■ 延期されていたドルトムント vs モナコUEFA CLの準々決勝。世界的なニュースになった爆弾事件の影響で延期になったドルトムント vs モナコの1stレグは1日遅れで4月12日(水)の夜に開催された。当初は4月11日(火)の夜に開催予定だったが1日順延となった。来週にはモナコのホームで開催される準々決勝の2ndレグが待っているので苦肉の策で翌日に試合が行われることになった。爆発によって怪我をしたスペイン人のDFバルトラは欠場となった。
ホームのドルトムントは「3-4-2-1」。GKブルキ。DFピズチェク、パパスタソプーロス、ベンダー。MFヴァイグル、ゲレーロ、ギンター、シュメルツァー、香川真司、デンベレ。FWオーバメヤン。週末に行われたバイエルン戦(A)は怪我のため欠場となった日本代表のMF香川は2試合ぶりのスタメンとなった。1つ前のハンブルガーSV戦(H)はリーグ戦での今シーズン初ゴールを含めた1ゴール1アシストの大活躍だった。
対するアウェイのモナコは「4-2-2-2」。GKスバシッチ。DFトゥーレ、グリク、ジェメルソン、ラッジ。MFファビーニョ、ジョアン・モウチーニョ、ベルナルド・シウヴァ、レマー。FWファルカオ、ムバッペ。モナコで注目を集めているのは1998年生まれのFWムバッペ。18歳ながらすでにフランスのフル代表デビューを果たしている。モナコで活躍した元フランス代表にちなんで「アンリ2世」と言われている。
■ 3対2でアウェイのモナコが勝利試合は序盤からモナコが主導権を握る展開になる。前半16分に得たPKはブラジル代表のMFファビーニョが失敗。嫌な流れになったが前半19分にMFレマーのクロスからFWムバッペが決めて先制に成功する。前半31分に右WBのMFギンターのクロスからMF香川に決定機が訪れるがシュートはクリーンヒットせず。逆に前半35分に左SBのDFラッジのクロスが相手CBのDFベンダーのオウンゴールを誘って追加点を奪った。
2点ビハインドとなったドルトムントは後半開始からMFシュメルツァーとDFベンダーを下げてMFシャヒンとMFプリシッチを投入。MFゲレーロをボランチから左WBにスライドさせてMFプリシッチを右WBに入れると流れが良くなって後半はドルトムントが押し込む展開になる。後半12分にFWオーバメヤンの落としたボールに反応したMF香川の折り返しをゴール前でMFデンベレが決めてドルトムントが1点差に迫った。
押せ押せの展開になったが後半34分に右CBのDFピズチェクの不用意な横パスを奪ってカウンター。FWムバッペが独走から決めてモナコが3点目を奪った。アウェイゴールのことを考えると極めて大きなゴールが決まったが後半39分にMFシャヒンのクロスを受けたMF香川がらしい動きから相手選手を華麗にかわしてから左足でゴール。1点差に迫ったが追いつくことは出来ず。3対2でアウェイのモナコが勝利した。