時々の記録

なんと今回の主役はノヴァクでした！

ノヴァクは若い修道士２人に、異端審問の教育実習をすることになりました。実習を前に、ノヴァクはここの司祭が天文に関する異端を毛嫌いしていることを教えました。詳しい事情はわかりませんが、過去に何らかのいきさつがあったらしいです。そんな司祭には、非公式とはいえ息子がいました。異端を取り締まる一方で、自分はやりたい放題やっているようですね。

そしてノヴァクは、いきなり実習に入りました。黒ミサに参加したという噂がある女性から、その場所や仲間を聞き出すことが目的です。口を割ろうとしない女性を、ノヴァクはいきなり拷問しました。それをいきなり、若い２人にやらせたのです。１人は嫌悪感を持ちながらも女性を痛めつけましたが、もう１人はそれが正しいとはどうしても思えず実行できませんでした。

しばらく教育実習が続くのかと思いきや、ノヴァクは司祭から新たな命令を受けました。天文がらみの異端者が、どこかで見つかったようです。若い２人に他の人に指導を受けるように告げると、ノヴァクはどこかに馬車で向かいました。

場面は変わり、バデーニは誰か宛の手紙を書こうとしていました。しかし、そこにオクジーがやって来てバデーニは一緒に街に出かけました。そこで２人は、ヨレンタと合流しました。地動説の理論がようやく完成したので、３人でそれを祝うことにしたのです。

そこで３人は、これからについて話しました。バデーニは教会から離れて、名前を変えて別の地で貴族の家庭教師などをしながら論文を発表する機会をうかがうつもりでした。オクジーも別の街へと移り、さらに勉強を重ねて大学に入りたいと考えていました。バデーニはそれをバカにしますが、ヨレンタはそれを喜んでくれました。

そしてヨレンタは、今の場所で天文の研究を続けて、いずれ自分の名前で論文を発表したいと考えていました。女性が論文を発表するには大きな困難がありそうですが、それを乗り越えて自分が道を開けば、後に続く女性たちにも道が開かれると考えたのです。

３人がそれぞれの夢で盛り上がったところに、いきなりヨレンタの父親が現れました。前々からわかっていたことではありますが、それはノヴァクでした。ノヴァクは自分の仕事のことは、ヨレンタには詳しく教えていませんでした。
以前にノヴァクと対峙したことがあるオクジーは、生きた心地もしない様子です。バデーニはノヴァクに、当たり障りのない言い方で、なぜ自分たちがヨレンタと知り合ったのかを話しました。

そしてヨレンタは、ノヴァクと一緒に帰宅したと思いきや、すぐにノヴァク１人がバデーニとオクジーの前に現れました。
どうやらノヴァクの次のターゲットは、バデーニとオクジーだったようです。この危機をバデーニとオクジーは切り抜けられるのでしょうか。そして娘も地動説に関わっていると知った時、ノヴァクはどうするつもりなのでしょうか。

ノヴァクは強い宗教心があって、異端審問官として働いているわけではないようです。上にうまく取り入り、数多くの成果をあげて、家族を養うために汚れ仕事をしている感じですね。父のどんな仕事をしているか知ったら、ヨレンタが悲しみそうですね。(;_;)