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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2015/07/30のツイートまとめ

kameiasami

眼覚めた青年はそのことに全く気づかず、また道を急ぎはじめる、というこの話を読んだ記憶がある。」
江藤淳「徳田秋声と「充実した感じ」―「形」と「筋」と「実質」と」(『言葉と沈黙』所収)
07-30 22:42

「『藪かうじ』同様に、これもまた典型的な雅俗折衷体で書かれてはいるが、実は『楓の下蔭』は西洋の短篇小説の翻案である。旧制中学か高校の頃、私は英語のリーダーで、青年が楓の木蔭で眠っているうちに、通りすがりの人々が彼の運命を左右するような想念を抱きながら行き過ぎるが、
07-30 22:37

徳田秋聲『楓の下蔭』(尾崎紅葉補作、女学講義」明治31年6月)は、読んですぐ判るとおりホーソン『デビッド・スワン』の翻案です。当時の日本でも、外国文学に詳しい人はたぶんすぐに気付いたと思います。
07-30 01:38

  1. 2015/07/31(金) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/29のツイートまとめ

kameiasami

@zinofrancescatt 部活帰りらしい女子高生が周りに大勢いて、みんなきゃあきゃあ叫びながら軒下などへ駆け込んでいました。昨日に較べると雨後の風に若干涼気が感じられましたが、体が雨で濡れたので涼しい気がしただけかもしれません。今夜も蒸し暑いですね。
07-29 22:22

@zinofrancescatt 今日は物凄い夕立がありましたね。傘が役に立たず、体中がびしょ濡れになるほどでした。
07-29 20:26

毎夜お化けが出るというのですが、不幸な過去を持つこの乳母が夢遊病で夜な夜な庭を徘徊するのがその正体だった、という話。明らかな翻案で、最後は死んだはずの乳母の良人が生きていた、という取って付けたようなハッピーエンド。
う~ん。これはいけません。
07-29 01:46

徳田秋聲『二夜泊』(尾崎紅葉補作、「女学講義」明治30年11月)。
今は6人の子の母となっている女学校時代の同窓生滋子から、夫の留守宅がこわいのとの手紙が来たので妾(わらわ)が泊まりに行くと、20歳くらいの、目鼻立ちは綺麗だが精神の少し不安定な乳母が雇われている。
07-29 01:43

そのころはザゴースキンの小説なんて、沼野充義編『ロシア怪談集』(河出文庫)所収の「思いがけない客」しか読んだことがなかったんですが。『ユーリイ・ミロスラフスキー』は、題名だけ知っていました。
07-29 00:33

このヴワディスワフ・パフルスキの台詞は、チャイコフスキーの名声に対する皮肉ですが、このあと「貴方ではなくチャイコフスキーの名が後世に残るのよ」とフォン・メック夫人に否定されます。この映画を初めて見たのは中学か高校の時で、ザゴースキンとゴーゴリの名が出た時はおおっと思いました。
07-29 00:26

「名声など流行に過ぎません。一時期、ザゴースキンはゴーゴリよりも賞讃を得ました。それで、誰が今彼を読みますか?」
映画《チャイコフスキー》(1969年、ソヴィエト)より。
http://t.co/q8iASAGrGQ
07-29 00:06

  1. 2015/07/30(木) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/28のツイートまとめ

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@tonton1965 ほんとに気持ち悪かったですね。絞れそうなくらい汗をかきました。
07-28 20:02

だから「天国の門」ってなに?
07-28 19:57

#あなたがフォローしている人たちの共通項
1位 編集者
2位 出版社
3位 大学教員
4位 天国の門
5位 フリーランス
6位 思想史
7位 同人誌
8位 単著
9位 日本文学
10位 クラシック音楽
http://t.co/Eu7g8i3ggz
07-28 19:56

「天国の門」ってなに?
07-28 19:51

#あなたをフォローしているクラスタTOP10
1位 編集者
2位 大学教員
3位 フリーランス
4位 天国の門
5位 お仕事
6位 会社員
7位 日本文学
8位 思想史
9位 単著10位 出版社
http://t.co/DEAm0unSRj
07-28 19:49

もともと気温も湿度も高いところに大雨が降って、夕方の街中は蒸し風呂みたいでした。体中ベトベトになったので、帰ると駆け込むようにしてシャワーを浴びました。今日がこの夏でいちばん蒸し蒸しして気持ち悪かったかも。
07-28 19:45

  1. 2015/07/29(水) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/27のツイートまとめ

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@niina_noriko 福建省出身の呉清源が莫愁をどう発音していたのか正確には判りませんが、外国人が固有名を現地音で発音するのはありがちなことですし、mò chóu、mò chóuのように喋っていたのを、代筆者が漢音に置き換えずその儘ルビに起こしたんじゃないかなぁと思います。
07-27 12:09

「十一月(引用註:昭和15年)に、呉清源の『随筆莫愁』が天元社から刊行されたが、呉はほとんど日本語が書けず、佐藤垢石、野上彰、三堀将が代筆したもので、川端は序文を寄せたし、そのことも知っていた」(小谷野敦『川端康成伝』)
呉清源の話す日本語も、晩年まで少々辿々しい所がありました。
07-27 03:02

@Artssoy これは一節切の指孔譜で、音の長さが判らないのですが、字面を眺めているだけで面白いです。
左(一三頁)の挿絵は上半分が「しゝをどり」、下が「をかさき」で、「おかさきぢよろしゆ をかさきぢよろしゆは よいぢよろしゆ」とあります。
07-27 01:12

  1. 2015/07/28(火) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/26のツイートまとめ

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「ヤリヽヤエヤリヽヤエウホウホウホフホフホフヤリヽヤエウ。」
このお囃子、ヘンな癖になりそう。
07-26 23:41

獅子踊
「ヤヽリヽヤエヤリヽ。リヽヒ上ヽリヒ上ヒ上ヽリ。ヤヽリヽヤユヤリヽ。リヽヒ上ヽリヽヒ上ヒ上ヽリ。ヤヽリヽヤエヤリヽ。ヒ上ヒリヤリヽヤエウホ。ウホウホエヤリヽヤリヽヤエヤリヽ」
松風軒編『糸竹大全』三輪逸次郎、大正5年
http://t.co/oLBTRko7vD
07-26 23:27

―面白いですね『チボー家の人々』
―どこまでお読みンなって?
―まだ四巻目の半分です。
―そう。
小津安二郎《麥秋》(昭和26年)より。
手に持っている第4巻は、昭和14年刊の戦前版ではなくて、昭和24年に出た新刊かなあと思ったり。
http://t.co/S4dPE5j8uE
07-26 20:10

ベッドの枕元に置いて寝床のお供にしていましたが、昨夜、本棚になおしました。
07-26 19:13

ドストエフスキーのアンナ宛書簡は米川正夫訳。亜使徒聖ニコライの日記は中村健之介訳。1880年6月1日、トヴェルスカーヤ通りの「サワ分院」で行われたドストエフスキーとニコライ・ヤポンスキーとの会合については、中村健之介「ある日のドストエフスキー―宣教師ニコライに会う」を参照。
07-26 01:25

「アレクセイ座下のところに有名な作家ドストエフスキーが来ていて会った。(中略)日本については、〈あれは黄色人種ですからね。キリスト教を受け入れるにあたって何か特別なことはありませんか〉と訊いた。(中略)目がなんか熱っぽくかがやいている。かすれた声、咳をする」ニコライ日記、6月1日
07-26 01:04

「昨日の朝は副主教のアレクセイと、ニコライ主教(日本にいた)を訪ねていったが、この知己は非常に愉快だった。(中略)わたしが訪ねていったのは、彼らにとってたいへんな光栄であり、幸福であるといった。わたしの作品を読んでくれたのだ」
ドストエフスキー、妻アンナ宛書簡、1880年6月2日
07-26 01:04

  1. 2015/07/27(月) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/25のツイートまとめ

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〈昨夜トオマス・マンの「魔の山」読む。アルプスのサナトリウムのことを書いたものなので、唯それだけでも今の僕に興味が深い。〉
徳田秋聲「日記」昭和14年8月17日。
07-25 23:47

も、もつと強いものかも知れない。〉
徳田秋聲「日記」昭和14年7月13日。

〈富士見以来兎角胸の工合がわるい。湿布をする。相変ず蒸暑い。どの窓からも微風だも来ない。百子から手紙今日も来ず。
「彼女とゴミ箱」又少し読みすゝむ。中味へ行くほど面白い。〉
同、7月14日。
07-25 23:47

〈昨夜は一瀬直行氏の浅草文学「彼女とゴミ箱」を読んだが、川端氏の序文が光つてをり、本文の浅草文学は余り面白いとは言へない。それに浅草の面白みは頽廃にあるのだが、次第に健康になりつゝあるので、他と余り変はらなくなつて来たのだ。頽廃の中に蠢めく人間性、それは一見健康にみえるものより
07-25 23:47

  1. 2015/07/26(日) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/24のツイートまとめ

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んぢやありませんよ。代筆です」と答えると、菊池は「そんなことがあるもんか。呉清源でなければ書けない文章だよ」と反論した。川端が「呉さんは、日本文は書けませんよ。佐藤垢石さんが書いたんですよ、呉さんの話を聞いて」と事情を話すと、菊池は不服そうにしていた。(川端『呉清源棋談・名人』)
07-24 15:06

呉清源が「莫愁」を佐藤垢石に口述した際に、呉清源が喋った呉音のまま莫愁に「もしう」とルビを振ったのかしら。
https://t.co/C2OE2G35XG
「莫愁」や「望郷」が「中央公論」に出た頃、菊池寛が川端康成に「君、呉清源の随筆は実にいいね。」と言ったので、「呉さんが書いた
07-24 15:03

「最近、出版された(引用註:ストリンドベリの)全集は100巻にものぼるとのことである」(古城建志訳『ストリンドベリイ小作品』解説)
たぶんこれ
http://t.co/xwY1hx7JSc
のことでしょう。100巻ではなく72巻です。
http://t.co/BoOQt4Daie
07-24 00:40

す訳者としては、そのつど言い方を変える工夫をせざるを得なかった。「でも」「しかし」「けれど」「けれども」「ひるがえって」「だとしても」「それはそれとして」(中略)。ドストイェフスキーの「だが」は、英語のbutに当たるно一点張りの無神経ぶりなのだ。〉
工藤幸雄『ぼくの翻訳人生』
07-24 00:01

〈文豪と謳われるドストイェフスキーに敬意を表してか、その悪文を暴いた例を聞かない。だが、打ち明ければ、文章が終わるたびに(と言いたくなるほど)、次の文を「だが」と始めるのに呆れ果てた。原文を尊重すれば「だが」「だが」「だが」と意地悪く連発する訳しようもあるだろう。だが、日本語に移
07-24 00:00

  1. 2015/07/25(土) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/23のツイートまとめ

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大杉重男ブログ:映画「あらくれ」について
http://t.co/LMNcgYJa0Z
〈世界観の矮小化にもかかわらず、「あらくれ」は美しく感動的な映画である。私は原作のせりふが往年の名優たちの口からそのまま語られるだけで感動してしまうので、客観的ではないのだが、……〉
07-23 22:58

@zinofrancescatt お絹は自身の困難な立場から来る僻みや疑心暗鬼を押して敬三郎と一緒になるため手を尽しているのに、男は逃げ腰というか、冷淡で他人事みたいなので、血が沸き立って憤然とくってかかったり、泣いて気を惹いたり、まあそれはいろいろとありますね。
07-23 21:11

@zinofrancescatt いえ、この場面では妊娠したから泣いているわけではなくて、「処女らしく」には煮え切らない男への当て付けというか、一寸した小芝居が入ってる気がします。
お絹は数えの19歳ですが、逢瀬を重ねていて、一回間違いを犯しただけという雰囲気でもなさそうです。
07-23 19:49

@with_Jun0126 ご返信ありがとうございます。
以下に今回のリマスターについて記載されていますが、私が聴いた限りでも、劣化して音が丸くなってしまった訳ではなさそうです。
http://t.co/tCCBS7kOUy
07-23 19:14

  1. 2015/07/24(金) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/22のツイートまとめ

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「口惜しいわツ!」と地団駄を踏んで手紙を引裂き、身投げをしようとしますが思い留まり、いつか敬三郎に復讐することを心に誓って、妊娠を隠して武之助と夫婦になる道を選びます。
そうそう、いつか見返してやりなさい。何も知らない武之助はちょっと気の毒ですが、お絹と結婚できるので大喜びです。
07-22 00:33

従兄じゃなくて従弟(母方)でした。お絹は従弟の敬三郎が好きなのに、父親から大嫌いな手代の武之助と結婚させられようとしています。お絹は敬三郎と一緒になるために店から金を盗もうとしますが、敬三郎は厄介者から遁れるように置手紙を残して台湾に旅立ってしまいます。当てにしていたお絹は、
07-22 00:29

徳田秋聲『みだれ心』(「文芸倶楽部」明治34年7月)に、幼馴染みの従兄と情を交してお腹に子供を宿したお絹が「ついには処女(きむすめ)らしく泣き出し」たと書かれているのを読んで、妊娠してるのに処女(生娘)なのかぁと思った。一応「らしく」とは書いてますけど。
07-22 00:02

  1. 2015/07/23(木) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/21のツイートまとめ

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東芝EMIから出ていたカラヤンのシベリウス交響曲・管弦楽曲集といえば、疳に障るようなうるささがあったんですが、2013年にリマスターしたワーナー盤を聴いて驚きました。音の鮮度は増したのに、どんな大音量になっても丸みを帯びたまろやかな響きで、元々はこんな音だったんだと感動しました。
07-21 23:25

滑り落ちようとするが、十一回目にはしっかりと腰を据え、確信と広大な展望とを手に入れる。」(同5月4日)
「何もない。ぼんやりした、軽く痛む頭。午後ホテク公園、ぼくを養っているストリンドベリを読む。」(同5月5日)
フランツ・カフカ『日記』(新潮社『カフカ全集』7、谷口茂訳)より。
07-21 22:50

気楽さ。」(1915年3月23日)
「ましな状態。ストリンドベリ(『不和』)を読んだからだ。ぼくはストリンドベリを、読むために読むのではなく、彼の胸に憩うために読むのだ。彼はぼくを幼児のように左腕に支えてくれる。ぼくはそこに、彫像によじ登った人間のように腰を据える。ぼくは十回も
07-21 22:49

「ストリンドベリはもの凄い。この熱狂、拳闘によって獲得されたこれらの頁」(1914年8月7日)
「ストリンドベリを少し読んだら眠れなかった。」(同11月3日)
「一行も書けない。きのうはホテク公園に、今日はカール広場にストリンドベリの『大洋のほとり』をもって坐ったときに感じた
07-21 22:49

  1. 2015/07/22(水) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/20のツイートまとめ

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上杉謙信女性説の根拠は、月に一度お堂に籠って出て来なくなるからだと聞いてたんですが。
07-20 23:13

  1. 2015/07/21(火) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/19のツイートまとめ

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イングマール・ベルイマン《第七の封印》
ビクトル・エリセ 《ミツバチのささやき》
ハンス・プフィッツナー《パレストリーナ》(スウィトナー指揮)
今日届いた3枚。《パレストリーナ》から聴き始めました。苦手な曲ですがこれなら聴き通せそう。
http://t.co/xb8K9l9o1V
07-19 17:32

  1. 2015/07/20(月) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/18のツイートまとめ

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心配ぶつ事あんめえなどと言って逃げようとせず、いよいよ床上に浸水して来ると、裏から板戸を2枚外し、桶を足台に寝台を2つ拵えて主人公と乳母の乳呑児を載せ、乳母は水をざぶざぶ外へ掻出している。何やってんのと思って読んでいると案の定、台は濁流に浚われ2人の子は屋外に流されてしまいます。
07-18 19:39

『徳田秋聲全集』第1巻解題に「明治二十四年、立山から日本海に注ぐ常願川氾濫、富山県下を襲った洪水に取材している」と説明されている『河浪』(明治32年)では、数日降り続いた雨で川が増水し、川縁の住民は皆高台に避難しているのに、幼き日の主人公が滞在していた乳母の小屋では、水が迫っても
07-18 19:37

ちょっとドキドキした。
07-18 18:46

さっき家の屋根の修繕見積に来た、ペンキでよごれた作業服を着た20歳くらいのおにいさんが、超かっこよかったので、あっちこっち見てもらってる間ずっ~と顔をガン見していたようで反省してます。すごく礼儀正しくてしっかりしてた。
07-18 18:41

昨日の台風で大増水している鴨川、水位が少し下がってきているようでホッとしました。川べりの桟敷席もびくともしていません。
川上から流されて来たオオサンショウウオが保護されたみたいです。
https://t.co/EVw6LPwlT6
07-18 08:39

  1. 2015/07/19(日) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/17のツイートまとめ

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これに『あらくれ』㈠「岸には波がだぶだぶと浸つて、怪獣のやうな暗い木の影が、そこに搖めいてゐた。」を含め、秋聲の小説に「怪獣」の語が使用されているのは(私が見付けた限りでは)3箇所。現代人が思い描く怪獣よりは、怪物に近いのかな。
07-17 22:58

アウグスト・ストリンドベリ『令嬢ジュリー―自然主義悲劇』
Fröken Julie: Ett naturalistiskt sorgespel af August Strindberg
http://t.co/tBLigWoxeT
07-17 22:26

  1. 2015/07/18(土) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/16のツイートまとめ

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「浜には思ひの外風があり、白い歯を剥き出してゐる怪獣のやうな波の音も高かつた。空にも暗澹として雲が徂徠し、星が疎に瞬いてゐた。」
徳田秋聲『心の勝利』より「別れの貞操」(「河北新報」昭和13年11月)
07-16 23:38

「部屋と云つても、古びた四畳半で、そこには何の部屋らしい装飾もなかつた。(中略)一つの面に、西日を受ける方の側に胸高の窓が切つてあつたが、宛かも大きな怪獣が角な大口をがんと開いたやうに、窓には障子さへ嵌つてゐなかつた。」
徳田秋聲『争闘』(「小説倶楽部」大正11年5月~6月)
07-16 23:11

たぶん『ホームレス中学生』の作者と勘違いしている。
07-16 22:46

又吉直樹『火花』第153回芥川賞受賞ですか。
07-16 19:26

清晨入古寺 初日照高林
曲徑通幽處 禪房花木深
山光悅鳥性 潭影空人心
萬籟此倶寂 惟聞鐘磬音
(常建「破山寺後禪院」)
こちらの「山光」が「山が日の光を浴びて明るいこと」の用例。
07-16 12:44

東大に不正アクセス、氏名など3万6000件流出か: 日本経済新聞
http://t.co/8YqN2SCgKw
07-16 12:36

薄薄晴雲漏日高 雪消土脉潤如膏
東風可是多才思 先送輕黃到柳梢
(楊雲翼「陽春門隄上」)
07-16 00:29

@syouko_azu @Artssoy いえいえ、どうもお写真にぴったりな言葉が見付からなくて。
山光には「①山の色、山の景色。②山が日の光を浴びて明るいこと。」(『漢字源』)の2つの意味がありますが、「山光澄我心」は①の方ですね。
07-16 00:28

  1. 2015/07/17(金) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/15のツイートまとめ

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《イワン雷帝とその息子イワン》のための習作。Репин И.Е. Портрет художника Григория Григорьевича Мясоедова. Этюд к картине Иван Грозный и сын его Иван. 1883.
07-15 23:59

А. П. Чехов, Повести и рассказы, 1892-1894 гг., Читает Денис Некрасов.
今夜は『魚の恋』«Рыбья любовь»だけ聴きました。ジャケット画は、レーピンの
http://t.co/m7NTvC3tP2
07-15 23:59

今日は、アントン・チェーホフ(Антон Павлович Чехов, 17[29] января 1860 — 2[15] июля 1904)の命日です。
http://t.co/f4FphMGoCy
07-15 19:31

蓐食草庵中 肩輿小市東
霧收山淡碧 雲漏日微紅
酒斾村場近 罾船浦溆通
平生喜行路 小住莫怱怱
 陸游「平水小憇」
07-15 19:28

@syouko_azu @Artssoy 薄明光線、光芒、雲隙光、隙光、霞光などが、ほぼ同義語になります。山が明るく日の光を浴びているさまは、山光ともいいますね。
07-15 12:47

  1. 2015/07/16(木) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/14のツイートまとめ

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@syouko_azu @Artssoy 山に限らなければ、薄明光線とか光芒でよいと思いますが、いかがでしょう。
07-14 23:45

〈『何か、絹の用事てえなア、男と痴話繰つて歩く事か。……へツ、虫の好い用事もあつたものよな。』
『何んですつて、男と痴話繰つて歩きますつて?』〉
徳田秋聲『みだれ心』十八(「文芸倶楽部」明治34年7月)。
「明星といへば鉄幹と晶子の痴話くり合ふ所だ」なんて言った人もいましたが…
07-14 19:44

2015年7月12日放送 ラジオシアター~文学の扉
https://t.co/x6hUywfZBi
徳田秋聲原作『仮装人物』後編
07-14 19:03

ストリンドベリの自伝的小説『女中の子』『ある魂の発展』『痴人の告白』『不和』『地獄』『伝説』『孤独』のうち、〈「地獄」は日記に書かれている事柄をまとめたものであって、それ故、最も直截的なことがらであり、また最も虚構のないものである。〉
ヤスパース『ストリンドベリとヴァン・ゴッホ』
07-14 01:09

がルソーの『告白』を私小説の埒外に置いたことは、『久米正雄伝』でも指摘されているように「久米の失敗」でしょうが、当時の文学者に影響を多大な影響を与えたフランス、ロシア等の西洋文学のうちで最も私小説に近い存在が、北欧のストリンドベリの自伝小説であったのは、まぎれもない事実でしょう。
07-14 01:08

  1. 2015/07/15(水) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/13のツイートまとめ

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年)。
『痴人の懺悔』は、木村荘太による、Ellie Schleussnerの英訳"The Confession of a Fool"からの重訳本(洛陽堂、大正4年)で、久米の短編集『痴人の愛』と谷崎潤一郎『痴人の愛』、里見弴『善魔』の題名乃至内容の一部はこれに負っています。久米
07-13 01:14

〈トルストイの「吾が懺悔」などは、勿論藝術的な分子もないではないが、「私小説」ではない。ルッソーの懺悔録も、色々小説的な場面はあるが、これも決して私小説ではない。併しストリンドベルクの、「痴人の懺悔」に至ると、明にそれは私小説である〉(久米正雄「「私」小説と「心境」小説」大正14
07-13 01:13

  1. 2015/07/14(火) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/12のツイートまとめ

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精神分析学者はストリンドべリの自伝小説をほぼ事実と見做して彼を精神病患者にしたがり、主に本国の文学研究者は彼の小説や日記には誇張や創作があって事実とは異なる、彼は(大体)マトモだと主張する傾向があるようです。私は作品さえ良ければ作者の頭がおかしくても別にいいんじゃないのと思う。
07-12 22:08

  1. 2015/07/13(月) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/11のツイートまとめ

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コートを振り捨てて立去ります。ストリンドベリは自分のコートに溜っていた「私の流動体の神経」がこの男の風変わりな極性に作用したのだろうと考えます。その2日後、絵を見るために画家を訪問すると、別段病気でもなかったが、30分もすると神経の発作が始まり、服を脱いで寝床へ横になってしまう。
07-11 20:37

先づ何より落着かせた。向うは私に服従して、私はこの男を支配したのである。(中略)私等は全ての点に於て一致した。」
ストリンドベリ『地獄』より。1896年のパリ。「丁抹人の画家」とはエドヴァルド・ムンクのことで、この直後、彼は「催眠術師の手にかかつてゐる媒介者」のように震え出し、
07-11 20:26

「六月七日。
ルウ・ド・ラ・サンテの丁抹人の画家を訪問した。大きな犬はゐないで、自由に入れた。ブウルヷアル・ポルト・ロアイアルの露台で飯を食つた。この友達は寒む気がして気持が悪いと言つた。オオバアコオトを忘れて来たので、私のをこの男の掛けてやつた。かうしてやつたのがこの男の心を
07-11 20:04

「伯林ではビイスカといふ男が珍しい死に方をした。この男は日本人式に切腹をした。血みどろの芝居である。」
ストリンドベルク『地獄』秦豊吉訳、新潮社、大正14年
07-11 18:33

太田錦城『梧窓漫筆』東都書林、天保11年
https://t.co/w24we9N4sy
以前、傍線はルビの内側に引くか外側かという話題がTLに流れて来て、普通内側だろうということで収まったようですが、古いものではこの本のように外側の例も結構あります。
07-11 17:29

  1. 2015/07/12(日) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/10のツイートまとめ

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日本放送協会編『外国地名人名表』日本放送協会、昭和12年6月
https://t.co/yE777sNMEZ
07-10 20:51

@zinofrancescatt これでしょうか。
ダン・アリエリー著、櫻井祐子訳『ずる―嘘とごまかしの行動経済学』平成24年、早川書房
http://t.co/4OegeItn7P
07-10 20:16

  1. 2015/07/11(土) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/09のツイートまとめ

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丸橋由美子「芥川龍之介『歯車』―〈地獄〉にみる外国文学の影響とその意義―その㈠」上智大学国文学論集 1984;17:167-186。
http://t.co/HjX9NdiAAG
芥川の蔵書にはストリンドベリの英訳本が21冊あり、下線や書込み、折り跡が見られる、云々。
07-09 21:00

今日はノーブラの日だそうなので
07-09 20:07

〈女子学生の約半数はノーブラだ。その時までにノーブラには慣れていたので、それにより心乱れるようなことは決してなかったが、やはり、心騒ぐことに変わりはない。彼らノーブラ女子学生の言い分は、「男子はしないし、私もしない」というきわめて単純明快な論理だ〉藤原正彦『若き数学者のアメリカ』
07-09 20:06

西村善七郎『大京都』大京都社、昭和3年10月
https://t.co/zEOLYj7y1v
写真が多くて、めっけものでした。戦前の十字屋楽器店(三条寺町東入)は初めて見ました。
07-09 01:42

でもデンタルダム(英:Dental dam、独:Kofferdam、仏:Digue dentaire、露:Коффердам)というのは、元々はその名のとおり歯科医が歯の局所治療のために穴を開けて使うものらしい。
07-09 01:13

それの正式名はデンタルダムというのだと、去年の秋に牧村朝子さんのブログで教わりました。
https://t.co/eKyXc7GxpQ
07-09 00:53

  1. 2015/07/10(金) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/08のツイートまとめ

kameiasami

「金魚すくいの金魚は長生きしないという思いが強かったので、生きているあいだできる限りの楽しみを引き出そうと思った。もちろん、セックスも。だが、彼女の体は冷たいし、声も出さない。まばたきもしない目は薄気味悪いし、抱きすくめると痙攣を起こす。」(島田雅彦「金魚女」)
07-08 23:23

室生犀星の『蜜のあわれ』が二階堂ふみ(赤子)、大杉漣(老作家)、石井岳龍監督で映画化されると聞き、そういえば島田雅彦の小品に縁日で買った金魚女をバスタブで飼う話があったのを思い出しました。最近よくつまらないことを急に
07-08 23:08

「和田(引用註、芳惠)によれば、たぶん『縮図』が書かれた前後に秋聲の娘(秋聲の長子一穂はその信憑性を否定している)を生んでいた政子は、徳田家と絶縁し池袋でトリスバーを経営しながらその私生児を育てて行くのであり、」
大杉重男「帝国の縮図――徳田秋聲の戦争」(『小説家の起源』講談社)
07-08 22:53

@zinofrancescatt でもやっぱりわざと手の甲を描かずに、掌をこちらに向けていますよ。
http://t.co/WWuJt5elI0
07-08 20:37

さらに最晩年になると、『縮図』のモデル小林政子から映画のあらすじや、小説の読後感想などを聞くようになります。
秋聲は女性の話を聞くのが上手いんでしょうね。蒲団に寝転がって話を聞く癖があって、『何処まで』のモデルには、それでうっかり妊娠させてしまったりもしましたが。。。
07-08 02:25

引用の少し前で秋聲は「I子は彼よりも遙かに熱意的な芸術渇仰者であつたが、同時に又恐らく彼よりも高い鑑賞眼をもつてゐた」と書いていて、とんでもない眼鏡違いですが、当時はそれくらい思慮分別を失っていたということでしょう。
07-08 01:52

晩年の徳田秋聲は、洋書を読むどころか山田順子から外国文学の粗筋を聞くだけで済ませていて、「読むことに無精な彼は又た、読書慾の旺盛な彼女によつて多くの外国作品の内容を知ることが出来た。」「新しい知識と未知の世界との、感動的な示唆を彼に与へた」(『日は照らせども』)とまで言ってます。
07-08 00:53

手ブラで胸を包んでいるのかと思ったら、掌が外側を向いてる。腕のアラビア文字が気になります。
http://t.co/ajtFKZtASw
デザイナーは、Syed Shahid Nisar
http://t.co/eJ0WuNEheZ
http://t.co/ZKqQHia9yq
07-08 00:17

  1. 2015/07/09(木) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/07のツイートまとめ

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@zinofrancescatt 私も納得できない点は若干ありますが、京都に到達できただけでも満足です。
07-07 23:29

モータープール×→これ知っとう?×→おとろしい×→しーひん×→きーひんた×→ランリック×→しらこい○→言うとっちゃったで×→うみゃー×→京都府 京都市内・山城エリア
07-07 22:34

【経路】おらん×→先生にかけられる×→そんなことしん×→ノートが詰まった×→ちかっぺ×→1題目×→家を出んとおえん×→テストみやすかったね×→からう×→うちんく来る?×→そうなんや○→めばちこ○→これなおしといて○→じゃけん×→校区×→いらち○→こっちしかいい×→
07-07 22:34

京都が出た❤
07-07 21:36

【方言チャート100】
http://t.co/Jd0DDzXlwX
鑑定結果は、京都府の京都市内・山城エリアでした。
http://t.co/v1NfvxCaH9
東京女子大学篠崎ゼミxジャパンナレッジ
07-07 21:35

@Artssoy 但し出典が誤植です。正しくは、
Plato: The Republic, Bk. VII, 518 (Francis Macdonald Cornford's translation).
07-07 13:37

@Artssoy “in order that the eye should see light instead of darkness, so the entire soul must be turned away from …”
https://t.co/DL34cHfByx
07-07 12:53

ストリンドベリの作品は、小説・戯曲ともに私小説的なものが多いですね。自伝小説『女中の子』、自然主義劇『父』、告白小説『痴人の告白』等がそう。『死の舞踏』は妹夫婦がモデル。三部作『ダマスカスへ』の主人公、見知らぬ人と呼ばれる男は、作者の分身であり、内部の見知らぬ他者を恐れる人物。
07-07 01:14

@moji_ka 序でに言うと『父』『死の舞踏』は、一冊に収められている『近代劇大系 第4巻』(近代劇大系刊行会、大正13年)で読んだ可能性がありますね。また想像ですが、秋聲が読んだシュニッツラー、チェーホフ、ジョイス、ジイド等の翻訳書には、一穂が買ってきた本が相当ありそうです。
07-07 00:00

  1. 2015/07/08(水) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/06のツイートまとめ

kameiasami

@moji_ka 邦訳全集が出たばかりであり、そのうちどちらかを本屋か出版社に送って貰って読んだと考えるのが妥当でしょう。時期は違いますが、大正3年7月20日の「読売新聞」には〈楠山氏訳「火あそび」と云ふストリンドベルヒの喜劇を読んでみた〉という文章があります。
07-06 22:17

@moji_ka 明治時代ならあり得ますが、この時期の秋聲がわざわざ英訳本を手に入れた可能性は殆どないと思います。大正15年の「汽車の窓から」という随筆では、偶々身辺にあったシユニツツレルの翻訳物を読み、最近読んだストリンドベルグの方が段違いに良いと書いていますが、時期的に2種の
07-06 22:16

徳田秋聲『花袋氏を見舞ふ』(「東京朝日新聞」昭和4年7月26日)に、秋聲が大正3年10月に順天堂病院で痔瘻の手術を受けた際、「遊三といふ落語家が三度も舌がんの手術をして、段々舌つたらずになつた話なども聞いた」とあります。同年7月8日に死んだ初代三遊亭遊三についての、病院での噂話。
07-06 18:56

手ブラ風の服?ドイツで発表 国際ニュース:AFPBB News
http://t.co/DqRNwUo5OU
07-06 18:54

2015年7月5日放送 ラジオシアター~文学の扉
https://t.co/6WzMcPb7Xf
徳田秋聲原作『仮装人物』前編
07-06 18:28

『仮装人物』には庸三がストリンドベルグの戯曲を読んだり〈仰向きになつた目の上に「痴人の告白」を持ちこたへてゐ〉る描写があります。ここで庸三=秋聲が読んでいたのは大正末に岩波と新潮が同時に出していたストリンドベリ邦訳全集の何れかでしょう。白鳥みたいに引用があれば同定出来るんですが。
07-06 18:26

同年7月「文藝春秋」)とあるように、より強い衝撃を受けたことが窺えます。自作への弱気な発言は順子事件で作品が低迷していた所為もあるでしょう。
また、正宗白鳥の短文「ダマスクスへ」(大正14年3月)の「今の私に取つては経典のやうに思はれる」と同じことを書いているのも興味深いところ。
07-06 17:11

については、不快な作品だが尋常一様ではなく、薄っぺらな自分の小説に幻滅すると書いていたのに比し、〈この頃「ダマスクスへ」を読んで自分の惨さが厭になり、当気なしに過去の作品をすつかり焼いてしまいたくさへなる。それを惜しんでくれる人はないだらうが、やはり自分に未練がある〉(「無説説」
07-06 17:09

〈最近ストリンドベルグの「ダマスクスへ」を読んで、私は私の経典を発見したかの感がある。(中略)特にトルストイのやうに人類のための説法なんかしない個人主義的なところが私には好きである。〉
徳田秋聲「雨を聴きつゝ」(「不同調」昭和3年6月)。
それより少し前に読んだ『死の舞踏』『父』
07-06 12:34

春陽堂、大正2年9月)。
https://t.co/Zeb7ERUH4q
本文末尾に(明治四十五年六月十一日)とあります。初出は「文藝坐談 秋聲と圓喬」(「太陽」明治45年8月1日)。圓朝と圓喬のそれぞれ最晩年の口演と秋聲作品とに共通する「静粛な点」について語られています。
07-06 12:17

@Hans_gor それは素晴らしいですね! 完成を楽しみにしています。
07-06 03:27

だと面白く思つたゞけで、精しい記憶も残つてはゐないが静かな話し振りであつたゞけは確かに覚えてゐる。圓喬はその静粛な点に於て先づ最もよく先師に似てゐると言はれてゐた。
 徳田秋聲氏の小説は種々な意味に於て私をして人情話家の圓喬を聯想せしめる」
徳田秋江「秋聲と圓喬」(『新古典趣味』
07-06 02:57

RT @Hans_gor: @kameiasami 「仮装人物」の翻訳は先週からスタート。何年先のことでしょう?まあ、楽しみながらやっています。:-)
07-06 02:51

  1. 2015/07/07(火) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/05のツイートまとめ

kameiasami

http://t.co/IQWjOKxjOW
〈今週は徳田秋声作、「仮装人物」前編をお送りしました。
ラブシーンの収録が終わると思わず大爆笑する中江さん。
いやーーーーなんて言いながらも、収録中は手を顎においてキュルリンポーズ。
身も心もあざとい女性、葉子になりきっていました。〉
07-05 23:40

「私は故の圓朝は、唯一度しか聴かなかつた。それも死ぬ少し前で、その時既に病を助けて出演したのであつた。その時は、何でも若い、江戸の浮世絵師の名人が、板東何女とかいふ、之れも若い踊の名人の藝を見染めて、恋愛し、遂々想ひが叶つて一所になるといふ簡単な話であつた。その時クラシカルな題材
07-05 23:27

『後愚昧記』永和二年六月十四日条からの引用は、下記の「大樹」の項に依ります。
塙保己一『故実叢書 武家名目抄稿第卅四冊 称呼部二』今泉定介編、吉川弘文館、明治36年7月
http://t.co/ErI26yTbbJ
07-05 23:10

  1. 2015/07/06(月) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/04のツイートまとめ

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祇園会での喧嘩については、河内将芳「祇園会を見物するということ」(立命館文學 2011年622号)に『師守記』貞治三年六月七日条〈三基の神輿のうちのひとつ「少将井」の「神人等」と「武家小舎人雑色」とのあいだで喧嘩がおこり、その際「神人一人殺害」され「神輿ニ付血」〉等々の言及あり。
07-04 14:26

「祇園會、神輿無出御、鉾等如常、大樹又於三條東洞院見物、高大鉾顚倒、老尼一人被壓死云々」(『後愚昧記』永和二年六月十四日条)
https://t.co/23615LPVua
07-04 13:34

崩し字や変体仮名が解らないと、近世以前の和本や古文書等が読めないだけでなく、明治・大正ぐらいまでの近代作家(学者でも政治家でも)の書簡や揮毫、短冊なども読めないと思う。もちろんそれぞれに難易度は違いますが。
07-04 09:32

  1. 2015/07/05(日) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/03のツイートまとめ

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BS日テレの《ぶらぶら美術・博物館》で、鴨居玲没後30年回顧展の特集を見てました。
07-03 20:52

@yukitsuna890 ご返信ありがとうございます。当時硯友社系の作家達は「煙草倶楽部」とか「時好」のような広告誌に多くの作品を発表していましたが、後者が「三越」に受継がれてずっと後まで文学作品を掲載し続けたのに較べ、前者は刊行期間が短く規模も小さいので殆ど残ってませんね。
07-03 20:40

「煙草倶楽部」は「煙草が専売になる以前、宣伝と趣味の雑誌として刊行されてゐたものだが、創刊後しばらくの間は、文学的色彩が濃く、主に硯友社系の作家が筆をとつた」(松本徹『徳田秋聲』)。CiNiiの検索結果では日本近代文学館の1巻8号、東大明治新聞雑誌文庫の1巻1~3、8~9号のみ。
07-03 19:38

先程引用した、枯れた薔薇云々の件りは、原作ではこの辺に出てきます。
http://t.co/tm0SB8rjSX
徳田秋聲の『霊泉』で語られている若返りの霊泉は、アメリカ合衆国のいわゆる若返りの泉(Fountain of Youth)ということになりますね。
07-03 02:20

いえいえ、実はこの話、ホーソンの『ハイデッガー博士の実験』の翻案です。
【参考】
ホウソーン『ツワイストールド・テールス』明39年9月。
http://t.co/AJ21auWV5A
吉武好孝『近代文学の中の西欧―近代日本翻案史―』(教育出版センター、昭和49年)を参照。
07-03 02:01

〈「けれども私は、花が萎れたからと謂ツて、棄ては為ない。莟の時も花の時も、かう枯れた時も、私には変らぬ薔薇の花で。」と言ひゝゝ唇に推当てゝ、匂のある花と同じに愛でゝゐた。三人の賓客は其意を解せぬのであらう。〉
全集解題に謡曲「猩々」を踏えたか又は翻案とあります。中国種でしょうか。
07-03 00:38

徳田秋聲『霊泉』(「煙草倶楽部」明治33年1月) 零落し老いさらばえた元政治家、元軍人、元賤業婦の3人が、怪しげな医師に霊泉を振舞われて17、8歳に若返るも、愚かしい生涯を悔いてもう一度人生をやり直そうとも思わず、浮かれ騒いで霊泉の壺を割ってしまい、元の老人に戻るという話。
07-03 00:13

  1. 2015/07/04(土) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/02のツイートまとめ

kameiasami

大島東陽(尭田老人)『小学女必用文』水野慶次郎、明治13年1月。
http://t.co/z5h4WTCd85
小泉吉永の指摘するように、女手のやつし文字の代りに「上候(まいらせそろ)」「芽出度惶(めでたくかしこ)」などの漢語を多用した消息文集。必見。
07-02 23:28

は、こちらの出典です。
https://t.co/wsg1yRPSUZ
07-02 16:04

Ramm SA et al: Hypodermic self-insemination as a reproductive assurance strategy. Proc Roy Soc London Ser B, 2015;282
http://t.co/8VFOoaje6i
07-02 16:04

本日7月2日は、ウラジーミル・ナボコフ(1899年4月22日―1977年7月2日)の命日です。
http://t.co/RWAMggtITy
07-02 00:00

  1. 2015/07/03(金) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/07/01のツイートまとめ

kameiasami

電車の車両の端に座ってたら、貫通路から勢いよく出てきた中学生くらいの男子の持ってた傘の水滴がバッグにかかって、びしょびしょに濡れました。バッグの上に広げて読んでいた大切な本をちょうどしまった直後だったからよかったけれど、あぶなかった。ムッ。
07-01 23:52

(座談会「新聞小説の創始時代から現在まで」大正13年より。久米正雄、田山花袋、徳田秋聲、長田幹彦、伊原青々園他)
森田思軒訳『探偵ゆーべる』が明治22年、
http://t.co/v4iaIO5Ytk
弦斎『小猫』の報知新聞連載が明治24年で、秋聲が数え19~21歳頃のことです。
07-01 21:13

長田 村井弦斎と云ふ人もありましたなあ。
久米 あれは我々でも知つて居る。
徳田 あれはやはり紅葉の時代です。
(中略)
伊原 報知に森田思軒さんが居て、弦斎や波六はその四天王のうちです。
田山 「小猫」でせう。
徳田 我々も森田思軒の翻訳もの「探偵ユーベル」なんかは読んだ。
07-01 21:13

大杉重男ブログ:ハイドンのト長調
http://t.co/lCe2gIyG7G
〈単純明快な明るさではなく、明るい中に陰影を含んだ柔らかい抒情性を帯びている
大人の落ち着きを感じさせるちょっと気取った黄昏時の音楽
特にバリトン八重奏曲Hob.X-5と「ニコライ・ミサ」が好きだ。〉
07-01 00:37

フォロワーさんのツイートでまたヘンなもの教わった。。。
07-01 00:33

  1. 2015/07/02(木) 00:00:00|
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亀井麻美 : 2015/06/30のツイートまとめ

kameiasami

@tonton1965 松村一登のいう生成文法の頓挫とは、山口巌が「生成文法と変形文法の挫折」(言語研究講義ノート137-155頁)
http://t.co/4yu5pABqig
で書いていることと概ね同じと思います。要約する時間がなくてすみません。
06-30 00:05

  1. 2015/07/01(水) 00:00:00|
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