坂木司さんの「和菓子のアン」を読み終えました。
もうすぐ高校を卒業する梅本杏子は、将来の進路で迷っていました。大学に進んで勉強したいほどの意欲もなく、学費で家計の負担になりたくありません。かといって、何かやりたい仕事があるわけでもありません。
そんな彼女が出会ったのは、デパ地下に出店していた和菓子屋さんでした。もともとちょっと小太りで食べるのが好きな杏子は、そこで働くことを決めたのでした。
初めて触れる和菓子の世界は、知らないことがいっぱいです。しかし、しっかり者でギャンブル好きな椿店長、和菓子職人見習いで乙女な心の持ち主の立花さん、元ヤンの女子大生・桜井さんと個性的な面々が揃っています。そして杏子は、乙女な立花さんからアンちゃんと呼ばれるようになるのでした。
こんなデパ地下のお店で起きる日常のちょっとした事件を、みんなで推理するお話でした。
文体はかなり軽めのラノベ風ですが、小太りで美人ではないけれど、前向きで真面目な杏子は、将来とってもいいお母さんになりそうな素敵なキャラです。そしてお話の方も、ちょっとした推理あり、和菓子の蘊蓄あり、デパ地下商店の知られざる裏側紹介あり、食品に対する問題提起ありと、バラエティに富んでいて楽しかったです。
もうすぐ高校を卒業する梅本杏子は、将来の進路で迷っていました。大学に進んで勉強したいほどの意欲もなく、学費で家計の負担になりたくありません。かといって、何かやりたい仕事があるわけでもありません。
そんな彼女が出会ったのは、デパ地下に出店していた和菓子屋さんでした。もともとちょっと小太りで食べるのが好きな杏子は、そこで働くことを決めたのでした。
初めて触れる和菓子の世界は、知らないことがいっぱいです。しかし、しっかり者でギャンブル好きな椿店長、和菓子職人見習いで乙女な心の持ち主の立花さん、元ヤンの女子大生・桜井さんと個性的な面々が揃っています。そして杏子は、乙女な立花さんからアンちゃんと呼ばれるようになるのでした。
こんなデパ地下のお店で起きる日常のちょっとした事件を、みんなで推理するお話でした。
文体はかなり軽めのラノベ風ですが、小太りで美人ではないけれど、前向きで真面目な杏子は、将来とってもいいお母さんになりそうな素敵なキャラです。そしてお話の方も、ちょっとした推理あり、和菓子の蘊蓄あり、デパ地下商店の知られざる裏側紹介あり、食品に対する問題提起ありと、バラエティに富んでいて楽しかったです。
最終更新日 : 2022-10-30