向きに固定されて、風を受けないようになっています。

強風時の対策ですね。勿体無い。

再び圧雪路。

除雪車が大活躍。
下北半島縦貫道路に入ります。正面は高森山かな?

このあと、国道4号線を経由して右折。
みちのく有料道路です。

ここのトンネル、たしか東北では数少ない、笹子トンネルと同形式の天井なんです。

検査は済んでいるはずだけど、恐る恐る走ります。
無事青森市内に入り、昼飯です。
新青森駅近くの、津軽煮干し中華そば「長尾」。

10人ぐらい並んでて、10分ちょっと待たされました。

それでも、席待ち先頭あたりで注文を聞かれるため、

席につくと、すぐに着丼。

結構いろいろある中から、こく煮干+手打ち麺です。700円。スープはがっつり煮干し出し。


一番太い麺ということでしたが、中太のつるつる麺、好みです。美味い。
そして、既報の通り、青森県立美術館へ。

年末は閉館していたようですが、新年は元日からオープン。かなりの人出でした。

企画展示は、奈良美智。ジモティ、弘前出身ですね。

確かに、似ている友人を沢山思い浮かべられます。
知らなかったのですが、1988年から2000年までデュッセルドルフに居た人なんですね。
私とも2年、Ninoさんとはフルに8年ダブっています。
どこかで会ったことあるのかも。
漢字の名前しか知らなかったので女性かと思ってましたが、男性なのかな?
作品は、彫刻まで含めて、ひとつを除いて全て女の子でした。
館内はもちろん撮影禁止なのですが、ここだけはOK。

あおもり犬。これもメスなのかなぁ。
ふだんはそばまで近づけるらしいのですが、雪の季節はダメ。窓越しの見物のみです。

弘前で出会った、あおもり犬の記事はこちら。
見学を終えて、ポスターを一枚買い求め、駐車場に戻ったら、今度は雹。なんてこったい。

ちなみに、一番気に入った絵はコレ。すでにポスターが居間に飾ってあります。

Can't Wait 'til the Night Comes 夜まで待てない
八戸からここまでのルートマップです。
青森には、数字が入った地名が多いですね。
早めに宿に向かうことにします。
Category: ドライブ
♪雪の中へ 雪の中へ 行ってみたいと思いませんね
なのにブログはまだ元旦ネタ。遅くてすみません。
元旦の昼、寒立馬に別れを告げ、今度は津軽海峡を右に見て、西に向かいます。

圧雪の県道6号線。

尻屋岬港あたりから、岩屋のウィンドファームが見え隠れします。

この日から西高東低の気圧配置。津軽湾の激しい西風で、しっかり発電中。

下北半島を走った方はよくご存知かとも思いますが、途中から大湊方面へのショートカットルート。

前に来たときはただの原野だった場所に、何やらずっと続く目隠しの塀。

六ケ所村の使用済み核燃料中間保存施設が、そろそろ一杯になるということで建設されているらしい、むつ市の施設でしょうか。もう完成して、貯蔵も始まっているのかな?

国道279号線に合流します。ここらあたりで、午前中にコンビニで買った食料で昼食。

雪がちょっと止んだら、北海道がよく見えました。

輝いているのは、恵山かな。

ところでブリザードの中を走ったせいか、ナンバープレートがこんな風に。


モザイク掛けする必要がないということは、オービスにも掛からないということ?
しかしこの辺ではオービスはおろか、ネズミ捕りもありませんね。

大湊、風間浦を過ぎて、大間。知らない間に風力発電機が設置されていました。

本州最北端。

函館山かな? フェリーに乗れば2時間で着くはず。

さすがに大間の飲食店は、何軒か開いていましたが、旅人は皆無。


風車は結局2台だけのようでしたが、実は近くで、原発の建設工事が始まっているのですよね。

風間浦の下風呂まで戻ります。

以前に宿泊したことがある、下風呂温泉。

エメラルドグリーンの硫黄泉です。かなり熱い。
公衆浴場が有名なのですが、元旦は昼までの営業。
例によってウイキペディアから。
下風呂温泉(しもふろおんせん)は、青森県下北郡風間浦村下風呂(旧国陸奥国)にある温泉。下北半島最北端にある大間温泉(大間町)、桑畑温泉に次ぐ、本州で3番目に北に位置する温泉である。
温泉名は、この地域のことをアイヌ語で臭い岩を意味する「シュマフラ」と言っていたことに由来する。
室町時代からの歴史を持ち、康正年間の地図には「湯本」との記載がされている。当時は、凍傷に効能がある温泉として知られていた。1656年には、南部藩藩主南部重信が入湯している。
古くはニシン漁師の湯治場として栄え、現在はイカ漁の行われる漁港として温泉街が成立している。今でも夏から秋にかけてイカ釣り漁船の漁り火を見ることができる。
井上靖は昭和33年、この温泉地で小説「海峡」を執筆し、作品の舞台にもなっている。長谷旅館は「海峡」の宿として知られる。また、水上勉「飢餓海峡」の舞台にもなり、この作品は映画化もされている。
夕飯です。

前回は烏賊尽くしだったような記憶があるのですが、今回はかなりヴァラエティに富んでいました。
ナマコ




呑みながら、珍しくNHKの歴史ドラマ「御鑓拝借」を見ました。ネット環境がないし。
鮟鱇の共和え




アワビ


食べきれませんでした。
再びかけ流しの硫黄泉。

ぐっすり眠って、朝にも硫黄泉。
夕食は部屋食だったのですが、朝食は大広間。

なんと私以外には、夫婦一組だけでした。


自分でけもけもする、貝焼き味噌。いと美味し。


朝は箱根駅伝。

こんな(言いにくいけど)ど田舎の温泉地でも、ハイビジョンテレビが見られるのって、やはりすごいことですね。
しかし、メインは北海道の放送ですけど。

もう一度温泉に浸かってから雪掻きです。
この最中に一大事。キーがありません。

側溝の網の下を見たり、雪の中をまさぐったり。
結局15分ぐらい探して、シートの下で発見、荷物をリアシートに押し込んだ時に落としていました。なにか音がしたような気はしてたんですけどね。良かった。
久しぶりに南へ向かいます。つづく。
Category: ドライブ
本州最涯地に立つ
寒い地方へは、冬に旅するべし、と言うことでずっと北へ北へ走って来たのです。。
元旦に辿り着いたのは、本州最北東端(そんなのあるのか!?)尻屋崎。日本で一番明るい灯台があります。
入り口にこんなゲートがあって、灯台周辺に入るのですが、

この季節は下手すると車が海に落ちかねないためか、通行止め。
前回2006年9月に来た時は、中でこんな風景を見ることができました。

野放馬。いわゆる寒立馬の夏の姿です。
子馬に近づこうとすると、さり気なく母馬が間に入って来ます。

牧草地はおろか、駐車場や道路まで、文字通り、かっぽかっぽと闊歩していました。
入り口にゲートがあるのは、彼らが外に出ないようにするため。

寒立馬という存在を知ったのは、高校の美術教師をしていた叔父から。
冬に写生に行ったという話を聞いたことがあったのです。
それで夏には一度お目にかかっていたのですが、冬にも見に行かなきゃならんなと、ずっと思い続けてはや6年。
今回冬の下北半島を巡るにあたって、ネットで調査したところ、冬は別の場所にいることが判明していたのでした。
最初の画像の、尻屋崎入口ゲートにも案内書きがあります。

出発前に、下北観光協議会に確認したところ、このアタカという地域には、元旦でも入れることがわかりました。
意外だったのですが、尻屋漁港の近くには結構民宿が多いのです。
寒立馬を撮影する人は、そこに宿泊して粘るのがいいかもしれません。

アタカの唯一の入り口。自分で小さい方のゲートを開けて入場します。

二人だけ先客があり、ちょうどすれ違ったので「馬いましたかーー?」と聞いたら、「23頭いました」との答え。

見物客が歩いたルートをたどるだけなら、長靴もいらないくらいでした。

雪の下に、馬糞があるかどうかは、運不運。踏んだら背が伸びるのか。

太平洋も見晴らせる場所。馬には関係ないでしょうけど。

ゲート前に車を停めて、3分歩いたら、遭遇ですることができました。
晴れたり曇ったりでしたが、時々吹雪がつむじ風となって、馬たちを襲います。

数が少ないのに、いろんな色がいるもんですね。
サラブレッドでも親子で全然色違いとか、普通なんでしょうか。

積雪は25cmほど、馬たちは前足で雪を掘り、長い顔を雪に突っ込んで、牧草を食んでいます。

なかなか顔を見せてくれません。

例によってウィキペディアから。
寒立馬(かんだちめ)は、青森県下北郡東通村尻屋崎周辺に放牧されている馬。

厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬である。放牧されており、観光道路を歩いていることもよくある。

寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきたが1995年(平成7年)には9頭まで激減した。しかしその後の保護政策により40頭ほどに回復した。寒立馬及びその生息地は青森県の天然記念物に指定されている。

かつては「野放馬」と呼ばれたが、昭和45年(1970年)に尻屋小中学校の岩佐勉校長が年頭の書き初め会で、「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫が原の嵐ものかは」と詠んで以来、「寒立馬」と呼ぶようになった。

尻屋崎周辺は冬期閉鎖され、アタカと呼ばれる放牧地で冬を過ごす。

つまり、文字通りの寒立馬は、アタカでしか見られないことになります。

時々走ります。

向かってくるとちょっと怖いけど、とてもおとなしいので、触ることも出来るように感じました。

草だけ食べて、よくこんなに太れるものですね。

夏に来た時に撮影した子馬たち、6年もたってますから、もう立派な馬になってこの中にいるんでしょうね。
鼻の流星で、見分けられたのかも。

データを見ると20分ほど歩きながら撮影していますが、この間他に侵入者はおらず、私と馬たちだけでした。

彼らは夜もこの場所で、眠るのでしょうか。

主食の上で寝るというのは、ある意味幸せなのかもしれませんが。

だとしたら、日がさしはじめる早朝が、絶好の撮影タイムなのかも。
でも、仙台からここまで車で一日走ってきて一泊するのは辛いですね。八戸からレンタカーか。

飛び込みで行った割には、とても良い条件で彼らに会うことができました。

放牧地撮影の機材は、主にPentax K-5Ⅱs+Tamron 75-300mm、それ以外はOlympus XZ-2です。
帰り道、寒立馬の名付親の校長先生が居た尻屋小学校。

東北最古の灯台、尻屋崎灯台のレプリカがありました。

結構大きな小学校だなと思ったのですが、帰宅してから検索してみると、2009年に閉校(無断リンクです)しています。悲しいですね。
もう北には行けないので、西へジムニーを走らせることにしました。まだまだつづく。
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Northbound Snowbound
私は会津藩ネタというだけで、涙腺が緩んでしまうのですが、どちらも楽しみにしています。
元旦、八戸を出て、さらに北上します。自立した自在な移動。
地図を眺めて何時間でも過ごせる私でも、八戸はもう下北半島の入り口のように感じてしまいがちなのですが、実際には半島の一部といえるのは、小川原湖の先からでしょう。

一旦、八戸北インターから八戸道に入り、イオンの風車を眺めて、途中から道なりで第二みちのく道路。
古牧温泉の先で終点、三沢市内に入ります。
三沢空港の南側から東側を回り、県道へ。
空港の先に、青森県立三沢航空科学館がありますが、元旦はやっぱり休み。

なぜこんな場所に、どでかい航空博物館(YS-11の実物が展示してあるらしい)があるのか、1931年に、ミス・ビードル号というプロペラ機が、近くの海岸を飛び立って、アメリカ大陸まで初の無着陸飛行をしたそうなんですね。 所要時間41時間。

要はこのあたりが、本州でアメリカに一番近いというわけなんです。
その後も多くの飛行家が飛んだとか。冒険パイロットの聖地ということでしょうか。
さらに県道を北上します。

みさわ 斗南藩記念観光村。
明治維新後、会津藩が移封された地です。

廃藩置県後、ここに残った斗南藩士が、日本で始めて洋式の牧場を作ったのだそうです。

斗南藩の歴史を展示した記念館がありました。
この日は、さらに県道を北上します。
太平洋側と言えども、だんだん積雪が増えてきました。

このあたりを走っている間、ラジオ(NHK2)で、カルチャーラジオ 集中アンコール特集 歴史再発見「科学の歴史を旅して」というのを流してまして、これが面白い。
まっつぐの道路と、牧場が多くて、本州で一番北海道に似ている下北半島にいよいよ入っていきます。

国道338号線に合流すると、六ケ所村。
上の写真、道路だけに雪があって、ちょっと不思議なんですが、ススキには雪が積もりにくいのですね。

尾駮沼、おぶちぬまに白鳥がいました。

ちょっと望遠レンズで試し撮り。

そういえば、この日は元旦。
食堂が全部閉まってます。

六ケ所村の風力発電所や、核関連施設はとりあえず見向きもせず、338号線をさらに北上。
時々コンビニだけは開いているので、食料を入手します。

今度は東通村に入ります。またまた核関連施設。
東北電力の、東通原子力発電所。

活断層はあるのでしょうか。
その向かいの山の上、ウィンドファームがあるんです。

ここは二度通ったことがあり、一度目は天気が良かったけど登り口がわからず、二度目は登れたけど濃霧で風車が見えず。

今回は雪、それも新雪です。新年の新雪。
道路がゲレンデ状態、おまけに両側に側溝なんです。親切。
巡礼に苦難はツキモノですね。

でも、ジムニーにブリザック、最強のコンビなら登れるはず。

すいすい問題なく到着です。
東側が太平洋。ここから初日の出は見えたのでしょうか。

ちなみにすぐ下が原発ですね。
小田野沢ウインドファーム。1.3メガWhの中型風車が10基。

太平洋を背に、ブイブイ回っていました。

チョー寒いので、すぐに降ります。

自分で作った轍だけですね。
降りるほうが怖いと思ってたら、

除雪車が登って来ました。遅いよ。

側溝があるので、すれ違うほうがもっと怖いけど、落ちてもすぐに引っ張り上げてもらえそう。

無事に降りられました。
東通原発のゲートも開いていたので、よっぽど突っ込んでみようかとも思いましたが、結局やめ。

さらにさらに北上します。

再び雪雲がやってきて、道路はノルディックスキー場状態。

それでも道が広いため、結構飛ばせます。楽しい。
でも大丈夫だと思ってるのは自分だけで、同じ思いで冬山に登る人も多いんだろうななんて考えたりして。

下田代牧場の手前で国道に別れを告げ、再び県道。引き続き北上です。
岩屋のウィンドファームも見えてきました。もうすぐ津軽海峡。

目的地はもうすぐです。
岩屋のパーキングでトイレ休憩と思ったら、すってんころりん転びました。

車が滑ったのではなくて、ラッキー。つづく。
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ここでも............土台だけ
大晦日の午後、宮古から北へ向かう国道45号線、三陸鉄道北リアス線に並行して走ります。
以前汽車旅もした路線ですが、現在は小本~田野畑が不通。南リアス線は全線不通のままです。
ちょうど昨日の午前中、NHKの番組でも、三鉄の復旧を取り上げていました。
まず今回、目にしてみたかった岩泉町田老の街。

やはり国道から海側は壊滅状態でした。

あの、万里の長城と言われた大防潮堤の内側です。
唯一の建物は、震災後に作られた瓦礫の処理場でしょう。

まだ残る瓦礫の山。

ずたずたの防潮堤。

ここも人々の営みがあった街です。

行く波返す波で何度も叩き壊されたのでしょう、見る陰もありません。

車が出入りする、頑丈な門の部分だけ残っているのが悲しい風景。
日本という国は、この街を見捨ててしまったのでしょうか。
しかし、私自身もなんにも貢献できていません。情けない。

以前、2007年に来た時の画像です。

安全だと信じていた、多くの人々の命が奪われました。

しかしこの防潮堤の高さを決めた人たちを、誰も責めることはできません。
さらに走って、田野畑村小本。
以前宿泊した、小本温泉黄金八大龍王の湯。

建物はなんとか残っていますが、内部はぐちゃぐちゃ。

田老よりはずっと被害は少なかったようで、周辺には新しい家も建っていましたが、温泉の復活はあるのでしょうか。
悲しい気持ちのまま、さらに45号線を北上。

久慈の先に一部自動車専用道路が完成していました。
こういうお金の使い方は、判りやすいので、早く進むんですね。途切れ途切れではありますが、三陸道、あらゆる所で、少しづつ使えるようになっています。

大晦日の宿がある、八戸に着きました。

早速夜の店を探しますが、来てみたかった、ばんやはお休み。


もう一人悲しそうな顔で写真を撮っているお父さんがいました。
みろく横丁も入ってみましたが、

休み、休業、準備中。

一軒だけ開いてましたが満席。

前回も入れなかった七味家もクローズ。

その時にチェックしてた店は結局すべて休み、開いていたのはチェーン店だけでした、それも一軒目は満席。
やっと入れたのは、モンテローザ系列の海鮮楽屋福福屋。




別にチェーン店も嫌いではないのですが、青森らしい肴は塩辛ぐらい。
酒は上善如水や白鹿。




個室で、やけ食いして棒寿司まで。
早めに寝ました。
早起きしたら、太平洋の方まで走って(車でね)、初日の出を見ようかとも思っていたのですが、結局間に合わず。
前回も楽しんだ、B級グルメ朝食バイキング。元日らしいものは特にありません。


ラインナップから、青森おでんが無くなってました。まあ、朝からおでんは食わんわな。


例によって、たっぷり頂いて、旅を続けます。
ここまでのルートマップ。
つづく。
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碧き浄土の浜
カッパ淵の東側に、新しい道路、バイパスになるのかな、一部開通していました。
やがて再び圧雪路。

国道340号線です。

立丸峠。ほとんどゲレンデです。

標高は意外と高く、784m。北上山地の峠も馬鹿に出来ません。

ただ空は、太平洋に近づくに従って、青空の面積が広がっていきます。

峠を越えれば、旧下閉伊郡川井村。今は宮古市の一部でした。
道に雪はなくなります。

340号線は、106号線に合流、JR山田線に並行して走ります。
すると、突然左側に違和感。

電化されていない区間を走るディーゼル車、架線がないため、隣に線路があるのに気づいていなかったので、吃驚でした。
宮古市内に入ります。
2007年に来て以来ですから5年ぶり。
しかし5年ぶりの宮古、海沿いの道の駅が、未だに壊滅したままでした。

プレハブ仮設の小さな食堂と、土産物屋だけ。
宮古駅前から浄土ヶ浜行きのバスに乗って通った浜の集落、一方通行の路地を軒を掠めて走ったのを覚えているのですが、今は土台だけです。ひどい。
それでも、元気に復活している、お鮨屋さん。みっちょんのブログで見たような。

この日は大晦日、出前だけでした。

そして浄土ヶ浜。再び浄土には阿弥陀さまじゃない、小百合様が待っていてくれました。

2007年には、冬に汽車とバスで、夏に車で来ています。

通常は遊覧船の船着場上の広い駐車場に車を停めるか、バスを降り、歩いて浜に降りるのですが、遊歩道が通行止めだからか、この時期は浜まで車で入ることができました。
相変わらず、美しい浜、三陸一どころか、国内でも有数の海岸の風景ではないでしょうか。

でもちょっと違う。

この時は気が付きませんでした。
2007年に来た時の写真です。

松の木たちが一部、根こそぎ剥がされてしまったようです。
修復が済み、美しく蘇ったレストハウス。

津波はこの高さまで到達したそうです。

此処で昼食。

絶景を眺めながらいただけました。

おまかせ海鮮丼、1200円。

いろんな海藻が入ってます。

コーヒー付きでした。

ちなみに、レストハウスにはカメラが付いてまして、こちらで見ることができます。
ハウスの外には、新巻鮭。

砂浜は元通りのように見えました。

浜にジムニーを停められたので、少し余韻を。

オフロード車のカタログ向きの場所です。

午後になると、どんどん日陰になってしまいますね。

さよなら、2012年。

このあとは、さらに北上します。

つづく。
Category: ドライブ
雪の浄土
年末年始といっても、年賀状のやり取り以外には特に非日常的な催しもなく、単に少し多めに休みが取れる期間。
それでもなんとなく新年を迎える瞬間は、自宅で寝ていることが多かったのですが、今回は出掛けることに。
辰年最後の日の出。

鶴巣SAで朝食です。

盛岡に行った時以来かな。吉野家の朝定。

けんちん汁が煮詰まってて不味し。
年末年始だけかな、蜜柑をもらいました。

最近お気に入りの、高級レギュラーコーヒー自販機。

250円のLカップ・カプチーノを買い、啜りながら東北道を北上します。

通常の土日よりも空いているかも。

伊豆沼が近づくと、いつもの様に、渡り鳥の群れが大量に高速道路上空を横切ります。

岩手県との県境を越えたあたりから雪。
一関インターで高速を降りて、目指したのは、此処、浄土です。

平泉の世界遺産、毛越寺ですね。小百合さんはこんな季節には来てくれないでしょう。

年末年始は、入場が無料だというのを聞きつけていたのです。

しかし駐車場では、300円取られました。
元朝参り(これって方言ですよね)の準備は完了していました。

夏草や兵どもが夢の跡の英訳碑。

新渡戸稲造の翻訳だそうです。The summer grass-It is all that's left of ancient warriors dreams.
欧羅巴に居た時に、現地人たちと俳句の話をした記憶がありますが、五七五にはとらわれず、十七音と季語にこだわった、短詩として捉えられているようでした。

雪でした。

おそらく、この時間に参詣している客は一桁。

侘び寂びを感じるには良い時間だったかもしれません。

藤原家三代の頃、壮大な伽藍には、暖房はあったのでしょうか。

そぼ降る雪。

曲水の宴が開かれる遣水。

しかし、寒々しい風景ですね。もっと良い季節の画像はこちら。

翌年の、平穏と笑顔を祈って、お参りしました。

元旦には大勢が訪れたことでしょう。

平泉前沢インターから再び東北道。

花巻ジャンクションから釜石道。

途中で南の方向にカーブするので、距離的には遠回りだったかな、それでももう、インターチェンジ4つ分、宮守まで延伸していました。

東のほうでは仙人峠道路という自動車専用道路が、遠野住田インターから釜石西インターまで開通していますから、高速で釜石まで行けるようになるのも時間の問題ですね。
三度目の休憩は、道の駅遠野の風の丘。
スパイラルマグナス型風車が元気に回っていました。

ペットボトルかざぐるまも、千切れんばかりに。

今回は、山の上のウィンドファームはパスします。

もう一つの浄土へ向かったのでした。つづく。
Category: 美味いもん
年越しそば......だったかな
追ってレポートします。
元旦以降の新聞も読めておらず、土日にゆっくりと楽しみたいと思っています。
並べてみました。

いかがでしょう。
一面のトップ記事、首都圏でも同じでしょうか?
今日は仕事始め、ユーーーウツです。
その前に、年末の昼飯にフラッシュバック。

名取市相互台、初めて踏み込んだ、住宅団地です。

その中の小さな商店街にある、蕎麦も饂飩も手打ち、蕎麦の音。

蕎麦の、音、どんなサウンドなんでしょう。
挽く音、打つ音、茹でる音。

そして、啜る音。舌鼓。

親方+女性3人のオペレーションです。

結構メニューが多くて迷わされますね。

初めての店では、ざる蕎麦をいきたいけど、寒いので温か系に。

たぬき蕎麦と、お稲荷さんが安上がりかな。

牛なんばん(仙台牛、餅入り、冬季限定) 1280円。

ちょっと短めだけど、細くて平たい美味しいお蕎麦。お餅は天ぷらに。

仙台南インター付近で、蕎麦が食べたくなったら、お薦めです。場所はこちら。
Category: 博物芸術
戌年でもないし

冬じゃなくても良かったけど、初めて彼?に会うことができました。
雪を被って、ひたすら謝っています。

おまけに、こんな子に睨みつけられました。
