fc2ブログ

徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2023/03/29のツイートまとめ

kameiasami

Amazon に販売ページは存在するようです。
“Five Stringed Tenor Viola”
〖日本〗
https://t.co/HUZnGmDkfo
〖ドイツ〗
https://t.co/emInaJT3xv
03-29 17:13

上記の説明にあるとおり、セルゲイ・タネーエフの《ヴァイオリン、ヴィオラ、テナーヴィオラのための三重奏曲 作品31》の、オリジナル楽器による録音が存在するようです(2011年、世界初録音)。
Amazon、HMV、Tower Records 等で作曲者名で検索しても全く引っ掛からなかったので気付きませんでした。
03-29 17:06

ein kleines Scherzo ist eingeschoben, bevor der expressive dritte Satz in melancholischen Kantilenen schwelgt und Riebl die Registerstärken des Hillerschen Neubaus noch einmal schwelgerisch ausspielen darf. Ein lustvoll voranpreschendes Presto-Finale zieht den Sack zu.“
03-29 17:03

führung des Werks zum einhundertsten Mal; wenn das keine Gelegenheit ist, das komplexe, trotzdem herrlich eingängige Schmuckstückchen wiederzuentdecken! Jubelnd tun sich manches Mal die beiden hohen Instrumente zusammen und verbünden sich gegen die trotzig zupfende Tenor-Viola;
03-29 17:03

【テナー・ヴィオラ(その2)】
»Five Stringed Tenor Viola«
https://t.co/FokI9GR4bv
„Das spannendste Drittel der CD jedoch ist die Ersteinspielung des Trios für Violine, Viola und Tenorviola op. 31 von Sergei Taneyev in der Originalbesetzung. Nächstes Jahr jährt sich die Urauf-
03-29 17:02

昨夜、タネーエフの《弦楽三重奏曲変ホ長調作品31》について、「過去に録音された演奏は私の知る限りすべてテナーヴィオラをチェロに置き換えたもの」とつぶやいた舌の根も乾かぬうちにそれを撤回しなけばならないのは申し訳ないのですが、私にとってはむしろ喜ばしいことなので――
03-29 16:54

  1. 2023/03/30(木) 05:02:05|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/28のツイートまとめ

kameiasami

変わった編成で書かれた作品ですが、過去に録音された演奏は私の知る限りすべてテナーヴィオラをチェロに置き換えたもので、レオポルド弦楽三重奏団によるディスクもそう。演奏はたいへん達者で聴き応えがあります。
いつかオリジナルのテナーヴィオラによる三重奏で聴いてみたいものです。
https://t.co/jgxu1nC3k1
03-28 23:31

【テナー・ヴィオラ】
セルゲイ・タネーエフ:弦楽三重奏曲集(全3曲)。
曲目:弦楽三重奏曲変ホ長調作品31/同 ロ短調/同 ニ長調
演奏:レオポルド弦楽三重奏団。
最初に収録されている、作品番号の付いた変ホ長調作品31(1910-11)は、ヴァイオリン、ヴィオラ、テナーヴィオラという、ちょっと
https://t.co/uN8LVdysQM
03-28 23:28

  1. 2023/03/29(水) 05:02:17|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/26のツイートまとめ

kameiasami

弦楽四重奏曲第8番ハ長調
演奏:タネーエフ四重奏団

ゴンブローヴィチは再読。タネーエフのカップリングは第3番ニ短調がおすすめ。
03-26 23:28

【読書と音楽】
S・アン=スキ/ヴィトルト・ゴンブローヴィチ『ディブック/ブルグント公女イヴォナ』西成彦編、赤尾光春/関口時正訳。ポーランド文学古典叢書5、未知谷。

Sergey Taneyev: Complete String Quartets, Volume 3. 
セルゲイ・タネーエフ:弦楽四重奏曲第3番ニ短調作品7/
https://t.co/P6fkvDuY9J
03-26 23:26

@redmarine754 「弓嵩(イソタケ)」でしょうね。
03-26 16:03

  1. 2023/03/27(月) 05:01:30|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/23のツイートまとめ

kameiasami

Sergey Taneyev: Complete String Quartets, Volume 5. 
セルゲイ・タネーエフ:弦楽四重奏曲第2番ハ長調作品5
演奏:タネーエフ四重奏団

帝政ロシアの同時代の文学者と音楽家です。
03-23 22:37

【夜の読書と音楽】
アントン・チェーホフ『子どもたち・曠野 他十篇』
同『ともしび・谷間 他七篇』
松下裕訳、岩波文庫

Sergey Taneyev: Complete String Quartets, Volume 2. 
セルゲイ・タネーエフ:弦楽四重奏曲第5番イ長調作品13/第7番変ホ長調
https://t.co/iSGZCiCb6V
03-23 22:35

  1. 2023/03/24(金) 05:03:46|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/20のツイートまとめ

kameiasami

映画『土を喰らう十二ヵ月』Blu-ray&DVD 2023年5月10日発売【先着購入者特典あり】
https://t.co/2qUHcnLaST
Blu-ray&DVDの広告はこちらでした
#水上勉 #中江裕司 #沢田研二
03-20 00:03

  1. 2023/03/21(火) 05:02:24|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/19のツイートまとめ

kameiasami

青山真治監督作品《秋聲旅日記》(2003年)も青山さんの映画作品の付録でもいいので発売してほしいです。
03-19 23:58

映画『土を喰らう十二ヵ月』Blu-ray&DVD 2023年5月10日発売【先着購入者特典あり】
https://t.co/MSNRaDKbXQ
#水上勉 #中江裕司 #沢田研二
03-19 23:52

  1. 2023/03/20(月) 05:01:54|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/18のツイートまとめ

kameiasami

子らが眠った後の夫婦読書📖
https://t.co/gEBAF6T90Q
03-18 21:49

  1. 2023/03/19(日) 05:01:46|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/16のツイートまとめ

kameiasami

(東洋社、明治34年)、『生活の詩化――紅葉から桜花へ』(洵文社、昭和6年)、ほか。
昭和7年1月24日死去。

⦅歿年記載⦆:
『東京美術学校校友会会員名簿』(昭和10年12月)28頁下段。
https://t.co/fSf0fHMFVS
03-16 18:12

だよ』と随喜してゐたのであつたが、〉
速水不染『貧死のドン底から家主となるまで』(速水不染全集第1巻)染山閣、昭和5年7月。
https://t.co/DABEPRE1XJ
速水不染(1874-1932):画家、美術教師、文筆家。明治7年大分県別府に生る。明治36年7月、東京美術学校西洋画科卒。
著書、『閨秀画家経歴談』
03-16 18:10

つきさうになつたこともあつた。其れで秋聲君に
『君は一所にゐるのだから、何とか言つて、十日に一度位はお湯へも行やうに忠告してやつたら何うだ。此の陽気ぢや花見虱が襟元からゾロゾロ蔔い出して来るよ』と言ふと、ニキビだらけの刳くれた顔に黄色い声して、
『ナニ其所が三島君の三島君たる貴い所
03-16 18:09

は三島霜川君と一緒に、本郷の彌生町にハウスを持つて自炊してゐた頃など霜川君は、十年目に牢屋から出て来たやうな百日鬘して、鬚茫々の真ツ黒い顔、両手の爪も垢だらけに長く伸ばし、其の手で研いだ飯を自慢に
『喰つて行かないか、喰つて行かないか』を定められてゐたので、僕は毎度ウス穢なく反吐
03-16 18:08

【身汚い三島霜川、ニキビ面の徳田秋聲】
〈当時、徳田秋聲君は、牛込は筑土の太田と言つて、僕の保証人の家へ下宿してゐたので知合となり、其れから徳田君が創作の、主人公にもなつてやつたり、我々美術家のテクニカル、タームなどを教へて遣つて神楽坂を驕らせたり、などしてゐたが、其の後、徳田君
03-16 18:08

  1. 2023/03/17(金) 05:01:37|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/14のツイートまとめ

kameiasami

田舎者的若さである〉
なかなか辛辣な人物批評ですが、概ね正鵠を射ているようです(散々ディスられているようでいて、結果的には褒められている点が多いです)。
長男の徳田一穂についてはボロクソですね(「自立の力もないのに、いたづらに親の脛を嚙り、玉の井の淫売をひきずりこんで」云々)。
03-14 17:08

杉山平助「徳田秋聲」(『街の人物評論』亜里書店、昭和12年3月)
https://t.co/F45yHL1pT0
〈彼の偉さは、一見してヒ弱さうに見えながら、しんにとりもちのねばりつくやうな強さのあること。あの年になりながら、すこしもすれつからしにならずに、のつそりと、或はウヂウヂと生きて行ける精神の
03-14 17:04

再び帰らなかつた〉
所載の写真は、改造社「現代日本文学全集」の宣伝用に久米が撮影した映画から採られています。
03-14 16:19

久米正雄『二階堂放話』(新英社、昭和10年12月)より、逗子の徳田秋聲と山田順子。
https://t.co/pcknWXb37V
〈徳田さんは、其頃、逗子のホテルの前にさゝやかな別邸を持つてゐて、「元の枝」に帰つた小鳥と、小春日の如き日影を、楽しんで居られた。が、此の和毛妖しき小鳥は、飛び去つて、
03-14 16:18

大江の「後期の仕事」の中でもこの 2冊は、単行本の装釘、造本、本文フォントが気に入っていて手放せないもの。
『﨟たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』(新潮社、2007年11月。本文書体、秀英明朝)。
『水死』(講談社、2009年12月。本文書体、精興社明朝)。
#大江健三郎
https://t.co/ULMgMQnuLW
03-14 00:58

  1. 2023/03/15(水) 05:03:24|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/13のツイートまとめ

kameiasami

大江作品は全10巻の作品集を入手してから、嵩の張る単行本はあらかた手放しましたが、学生時代に読んだ思い出の文庫本は幾つかまだ手許にあります。
『いかに木を殺すか』
『河馬に嚙まれる』
『取り替え子』
『憂い顔の童子』
……
#大江健三郎
https://t.co/TSO28BupBl
03-13 23:59

名実ともに戦後日本文学最大の作家といっていいでしょうね。全小説を読むに値する数少ない小説家の一人だと思います。
評論・エッセイの類や時事的な発言にはあまりぞっとしないものが結構ありましたが――あくまで作品のみで評価したい作家でした。
#大江健三郎
03-13 17:37

「ノーベル文学賞 大江健三郎さん 死去 88歳」(NHKニュース 2023年3月13日)
https://t.co/QJTE4OJQdk
〈現代日本を代表する小説家で、日本人として2人目のノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんが今月3日、老衰のため亡くなりました。88歳でした〉
03-13 15:23

大江健三郎死去
03-13 15:18

  1. 2023/03/14(火) 05:02:51|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/11のツイートまとめ

kameiasami

推測はあたらないし、『伯父の家』発表当時満18歳という年齢も若すぎます。
よって私は「佐伯某」は佐伯有三ではない、と結論づけておきます。
03-11 14:46

出たといふわけでもないが、兎に角今は独立してやつて行きますからな」
とある記述も佐伯有三に合致するとは思えません。
松本徹の推測にも佐伯有三が岡本霊華の姻戚で名字が「佐伯某」と同じということ以外にさしたる根拠はなさそうです。霊華と佐伯有三が姻戚関係となったのは大正9年以降なのでこの
03-11 14:45

す(「英語青年」44(1)、大正9年10月)。つまり、『伯父の家』『桎梏』が発表された明治42年当時、霊華と佐伯有三とが姻戚関係にあったわけではありません。
また、佐伯有三の経歴と徳田秋聲との接点もなさそうですし、秋聲による前掲「書斎雑談」(明治42年10月)に
「佐伯といふのなども、別に学校を
03-11 14:45

【『伯父の家』『桎梏』の代作者は佐伯有三ではない】
さらに調査したところ、岡本霊華が岐阜県稲葉郡鵜沼村土屋要作次女かくと結婚したのは、大正6年9月のことでした(都築久義『文学風土記――愛知の作家達』白馬出版、昭和49年)。
佐伯有三が「かく」の妹である土屋マサエ子と結婚したのは、大正9年で
03-11 14:44

  1. 2023/03/12(日) 05:02:13|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/10のツイートまとめ

kameiasami

ことを言っているとすれば、『伯父の家』が「新文林」に掲載された明治42年(1909年)に「佐伯某」は満18歳だったことになります。
佐伯有三が18歳の時に、岡本霊華の妻の妹と婚姻?関係があったということでしょうか(でないと、松本の言う霊華と佐伯との関係がよく判らなくなる。同郷でもないし)。
03-10 22:10

県生れ、佐伯有敦の子。日本中学卒。大正3年(2年とする資料もあり)青山学院高等部卒業後、明治中学校講師。昭和4年、高等教員無試検定。青山学院教授。
〖参考〗
『日本英語教育史研究 (2)』(日本英語教育史学会事務局、昭和62年5月)
佐伯有三略歴:
https://t.co/kObdcBw6vc
松本徹がこの人物の
03-10 21:37

【代作者「佐伯某」とは?】
松本徹「代作の季節」(『徳田秋聲の時代』鼎書房、平成30年6月)に
「〔岡本〕霊華の縁者(妻の妹の夫)に、英文学者の佐伯有三がいるが、「無名通信」が指摘する『伯父の家』『桎梏』の代作者は彼ではなかろうか」
とあります。
英文学者の佐伯有三(1891~1934)は栃木
03-10 21:36

  1. 2023/03/11(土) 05:02:12|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/09のツイートまとめ

kameiasami

ゐた佐伯といふのなども、別に学校を出たといふわけでもないが、兎に角今は独立してやつて行きますからな」
徳田秋聲「書斎雑談」(「無名通信」明治42年10月)
https://t.co/9GLRABiwaa
と秋聲自身も書いていますね。
03-09 18:57

で、二三行読めば直ぐ判る」
この佐伯某については、
「▲僕等の若い時の生活状態ですか、そりやア今よりずつと苦しかつたです。僕等が初めて小説を書かうとした頃は、外に何も収入の道がありませんでした。今は諸方に道が開けてゐるから、単に生活といふ上から云へばあの時代よりは楽でせう。僕の処に
03-09 17:24

【徳田秋聲の代作者】
毒太呂「小説の代作㈠」(「愛書趣味」6号、大正15年8月)より、
「○徳田秋聲の作としたもの。」
https://t.co/JIjNzyAh1s

「小説代作調べ」(「無名通信」明治43年3月)
https://t.co/ag2cyKv3ok
「▲「伯父の家」(新文林)徳田秋聲作
代作者は嘗つて秋聲の家にゐた佐伯某
03-09 17:22

  1. 2023/03/10(金) 05:02:52|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/08のツイートまとめ

kameiasami

その講演で水上勉が、戦前、広小路にあった大学の、便所の臭いがぷんぷんする講堂で白川静の講義を受けた思い出を語ったのが、その人はいちばん記憶に残っているということでした。
#水上勉生誕日
03-08 22:13

昭和60年代に水上勉の講演を聴きに行った人の話によると、司会が「それでは、みなかみつとむ先生です」と紹介したすぐ後、低い声で「こんばんは、みずかみです」と挨拶したので、ああ、みずかみが正しいんやなと思ったとか。
#水上勉生誕日
03-08 22:00

近藤信行「東京、遠く近き(92)」(「学鐙」94巻10号、平成9年10月)より。
ちなみに秋聲の師、尾崎紅葉は自ら「世間の小説は珍味なり、我家の小説は米の飯なり」と発言していますね。
03-08 13:04

女という対象をみたとき、自分の創作活動がたえず先行していたとおもいますね。菊池寛さんは秋聲を米のめしのような作家だといいましたが、ほんとうに米のめしのようなんです……」
中学生のころ、まるで知らなかった大人の世界を教えてくれたのかもしれない〉
03-08 12:44

【徳田秋聲は米のめしのような作家】
〈和田〔芳恵〕さんから、のちにこんな話をきいたことがあった。
「(中略)秋聲はよく自然主義の完成者なんて言われますが、それだけだとちょっとまちがうんじゃないでしょうか。もっと複雑なもの、仕掛けのあった人じゃないでしょうか。女を書くのがうまい。
03-08 12:43

  1. 2023/03/09(木) 05:02:51|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/07のツイートまとめ

kameiasami

画像右下のタネーエフ《ピアノ四重奏曲 ホ長調 作品20》の演奏では、ヴィオラが
 ウラジーミル・ストピチェフ(Va)
ピアノは
 エリソ・ヴィルサラーゼ(Pf)
グルジア(ジョージア)出身の高名なピアニスト。
03-07 23:54

「タネーエフ弦楽四重奏団」
過去に出た殆どのディスクは、ソ連時代の下記メンバーによる演奏。
 ウラジーミル・オフチャレク(Vn1)
 グリゴリー・ルーツキー(Vn2)
 ヴィッサリオン・ソロヴィヨフ(Va)
 ヨシフ・レヴィンゾン(Vc)
https://t.co/FTRpTfR6vS
03-07 23:52

КВАРТЕТ ИМЕНИ ТАНЕЕВА (Санкт-Петербург)
https://t.co/25BdapiS4r
タネーエフ弦楽四重奏団の現メンバー
03-07 11:02

  1. 2023/03/08(水) 05:02:55|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/06のツイートまとめ

kameiasami

https://t.co/akd8F5tLqK
03-06 14:00

https://t.co/zwTmLWltK8
03-06 10:56

  1. 2023/03/07(火) 05:02:22|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/02のツイートまとめ

kameiasami

ま庭へおりさせ給ひ、まりをとり、かかりの口より内へなげこみ給ふを、忠蔵はやくもはしりより、鞠をとりいただきけるを、少年ほれぼれと見かへり、にこやかにゑませ給へる目のうち、いと情らしく見えければ、忠蔵魂うかれ、今ははや思ひ絶えなんとばかりを〉
林義端「玉櫛笥」巻4-3「蹴鞠の縁」より。
03-02 19:06

の色をば縫いわけたり。腰の刀は当世のはやりさめしほらしきこしらへにて、「花の小太刀のきらばおちなん」と詠ぜしこともこれやらん。かほばせよりびんのはづれ、いふばかりなくきよらかなるが、座敷の端ちかく出でて、見物し給へり。(中略)折ふし、かかりの外へ鞠のおちければ、かの美少年、そのま
03-02 19:06

【京室町の商人忠蔵、蹴鞠の会にて美少年に一目惚れ】
〈ある時、東山霊山にて鞠の会を催し、忠蔵をも誘引し給ふ。(中略)
かかるところに、年のころ十五六ばかりにやありけん、いとやんごとなき美少年、下には卯の花色のひとへきぬ、うへには秋の野そめたる小袖を五色のいとに、金銀のより糸にて、花
03-02 19:04

庖丁を持ち、腕まくりして出てきた。酒を渡して逃げるように秋聲宅を出ると、徳田一穂が「石川さん、石川桂郎さん」と追いかけてきて、「親父にお線香をあげてやつて下さい、喜びます」と言った、とあります。これはおすすめの文章です。
国立国会図書館デジタルコレクション送信サービスで閲覧可。
03-02 17:13

【徳田秋聲の通夜と石川桂郎】
石川桂郎「九合五勺の酒」(『妻の温泉』俳句研究社、昭和29年7月)より、昭和18年11月18日、石川が苦労して酒を手に入れ、徳田秋聲のお通夜に届けた話。
https://t.co/MNXx6PWDXw
石川が秋聲宅へ来ているはずの松本美樹に酒を届けに来ると、林芙美子が手に大根と
03-02 17:10

  1. 2023/03/03(金) 05:02:54|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/03/01のツイートまとめ

kameiasami

原話は仮名草子「似我蜂物語」下5「衆道の事」。
03-01 22:13

「さまざまなりしむつごとに、君はしらじなわきかへり、岩もる水のおもひかや」
は、「源氏物語」の「胡蝶」に
「思ふとも君は知らじなわきかへり岩漏る水に色し見えねば」
にあるとおり。胸がいっぱいで、その思いを語ろうにも語りつくせないうちに、夜明けの鳥のさえずりが聴こえてきます。
03-01 22:10

鳥の声、はや明けなんと鳴きければ、いざや、袂をしき島の、みちはねがひのいとはへて、暁近くになりにけり。千とせと思ふ松が根の、枕もいたくわかれしに、ふりすてがたき鈴虫の、声にくらべて鳴くばかり〉
林義端「玉櫛笥」(元禄8年板行)巻4-2「兵法伝授」より。
03-01 22:06

おもかげは、月の御かげの雲間より、出でさせ給ふもこれならん。わが身ひとつにしむ心地しける。
岸辺、庭へとんでおり、急ぎおくの間へいざなひ入れ、さまざまなりしむつごとに、君はしらじなわきかへり、岩もる水のおもひかや、いはんとすればむねをせく、ふるきかきほのくづれとや、いふ間もあらず
03-01 22:06

【ある剣客と美少年とが寝間で交わす睦言とは】
〈「今宵、かの少人、私宅へ御出であるやうにはからひ給へ」と約束し、座敷をはらひ、灯かかげ、梅花の薫物龍涎香、人待宵の松の根か、心のかぎりしつらひて、今や今やと待ちければ、夜半の時分に少人は、亭主の中間めしつれ、ただ二人、はぢらひ給ふ
https://t.co/E4nEojeqeW
03-01 22:05

  1. 2023/03/02(木) 05:02:14|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

亀井麻美 : 2023/02/28のツイートまとめ

kameiasami

ちなみに引用文の少し後に徳田秋聲の長男で「文藝春秋社の徳田一穂」とあるのは四男の雅彦のことで、竹内は完全に雅彦と一穂とを取り違えてます。
02-28 15:21

してやる!」
と言った。〉
竹内多三郎「横光利一と私 4」(「作家」昭和58年3月)より。竹内が24歳、昭和4年の話です。横光が雨過山房に転居したての頃ですね。
https://t.co/07qr3KReHs
横光がなぜ唐突に「共産党に世話してやる」などと口走ったのか、このあとに簡単な考察が書かれています。
02-28 15:21

そして紐を外すと、刀を抜いた。私にはあまり興味がなかったので黙っていると、いきなり横光は、
「いやァ!」
と叫んで私の肩に切りつけてきた。私はへんな冗談をするな、とにやにや笑っていた。
「うーん、竹内君、いい度胸だ」
横光はそう言ったあと、
「よしッ、わかった、ぼくが必ず共産党に世話
02-28 15:20

中野上町の家と対比していた。中野上町にいたときの床の間には、いわくがあるのかどうか知らないが空壜が一個だけ置かれていた。横光家も、家が新しくなると飾るものも違ってくるのだな、と私は感じていた。
すると間もなく横光が、その日本刀を刀掛けから取って握りながら、「どうだ」と言った。
02-28 15:19

【横光利一と日本刀】
〈あれは、横光家の八畳だったか十畳だったか、とにかくひと間しかない部屋でのできごとであった。
(中略)
このとき私は、一尺五寸もあろうか、ひと振りの日本刀が、横光家の床の間の刀掛けに飾ってあるのをみた。そして、餌差町の裏長屋に住んでいたときの殺風景な光景や、
02-28 15:18

  1. 2023/03/01(水) 05:02:12|
  2. 未分類
  3. | コメント:0

プロフィール

Author:亀井麻美
kamei asami
麻美 亀井
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム