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#1924 金沢 vs 大分、横浜FM vs 湘南、神戸 vs 名古屋、川崎F vs 鹿島 (2018/4/23) | | |　

【J2：第10節】ツエーゲン金沢 vs 大分トリニータ (石川県西部緑地公園陸上競技場)

→　3勝3敗3分けで10位の金沢と5勝1敗3分けで2位の大分の試合の前半はほぼイーブンの展開で進んでいく。後半になるとホームの金沢が押し込む展開になった。FW垣田とFWマラニョンを中心に攻め込んでいくがゴールは奪えない。このまま0対0で試合が終了しそうな流れだったが後半48分にMF星雄次のパスを受けたボランチのMF丸谷が決めて土壇場でアウェイの大分が先制に成功する。1対0で勝利した大分は7試合負けなしで首位浮上。ここ7試合は5勝2分けと勢いに乗っている。敗れた金沢は2連敗となった。

東京Vが開幕から10試合負けなしと突っ走っているが引き分けが多いので勝ち点は伸び悩んでいる。1敗のみの大分がJ2の主役に躍り出た。この日は難しい展開になった。持ち味であるパスワークを金沢の激しい守備に封じられて後半はほとんどチャンスを作れなかった。劣勢の展開になったので「引き分けでもOK」という流れだったが最後のチャンスを生かして勝ち点「3」を獲得。大きな勝利を手にした。MF丸谷のシュートはゴール前にいたDF作田に当たってゴールイン。金沢にとってはアンラッキーなプレーだった。

この日は1ゴールのみだったが10試合で計18得点。得失点差は早くも「+10」に到達した。大混戦なので得失点差をこれだけ稼ぐことができているのも大きい。ヒーローになったのはMF丸谷だった。昨オフに広島から大分に完全移籍したが競争相手が多い中でボランチのレギュラーに定着した。MF宮阪が脚光を浴びているが相方のMF丸谷の貢献度も相当に高い。MF宮阪とMF丸谷のWボランチが好調の主要因の1つに挙げられる。アシストを記録したMF星雄次も新戦力になるがオフの補強が非常にうまくいった。

金沢は2試合連続で0対1の敗戦となった。チャンスはそれなりに作れており、チーム状態は決して悪くないが、シュート精度を欠く場面が多くなっている。鹿島から期限付き移籍のFW垣田がここに来てスタメンに定着しており、FW佐藤洸からレギュラーポジションを奪取したがまだまだ発展途上の選手である。判断のミスは少なくない。フィジカルも完成していないので187センチのサイズを生かしきれない場面が多い。柳下監督は我慢して起用し続けているがポテンシャルは高い。我慢して起用し続ける価値はある。

【J1：第9節】横浜Fマリノス vs 湘南ベルマーレ (日産スタジアム)

→　2勝4敗2分けで16位の横浜FMと同じく2勝4敗2分けで15位の湘南の神奈川ダービーは打ち合いになった。前半だけで両チーム合わせて7ゴール。4対3とアウェイの湘南がリードを奪って前半を終了する。迎えた後半12分にCKからDFミロシュ・デゲネクが決めて横浜FMが4対4の同点に追いついた。その後はどちらもゴールを奪うことは出来ず。4対4のドローに終わった。FWウーゴ・ヴィエイラは前半だけでハットトリック達成。MFステバノヴィッチは2ゴールを挙げる活躍。外国人選手の活躍が目立つ試合になった。

神奈川ダービーは激闘になったが痛み分けのドローに終わった。どちらに転んでもおかしくない展開だったがどちらのチームにとっても満足できない結果である。前半8分にオウンゴールで湘南が先制に成功したが前半40分からハーフタイムまでの数分間に4ゴールが生まれた。1対3の状況からFWウーゴ・ヴィエイラが連続ゴールを決めて3対3の同点に追いついたが直後にMFステバノヴィッチが4点目のゴールをゲット。注意しなけばいけない時間帯に両チームともあっさりと失点。反省材料の多い試合になった。

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◆　まとめ

　#1924 金沢 vs 大分、横浜FM vs 湘南、神戸 vs 名古屋、川崎F vs 鹿島 (2018/4/23)

→　J1の9節の川崎F vs 鹿島など計4試合をクローズアップしました。優勝候補同士の注目の一戦はホームの川崎Fの攻撃陣が爆発。大量4ゴールを奪ってライバルの鹿島に大勝しました。MF永木のFKで1点差に迫られたすぐ後にMF中村憲が3点目のゴールをゲット。この1点が試合の行方を大きく左右しました。鹿島にとっては高卒2年目で左SBでプレーしているDF小田のバックパスのミスが悔やまれます。

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