■ 生き残っているのは全部で28チーム第96回となる天皇杯が開幕して1回戦と2回戦が行われた。本大会に進んだのは全部で88チームでその内訳は「J1の18クラブ」と「J2の22クラブ」と「各都道府県の代表47クラブ」と「シードチーム(=全日本大学サッカー選手権大会で優勝した関西学院大学)」となる。基本的にはJ2のクラブは1回戦から登場して、J1のクラブは2回戦から登場するが、2016年のACLに出場した広島・G大阪・浦和・FC東京の4チームはベスト16からの参戦となる。ACL組については天皇杯でもナビスコカップでもかなり優遇されている。
現時点で生き残っているのはACL組を含めて28チームで次の3回戦で勝利すると「ベスト16入り」となる。2回戦では札幌 vs 岡山、C大阪 vs 京都、讃岐 vs 愛媛FC、清水 vs 水戸などJ2勢同士の対戦がいくつか組まれたが勝ち残っている28チームをカテゴリー別に分類すると以下のようになる。
・J1のクラブ → 14クラブ
・J2のクラブ → 10クラブ
・J3のクラブ → 3クラブ (大分・盛岡・長野)
・JFLのクラブ → 1クラブ (Honda FC)
2回戦から登場したJ1のクラブの中では名古屋・甲府・仙台・福岡の4チームが下のカテゴリーとの試合で不覚を取っている。J2で勝ち残っているのはC大阪・岡山・清水・横浜FC・山形・山口・愛媛FC・東京V・徳島・千葉の計10チームである。一方、J3の中では大分と盛岡と長野、JFLの中ではHonda FCが3回戦進出を果たした。天皇杯の醍醐味と言えるジャイアント・キリングがすでにいくつも発生しているが、松本山雅 vs Honda FC、仙台 vs 盛岡、名古屋 vs 長野の3試合については強いインパクトを残す結果になった。
■ 川崎Fを相手に臆することなく戦ったブラウブリッツ秋田1回戦と2回戦についてはスカパーならびにBS1でいくつかの試合が放送されたが視聴した試合の中では2回戦の川崎F vs 秋田が特に印象に残った。前半から押し込んだアウェイの秋田が前半28分にMF前山のミドルシュートで先制に成功。1対0とリードしたまま後半の中盤を迎えた。「大金星もあり得る」という雰囲気もあったが川崎Fが後半22分にDFエドゥアルドのゴールで1対1の同点に追いつくと後半32分にはエースのFW大久保のゴールで川崎Fが逆転に成功。その後にも1点を加えて3対1で逆転で勝利した。
最終的には川崎Fが地力の差を見せつけたが秋田の健闘が光った。川崎FはMF中村憲やFW大久保など主力がスタメン出場。代表招集で不在のMF大島僚、MF小林悠、GKチョン・ソンリョンを除くと「現段階ではベストに近い11人」が起用されたが一歩も引かなかった。J3に所属する秋田の試合がTV放送される機会は現状はほとんどないので「どういうサッカーをするチームなのか?」、「どういう選手がいるのか?」をイメージすることができる人の方が少ないと思うが、攻守両面でアグレッシブなサッカーを見せた。
格上である川崎Fとの試合なので「失うものはない。」というチャレンジャー精神で戦うことが出来たことはプラスに働いていると思うがいいサッカーを見せた。J3の試合は年間で10試合程度スカパーで放送されるがほとんどが上位チーム同士の試合なので秋田の試合がスカパーで放送されたことはJ3昇格後はなかったのではないかと思う。秋田の試合を観たのは2013年の天皇杯の仙台戦以来だと思うのでかなり久々だったが好印象を持った。川崎Fのサポーターも秋田のサッカーにはいいイメージを持ったのではないか。
序盤からハイプレスをかけて川崎Fのパスワークを完全に封じてしまったのは驚きだった。特に大黒柱でボール回しの中心となるMF中村憲に対しても臆することなくプレッシャーをかけてMF中村憲のミスを誘発してここからカウンターを繰り出すシーンが多かった。当然、普段の試合ではMF中村憲のところでボールを失うケースは少ない。川崎Fの選手は安心して攻め上がっていくのでここでボールを奪うことが出来ると大きなチャンスになる。金星を手にすることはできなかったが見どころの多い面白い試合になった。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
◆ まとめ #1459 【天皇杯1回戦・2回戦】 頑張りが目立つJ3勢 (2016/9/13)
→ 天皇杯の1回戦と2回戦のレビューです。J2勢は1回戦から、J1勢は2回戦からの登場となりましたが、今年の天皇杯は秋田や盛岡や長野などJ1のクラブの活躍が目立っています。中でもアウェイで仙台に5対2で大勝した盛岡の奮闘ぶりが目立っています。JFLではHonda FCがJ2の松本山雅に勝利しましたが今度の3回戦では盛岡とHonda FCが対戦します。最大の注目カードと言えるでしょう。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
※ J3+(メルマ)を購読するには、
登録が必要です。
※ 発行日は、5日・10日・15日・20日・25日・30日を除く毎日です。
※ AM8:00の配信です。
※ まぐまぐを利用する場合は、月額は648円となります。(1配信あたり約25円)
→
http://www.mag2.com/m/0001340175.html※ まぐまぐに登録した場合、最初の月は無料になります。(当月無料制度)
※ 月の途中で登録した時は、登録作業が完了すると、直後にその月に発行済みのメルマガが全て送られてきます。
※ クレジットカードをお持ちでない方は「
直接購入方式」を利用することができます。
※ 希望される方は、
[email protected](管理人宛)に問い合わせてください。
☆ 発行責任者:じじ
☆ サイト(ブログ版):サッカーコラム J3 Plus+ →
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/ ☆ 月額:648円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用した場合
☆ 3か月:1,500円(税込)、6か月:3,000円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用しない場合
☆ メルマ(個別ページ):登録・解除等はこちら →
http://www.mag2.com/m/0001340175.html ☆ 発行日:5日、10日、15日、20日、25日、30日を除く毎日 (年末年始を除く)
☆ 発行時間:AM 8:00 (変更の可能性あり)
- 関連記事
-