■ 福岡の連勝記録を止めたのは・・・。J2はちょうど30節が終了した。残り12節となったが15試合負けなしと快進撃を続けていた福岡の無敗記録がついにストップした。福岡を止めたのは開幕前は「優勝候補の筆頭」と言われた磐田だった。アウェイで群馬を相手に0対2から3ゴールを奪って逆転で勝利した徳島が首位に浮上した。首位の徳島と2位の福岡が勝ち点「59」で並んでおり、大勝した3位の長崎は勝ち点「54」。2チームとの差は「5」となる。
さらに未勝利が続いていた4位の北九州が久しぶりに勝利した。北九州は勝ち点「50」に到達した。2位の福岡との差は「9」なので少し差が付いているがノーチャンスとは言えない。5位の新潟と6位の甲府はともにドロー。勝って上位との差を縮めないといけない試合だったが勝ちきれなかった。どちらも13回目の引き分けとなったが「J2最多タイの引き分け数」になる。新潟ならびに甲府はさらに難しい状況になった。
磐田は30節がホームの福岡戦、31節がアウェイの徳島戦になる。「J1復帰を果たすためには連勝するしかない。」と言えるほど追い込まれているがまず最初の試合で勝ち点「3」を獲得した。2位との差は「15」のまま。その差は変わらなかったので依然として相当に厳しい状況であることは変わらないが「首の皮一枚でつながった状態は保つことが出来た。」と言える。15試合負けなしの福岡を叩いて意地を見せた。
前半41分にMF遠藤のFKから途中出場したDF中川創のヘディングシュートが決まって磐田が先制に成功すると後半5分にはFW小川航のゴールが決まって追加点を奪った。後半37分にFW遠野に決められて1点差になった後はヒヤヒヤの展開になったが何とか守り切った。前半の開始早々にDF大武が怪我をしてプレー続行不可となったが移籍後初出場となった21歳のCBのDF中川創が勝利の立役者になった。