アビゲイル・シュライアー(Abigail Shrier)著、岩波明 監修、村山美雪、高橋知子、寺尾まち子 翻訳『トランスジェンダーになりたい少女たち――SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』(産経新聞出版、2024年4月3日発売予定)
https://t.co/L2zKUoqIpA
Amazonに冊子本を予約しました。
03-30 21:52
もしも秋聲が本当に①を翻訳中だったとすれば英訳に依っていたはず。
②は大正5年7月、博文館から出版。
03-30 16:26
【氷島の漁夫】
①「徳田秋聲氏はピェルロテイ作『アイスランドの漁夫』を翻訳中」
「早稲田文学」明治42年2月
https://t.co/DzfxlXAyOM
②「吉江孤雁氏は『氷島の漁夫』を翻訳中」
「早稲田文学」大正3年11月
https://t.co/EWQ6oSEev3
03-30 16:25
【now playing / now reading】
①南波浩 校注『紫式部集 付 大弐三位集、藤原惟規集』(岩波文庫、昭和48年10月)
②ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)、ram 59711-4(4CD)
https://t.co/kDvZPf68gF
03-30 09:04
【More】
お伴:アレクサンダル・ヘモン作、柴田元幸、秋草俊一郎訳『ブルーノの問題』(書肆侃侃房、2023年11月)
#more #川端丸太町
https://t.co/0aYQYLKpL1
03-29 13:58
それにしても素晴しい装釘です。
前田恭二『文画双絶 畸人水島爾保布の生涯』(白水社、2024年1月)
03-29 12:12
水島爾保布は昭和4年7月2日に森川町で行われた第37回「二日会」(徳田秋聲夫人はまの月命日に催された会合)に武林無想庵とともに出席していますね。爾保布は山本露葉、無想庵らの同人誌「モザイク」(明治45年5月~大正3年1月)のメンバーでした。
https://t.co/oPQpr29sTb
03-29 12:11
しかしこの「がす」は「三年酒」で番僧に対して使用された語義とはちょっと違うように私は思います。
03-29 11:23
【がす】
ちなみに日国に立項されている「がす」には、天正カルタの無点の札の異称(名詞)から転じた形容動詞として、
「他と違った特色がないこと。とりえのないさま」
との語義が記載されています。
用例は近松半二の浄瑠璃「時代織室町錦繍」(1781/天明元年)より「がすな嚊めは」云々。
https://t.co/N20QpTzj3z
03-29 11:18
ガスは「屁のような」の意ではないかとのご意見を頂きました。気体の瓦斯(ガス)は江戸後期の「植学啓原」(1833)、「舎密開宗」(1837~47)から用例が存在はしていたようですが、一般的な使用例は『西洋道中膝栗毛』の「瓦斯の光に提燈」からで、屁の意味で使われるのはもっと後のことですね。
03-29 11:15
【芥川写真集】
日本近代文学館 編『芥川龍之介写真集』(秀明大学出版会、2024年3月)
が届きました。たいへん珍しい写真が多いですね。基本的に各ページに写真一葉(裏面に記述がある場合はその画像)と、各写真に関連する芥川の文章の引用で構成されています。
https://t.co/si2ROPWBGH
03-28 23:22
【ガス坊主】
するとやはり「ガス坊主」は「カス坊主」と同じ意味で、番僧、伴僧、役僧、小僧、弟子、下級(げそう)などの下級僧を指し、由来は花札のカス坊主、しかし何故「カ」に濁点を付けるかは不明――としておきましょう。
03-28 16:24
『小南の落語』(講談落語社、大正5年)所収「三年酒」でオネオネの佐助、高慢の幸兵衛、こつきの源兵衛の3人が下寺町のずく念寺を訪ねたとき、取り次ぎに出た番僧が奥へ引っ込むと源兵衛が
「今来よつたのはガス坊主らしいな」
と言っているけれど――
https://t.co/kZ0swp3QUx
03-28 15:35
花札の8月の芒(すすき)を坊主と呼び、
芒に満月を「二十坊主」、
芒の素札を坊主のカスと言うらしい――(私は花札のことは全くわかりません)。
後者は桂米朝版の《らくだ》で紙屑屋がらくだの棺桶に枕経代わりに放り込む札ですね。
03-28 15:33
日本近代文学館資料写真検索:
https://t.co/ERksj8cz6g
所蔵番号 P0002119
表題 谷崎潤一郎
撮影年 昭和5(1930)頃
https://t.co/UMzNiSG0sz
03-28 14:47
【now playing / now reading】
①マックス・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲第1番、第2番、第3番、ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調、ロマンス(ハンス・ジット編)
今井信子(va)
ロナルド・ブラウティハム(pf)
②南波浩 校注『紫式部集 付 大弐三位集、藤原惟規集』(岩波文庫、昭和48年10月)
https://t.co/Riko3L4LSs
03-28 13:03
先日、法事で年配の叔父が前立腺肥大で夜中に数回トイレに起きるようになり眠りが浅くて困るという話をしていて、そのコントのセリフの意味が分かったのでした。
まあ、芸者に前立腺があるか!というツッコミも期待したセリフなのでしょうね。
03-28 11:39
このシリーズのコントで、志村けんがはけ際に
「お、前立腺が……」
と呟いて、柄本明も同じことを言う場面があって、私は意味が分からなかったのですが、おそらくお2人は年取ったせいで前立腺肥大のためトイレが近くなり、実際に
「トイレに行きたくなった」
のではないか、と最近思い当たりました。
03-28 11:39
@naonao200170
あれは「お燈明でもあげてくんねえ」の場合もありますね
03-28 11:18
志村さんはコントのセットや小道具に非常にこだわる質だったそうで、実際にこういう形状のものをしばしば目にしたことがあったのかもしれません。
03-28 11:11
志村けんと柄本明による芸者コントを観ると、芸者置屋の居間に置いてある箱宮(神棚)がいつも気になります。「御神燈」と書かれた吉原提灯を吊して、商売繁盛のためのお稲荷さんが祀ってありますね。
置屋にはこういうものがよく祀ってあった/あるんでしょうか。
https://t.co/qx7dS15SwQ
03-28 11:09
ウィーン・フィル盤などを聴いていました)。
チャイコフスキーの《悲愴》は、とくに若いころはその悲壮美に夢中になりがちな名曲ですが、とりわけこの演奏には一聴して胸を揺り動かされたものでした。
今聴いても少しも色褪せない、稀代の名演だと思います。
03-27 16:18
【now playing】
ピョートル・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団(DG: POCG1957)
私が中学1年のときに「世界初出」として発売されたものですね。初めて聴いたのは高校生になってからです(それまでは主にカラヤン晩年の
https://t.co/TOYJgerxt1
03-27 16:16
上方落語にしばしば出てくる「ずく念寺」は「ずくにゅう(木菟入)」という罵倒語から来ているのですね。とするとあんまりいい意味じゃない。
03-27 15:06
判りますが、何の語の略か判りません(濁点がなければその儘の意味になりますが)。
〖参考〗
「オイ坊さん、コウ坊主、丸太、ズクニユウ、カス、悪口たらゝゝ」
林家正楽「五光」(花谷碧泉 編『滑稽落語』立川文明堂、大正12年)
https://t.co/kJXTxfJLal
03-27 15:05
我利我利坊主(がりがりぼうず)のことでしょうね。
「ヅブ蛸」は“図太い蛸坊主”の意味かしら。
「ガス坊主」は、南海夢楽『日蓮』(春江堂、昭和6年4月)に
「俺ア詰らぬガス坊主だと思つて助けた処が、どうしてガスどころか豪い坊さんだ」
とあることから(他書にも用例あり)、「豪い」の逆の意味と
03-27 15:04
【僧侶への罵倒語】
「ど坊主、丸太、ガリズ、エンヤラサ、ヅブ蛸、生臭さ坊主、盗人坊主、ガス坊主、蛸坊主」
大阪落語叢書『小南の落語』(講談落語社、大正5年)所収「三年酒」(さんねんしゅ)より。
https://t.co/opTUuyARLO
「丸太」は丸太坊主(髪のない頭からの連想?)、「ガリズ」はたぶん
03-27 15:04
関西ローカルの情報番組で、田嶋陽子氏が三宅久之氏を「ハゲ」とからかった時、三宅氏は
「人の外見をとやかく言うもんじゃない。私が一度でも貴女のことをブスだとか人三化七だとか言ったことがありますか?」
と(幾分冗談めかして皮肉っぽく)抗議したことがありましたね。
それ言ってるのと同じ😅
03-27 08:23
因みに桂米朝口演の上方落語《仔猫》では下女のお鍋が、今東光『悪名』では白首が「人一化九」と言われていましたが……
03-27 05:08
大映映画《眠狂四郎多情剣》(昭和41年)を観ていると、市川雷蔵の狂四郎が毛利郁子の菊姫のことを「人三化七」とか言っていて、ずいぶんとひどいことを云うと思いましたが、調べてみると男性よりも女性に対して使われることが多かった表現のようです。主に幕末から明治以降の言葉ですね。
03-27 05:08
レオナルド・ディカプリオ(ランボー)とデヴィッド・シューリス(ヴェルレーヌ)主演のイギリス映画《太陽と月に背いて》(Total Eclipse, 1996)の存在も、私のランボー耽溺に拍車をかけたことは間違いないですね。この映画は地上波とBSで少くとも計2回放送されたのを録画して観ていました。
03-26 15:12
マラルメも詩・エッセイのほか書簡まで収録されている、素晴しい本でした。さらに多くの詩が正字・旧仮名で組まれていたことも、衒学趣味の少女を悦ばせましたね。
03-26 14:49
私は高校生の一時期、ランボーの詩に夢中になっていたわけですが、「筑摩世界文學大系」第48巻のマラルメ/ヴェルレーヌ/ランボオ集は彼の『地獄の一季節』『イリュミナシオン』と主要書簡に詳細年譜まで付いていて、さらに彼の“恋人”ヴェルレーヌの作品も比較しながら読めるし、
03-26 14:49
そういえば室生犀星、小杉天外、細野燕臺らとの会話で京都の苔寺の話題が出たときに、徳田秋聲が
「呆痴(こけ)な話だ。」
と駄洒落を言ったことがありましたね。
03-26 11:38
今日は室生犀星の忌日、犀星忌です。
明治22年8月1日生、昭和37年3月26日歿。
https://t.co/DYJckMi6b8
03-26 11:34
【思春期の本と音楽】
①『マラルメ ヴェルレーヌ ランボオ』(筑摩世界文學大系48)筑摩書房
②チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団(DG世界初出盤)
青春時代、常に私の傍らにあって数えきれないほど読み、聴いた本とCDです。
https://t.co/v1KciOSNJB
03-25 20:31
めます。もし御希望なれば成るべく開催以前に会の方へ御申込みありて予約し置かれることをおすゝめします。只今は小生もまたいそがしくなりましたから、一切のことは会の方へ御申越ありたく略儀乍ら右まで、草々。」
※徳田秋聲後援会主催趣味の小屏風展覧会は昭和6年11月5日~9日、銀座松屋8階で開催
03-25 12:48
屏風はABCの三種に分け、A八本、Bは十五本、C三十本ほどを準備させました。
A 大屏風一本代價 百五十円
B 上製小屏風 〃 百円
C 並製 〃 〃 五十円
右等の屏風には十枚、八枚、あるひは六枚の色紙をはりつけ、かなり好ましいものが既に出来上りました。
こゝには大略を御答へするにとゞ
03-25 12:39
ことになりました。銀座松屋樓上で展覧会がある筈です。いづれ新聞紙上にて御覧下さること思ひます。これは文筆と美術製作に関係する多くの人の書いたものを集めてありますから、学校の図書室などに置くには好き記念ともなりませう。
(中略)
東京牛込区矢来町三
新潮社内
徳田秋聲後援会
03-25 12:35
屏風張込等の支度も出来てゐるくらゐですから、全部の請求書四百余円のうち、手間代百円余を残し、三百円だけ今日御渡し下さるやう、委細は経子屋より申上げることゝ思ひます。取急ぎ乱筆草々。」
②10月15日、木枝増一宛
「秋聲君後援会の屏風頒布は支度の都合で十一月の四五日頃より五日間といふ
03-25 12:34
徳田君後援会屏風の支度は経子屋の方では既にすつかり出来上つて色紙を張るばかりになりました。御承知の通り松屋での展覧会も予定の期日よりは一月も延び、そのために経子屋も材料や職人への支払等を延ばしてある由、種々事情を聞いて見ればむしろこちらの手落ちのやうにも思はれますし、
03-25 12:32
【島崎藤村と徳田秋聲後援会】
本日は島崎藤村の生誕日です(1872年3月25日/明治5年2月17日生)。
藤村は昭和6年秋に「徳田秋聲後援会」主催の、藤村発案による屏風頒布会のために尽力しました。
その折の書簡を2通引用しましょう。
①10月5日、中根駒十郎宛〔経子屋持参〕
「用事のみ申上ます。
03-25 12:31
【見えておる】
昨夜の大河ドラマ《光る君へ》で藤原実資があぶな絵を見て「おお、見えておる」と呟いた場面は面白かったですが、平安時代のあぶな絵はおそくづのゑ(偃息図絵)と云って元は中国伝来のものだったとの時代考証から、女性の髪型や衣装も唐風に描かれていたのでしょうか。
#光る君へ
https://t.co/CUNUQgKfKx
03-25 08:57
今夜の大河ドラマはよかった(というか、しんみりとさせられました)。
まひろと友達になったさわは、あの「筑紫へ行く人のむすめ」かも知れないってことなのね(一説に平維将の娘とされる)。
#光る君へ
03-24 22:03
未読ですが、篠崎博『世界のオーケストラ――レア自主制作盤完全ガイド』(DU BOOKS、2023年3月)がブラウンシュヴァイク州立管弦楽団のためにページを割いているとのことです(210-211ページ)。
https://t.co/b2jTfld7i3
03-24 14:49
カール・メレスによるベートーヴェンの交響曲第8番、フィリップ・オーギャンによるブラームスの交響曲第3番、どちらもたいへん味わい深い演奏ですね(たまたまですが、どちらもヘ長調)。ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団も上手いです。
03-24 14:37
徳田秋聲が所持していたとされる樋口一葉『にごりえ』の原稿は鶴田久作(兼堂)から一部分を譲られたものであったとは(馬場孤蝶が兼堂から直接聞いたという)、私は初めて知りました。「終のところであつた」という孤蝶の記憶も澁川驍『白布の箱』の記述と一致しますね。
03-24 11:33
澁川驍の短篇『白布の箱』(『ガラス絵』青桐書房、1984年5月)に記載の樋口一葉遺筆については、以下を参考。
「日暦」昭和57年7月
https://t.co/XB9dJks7Rm
「一葉短冊についてお詫びとご報告②」(寸々語、2021.8.27)
03-24 11:05
馬場孤蝶「一葉女史原稿の所在」(「書物展望」昭和7年11月)
https://t.co/Z0WW07DXdo
和田芳恵によれば、『にごりえ』の自筆原稿は
「徳田秋声旧蔵の四百字詰一枚が残っているだけで他は散逸してしまった」
岩波文庫『にごりえ たけくらべ』解説(昭和36年9月)
03-24 10:57
【徳田秋聲の許に『にごりえ』の原稿2枚】
「『にごりえ』の原稿の大部分が玄黄社の鶴田久作君の手もとにあると聞いたことがあります。そのうち二枚を徳田秋聲君へ譲つたと鶴田君は云つてゐました。徳田君のところにあつたその二枚は『にごりえ』の終のところであつたと記憶します」
03-24 10:56
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini, 1942年1月5日~2024年3月23日)追悼。
ショパンを――
https://t.co/poQB5lTTRU
03-24 09:44
「三年酒」(さんねんしゅ)
大阪落語叢書『小南の落語』講談落語社、大正5年
https://t.co/6uPTJ6LZdt
この古い形を読むと桂米朝は上手に簡潔に再構成していたことが判ります。
米朝さんは人別帳を楯に居丈高に恫喝する和尚を(実際は生臭坊主であることは一寸ぼかして)実に憎々しく演じていますね。
03-24 04:44
ここで語られているのは、「中央公論」昭和26年1月(文芸特集号)に掲載された山田順子の『秋声と女弟子』のこと。
徳田一穂は「仮装人物の手紙」(「展望」昭和26年8月)において、
「終戦後氾濫してゐる態の低劣な、ストリップ的読物」
と断じた。
03-23 21:43
「中央公論の山田順子の書いた徳田秋声のあの評判になつたこと御存知ですか」
小沢武二 編『チャタレイ夫人の恋人に関する公判ノート 第2』河出書房、昭和26年7月
https://t.co/izcJkicVAF
唐突に名前を例に出される山田順子と徳田秋聲。
03-23 20:48
「十四か五で姊が縁づいて行つたとき、初めて寂寥と云ふことを感じたなどは、幼時の記憶の一つです。」
徳田秋聲「最も著しき幼児の記憶」〈アンケート〉(「児童」大正6年5月)
03-23 18:55
が正しい。小島信夫の記憶違いか、或はひどい悪筆による誤植かも知れません。
近松秋江の章でその夫人の頭が悪いと書いたところ娘の徳田道子さんから抗議の手紙が来たことも書かれています。
巻末鼎談では、山崎正和との取合せが珍しい柄谷行人のまだまだ駆け出しですといった雰囲気が初々しいですね。
03-23 10:13
終わると、我慢しきれなくなった聴衆の拍手が巻き起こります(感動のどよめきも聞かれますね)。
2007年の秋頃に入手して以来、私の大切な愛聴盤となっています。
②では「明治の弟とその妻/徳富蘆花」の冒頭でも徳田秋聲の小説についての言及があります。『一つの好み』の康三とあるのはもちろん庸三
03-23 09:53
〈巻末鼎談〉「漱石と鷗外の志と現代」柄谷行人×山崎正和×小島信夫(1973年)
※秋聲論「順子の軌跡/徳田秋聲」収録。
①にはグリンカ《ルスランとリュドミラ》序曲とドヴォルザークの交響曲第8番も収録されていますが、音質はこの《悲愴》が一等いいです。
まさに間然する所のない名演奏。第3楽章が
03-23 09:30
【now reading / now playing】
①ピョートル・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74《悲愴》
クラウス・テンシュテット指揮、フィラデルフィア管弦楽団
1982年ライヴ(ジャケット/ケース裏には1989年1月13日とあり)
MEMORIES: ME1041/42
②小島信夫『私の作家評伝』中公文庫、2024年3月
https://t.co/PKHoCbNK2l
03-23 09:30
地震を感じました。遠くで大揺れしてる感じで心配
03-23 08:34
【now playing】
①ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調
カール・メレス指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団 (Carl Melles, Staatsorchester Braunschweig)
②ブラームス:交響曲第3番ヘ長調
フィリップ・オーギャン指揮、同管弦楽団 (Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)
ram レーベル
https://t.co/fwfMXTcTjt
03-22 15:09
いたら、すぐ後ろにトイレから戻ってきた三好達治が立っていた。西脇はそこで平あやまりにあやまって、「三好君これから二人で飲みに行こう」って言ったそうです〉
城戸朱理『詩人の夏 西脇順三郎と伊東静雄』(矢立出版、1994年6月)36頁
#備忘録
03-22 12:14
三好達治が席を立った、その途端に西脇がさんざん三好達治の悪口を言い始めたんですって。こんな時代に、羽織袴で白足袋はいて、現代詩なんか書けるわけがないと普段から言っていたらしいんですが、そのときは三好達治が天皇制について発言をした後で、西脇は「三好は頭が悪い」とか好き放題言って
03-22 12:11
【三好〔達治〕は頭が悪い】
〈戦後まもなく、 NHK のラジオ放送で、詩人による座談会みたいな番組がありまして、西脇順三郎と三好達治と、あと確か草野心平さんと村野四郎さんとか、そういうメンバーで、ラジオ放送があったそうなんです。そのときに、いろいろ話し合っていて、途中で休みになって、
03-22 12:11
四方田犬彦『見ることの塩』河出文庫、2024年3月27日刊行予定
惹句〈テルアヴィヴから、「壁」を越えパレスチナへ——街を歩き、対話を重ね、土地の日常から現代のアポリアに対峙する珠玉の紀行文学〉
上巻:
https://t.co/xDVxnfipN2
下巻:
https://t.co/GsFZBtVcwO
#備忘録
03-22 10:56
たしかに冒頭から異様なまでの遅さですが、クナッパーツブッシュが辿り着いた究極の表現とでもいいますか、極端なスローテンポを保ちながらも少しも弛緩することなく、細やかなニュアンスの表出にも並外れた迫力にも事欠かない、見事な演奏だと思います。すごいものですね。
03-21 21:58
そのケース裏に「録音年不明」と書かれていますが(前記URL画像参照)、おそらく当《クナッパーツブッシュの遺産~ターラ編~》所収の北ドイツ放送交響楽団との1960年3月14日のハンブルク、ムジークハレでの録音と同じ演奏だろうと思います。
03-21 13:40
②《クナッパーツブッシュの遺産~ターラ編~》(The Legacy of Hans Knappertsbusch)
King International: KKC-4131/36 (6CD)
かつて諸井誠が〈死ぬほどのろい「第八交響曲」だ〉と言い放ったクナッパーツブッシュによるベートーヴェン/交響曲第8番の演奏(K30Y 270)は、
https://t.co/H36L8sRVQ7
03-21 13:37
【now reading / now playing】
①ハインリヒ・フォン・クライスト
相良守峯 訳『O侯爵夫人 他六篇』岩波文庫
種村季弘 訳『チリの地震 クライスト短篇集』河出文庫
山口裕之 訳『ミヒャエル・コールハース/チリの地震 他一篇』岩波文庫
https://t.co/62Mc9T7H20
03-21 13:34
【訂正】
前掲、クナッパーツブッシュ生誕100年記念企画CD(K30Y 270)のカップリングは
①ハイドン/交響曲第88番「V字」:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、1957年
②ベートーヴェン/交響曲第8番:北ドイツ放送交響楽団、録音年不明
でした。
オケが逆になっていたので訂正いたします。
03-21 10:51
毎夜《サクリファイス》の音声を聴きながら寝たりしていた頃に入手した、思い出深いものです。
ちなみにタルコフスキーの《鏡》で流れていた《ヨハネ受難曲》は、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏ですね(初見のときにエルンスト・ヘフリガーの歌唱ですぐにそれと判りました)。
03-21 08:19
コンソルテウム・ムジクム、南ドイツ・マドリガル合唱団&少年合唱団
レーベル:独EMI(エレクトローラ)
アンドレイ・タルコフスキーの遺作《サクリファイス》(1986)のオープニングで流されたのがこの演奏の〈憐れみ給え、わが神よ〉(ユリア・ハマリ独唱)でした。画像のCDは私が学生時代
03-21 08:17
【タルコフスキーのバッハ】
ヨハン・セバスティアン・バッハ:マタイ受難曲 BWV244
テオ・アルトマイヤー、フランツ・クラス、ユリア・ハマリ、ジークフリート・ヘルテル、テレサ・ツィリス=ガラ、ハンス・ゾーティン、ニコライ・ゲッダ、ヘルマン・プライ
ヴォルフガング・ゲネンヴァイン指揮、
https://t.co/ZtpfifpX0s
03-21 08:13
タルコフスキーの《サクリファイス》は学生時代、音声だけを録音してベッドの中でそれを聴きながら寝たものです。だから台詞はスウェーデン語だけれど音で覚えてる。
03-20 20:00
(彼ほど早い時期からタルコフスキーの作品を深く味わい尽くした日本の作家はいないと思う)。
画像の本は辻邦生『私の映画手帖』(文藝春秋、1988年10月)。
03-20 19:47
タルコフスキーの映画は、どれも(とくに《惑星ソラリス》以降の作品は)大好きで、台詞を殆ど記憶しているほどですが、部分的によく観返すのは《ソラリス》の前半と、《鏡》《サクリファイス》ですね。
タルコフスキーについて書かれた文章で私が読む度に納得するのは辻邦生のものです
https://t.co/KPKTbaA1xT
03-20 19:46
フィリップ・オーギャン (Philippe Auguin) 指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団 (Staatsorchester Braunschweig) によるブラームス (Johannes Brahms) の交響曲第4番ホ短調作品98 (Sinfonie Nr. 4 in e-Moll op. 98) ですが、演奏時間は演奏後の拍手込みで42分29秒です。書き忘れておりました。
03-20 17:56
画像の出典は、
福田百合子「太田先生と礒多」(「山口県立大学附属 郷土文学資料センターだより」第3号、2004年5月)
https://t.co/yYREJ0Bf4M
※「太田先生」とは嘉村礒多の研究者でもあった太田静一。
03-20 14:51
【礒多の本箱】
嘉村礒多の絶筆「経机」(初出、昭和8年10月。岩波文庫新刊『嘉村礒多集』所収)は味わい深い文章ですね。2回読み返しました。彼はこの約1ヶ月後に死去します。
画像は「経机」で語られている書物棚。
https://t.co/S74yZmH3Dv
03-20 14:48
そういえば、クラウス・テンシュテット指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲第6番《悲劇的》のライヴが空前絶後の名演奏だったという話を、誰だったか忘れましたが音楽評論家が音楽雑誌(これも記憶が曖昧)に書いていたのを読んだことがあります。
03-20 13:07
【三津木貞子】
本名、石井貞子(ていこ)。明治16年、栃木県那須郡佐々山町生。宇都宮高女卒。日本女子大に学ぶも病気中退。
歌人としては窪田空穂門下、十月会同人。三津木春影(小説家・翻訳家)の妻。春影歿後は徳田秋聲に師事し散文に転ず。『泥土に播ける』『鍵』『泥酔』ほか短篇十数篇を発表。
03-19 16:21
昭和4年秋、田山花袋病気全快祝いの日
花袋の向かって左に徳田秋聲、その左後方の女性は秋聲門下の三津木貞子。かつて貞子の歌の師であった窪田空穂の姿もみえる。
「日本現代文学全集」第37巻(講談社、昭和39年11月)
https://t.co/rNLGqQIlOW
03-19 16:15
【川上澄生の夢】
「今朝の夢
雑誌の写真に尻はしょりをしている姿は故奥田義人博士みたいだけれど実は徳田秋声氏だ。然し顔は久留島武彦さんのようである。それが写真でなく生きている人だった」
川上澄生『アラスカ物語』日本愛書会、昭和41年
https://t.co/XA0M2VuAJ6
03-19 15:11
ブラームスの交響曲全集で2曲当たりがあれば良しとすべきではないでしょうか。4曲とも素晴しいなんてのは然う然うないですね。
第2番と第3番とを聴くだけのためにも所持するに値する全集と思いました。聴いてよかったです。
03-19 10:18
私がアマゾン風に点数を付けるなら、
①交響曲第1番 ☆☆★
② 〃 第2番 ☆☆☆☆
③ 〃 第3番 ☆☆☆☆☆
④ 〃 第4番 ☆☆☆
となります。第2番と第3番が優れていて、一番いいのは第3番です。
03-19 10:18
【オーギャンのブラームス】
ブラームス:交響曲全集
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)
ram 59711-4(4CD)
1997年ライヴ録音。各CDに交響曲一曲ずつの収録です。
https://t.co/bkzN3mNOTx
03-19 10:17
岩波文庫新刊『嘉村礒多集』の岩田文昭の巻末解説は、礒多と浄土真宗との関わりを中心に据えたもので、それ自体は論文として読むのであれば問題ないのですが、文庫本の解説としては嘉村礒多の文学をあまりにも宗教的な見方に片寄せすぎていると思いますね。
03-19 09:49
【now reading】
①村山修一『本地垂迹』ちくま学芸文庫、2024年2月
②岩田文昭編『嘉村礒多集』岩波文庫、2024年3月
今日、丸善で買ってきた本です。とくに①を読むのが楽しみです。②はもちろん既読の作品ばかりですが待望の作品集。
https://t.co/AbIUsXJTxz
03-18 20:35
私の大切な「徳田秋聲全集」第18巻の小口を茶色い糞で汚した虫(正体不明)をぜったい許さない――
範囲は小さく、光にかざして見ないと拭き取った痕に気付かないくらい綺麗にはしましたけど――
03-18 18:31
非正規音源の出回っているフィラデルフィア管弦楽団との1983年3月10日ライヴのほうがミスがなくて良いかもしれません。
ところでボストン交響楽団のホルンは、テンシュテットとの他のライヴでも度々ポカをやっています。1970年代のボストン交響楽団には問題のあるホルン奏者がいたのでしょうか。
03-18 09:40
その後でブラームス/交響曲第4番のクラウス・テンシュテット指揮、ボストン交響楽団による1974年12月14日ライヴを聴くと、欲求不満を払拭される気がします。第1楽章のホルンのミスは結構気になるけれど、それがなければ私にとってほぼ理想的な演奏です。
テンシュテットのブラームス/交響曲第4番は、
https://t.co/l6s60kIFTu
03-18 09:35
もっと激情の迸りがあっていいと思う(そういう楽想なのだから)。第3楽章も、やや豪快さに欠けるようです。終楽章のコーダはたいへんいいですね。
03-18 09:09
楽譜に忠実に、手堅くまとめているけれども、ちょっと大人しすぎるかな。第1楽章の第1主題はちょっとぎこちないというか、3度下降と6度上昇とが連続する箇所はもっとなだらかにつながってほしいですね。同楽章終盤の、三連音の動機を繰り返しながら劇的に昂まってゆく辺りも、
03-18 09:08
【オーギャンのブラームス】
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)の交響曲全集より。
1997年ライヴ録音
ram 59711-4(4CD)
https://t.co/NqGGbKezWn
03-18 08:46
「その火鉢を飛び越して來い。その火鉢を飛び越してきたら」弟弟子は息せいてはゐるが、淸らかな彈んだ聲で言つた。兄弟子は躊躇しなかつた。爪先に彈みをつけて、彼の炎に映えた體は、火鉢のなかへまつしぐらに飛び込んだ。次の刹那にその體は弟弟子のすぐ前にあつた。彼の拳は頭に强く觸れた。
03-17 21:21
これですね、索餅。
大河ドラマ《光る君へ》で藤原道綱が食べてた唐菓子。
#光る君へ
https://t.co/5iPEiKBS1o
03-17 20:21
「源氏物語」に粉熟、「枕草子」に餅餤、青ざしなどの唐菓子が出てきますね。映画やドラマで観るのは、私は初めてかも――
#光る君へ #索餅
03-17 20:20
藤原道綱が唐菓子を食ってる(ねじり菓子みたいなやつ)。索餅ですかね。
#光る君へ
03-17 20:20
そして『仮装人物』に於てそれが一つの極限――ワン・センテンス内に幾重にも捩れを生じながら延々と続く、瘤のたくさんあるような特異な文体へ到達します。
03-17 17:31
長大な文章と言えばわが徳田秋聲もそうなのですよね。夏目漱石に「文章しまつて、新らしい肴の如く候」と評された『足迹』『黴』『爛』『あらくれ』の頃の短く引締った文章が、大正中期以降の心境小説辺りからだんだん一文の長大化が目立つようになります。
03-17 17:30
①の『ミヒャエル・コールハース/チリの地震 他一篇』(岩波文庫)の翻訳者は山口裕之です。巻末解説での、副文によって延々と引き延ばされるクライストの長大な文章についての考察がたいへん優れていますね(森鷗外による邦訳にも触れています)。未読の方は作品とともに是非一読をお勧めします。
03-17 16:39
新しい翻訳で読むことが出来るのは嬉しいです。
②ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)の交響曲全集より。
1997年ライヴ録音、ram 59711-4(4CD)
前述の通りたいへん良い演奏です。
03-17 13:14
【now reading / now playing】
①ハインリヒ・フォン・クライスト『ミヒャエル・コールハース/チリの地震 他一篇』(岩波文庫、2024年1月)
沖積舎から出ていた邦訳全集は学生時代からの愛読書でした(先日アップした本棚の写真にも写っています)。とくに『チリの地震』は傑作中の傑作ですね。
https://t.co/11pUtGvXnA
03-17 13:11
演奏・録音ともに尻上がりに良くなっていくのは結構なことです。第1番ではややせわしなくなく感じられたテンポも、この曲ではぐっと落ち着いて、表現の幅も段違いに豊かになっています。第3番は歌わなければどうしようもない曲とも言えますが、その点申し分ないですね。オケの技倆も立派。推薦です。
03-17 06:53
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団によるブラームスの交響曲第3番は第1楽章の繰返し付きで、演奏時間は約40分(演奏後の拍手入りで40分15秒)。
第1番から順に聴いていますが、この第3番は素晴しい出来と思います。録音もこれまでの3曲中でいちばん良い。
03-17 06:46
【オーギャンのブラームス】
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)の交響曲全集より。
1997年ライヴ録音
ram 59711-4(4CD)
https://t.co/E40XCqtvb6
03-17 06:45
日本の幽霊に足がないのは円山応挙がそう描いたからというのは、現在では不正確な説、または俗説とされています(応挙以前からそのような画は存在する)。ただし応挙の画が足のない幽霊を普及させたのは間違いないようですね。
03-17 06:15
この話を読んで俄に思い出したのですが、かつて私にイタリアの詩人の詩をいっぱい書いたメールをしょっちゅう送ってきて、会いたいとか贈り物をしたいとか言ってたイタリア人のおじさんは元気にしてるかしら(以前ここにその経緯を書いたことがあります)。
https://t.co/IrIBZ3spfp
03-16 10:04
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団によるブラームスの交響曲第2番は第1楽章の繰返し付きで、演奏時間は48分強(演奏後の拍手入りで48分15秒)。
私は第1番よりもこちらの演奏の方が良いと思います。たいへん気に入りました。温雅で品位の高い好演ですね。
03-16 09:29
ブラームスの交響曲第1番は楽曲自体に力が籠りすぎていると言われることもあり、実演ではなおさら、この曲を得意としたクラウス・テンシュテットのあの粘り着くようなうねりや、小澤征爾の血の迸るような熱気をつい期待してしまいます。
03-16 09:18
音楽の運びに重々しさはあまりなく、速めのインテンポで溜めや粘りは控え目のあっさりした演奏ですね。終楽章のクライマックスではテンポを速めてしっかりと盛り上げ、ブラヴォー入りの盛大な拍手を巻き起こしています。
03-16 09:07
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団によるブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68は第1楽章の繰返し付きで、演奏時間は48分強(演奏後の拍手入りで48分51秒)。シュターツオルケスター・ブラウンシュヴァイクの音色はピラミッド型の重厚で硬質なものですが、
03-16 09:04
【オーギャンのブラームス】
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)の交響曲全集より。
1997年ライヴ録音
ram 59711-4(4CD)
#NowPlaying
https://t.co/QpETH85768
03-16 08:03
村上春樹『愛蔵版 街とその不確かな壁』新潮社
https://t.co/2bC3e6SYGx
開始3分で完売だそうです――(もちろん買ってないですが)
03-15 11:33
画像は大学時代から集めてきたツェムリンスキーのオペラのCDです。
《夢想家ゲルゲ(夢見るゲールゲ)》(Der Traumgörge)と《むかしむかし》(Es war
03-15 08:25
【ツェムリンスキー頌】
本日はアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(Alexander von Zemlinsky)の歿日です。
1942年3月15日、亡命先のニューヨーク州ウエストチェスター郡ラーチモントにて死去。70歳。
https://t.co/6FJg12E0U3
03-15 08:08
加藤周一はカタカナの外来語や欧米人の名はすべて本場の発音で喋り、日本式の平らかな発音を口を極めて批判していましたが、欧米人こそパイキャッソー(ピカソ)とかガムレット(ハムレット)とか、外国人の名前等をすべて自国流に変更して発音しているではないかと思いますね。
03-14 13:58
そうそう、諸井誠は Nikolaus Harnoncourt をアルノンクールとも言っていますね。
03-14 13:46
ちなみに諸井誠は Knappertsbusch をクナッペルツブッシュと発音し、吉田秀和は Schubert をシューバートと言っていたことが残された録音で確認できます。
加藤周一に至っては、カタカナの外来語や欧米人の名はすべて本場の発音で喋っていましたね。
それぞれにこだわりがあったんでしょう。
03-14 13:41
山口誓子は「文学者の作った俳句としては最高のもの」と賛辞を贈っている〉
室生犀星も「石獣」(『あやめ文章』作品社、昭和14年4月)で
「老秋聲の全幅が弱々しいがねばり勁くしみ出てゐて、名吟であつた」
と絶賛しております。
03-14 13:00
「生きのびて又夏草の目にしみる」……徳田秋声、泉鏡花、室生犀星ら、金沢三文豪の俳句に再注目
読売新聞オンライン(2024/03/14)
https://t.co/PMUxSlKFbn
〈晩年に病で倒れ奇跡的に回復した後には、<生きのびて又夏草の目にしみる>と詠んだ。こちらは個人的な体験と自然描写が合わさり、
03-14 13:00
ときわめて否定的な評価を下したことがあります。
カール・メレス指揮ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第8番もまた、彼の全集中でとりわけ「死ぬほどのろい」演奏ですが(とくに終楽章)、私はぜんぜん否定的ではなく「もっとやれ」という感じで聴いています。
03-14 12:40
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル北ドイツ放響のベートーヴェン第8交響曲の国内盤(K30Y 270/カップリングは北ドイツ放響ウィーン・フィルとのハイドン交響曲第88番《V字》)が発売されたとき、
「レコード芸術」1988年6月の月評
https://t.co/6M9xLCNYa1
で諸井誠が
〈死ぬほどのろい「第八交響曲」だ〉
03-14 12:37
古在由重、大正12年9月6日の日記
徳田秋聲の『勉吉の打算』に興を覚ゆ
「古在由重著作集」第5巻(勁草書房、昭和50年11月)
https://t.co/keGsAvbv9x
03-14 10:56
『文京区史』巻3(文京区役所、昭和43年8月)
https://t.co/1HnDRSMc0u
「徳田秋声」「三島霜川」の項。
秋聲が明治35年春に牛込筑土前の下宿屋薙城館(東京市牛込区津久戸前町23番地)から小石川表町百八番地の新築の貸家に移居した頃のこと。
03-14 10:47
①ベートーヴェン:交響曲全集
カール・メレス指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Carl Melles, Staatsorchester Braunschweig)
ram 59511-6(6CD)
②ブラームス:交響曲全集
フィリップ・オーギャン指揮、同管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)
ram 59711-4(4CD)
https://t.co/89K40V1Mt7
03-14 09:12
私はタルコフスキーの《惑星ソラリス》を初めて観たとき、これほどまでに人の苦悩が生の形で示されたうえに、その苦悩を自身のこととして追体験することを余儀なくさせられる映画があるものだろうか、と感銘を受けたものでした。
03-13 15:06
#お前らの好きな宇宙船を晒せ
アンドレイ・タルコフスキー《惑星ソラリス》(Солярис, 1972)の宇宙ステーション。
私の前には何が現れるだろうか――
https://t.co/o6sh2Qn3vS
03-13 14:28
国立国会図書館デジタルコレクションの「卯杖」(明治40年6月)所収〈玉川より(挿画)〉の画像から、「秋声」の文字の上に捺されている「亀屋」の判を除去してみました。
判が重なって「秋声」の元の字形がはっきり分からないので不格好になりましたが、大過はないと思います。
#徳田秋聲俳句
https://t.co/9N40uMdMQK
03-13 10:51
【オーギャンのブラームス】
ブラームス:交響曲全集
フィリップ・オーギャン指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Philippe Auguin, Staatsorchester Braunschweig)
1997年ライヴ録音
ram 59711-4(4CD)
https://t.co/bRKkdzxUnr
03-13 08:18
@Quaidann ぜひどうぞ。きっとお気に入ると思います。
03-13 02:43
-------------
お届け済み
3月12日 12:20
取扱局:東山郵便局 (京都府)
-------------
「国際交換局から発送」の表示が7日間動かなかったのでやきもきしましたが無事に届いてよかった(年末にドイツに注文した別のディスクは届かず、返金して貰った)。
多分デッドストック品で中身は未使用でした。
03-12 22:59
オランダからブラウンシュヴァイク州立管弦楽団の稀覯盤が届きました
-------------
引受
3月1日 13:05
取扱局:(NETHERLANDS)
-------------
国際交換局から発送
3月2日 10:00
取扱局:DEN HAAG A (NETHERLANDS)
-------------
国際交換局に到着
3月9日 16:05
取扱局:川崎東郵便局 (神奈川県)
https://t.co/CiU03QsNVW
03-12 22:50
徳田秋聲のこの「月見草」の句は、「中学生」(明治40年7月)の「四段評論」で
「これでは夜の花の月見草が昼間咲くことになつて居る。寝惚けツしやるな」
とボロクソにけなされています。
https://t.co/98oBYiT5TM
03-12 16:36
【徳田秋聲俳句】
玉川より(挿画):小栗風葉、徳田秋聲、小峰大羽合作
「卯杖」明治40年6月
https://t.co/y26jHZviLV
月見草咲くや河原の薄日和 秋声
※「秋声」の文字の上に「亀屋」の判が捺されています。
03-12 16:21
〖訂正〗
「特別講演 白鵬のこころ~過去から現在,そして未来へ~」
誤:2023;32(1):66-70
正:2024;32(1):66-70
03-12 14:19
わが家では誰も喫煙しないので灰皿はありませんが、断りも無く部屋で煙草を吸いはじめたり、食事のために出された食器を灰皿代わりにするような品性のない客はそもそも家に呼びませんねえ――
#非喫煙者の家
03-12 10:50
として知られているものです。主情的、耽美的なアプローチがレーガーの楽曲によく合っています。
②南條竹則 訳『カーミラ レ・ファニュ傑作集』光文社古典新訳文庫、2023年12月
収録作:シャルケン画伯/幽霊と接骨師/チャペリゾッドの幽霊譚/緑茶/クロウル奥方の幽霊/カーミラ/〔年譜、解説〕
03-12 10:16
【now playing / now reading】
①マックス・レーガー:弦楽四重奏曲集/クラリネット五重奏曲*
ドロルツ四重奏団
*カール・ライスター(cl)
Deutsche Grammophonレーベル
私はレーガーの室内楽曲を主にマンハイム弦楽四重奏団による全集(MD+Gレーベル)で愛聴していますが、こちらは先駆的な名演
https://t.co/EJi0LRZkOR
03-12 10:15
ドミートリイ・ショスタコーヴィチの若い頃の作品に劇付随音楽《南京虫》作品19(1929年)/«Клоп», Музыка к пьесе В. В. Маяковского в постановке В. Э. Мейерхольда, соч. 19 (1929) がありますが、その演奏が《トコジラミ/とこじらみ(床虱)》の邦題で商品化された例をまだ知りません。
03-11 13:11
ところが藤村ときては、秋聲以上に難物で、彼の領域のなかに完全にはいり込まぬことには、まるでお互ひがエトランジェ見たいだつた。この印象は、最初から最後まで殆んど変らなかつたやうだ」
柳沢健「島崎藤村の箇性」(「島崎藤村全集」第19巻附録〈藤村研究〉17、新潮社、昭和26年10月)
03-11 11:57
「私は、田山花袋と徳田秋聲との両人と一坐して食事を共にしたことがある。花袋といふ人は何て気楽に話ができる人だらうと思ひ反対に秋聲には話調を合せるのに骨が折れた。しかしそのうちに秋聲と度々顔を合せることが多くなり、印象は変つてきた。
03-11 11:57
家見立/余興
「女子文壇」(明治43年4月)
https://t.co/xLERvdh9IO
読者投稿。徳田秋聲を「仮名手本忠臣蔵」の役に見立てると、石堂右馬之助。女に見立てると「切りさげ髪にコートをまとひし未亡人」。花に見立てると芒(すすき)。しかし秋聲さんは対象から省かれがち。
03-11 10:56
【now playing】
マックス・レーガー: ピアノ独奏作品全集(ピアノ作品全集)
マルクス・ベッカー(pf)
NCA (New Classical Adventures) レーベル、12CD
私にレーガーのピアノ独奏曲の素晴しさを教えてくれたCDセット。日々取っ替え引っ替え聴いています。
〖曲目一覧〗
https://t.co/uqjd3DXn7f
https://t.co/Mx9Com4FI6
03-11 10:19
もしトコジラミが家に入り込んでも吸血できなければ餓死するでしょ、と思って調べたら成虫は気温23度下で69~85日、10度下なら最長2年絶食状態で生存すると知ってがっくりきた。
夏場なら3ヶ月くらい家を空ければ根絶できるってことですね(家を空けられたらですけど)。
03-11 09:16
ベックリンの引用が欧米人に刺さったんだよきっと
(適当なことを言う)
#君たちはどう生きるか
03-11 08:59
【アカデミー賞速報】長編アニメーション賞は「君たちはどう生きるか」、宮崎駿が21年ぶり受賞(映画ナタリー:2024年3月11日)
https://t.co/kKRq9osyVD
おめでとうございます!
03-11 08:45
「健康で安心して元気に働くことを支援している産業精神保健に関わる保健医療職が」宮城野親方の経験から「時代や状況に機敏に柔軟に対応し、持続性のある組織や人作りについて考える」
元横綱白鵬が日本産業精神保健学会で特別講演し、それが学術誌「産業精神保健」に掲載されたのが意外でした。
03-11 08:29
「特別講演 白鵬のこころ~過去から現在,そして未来へ~」
宮城野翔(宮城野部屋 第69代横綱白鵬)・内藤堅志(大原記念労働科学研究所)・吉川徹(独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター)
「産業精神保健」2024;32(1):66-70
https://t.co/c88PNJOxhK
03-11 06:50
【文学者の作った俳句として最高】
生きのびてまた夏草の目にしみる 徳田秋声
「私は以前から秋声のこの句を推奨し、文学者の作った俳句としては最高のものだと考えていた」
山口誓子『俳句鑑賞入門』創元社、昭和42年3月
https://t.co/XokgTa2rOn
誓子にそこまで言って貰えるとは!
#徳田秋聲
03-10 15:58
【第二秋聲集】
「獅子吼書房新刊目録
徳田秋聲 第二秋聲集 近刊」
薄田泣菫、薄田鶴二編『名家書翰集』(獅子吼書房、明治41年12月)巻末広告
https://t.co/ai5EGOSJfO
知らんなあ……
03-10 15:22
【ペジリン香水】
徳田秋聲の通俗長篇『黄昏の薔薇』(「婦人公論」昭和8年1~12月連載)の「恋愛三重奏」三にも出てきた「ペヂリン香水」(正しくはベジリン香水)が、朝ドラ《純ちゃんの応援歌》で広告の小道具として使われていたとのことです。
https://t.co/Xrvv67kbWu
https://t.co/krEnRGi8tW
03-10 13:01
【神道講釈】
神道講釈を題材にした上方落語《三年酒》がたいへん面白い。私は初めて聴きました。昭和49年10月12日、京都府立勤労会館での桂米朝の口演です(〈昭和の名演 百噺〉其の十七所収)。
お蔭様で神道講釈や神式葬儀(神葬祭)、人別帳等々についてあれこれと調べることになりました――
03-10 11:38
②ハイドン:ザロモン・セット Vol. 1, 2(4CD)
フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラ
オリジナル楽器によるハイドンの交響曲演奏で私が好きなのはブリュッヘンの演奏です。疾風怒濤期以降の全ての交響曲を納めたセットが嘗て存在しましたが、久しく廃盤。再発をひそかに期待しています。
https://t.co/et1NzfYYNg
03-10 11:01
【now reading / now playing】
①佐久間文子 編『キャラメル工場から――佐多稲子傑作短篇集』ちくま文庫、2024年3月
帯に印刷されている佐多の表情に惹き付けられます。
佐多は徳田秋聲ともゆかりのある作家ですよね。といっても、多くの人が思い浮かべるのは山田順子のアパートでのあの場面でしょう――
https://t.co/XNoSj3HhUi
03-10 10:42
【now playing】
①チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35*
②ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調作品53†
諏訪内晶子(vn)
*ヴラディーミル・アシュケナージ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
†イヴァン・フィッシャー指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団
最近よく聴く演奏。
https://t.co/gyWgKNCD5n
03-09 22:24
唐辛子を抱える鍾馗さん
味わいのある鍾馗さんで気に入りました
京都の七味とうがらし専門店、おちゃのこさいさい高島屋 S.C. [T8] 店より
https://t.co/smJmSC6AKk
03-09 20:37
私の病気はたいへん珍しいからというので、入院中に主治医の先生の紹介で京大医学部の学生さんが取材に来たことがあるのですが、自分自身のことについてはあまりくよくよ考えないことにしていた所為もあり、曖昧で要領を得ない答えしかできず、気の毒なことをしました。
03-09 15:38
京大病院、ハートフルダイニングにて。お伴はアレクサンダル・ヘモン作、柴田元幸、秋草俊一郎訳『ブルーノの問題』(書肆侃侃房、2023年11月)。
私がここで入院・手術をした頃からずっと主治医だった先生の勤務先が変わると聞かされました。淋しいですが追いかけていく訳にもいかないので――
https://t.co/AdjBOLv9ld
03-09 15:19
ヨナス・アルバー指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Jonas Alber,
2004年ライヴ
coviello classics レーベル
どちらも優れた演奏です。実演の瑕はありますがオケも上手いです。録音も良い。
03-09 15:03
【now playing】
①グスタフ・マーラー:《花の章》/交響曲第1番ニ長調《巨人》
アレクサンダー・ジョエル指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Alexander Joel,
2008年ライヴ
Coviello Classicsレーベル
②マーラー:交響曲第3番ニ短調
ブリギッテ・ピンター (A)
https://t.co/5WznG3rS4o
03-09 14:59
それなら〆込みも派手な色のものにしてはどうか、と言はれた。僕も賛成だ」
https://t.co/QNCpsVLUDh
丸木砂土「初夏戯談/角力」(『夜の話画の話』明星書院、昭和5年10月)
この著者の本名は秦豊吉で、丸木砂土はペンネーム(マルキ・ド・サドのもじり)。彼は「額縁ショー」の生みの親だそうです。
03-08 14:40
【力士の締込を派手な色に】
「僕は角道奨励の為ばかりでなく、一つのシヨウとして、もっと〔引用註:力士の〕外観的な改善をしても好いと思ふ。第一に力士の丁髷を廃して、美しい頭髪を櫛で分け、場合によつては、薄化粧位を施しても好い。僕はかう人の前で述べたら、徳田秋聲先生が、
03-08 14:40
油が水を弾くやうに、常に時の垢を弾いて、今日只今書かれたやうに新鮮であらう〉
小島政二郎「徳田秋聲の文章」(前本一男編『日本現代文章講座』第8巻、厚生閣、昭和9年5月)
https://t.co/ppx7Fpdlrk
03-08 14:25
【徳田秋聲の文章は古くならない】
〈御覧の通り、秋聲の文章には殆ど形容詞がない。文章にお化粧が施されてゐない。文章の為めの「調子」が加工されてゐない。――大抵の小説家が、こいつに足を掬はれるのだ。(中略)
秋聲の文章は、優れた古典と共に、永遠に古くならないであらう。
03-08 14:24
そこに新手法を開いて居る」
高須芳次郎「秋聲、白鳥の自然主義的色彩」(『日本現代文学十二講』新潮社、大正13年1月)
https://t.co/KmCvppo8DY
正鵠を射た批評ですね。のちに「倒叙」と呼ばれる特質も正しく指摘しています。
03-08 06:08
けれども彼れの鋭いセンスや神経の働きが鮮かに出て居て、句々引締つて居る。平たくいふと、米の飯のやうな味がある。其の癖は、説明と描写とを交互に用ゐる事、往々時処の順序を無視する事などであるが、後者は秋聲にあつては、左程の目障りとならぬ。前者は一つの特色を為して居て
03-08 06:07
【徳田秋聲文学の特質】
〈以上の傑作〔引用註:『新世帯』から『あらくれ』までの中長篇〕に於て、秋聲は明るい境涯に居るよりも、暗い境涯に居る女性を描写することに妙を得たことを示した。そして彼れの文章は、藤村のやうに華やかでなくて全く質実である。綺句、麗語などはまるでない。
03-08 06:06
秋聲先生のあの苦い表情との間にある一味共通な寂しさを私は見遁し得なかつた」
有島生馬「近事」(『白夜雨稿』金星堂、大正13年5月)
https://t.co/aG6TvZEzEJ
大正12年12月24日、報知新聞主催により帝国ホテルで行われたビセンテ・ブラスコ・イバニェス(『血と砂』の作者)の招待晩餐会でのこと。
03-08 06:04
【徳田秋聲とイバニェス】
「そこへ来合せて居た徳田秋聲氏に今度は私が紹介した。同業者なのかといつてイ氏は案外嬉し相に話かけた。残念なことに(中略)文学上の話などまで進むことが出来なかつた。偶然なことにイ翁の面上にあるあの淡い暗影と、
03-08 06:04
【貴女のお身勝手】
「それは然し、些と貴女のお身勝手ぢやないか知ら」
徳田秋聲『少華族』第六章「弾劾」四(初出「万朝報」明治37~8年)
https://t.co/MMeP44xOEq
「いいえ、其は貴女のお身勝手と申すものでございます」
徳田秋聲『乳母の里』*
(*初出未詳。元々の題は『乳母が里』とのこと)
03-07 16:35
陰キャの古い言い方はネクラ、陽キャはネアカだけれども、何れも単純すぎる区別だと思う
03-07 15:06
「徳田秋聲先生の原稿はまたまるで地図のやうにイレがしてあるので、それをよく分るやうに手入して工場へ廻さなければ、鋏をいれそこなふこと疑ひなしである」
左近益栄「笑談戯語」(「文芸公論」昭和2年4月)
https://t.co/3YlzqGQWLg
他に川崎長太郎の悪筆、佐藤春夫、室生犀星の誤字脱字の話など
03-07 10:00
榊山の文章の後半には彼と尾崎士郎と画家の関口隆嗣の3人が秋聲宅を訪れて鰻を呼ばれそこね、そのあと銀座に出て「マカロニのうどん」を御馳走になった話が書かれています。面白い。
03-07 09:47
厚生省の若い官吏が遺体で見つかる。放火の上、自殺の疑い。自宅屋根の棟の一部が損傷する」とある火災のこと。「徳田秋聲日記」同年2月16日条(別巻53~55頁)に詳細な記述があります。
03-07 09:46
「さうでせう……どうも、ちつとも知らないで」〉
榊山潤「昔のことなど」(『文人囲碁会』砂子屋書房、昭和15年11月)
https://t.co/ExPV8DSTxb
これは「徳田秋聲全集」別巻年譜昭和15年2月16日の項に「深夜一時過ぎ、隣のアパート公盛館が火事になり、一家総出で避難騒ぎ。二時半頃鎮火、三階にいた
03-07 09:46
隣家が焼けてゐるのである。
先生のお宅にもご無沙汰してゐて、伺つたのも二年ぶりだ。
「驚いたよ」
と先生に云はれ、僕は申訳のない気持で、窓から隣家の焼けあとを眺めた。これでよく、窓硝子一つの被害で済んだものと、感心した。
「気がついて二階へ駈け上ると、屋根の上が一面の火でね」
03-07 09:45
【秋聲宅の隣家の火災】
〈徳田秋聲先生のお宅の近くに火事があつた。それを、ちつとも知らなかつた。
近火があつてから一週間も経つてから、僕らのやつてゐる「文学者」の用件で、お伺ひして始めて知つた。近火といつても、二三間先の火事ではない。破目板と破目板との間が、物の一尺とは距つてゐない
03-07 09:45
前掲文の「山田順子の売愛流浪」は「恋愛流浪」の誤植と思いますが、順子の場合は「売愛」でも意味が通ってしまいそうです。
それから、柘植そよが吉原で何代目かの高尾太夫を名乗ったことは、少くとも新布袋の常連の間ではよく知られた話だったと判りますね(もちろん秋聲もよく知っていたはず)。
03-06 23:16
財団法人日本性病予防協会の機関誌『體性』 を創刊し主筆となった。(中略)。芥川龍之介も書き下ろしの短編小説 『三つの指輪 お伽噺』 を寄稿している。土肥慶藏の顔の広さを物語る陣容である」
#備忘録
03-06 22:18
①京都府立医科大学附属図書館/令和5年度特別開催/講演会
「知られざる掲載誌~芥川龍之介 お伽噺にまつわる発見~」
https://t.co/BP2AGVQGd5
掲載誌:「體性」大正12年第4巻第6号
②「日本性病予防協会 機関誌『體性』」
https://t.co/BNo6SJAvYv
「土肥慶藏は、1921(大正10)年12月1日に
03-06 22:17
であったことは、以下の略歴にも書かれています。
「過去帳」(「高志人」昭和41年8月)より、〈三月二十五日/多岐な生涯/長谷荘次郎(83)〉」
https://t.co/U6g8HRNQTw
〖荘次郎の生年記載〗
北日本新聞社編『北日本年鑑 1961年版』(北日本新聞社、昭和36年2月)
https://t.co/f7ZUvJoInt
03-06 14:04
だった訳ですね。
長谷荘次郎/篤達(1883.4.28-1966.3.15)は富山県出身の画商、のち質屋業、富山いすゞ自動車取締役など。その夫人の名がサトであることは、「太稚庵はだか日記」昭和37年9月3日条(「高志人」昭和37年10月)等に記述あり。
また、荘次郎の妻サトが「大川端の中洲」(新布袋)の女将
03-06 14:02
て来た山田順子の売愛流浪が幾多のジヤナリズムの種を蒔き散らし、秋声先生と落ち合つたのがこの家だつたのである〉
翁久允「太稚庵日誌」昭和27年11月10日条〈秋聲「元の枝へ」の思出〉(「高志人」昭和28年1月)
https://t.co/wq2RTd16pX
柘植そよが辞めた後の新布袋の女将が、翁久允の友人の夫人
03-06 14:01
妾であつた。彼女は吉原で何代目かの高尾太夫を名乗つて嬌名を謡はれていた。それが第一次世界大戦での日独戦争で別れねばならなくなり、もらつた手切金で建てたのがその家だつた。文学好きであつたその女将が、偶然な機会から徳田秋声と相知るようになつた。当時秋田から文学に憧がれて東都に飛び出し
03-06 14:00
【新布袋の女将、柘植そよと長谷サト】
〈このうちで珍らしいのは長谷篤達君で、思出の話は東京の中洲に飛ぶ。そこに新布袋屋という待合を経営していたのが彼の細君だつた。新布袋屋とは徳田秋声の有名な小説「元の枝へ」の場面で、当時それを経営していた女将といふのはドイツ大使館付武官だつた某の
03-06 13:59
私が大学生のとき、講義中に帽子を取らない学生に講師が「帽子を取りなさい」といったのでその子が渋々帽子を取ると、髪の毛がショボショボとしか生えていなかったことがあります。先生は流石に申し訳なさそうに「ごめんなさい」とか言っていた――
03-06 12:25
宮内寒弥「不忍日記」(『秋の嵐』河出書房、昭和15年9月)
https://t.co/xNAW2qoGAS
不忍ハウスとは、日本最初のアパートメント・ハウスといわれた不忍池畔の木造5階建「上野倶楽部」(昭和18年6月に自火で焼失)のこと。
03-06 11:49
【徳田秋聲・一穂父子と上野倶楽部】
〈不忍池畔に古びた五階建ての高樓、不忍ハウスが倒壊されて行く。朽ち果て、得態の知れぬ人たちが巣食つてゐた。傾いてゐて、その下の道を通るのが恐ろしく、何時だつたか。秋聲先生が一穂さんと通られながら、「危いね」と云はれた位である〉
03-06 11:48
【泉鏡花・鏑木清方揮毫の暖簾】
こちらは泉鏡花、鏑木清方合作の暖簾
木槿垣萩の花垣むかひあひ
長期間掛けていたとみえて、けっこう傷みが見られますね。
https://t.co/H9XOi7Hgcn
03-06 11:26
【徳田秋聲揮毫の暖簾】
秋聲が天麩羅屋・野村雄次郎に贈った暖簾
野村雄次郎『天麸羅通』(通叢書、第18巻)四六書院、昭和5年3月
https://t.co/YlfpCaHxga
秋聲の暖簾は初めて見ました。
春雨に草履ぬらしつ芝居茶屋
著者経営の神楽坂の屋台天麩羅「勇幸」に掛けていたと思われます(8コマ目参照)
https://t.co/elt9MINt9u
03-06 11:26
「誰よりも
きれいな死体になるだろう
それが理由で愛した
少女」
(林あまり、画:林静一『ねえ、キッスして』エディションq所収)
“きれいな死体”などというのは幻想であり夢物語であることが、人の死に幾度か立ち会ううちに判ってくる。
https://t.co/oV4nv86tsm
03-06 08:31
この目撃情報、「徳田秋聲全集」別巻年譜には記載されていません。
03-05 12:55
滛蕩の噂かくれなき美人なり。秋聲子が継妻を迎へし事は其作れる小説を見れば明なり。二三箇月前のことなる由。葵山君の語るまゝを記す」
永井荷風『断腸亭日乗』第2巻(岩波書店、1989年)78頁。大正15年11月6日条。
※酒館太訝:カフェー・タイガー
03-05 12:53
【永井荷風、カフェー・タイガーで秋聲と山田順子を目撃】
「十一月六日。西北の風吹きあれて寒し。日暮葵山人酒館太訝より電話をかけ来りしかば行きて会ふ。巌谷撫象、丸岡某、中村成彌前後して来り会す。徳田秋聲新妻門生等を携へて来るを見る。秋聲子の新夫人はもと画工竹久夢二の妻にて
https://t.co/qGcKuP2lNU
03-05 12:51
クライマックスの盛り上がりもなかなかのもので、最後の熱狂的な拍手もむべなるかなです。ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団もいいオケですね。実演ならではの傷はありますが、高い実力を感じさせます。録音もたいへん優れています。
03-05 12:43
アレクサンダー・ジョエル指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Alexander Joel, Staatsorchester Braunschweig)によるマーラー、なかなかよかったです。きわめてオーソドックスな、奇を衒わないアプローチで、マーラー最初の交響曲と《花の章》のさまざまな美点を浮き上がらせてくれました。
03-05 12:38
明治34年6月21日、星享の横死を知った秋聲が小石川区下富坂町18の桐生悠々宅を訪れ悲憤慷慨した件、「徳田秋聲全集」別巻年譜には記載されていません。
03-04 20:52
②苅米一志、日本史史料研究会『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』吉川弘文館、2015年4月
佐藤孝之 監修、佐藤孝之・宮原一郎・天野清文 著『近世史を学ぶための古文書「候文」入門』吉川弘文館、2023年3月
03-04 15:58
【音楽と勉強】
①グスタフ・マーラー:《花の章》/交響曲第1番ニ長調《巨人》
アレクサンダー・ジョエル指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Alexander Joel, Staatsorchester Braunschweig)
2008年4月12~14日、ブラウンシュヴァイク、シュタットハレ(ライヴ)
Coviello Classicsレーベル
https://t.co/7UDSvJbHbT
03-04 15:57
曾て旧自由党派の新聞紙に筆を執りて、能く其人の為りを知り、窃に畏敬の念を懐き居られたればなり。換言すれば、子は多少彼と利害の関係を同じうしたることあればなり」
桐生悠々「噫、群小の犠牲」(「天鼓」第17号、明治39年2月)
https://t.co/JN30dDeSCt
03-04 12:44
ものゝ如し。余思はず、腕を扼して問て曰く『如何にして彼はかく不意に斃れたるか』と。子答へて曰く『彼は本日東京市役所樓上に、あはれ兇漢の手に罹りて斃れたり』と。主客共に無限の感慨に打たれ、他に何等の事を語らずして、黙々互に別る。
秋聲子が彼の死を悼むは、固より其所。何となれば、君は
03-04 12:42
【徳田秋聲、星享の死を悲憤慷慨す】
「想起す。明治三十四年六月二十一日、余薄暮博文館の編輯室より帰り、嗒焉として几に隠つて座す。偶徳田秋聲子の陋屋を訪ふあり。出てこれを迎ふるに、子乃ち悄然として余に語つて曰く『星享殺さる』と。而かも其語気や、悲憤慷慨、真に一世の大偉力を失へる
03-04 12:34
【秋聲の福圓贔屓】
「徳田秋聲子は吾妻座定連の一人で見物の度に、福圓氏の舞台を賞美して止まない」
山岸荷葉「上半期の吾妻座」(「ミツワ文庫」大正7年8月)
https://t.co/GBdSDHXBE5
吾妻座は東京浅草公園にあった劇場。大正六年松竹合名会社が開設。福圓は早替りを得意とした初代中村福円。
03-04 10:19
MEMORIESから出たものよりもこちらのFIRST CLASSICS盤の方が音質が良いですね(元々が良質の放送録音ではあります)。MEMORIES盤、FIRST CLASSICS盤ともに一頃は中古盤が法外な値で出回っていましたが、最近はかなり安価に落ち着いてきています。
03-04 09:31
第1番には1990年のシカゴ交響楽団との、第2番は1989年のロンドン・フィルとのライヴ録音が正規盤で出ていて、そちらもテンシュテットの代表的なマーラー演奏との評価が高いですが、当NDR盤を上に置く人も少くないようです。私も甲乙付けがたいと思います。
03-04 09:31
【テンシュテットの名演奏】
グスタフ・マーラー:
交響曲第1番ニ長調《巨人》
交響曲第2番ハ短調《復活》*
*エディト・マティス(S)、ドリス・ゾッフェル(A)
クラウス・テンシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団
FIRST CLASSICSレーベル
どちらも極めつきの名演とされている実況録音です。
https://t.co/pKUNq0oQda
03-04 09:20
(Jonas Alber, Staatsorchester Braunschweig)&ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団、ヒルデスハイム少年合唱団
2004年ライヴ
coviello classics (2CD)
気に入った本には何度でも目を通しますし、気に入った音楽や演奏は何度でも聴きます。よいと思うものとの出会いはそうそうないので――
03-03 16:40
【now reading / now playing】
①ホセ・ドノソ作、鼓直 訳『夜のみだらな鳥』(フィクションのエル・ドラード)水声社、
#NowReading
②グスタフ・マーラー:交響曲第3番ニ短調
ブリギッテ・ピンター(A)
ヨナス・アルバー指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団
#NowPlaying
https://t.co/Gn98Aola1Z
03-03 16:31
あわしま堂の《おいも蒸しまん》が好きなのですが(私の朝ごはんはこれ1パックのうち1つと、コーヒーで充分です)、めったに地元のスーパーの店頭に並びません。
先日たまたまたくさん出ていたので、買い溜めして冷凍庫に保存してあります。
https://t.co/UFsvIj34zd
03-03 16:17
「私は不愉快な小説は嫌ひなんです。例へば、癩病の人の小説とかは、初めつから読む気がしない」
https://t.co/xxrs2fJbx2
座談会「日本文化の検討」 (柳田國男・長谷川如是閑・大西克礼・和辻哲郎・今井登志喜)に於ける柳田発言(「改造」昭和15年1月)。のち『柳田國男対談集』(筑摩叢書)収録。
03-03 16:16
「岩野泡鳴『老婆』および徳田秋聲『二老婆』にも共通していることだが、これらのテクストにおいて老婆像は臭気や吐瀉物、汚れ物といった不快な表象とともに造形されている」
倉田容子「『羅生門』にみるジェロントフォビア(gerontophobia)の系譜」国際日本学コンソーシアム
https://t.co/aBQxqK78tF
03-03 14:51
「早稲田文学」明治41年5月之巻、彙報/創作界
https://t.co/deUTuQfdkj
同彙報には徳田秋聲『二老婆』(「中央公論」明治41年4月)への書評もあり。
03-03 14:36
【『悲しき思出』と『ふたつのまこと』】
マツチエート作、狭野茨園訳『ふたつのまこと』(「アカネ」明治41年4月)は、
〈徳田秋聲氏が昨年の『日本及日本人』の「天長節号」へ『悲しき思出』として訳載したものと酷似した筋である。あの筋へなほ「現実暴露の悲哀」を添へたものである〉
との指摘。
03-03 14:27
松崎天民「駿河台の夜食/首相と小説家」(『新聞記者修行』(有楽社、明治43年6月)
https://t.co/36xjG1veXi
明治40年6月18日の神田駿河台西園寺公望邸における夜会(2日目)のこと。徳田秋聲は(昨日ポストした)
小春日の仏を追うて人かへる
の一句を詠じたとあります。
03-03 13:41
徳田秋聲「かたし貝(恋ふるよりも生れ来る)」(「手紙雑誌」明治38年10月、3巻7号)
https://t.co/Me4sufoHlE
これは「徳田秋聲全集」未収録の文章ですね(別巻「著作目録」には記載)。
03-03 10:37
問題行為かどうかははおそらくAIが判定していることなので、ハッシュタグを大量に付けてスパムを垂れ流しているアカウントが放置されて、ほぼ文学とクラシック音楽と映画と落語のことしか書かない私のアカウントが制限されるという変な現象も起こるのでしょう。
03-03 08:55
#少しだけ本棚を見せる
のハッシュタグをつけて自身の過去の本棚画像への「リンク」を連続して投稿したことくらいしか思い当たらない(新しい画像を直にアップすればよかったってことでしょうか)。
現在は鍵付きアカウントとほぼ同じ状態なので却って気兼ねなくポストできるとの見方も出来ますが――
03-03 08:45
通常どおり検索できます。検索以外には影響はありません〉
との結果が出ました。しかし私のポストは「センシティブな内容を含むツイート」を表示する設定にしているユーザーの検索結果にも引っ掛からないようです。フォロワーさんのタイムラインには表示されていると思われます。
原因といえば、先日
03-03 08:40
Twitter Shadowban Test を私のXアカウントに掛けてみた結果、
「Search Suggestion Ban(検索候補BAN)」
〈検索画面で、検索候補から対象のアカウントが表示されなくなります。ただし、制限にかかったユーザー自身と、「センシティブな内容を含むツイート」を表示する設定にしているユーザーからは
03-03 08:40
【now playing】
①スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》/同、第2番ニ短調
スメタナ四重奏団
②スメタナ:弦楽四重奏曲第1番《わが生涯より》/ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調作品96《アメリカ》
ドロルツ四重奏団
2024年3月2日はスメタナの生誕200年の日です。
#NowPlaying
https://t.co/bT3lUzKU4W
03-02 22:48
「向上慾が湧いて」ではなく「向上慾がかは〔渇〕いて」という言い回しが徳田秋聲らしくはあります。
03-02 20:19
安田善次郎に働きかけて、安田保善社の傘下に入り、ようやくしのいだ。今日、その銀行はまだあります」
古井由吉/江藤淳「〈対談〉小説記者夏目漱石――『漱石とその時代 第4部』をめぐって
https://t.co/oTKiErdGLV
03-02 13:59
【古井由之】
「私の祖父なる人は、古井由之という政治家ですが、岐阜県の選出で、当時、大垣で大垣共立銀行の経営陣に加わっていた。これは戸田藩のお殿様を中心にして設けた銀行ですが、それも行き詰まったんです。それで、ちょうど代議士だった祖父が、東京にいる伯爵などにご尽力を願って奔走し、
03-02 13:57
私が「周知の通り」と書く時は、知らない人を莫迦にしているのではなく、こんなのは誰でも知っていることだけれども話の前提として敢えて書いている、という断り書きの意味を込めていることが多いです。
話の前提を俄仕込みの知識と受け取られたり、分かりきったことを教えてくる人への予防策ですね。
03-02 13:00
中村武羅夫様」
以上、『文壇名家書簡集』(新潮社、大正7年7月)
https://t.co/HPGjYHXMHh
秋田雨雀への書簡は、他の色んな書簡集の類にも引用されています。
03-02 12:23
「大分向上慾がかはいて
――徳田秋聲氏――
この三四日頭が丸でダメになつて中止してゐましたが、昨日あたりから、色々手当をして漸く囘復して來ました。
仕事がすんだら一度行きませう。もうアト五十枚程です。
僕も大分向上慾がかはいてゐます。そんな衝動がまだ僕にもあるとみえます。
徳田秋聲
03-02 12:19
てゐます、愛児はあのまゝ死んでしまつたものとは思へませんが、さりとて不滅を信ずることもできないので、ひどくじれつたいやうな気がしてゐます。たゞ彼女の死は小生に可也清新な或るものを寄与したことは拒まれません。
(大正五年)徳田末雄
秋田雨雀様」
03-02 12:17
「さりとて不滅を信ずることもできず
――徳田秋聲氏――
過日は御懇篤なる御書状に接し、厚く御礼申上げます。貴兄も御子さんを亡くされたと聞き些と御悔みと存じながら却つて御音問に接し恐縮の次第です。小生も愛児の死以来それらの問題について興味を持ちかけてゐますので少し考へてみたいとは思つ
03-02 12:17
「教育公報 (306)」(帝国教育会、明治39年4月)
「東北三県(宮城福島岩手)救済慈善音楽会義捐者人名表」
https://t.co/GF7jJGARjR
徳田末雄、古井由之の名が見えます。「徳田末雄」が秋聲のことかは断定できませんが――
#備忘録
03-02 11:41
【徳田秋聲俳句】
秋聲 徳田末雄 東京市本郷区森川町一南堺裏二一〇
小春日や仏を追うて人帰へる
『現代全国俳人名簿』中央出版会、大正3年10月
https://t.co/p43RDowJtN
三苫巌 編。序文に鳴雪、漱石、碧梧桐、虚子、百穂らへの謝辞があります。
03-02 11:04
シェラ・デ・コブレの幽霊(字幕版)1964年
Amazon Prime Video会員特典
https://t.co/942qLu12am
「ゴーストハンターが、死んだ母親から電話がかかってくるように見える男の事件を調査する。その過程で、メキシコのシエラ・デ・コブレという村で起きた幽霊騒ぎや、昔起きた殺人事件の背後にある……」
03-01 16:24
素直な心を以て之れに対して下さつた事と検事局が出来るだけ穏便に取扱つて下された事を感謝します」
「北国新聞」(大正12年4月24日)
『新聞で見る七十五年史 大正編』北国新聞社、昭和43年8月
https://t.co/K8ciWwywnc
03-01 15:57
が令嬢の弱点を曝露し此問題を公衆の前に曝露するに至つたのは心持が愚かであつたからで其手続に多少の手落もあつた、併し私共は繁劇な法廷を煩はし永く世間を騒がす事は甚だ遺憾であると思ひ及ばずながら
聊か調停 の労を執つたので幸ひに纏まる事を得たのは大井、松谷両弁護士の致す所で又舟木家が
03-01 15:56
【島田清次郎・舟木芳江事件】
「誰も彼も皆悪い 調停 労を執つた徳田秋聲氏語る
実に此事件は世間の視聴を驚かす程の事抦ではないと思ふ斯かる問題の当事者として島田君の行動も稍や粗野の点がある
又舟木家のやうな和気藹々たる家庭に人となつた女として芳江さんは常軌を逸したものと思ふ又舟木家
03-01 15:56
本日、3月1日は芥川龍之介の生誕日です。
1892年(明治25年)3月1日生、1927年(昭和2年)7月24日歿。
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03-01 11:32
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03-01 06:44
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03-01 06:36
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03-01 06:31
フランクはやや大人しい印象でしたが(しかし決して悪くはないです)、リヒャルト・シュトラウスとマーラーは素晴しかったです。とくにマーラーの交響曲第3番が良かった。もっとたくさんの商業録音を出していい人だと思いますね。
クット・アッテルベリの《アラジン》等のオペラ録音は未聴です。
02-29 15:37
③リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
④グスタフ・マーラー:交響曲第3番ニ短調
ブリギッテ・ピンター(A)
ブラウンシュヴァイク州立歌劇場合唱団、ヒルデスハイム少年合唱団
これまでにヨナス・アルバー&ブラウンシュヴァイク州立管のディスクを4種類聴きました。ハズレなしですね。
02-29 15:37
【アルバー礼賛】
ヨナス・アルバー指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団(Jonas Alber, Staatsorchester Braunschweig)
①セザール・フランク:交響詩《呪われた狩人》/交響曲ニ短調
②リヒャルト・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》Op.40
交響詩《死と浄化》Op.24
ヨハネス・デンホフ(Vn)
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02-29 15:36
松端克文*「我国における社会福祉施設の展開と公私関係」佛教大学大学院研究紀要 1989(17):121-149
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*大学院社会学研究科博士課程前期・社会福祉学専攻
#備忘録
02-29 15:19
「永井荷風文学賞」創設へ 11月に概要公表 ゆかりの市川市(千葉日報 2024.2.29)
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「〔千葉県〕市川市の田中甲市長は、かつて市川に住み、名誉市民にもなっている文豪、永井荷風(1879~1959年)の名を冠した文学賞を創設すると発表した」
02-29 11:39
画像検索をするとこのようなページがヒットします。
VIOLINES DE 1694 (STRADIVARIUS). Author: STRADIVARIUS. Location: METROPOLITAN MUSEUM OF ART, NEW YORK.
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02-29 09:43
私が子供の頃に見ていた古い音楽図鑑では、ストラディバリウスの写真として紹介されていましたね。
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02-29 09:32
「ハイドンの思い出に」と銘打たれた交響曲ト長調。いずれも軽妙洒脱な楽しい楽曲です。
それから前にも書きましたが、2挺のヴァイオリンが置かれたこのジャケット写真、色んなヴァイオリン曲のLPやCD等のジャケットに使用されていますが、依然として出典が分かりません(当該CDにも出典の記載なし)。
02-29 09:22
ジャン・フランセが亡くなる4ヶ月ほど前の、彼の最後の録音です。ヴァイオリン協奏曲第1番ではヴィルトゥオージティが存分に発揮されています。長沼由里子はこの難曲を自在に、達者に弾きこなしていますね。
《ソフィーの悪戯》はセギュール夫人の童話を原作とするバレエからの抜粋です。そして
02-29 09:19
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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