時々の記録

コンピュータとアニメ感想etc.のブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › ソードアート・オンライン › アルテ › アルテ #2
2020-04-15 (Wed) 17:44

アルテ #2

別の工房で働くアンジェロと、アルテが知り合うお話でした。

レオの工房で働くことになったアルテの最初の仕事は、自分の住む小屋の修繕でした。レオは材料を買うお金を出してくれましたが、修理はアルテ自身の手で行わなければなりません。

女性は男性に養われるものという価値観のこの時代、アルテは修繕の材料を手に入れるのも一苦労です。おまけに、荷車に乗せた木材はとても重く、アルテの力ではなかなか動きません。

そんなアルテに力を貸してくれたのは、やはり工房で徒弟をしているアンジェロという青年でした。彼は依頼心の強い女性ばかりの家族の中で育ち、女性を助けることは当たり前だと思っていたのです。

ところが、アルテはアンジェロの助力を断りました。女性が画家になるという、当時としては大それた夢を実現するためには、自らの道は自分の手で切り開いていかなければいけないとアルテは学んでいたのです。

そしてアルテは、スカートをまくり上げて、他の荷車を引いている人を真似て、腰を入れて荷車を動かすことを学びました。そうやって材料を集めたアルテは、1週間かけて1人だけでついに小屋の修繕を終えたのです!

これで生活環境は整いましたが、アルテには次の試練が待っていました。他の工房に置かれている彫像を描かせて欲しいと頼んでも、アルテが女だからという理由で受け入れてくれないのです。

工房にやって来たアルテに、アンジェロは再び力を貸そうとします。しかしアルテは、やはりそれを断りました。楽な道を選ぶのではなく、自分の道は自分で切り開いてゆくものだとアルテは決意していたのです。

そしてアルテに、彫像を描くチャンスが与えられました。しかしそのためには、男が2人がかりでやっと運べるような重い粘土の袋を倉庫まで運び込まなければなりません。最初は持ち上げることさえ苦労したアルテでしたが、荷車を押した経験がここで役立ちました。

腕だけで運ぼうとするのではなく、腰を入れる。それに気づいたアルテは、ついに袋をすべて倉庫まで移動したのです!
そんなアルテのがんばりを、工房長も認めてくれました。こうしてアルテは、ようやく彫像のスケッチを許されました。

がんばるアルテの姿は、アンジェロにも衝撃を与えました。家に帰ったアンジェロは、何かとお願いをしてくる家族に、まずは自分の力でやってみようと提案したのでした。

女性の地位が低かった時代、アルテはたいへんな思いをしながらも、前向きな努力でそれを周囲に認めさせてゆく姿には、見ていて元気をもらえました。本当にやりたいことがあるなら、困難があっても簡単には諦めず、それを乗り越えようと思わせてくれる作品ですね。(^^) 視聴継続&個別感想、決定です!

最終更新日 : 2022-10-30

Comment

Trackback


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
アルテ TokyoMX(4/11)#02
第2話 新生活 目覚めたアルテの最初の仕事は小屋の修繕。レオからお金をもらって市場に出かける。初めての市場に大喜び。板を分けてもらうのでも女のくせに大丈夫かと言われる。市場では誘惑も多いが、板を運んで小屋の修理に勤しむ。重いので腰を入れないと荷車は引けない。しかしスカートの裾を踏んづけて転んでしまう。アンジェロが傷だらけだと洗ってくれる。彼は女性を優しくすることに慣れていた。レオの初めての弟... …
2020/04/20 00:10 ぬるーくまったりと 3rd