マリアが、地上の教会に捕らわれてしまうお話でした。
アルテミスたちの留守に、ガルファが現れました。ガルファはベルナールからもらったしびれ薬を使って、マリアを動けなくさせました。その上でガルファは、マリアから魔力を奪い取ろうとしたのでした。しかし、薬はまだ完全に効果を現してはいませんでした。マリアは必死で抵抗しますが、戦い慣れたガルファには太刀打ちできませんでした。
マリアが処女を奪われそうになった時、プリアポスが帰ってきました。しかし、プリアポスもガルファにたたき伏せられてしまいました。その間に杖を手にしたマリアは、魔法を使おうとします。しかし、マリアがいくら呪文を唱えても、魔法は発動しなかったのでした。
マリアから魔法を奪うという目的を達したガルファは、マリアの前から立ち去りました。その帰り道、ガルファはジョセフと出会いました。ジョセフはガルファの態度から、マリアに何かが起きたことを知りました。しかしジョセフが駆けつけた時、マリアの家は教会の手で焼き払われ、マリアは囚われの身となっていたのでした。
教会のやり方は徹底していました。捕らえたマリアをマーサたちの住む村へと連れて行くと、そこで異端者としてマリアを弾劾させたのでした。そしてベルナールは、マーサにも神の僕であることを示せと迫ります。もしここでマーサが教会に逆らえば、マーサたちもただではすみません。マリアに促されたマーサは、マリアに石を投げたのでした。そんなマーサの姿に、アンは絶叫するのでした。(;_;)
その頃、ジョセフはアルテミスたちと合流していました。そしてジョセフたちは、マリアを助け出す手立てを考えます。ジョセフの読みでは、異端審問には時間がかかるので、マリアがすぐに処刑されることはなさそうです。その間に、アルテミスたちはビブたちに助けを求めました。そしてジョセフもまた、領主にマリアを許すように進言します。しかし、再びイギリス軍が近づく中、ジョセフの進言は聞き入れられませんでした。
ベルナールはマリアの処刑を急ごうとします。しかし、異端審問官に選ばれたジルベールは、あくまでも正式な手続きを踏むことにこだわりました。そしてベルナールは、マリアの元を訪れました。ベルナールは、マリアが自分に石を投げるようにマーサに促したことに気づいていたのでした。そしてベルナールは、自らの行いを正すようにマリアに迫ります。
しかし、これをマリアはきっぱりと拒絶しました。そして人々に言葉しか与えてくれない神様なんていないのと同じだと、ばっさりと言い切ったのでした。そんなマリアの言葉に、ベルナールは動揺しました。ベルナールは数々の哲学や神学を検討して、マリアの言葉に対抗しようとします。しかし、さまざまな方向から検討を加えた結果、不変なもの=神などあり得ないという結論に達したのでした。
そしてベルナールは、マリアの足にキスしたのでした。これはベルナールが、マリアに信服したということなのでしょうか。そして気になるのは、そんなベルナールの様子をジルベールが見ていたことです。
さらに、マリアを助けに向かうビブの前に、大天使ミカエルが現れました。ビブは大胆にも、ミカエルに刃を向けたのでした。この戦いの行方も気になります。
今回は、ついにマリアが教会の手に落ちてしまいました。状況が大きく動いた中、これからのマリアたちの運命が気になりますね。
それにしても、この作品を見ていると宗教について考えさせられます。仮に人間の意思では計り知れないものがいたとして、なぜ人間はそのものを崇めなければならないのでしょうか。そのものは人間界の出来事には無関心で、人間はそのものを見ることも聞くこともできないのに・・・。
結局、宗教は人の持つ不安や恐怖に基づいて、人が生み出した幻想にすぎないのかもしれません。とはいえ、この幻想には、人と人の争いを戒めたり、人として歩むべき道を示したり、人の生活を安定させる良い面もあります。全くの無用の長物ではないけれど、時により悲惨な争いの火種となる困ったものでもありますね。(^^;
アルテミスたちの留守に、ガルファが現れました。ガルファはベルナールからもらったしびれ薬を使って、マリアを動けなくさせました。その上でガルファは、マリアから魔力を奪い取ろうとしたのでした。しかし、薬はまだ完全に効果を現してはいませんでした。マリアは必死で抵抗しますが、戦い慣れたガルファには太刀打ちできませんでした。
マリアが処女を奪われそうになった時、プリアポスが帰ってきました。しかし、プリアポスもガルファにたたき伏せられてしまいました。その間に杖を手にしたマリアは、魔法を使おうとします。しかし、マリアがいくら呪文を唱えても、魔法は発動しなかったのでした。
マリアから魔法を奪うという目的を達したガルファは、マリアの前から立ち去りました。その帰り道、ガルファはジョセフと出会いました。ジョセフはガルファの態度から、マリアに何かが起きたことを知りました。しかしジョセフが駆けつけた時、マリアの家は教会の手で焼き払われ、マリアは囚われの身となっていたのでした。
教会のやり方は徹底していました。捕らえたマリアをマーサたちの住む村へと連れて行くと、そこで異端者としてマリアを弾劾させたのでした。そしてベルナールは、マーサにも神の僕であることを示せと迫ります。もしここでマーサが教会に逆らえば、マーサたちもただではすみません。マリアに促されたマーサは、マリアに石を投げたのでした。そんなマーサの姿に、アンは絶叫するのでした。(;_;)
その頃、ジョセフはアルテミスたちと合流していました。そしてジョセフたちは、マリアを助け出す手立てを考えます。ジョセフの読みでは、異端審問には時間がかかるので、マリアがすぐに処刑されることはなさそうです。その間に、アルテミスたちはビブたちに助けを求めました。そしてジョセフもまた、領主にマリアを許すように進言します。しかし、再びイギリス軍が近づく中、ジョセフの進言は聞き入れられませんでした。
ベルナールはマリアの処刑を急ごうとします。しかし、異端審問官に選ばれたジルベールは、あくまでも正式な手続きを踏むことにこだわりました。そしてベルナールは、マリアの元を訪れました。ベルナールは、マリアが自分に石を投げるようにマーサに促したことに気づいていたのでした。そしてベルナールは、自らの行いを正すようにマリアに迫ります。
しかし、これをマリアはきっぱりと拒絶しました。そして人々に言葉しか与えてくれない神様なんていないのと同じだと、ばっさりと言い切ったのでした。そんなマリアの言葉に、ベルナールは動揺しました。ベルナールは数々の哲学や神学を検討して、マリアの言葉に対抗しようとします。しかし、さまざまな方向から検討を加えた結果、不変なもの=神などあり得ないという結論に達したのでした。
そしてベルナールは、マリアの足にキスしたのでした。これはベルナールが、マリアに信服したということなのでしょうか。そして気になるのは、そんなベルナールの様子をジルベールが見ていたことです。
さらに、マリアを助けに向かうビブの前に、大天使ミカエルが現れました。ビブは大胆にも、ミカエルに刃を向けたのでした。この戦いの行方も気になります。
今回は、ついにマリアが教会の手に落ちてしまいました。状況が大きく動いた中、これからのマリアたちの運命が気になりますね。
それにしても、この作品を見ていると宗教について考えさせられます。仮に人間の意思では計り知れないものがいたとして、なぜ人間はそのものを崇めなければならないのでしょうか。そのものは人間界の出来事には無関心で、人間はそのものを見ることも聞くこともできないのに・・・。
結局、宗教は人の持つ不安や恐怖に基づいて、人が生み出した幻想にすぎないのかもしれません。とはいえ、この幻想には、人と人の争いを戒めたり、人として歩むべき道を示したり、人の生活を安定させる良い面もあります。全くの無用の長物ではないけれど、時により悲惨な争いの火種となる困ったものでもありますね。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30
純潔のマリア「第9話 CUM GRANO SALIS 一つまみの塩を」に関するアニログです。 …
2015/04/21 03:08 anilog