〈昨夜トオマス・マンの「魔の山」読む。アルプスのサナトリウムのことを書いたものなので、唯それだけでも今の僕に興味が深い。〉
徳田秋聲「日記」昭和14年8月17日。
07-25 23:47
も、もつと強いものかも知れない。〉
徳田秋聲「日記」昭和14年7月13日。
〈富士見以来兎角胸の工合がわるい。湿布をする。相変ず蒸暑い。どの窓からも微風だも来ない。百子から手紙今日も来ず。
「彼女とゴミ箱」又少し読みすゝむ。中味へ行くほど面白い。〉
同、7月14日。
07-25 23:47
〈昨夜は一瀬直行氏の浅草文学「彼女とゴミ箱」を読んだが、川端氏の序文が光つてをり、本文の浅草文学は余り面白いとは言へない。それに浅草の面白みは頽廃にあるのだが、次第に健康になりつゝあるので、他と余り変はらなくなつて来たのだ。頽廃の中に蠢めく人間性、それは一見健康にみえるものより
07-25 23:47
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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