サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2025/01/16 　【J1：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)
　2025/01/13 　【J2：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：56名)
　2025/01/14 　【J3：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【J2】 2020年に期待したい選手を3人だけ挙げてみた。 (栃木SC編) | | |　

1人目： FW 韓勇太 (栃木SC)

→　「奇跡の逆転残留」を果たした栃木SCだったが2019年は42試合で33得点のみだった。得点力不足に苦しんだがオフに元・日本代表のFW矢野貴を獲得した。走力と高さを併せ持ったFW矢野貴にかかる期待も大きいが、やはり、フォワードの軸候補の筆頭は期限付き移籍のFW韓勇太になる。2019年は大卒ルーキーながら鹿児島で11ゴールを記録した。松本山雅からの期限付き移籍になるが大きな補強と言える。

182センチなのでCFとして特別大きな選手ではないが体の強さを持っている。U-23北朝鮮代表に選ばれた経験を持っているが北朝鮮の選手特有の体の強さやタフさを持っている。Jリーグでコンスタントにゴールを決めることが出来たら将来的には北朝鮮のフル代表入りも十分に狙える選手である。長崎との開幕戦では途中出場だったが彼が攻撃の中心に収まる可能性は高い。フォワードとしての能力はかなり高い。

2019年はボランチのMFヘニキを最前線で起用するケースも多かった。秋以降にMFヘニキをコンバートしたことが「奇跡の逆転残留」につながったが、やはり、同じようなサッカーをするにしても、本職のフォワードを前に置いて本職のフォワードを目掛けてロングボールを蹴った方がはるかに効果的である。J1からJ2に降格した松本山雅が同じカテゴリーの栃木SCにFW韓勇太を貸し出したのはかなりの驚きだった。

新型コロナの影響でJ3降格が無くなったのは栃木SCにとっては大きい。2021年以降を見据えた戦いを選択することも考えられるが田坂監督なので変わらずに「目の試合に全力を尽くす。」というやり方になる可能性は高い。ショートパス主体のサッカーだった鹿児島時代と比べるとロングボールの割合がはるかに高い栃木SCの方がFW韓勇太の良さは出しやすくなる。栃木SCへの期限付き移籍はいい選択と言える。

2人目： MF 平岡翼 (栃木SC)

→　Jリーグにも「スピードスター」と呼ばれる選手はたくさんいる。「現代のJリーグで最速」と言えるのはFW永井謙(FC東京)になると思うが栃木SCのMF平岡翼のスピードも相手にとっては脅威になる。作陽高の頃からスピードスターとして注目を集める存在だった。2019年に栃木SCに加入してJ2で15試合に出場したがいずれも途中出場だった。トータルの出場時間は253分のみ。15試合で0ゴール1アシストだった。

決定的な仕事は出来なかったので出場時間や試合数も伸びなかったが「J2では屈指」と言えるスピードをチームとして生かせなかったのは勿体なかった。サイドでの起用が多かったが2トップの一角でも機能する選手である。栃木SCは開幕戦は「4-2-2-2」を採用しているが左右のサイドハーフだけでなく2トップの一角でも出場機会を掴みたい。FW韓勇太やFW矢野貴が競ったボールに素早く反応できる選手である。

FC東京U-23でプレーした2018年にJ3で29試合で7ゴール1アシストという成績を残しているがこの時はかなりのインパクトを残した。FW永井謙は特殊なので30歳を超えた今でも「日本屈指のスピード」を誇るが、やはり、身体的な能力のピークは20代後半になる。怪我をして驚異のスピードが失われるケースも多々あることを考えると24歳になったスピードスターのMF平岡翼に残された時間はそこまで長くない。

是が非でも結果を残したい1年になるが彼のスピードは絶対的な武器になるので「怪我なくプレーできれば高確率でインパクトを残せるはず」である。FC東京の頃から度重なる怪我でチャンスをフイにしてきたがそろそろ実績を積み上げないといけない。スーパーサブとしての適性も高いとは思うが、やはり、スタメンでプレーしたときの方が結果は出しやすい。何度か巡ってくるだろうスタメン起用の時に結果を残したい。

3人目： MF 明本考浩 (栃木SC)

→　地元出身で、かつ、チームの顔だった10番のMF西谷和がJ2の徳島に完全移籍した。東京Vとの開幕戦ではハットトリックを達成。複雑な思いでMF西谷和の活躍を見聞きした栃木SCのサポーターは多いと思うが長崎との開幕戦を観たサポーターは「MF西谷和は抜けたがMF明本がいるから・・・。」と思っただろう。大卒ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取ると右SHで起用されてたくさん印象的なプレーを見せた。

彼に対する期待の大きさはいきなり「8番」を託されたことからも明らかである。「栃木SCの8番」というと2010年～2019年までずっとFW廣瀬浩が背負ってきた番号になる。2015年にJ3に降格したときもチームに残って栃木SCで現役を退いたクラブのレジェンドの番号を引き継いだのでサポーターの期待値はもともと高かったが開幕戦の活躍でさらに期待値は高まっただろう。「ミスター・栃木の後継者」である。

MF西谷和と同様でMF明本も栃木県出身になるがこちらは「栃木ジュニア→栃木Jrユース→栃木ユース→国士舘大」という経歴になる。MF中美やMF西谷和よりもクラブとの関係性は濃い。大学を経由してクラブに戻ってきた秘蔵っ子になるので順調に成長して栃木SCの顔になることが大いに期待されている。一旦、栃木SCを離れて国士舘大のサッカーを学んだことは彼にとってはプラスに働く可能性は高い。

「展開力のあるレフティ」という評判だったが開幕戦では突破力も披露した。縦への仕掛けでチャンスを演出した。オフにFW韓勇太とFW矢野貴を獲得した栃木SCはフォワードの強化に成功したが2列目はMF西谷和もMF浜下も抜けたのでパワーダウンした。MFエスクデロ競飛王の復活にも期待したいがMF明本が期待通りの活躍を見せてくれないと困る。たくさんのチャンスならびにゴールに絡むことが期待される。

　・【J1限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　78票
　・【J2限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　50票
　・【J3限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　118票

★　現在の投票数　→　79票

　　　→　最大で50個まで投票することができます。
　　　→　「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)