渡辺豪(遊郭部)さんの大好きなひらパーですけど、溝口健二監督作品の《西鶴一代女》(昭和27年)が主にひらかたパークで撮影されたことをついこの間知りました。
画像はひらかた温泉玄関先の田中絹代と三船敏郎(「写真で見るひらかた今昔」より)。
https://t.co/6fUJnLZVRL
11-29 15:52
@tonton1965 そうですね、「実存主義だったっけ?」とは思いました。
11-29 15:28
何という番組か忘れましたが、だいぶ前にアメリカの刑事物のドラマで、主人公の刑事が自分の読んだ本について連れの女性に「遠藤周作、日本の実存主義の作家」と語っているのを聞いたことがあります。
「へー。アメリカでも読まれてるんだ」と思ったものです。
11-29 15:24
@taqueshix その言い回しは遠藤周作が特に嫌っていましたね。『花時計』(文藝春秋)に書いています。確か大岡信や丸谷才一等も批判していました。
#生きざま
11-29 15:06
不気味で良いのは、師宣の化け物がみな無表情なのに比べ、西鶴のは笑ってるところですね。
「鯉屋の小まん」の胴体と鱗も、「木挽の吉介が娘おはつ」の嘴のある顔も、「空より十四五間も続きし大綱のさきに女の首ありて、逆に舞ひさが」る化け物の異様に太い綱と羽も、西鶴画の方が面白いです。
11-29 09:49
井原西鶴の「好色一代男」巻4-3「夢の太刀風」に登場する化け物たち。左が天和2年大坂版(西鶴画)、右が貞享元年江戸版(菱河吉兵衛師宣画)。
全体的に画力では師宣が勝っているようですが、この場面は西鶴画の方が不気味で良いと思います。
https://t.co/WBVrvvnsip
11-29 09:20
井原西鶴「好色一代男」巻三〈恋のすてがね〉、久しぶりに読み返しましたが、上手いですね。『西鶴輪講』で林若樹と服部普白がこのへんの文章を俳文一流の名文と感心しているのも尤もだと思います。
11-28 21:39
引用箇所の地名がすべて仮名書きになっています。
枚方を「牧方」と書くのは江戸時代にはごく普通にあることで(むしろ「牧方」の方が多いかも)、先日読んでいた「怪談名香富貴玉」巻5-1「京の士、牧方海辺にて鬼に逢し事」でもそうなっています。
11-28 21:22
板本を確認してみると、
「新日本古典籍総合データベース 好色一代男」(上方版)
https://t.co/0Vq48lAbqB
やっぱり翻刻と同じでした(翻刻では句点を読点に変換)。
一方、国立国会図書館デジタルコレクションの
「好色一代男 巻3」川崎七郎兵衛、貞享1年
https://t.co/d4JaqNboQ4
は江戸版で、
11-28 21:22
【牧方(枚方)】
三田村鳶魚編『西鶴輪講 好色一代男 巻の三』(春陽堂、昭和2年12月)を読んでいて「恋のすてがね」の翻刻が
https://t.co/2OyeO3fE4S
「世之介勘当の身と成て、よるべもなき波の声、謳うたひと成て、交野牧方〔ママ〕、葛葉にさし懸り、橋本に、泊まれば」
とあったので念のため
11-28 21:21
岩倉具視の最後の場面はこれのパロディ
(あれは幻想だったのね)
#岩倉具視 #明治天皇 #青天を衝け
https://t.co/1A5jomig2g
11-28 20:24
後妻早いよ
#青天を衝け
11-28 20:12
その他では頭の悪い甥を描いた短篇小説『甥』(「中央公論」明治41年6月)に、
「〔引用註:甥は〕夏から秋へかけては、山と川とで其日を暮し、河童のやうな顔をして、真虫を割いて食つたり、蝦蟇の照焼を拵へたりして居た」
という身も蓋もない文章が見付かっただけでした。
11-28 02:02
徳田秋聲作品にヒキガエルは登場するのかと調べてみると、岡栄一郎をモデルにした短篇『花時』(「文章世界」大正5年5月)で山田(≒秋聲)の引いたおみくじに「蟾蜍皎潔間」云々とあるのは月の中にいるというヒキガエル、転じて月のことですから除外するとして、
11-28 02:00
とすれば、この本は芹沢光治良『春箋』(有光社、昭和11年7月5日)ということになります。
第八巻は室生犀星の『弄獅子(らぬさい)』(同年6月5日刊)で、秋聲との関係を考えればそちらかとも思ったのですが、どう見ても「第八巻」には見えません。
https://t.co/UKuq3MOMF0
11-28 00:17
徳田秋聲記念館ブログ:寸々語:「偉い友達 芥川龍之介」展(2021年11月5日)
https://t.co/hvqln32C56
所載の画像の一番上の本の背文字は「純粋小説全集 第七巻」と読めます。この叢書の青山二郎デザインのカバーに間違いないですね。
【参考】室生犀星書籍博物館
https://t.co/uzvBjDY6Cy
11-28 00:14
ガマの神託を受けた平勢正雄なる人物が役者など芸能関係者の間で信者を集めていたそうです。なるほどそういうこともあったんですね(この本にはガマの信仰について色々と書いてあって面白いです)。
ちなみに私はヒキガエルを直に見たことがありません。タヌキなら街で見かけたことがあるんですけど。
11-27 22:55
(幸田文『流れる』新潮文庫、36-37頁)
とあり、映画とはちょっと形状が異なりますが、おひき様、客をヒキ、運をヒキ、出た金がカエル、という縁起物で、歌舞伎の楽屋などにも飾られることがありますね。今野圓輔『日本迷信集』(河出文庫、2021年10月)によれば、ちょうどこの映画が公開された頃に、
11-27 16:21
が置いてある。そこへお水を上げるのだった。蛙は雌雄で、めすのほうは背なかの彩色も淡く、口には鮮やかな紅をさしてある。両方とも縮緬の蒲団を敷いている。これは何のおまじないだろう。
「おやあんた知らないの。おひきさまと云って有名よ。まあ客をひくっていう一つの縁起ね。」〉
https://t.co/HOVcHvSRct
11-27 16:08
にて、物の妖怪をふせぐにも、蟇目といふ物をならす時、恐れて退去す」と書かれています。
さらに成瀬巳喜男の映画《流れる》で杉村春子演ずる年増芸者・染香がガマの像を拝んでいたのも思い出しました。原作を確認すると、梨花が芸者屋の押し入れを開けた時に、
〈箱鏡台のうえに焼物の三寸ばかりの蛙
https://t.co/zrcxRHm2lw
11-27 16:06
が、西村市郎右衛門「新御伽婢子」(天和3年開板)巻1-3「蟇の霊(りょう)」で、伊勢の金持ちの子(6歳)が蟇を捕まえて石で叩き殺し、それを見ていた妻蟇が泣き死にするという出来事の後、こちらもその子供が俄に喚き叫びながら悶え死にする、というもの。「新御伽婢子」には「凡そ蟇はひとつの霊虫
11-27 16:02
谷川琴生糸「怪談名香富貴玉」(安永2年開板)巻2-1「大のひき蟇出し事」
京都新町のある町屋に久しい以前から毎夜2尺あまりの蟇が出没していたのを新入りの丁稚が嫌がって、主人の制止も聞かずこれを焼き殺してしまった。その夜、丁稚は悶え苦しんで狂死した、というお話。
これを読んで思い出したの
11-27 16:02
あと1ヶ月で結婚丸3年になります💒
11-25 22:18
三田村鳶魚 編『西鶴輪講 好色一代男 巻の一』春陽堂、昭和3年6月
https://t.co/mGryy6O5jy
三田村鳶魚 編『西鶴輪講 好色一代男 巻の三』春陽堂、昭和2年12月
https://t.co/Gi6oMBWdrI
11-25 22:06
三田村鳶魚 編『西鶴輪講 好色一代女 巻の一』春陽堂、昭和4年4月
https://t.co/fG8RuaOVIi
現在の学問水準からすると古色蒼然たる内容かも知れませんが、流石に稀代の文人碩学たちの輪講だけあって、ゆったり身を任せるように読み進めるのもまた愉しいです。
11-25 22:05
自分で言うことじゃないけど、まあ、うちはいい夫婦なんじゃない?💑
#いい夫婦の日
11-22 09:46
まあ、徳田秋聲も妻の死の翌月に山田順子とああなってこうなって、だもんね……
11-21 20:55
でも妻の死の翌年に再婚するってどうよ?
#青天を衝け
11-21 20:34
@kayanoyasan この怖い話を中西敬房が清涼井蘇来の「今昔雑冥談」で読んでいたかどうかですね……
11-19 08:16
@tonton1965 腰田低男でGoogle検索すれば出てきますよ。
11-18 21:35
諸用も大方調ひしゆへ、最早京都にのぼらんと」夜船で帰る際に船客の摂州天王寺辺の百姓から聞いた話ということになっているので、彼が実際に耳にした噂話の可能性もあり得ます。
「宝暦の中頃なりし」との記述が本当ならば宝暦6~7年頃になり、「今昔雑冥談」が出る前の話になるのも気になるところ。
11-18 21:21
すね。
もっとも、中西敬房の「怪談見聞実記」は怪異を語りその謎解きをする所謂「弁惑物」で、自らの見聞に基く建仁寺町界隈の怪異譚が大半を占めるのもそのためですが、「摂州天王寺辺の百姓、狐の怨にて迷惑せしこと」も、語り手・敬房が「宝暦の中頃なりし、我等売買の用事につき大坂に下りし時、
11-18 21:21
を墓から掘り出して、さんまい(墓地)から掘り出して、兎に見せて食べさしたねわ」(『近江の昔話』52頁「狐退治の失敗」)
とあるだけで、詳しくは語られていません。
類話をもっと調べないと確かなことは言えませんが、嬰児を「非人」の子としたのは、中西敬房のオリジナル設定の可能性がありそうで
11-18 21:06
墓から赤子の死体を持ち出して食わせたのだった」(『清涼井蘇来集』解説)
となっています。出典の笠井典子編『近江の昔話』(日本放送出版協会、昭和48年)を確認すると、これは須恵在住の古老からの聞き書きですね。赤子の素性については
「自分らの仲間を、打たれて食われたさかいに、業腹で、人間
11-18 21:05
「二人の猟師が兎撃ちに行くと三日続けて兎と間違えて狐を撃ってしまった。仲間を撃たれた狐は仕返しに兎に見せかけた人間の赤子の死体を猟師に撃たせた。猟師らはそれを食い、いつもと味が違うと不審に思っていると」狐の声が後ろの俎板を見ろというので目をやると赤子の手足がまだ残っている。「狐が
11-18 21:05
「非人」の子ではなく、「一両日已然に死」んだ「隣の家の小児」ということになっています。
また国書刊行会『清涼井蘇来集』(江戸怪談文芸名作選第3巻)の解説によれば、
「嬰児の死肉を食わされる話は、滋賀県蒲生郡竜王町須恵に伝わる昔話のなかに類話が見いだせる」
とのことで、その概略は、
11-18 17:35
懇望し、雉の代りに兎をくれたから、之を食つた。然るに兎と思つたのは、新墓に埋めてあつた嬰児の死骸であり、墓場を発いた咎で捕へられたが、狐の所業として赦された」(水谷不倒『選択古書解題』)
というもので、太平次はこのあと二度、合計三度狐に騙されます。この話では、埋葬されていた嬰児は
11-18 17:34
「嬰児の死体を掘らせ」は不正確。狐が自ら墓を暴いて、青首の鴨として咥えてきました)、『動物怪談集』巻末解説にも言及があります。
「今昔雑冥談」の梗概は、
「少し愚で向ふ見ずの太平次といふ者、狐が雉を取り、之を貯へ置いた事を見付け、此雉を奪ひ、食はんとしたのが端緒で、其雉を村の庄屋が
11-18 17:33
「摂州天王寺の百姓が、狐の取つた雉子を奪ひ、其れを煮て喰つたので、狐が報復を計り、百姓を誑らかし、青首の鴨と見せかけ、嬰児の死体を掘らせ、墓所発掘の罪に陥つたといふ話は、『今昔雑冥談』に出てゐるが、これは狐に関するものとしては複雑な話の一つである」
と指摘していたことで(但し
11-18 17:29
中西敬房「怪談見聞実記」(安永9年(1780)開板)巻2-1「摂州天王寺辺の百姓、狐の怨にて迷惑せしこと」と同想の話が清涼井蘇来「今昔雑冥談」(宝暦13年(1763)開板)巻4-1「狐の食を取て害にあふ事」にあることは、夙に水谷不倒が『選択古書解題』(奥川書房・釣之研究社、昭和12年)において、
11-18 17:29
大きな声で「クラミジア感染症もあるで」とか何とか会話しながら雅な京の町なかを自転車で走り去っていく男子高校生の集団を見掛けました。
やめなさい😳
11-18 17:18
久しく読み返していませんが、最近青空文庫に追加された徳田秋聲の『女流作家』(「新潮」昭和2年4月)に出てくるO・Y子という女優は岡田嘉子で正しかったですかね
https://t.co/YivJBWCHBV
「バンパイヤとしての、これも有名な女優のU・Y子」は梅村蓉子でしょうか。
11-18 16:27
へ逃げて行きました。小坊主は源兵衛宅の小者で、お遣いで酒を買いに行った帰りに先を歩いていた助八の提灯の明かりを頼って近付いただけだったのですね。
怪異が起こるか否かは、その人の心のあり方に左右されるという訳ですね。
11-15 23:51
小坊主、竹の子笠を打ちかづき、片手にちろりを引つさげて、かの助八が足元へちよろちよろとあゆみよる」
中西敬房「怪談見聞実記」巻5ー4「臆病なる人、狸の間違いの事」より。
臆病者の助八は、纏わり付いてきた小坊主を古狸の化けだと思って傘でぶん撲ると、その子は「わっ」と叫んで源兵衛宅の門口
11-15 23:33
四つ過ぎより出たりしが、折節雨もそぼふりて闇の夜の事なれば、小灯燈を手に引つさげ、建仁寺町を南へむけ、片原町に出たりしが、(中略)この辺にては古狸の折々人を化かすよし、常々聞き及びしかば、いよいよ小気味もよからねば、足ばやにゆく所に、いつの間にかは後ろの方に、七つばかりと覚しき
11-15 23:07
【小坊主を古狸と思って傘で打擲】
「元文の頃なりしが、建仁寺中の門前に源兵衛といふ金剛あり〔こんごうとは、芝居役者に肩入奉公勤むる者なり〕。この同商売に助八とて、是も芝居を稼ぎしが、祇園町の裏店を借りて寡(やもめ)住みにて暮らせしが、ある時、相談の事ありて源兵衛方へ行かんとて、
https://t.co/COanTGYf8N
11-15 23:07
愛娘の2歳1ヶ月の記念日に岩波文庫11月新刊の徳田秋声『あらくれ・新世帯』が届いたので佐伯一麦の解説と年譜のみチェックしました。
左は最近娘たちと一緒に聴いているハイドンのバリトン三重奏曲全集(弦楽器の音色が好きなのは親譲り?)。
https://t.co/eKLfepiekL
11-15 21:58
a ja siedzę pod piecem
i staram się przychwycić
na gorącym uczynku - czas
delikatne falowanie firanek
fosforyzowanie ścian
taniec książek
na drewnianej półce
abstrakcyjny liść na dywanie
meksykański kwiat
w jednym oddechu
zamykam
[Halina Poświatowska]
11-14 23:39
Joseph Haydn: Complete Baryton Trios,
Halina Poświatowska,
Custard pudding à la mode,
Hot milk.
https://t.co/AFEBzIJaid
11-14 23:05
安井金比羅宮より八坂の塔を望む
https://t.co/7MH19vEbWi
11-14 15:44
【徳田秋聲俳句】
薔薇ちるや畳冷き薬瓶
(『昭和文学全集11 徳田秋聲集』(角川書店、昭和28年1月)所収は「冷き」→「つめたき」)
https://t.co/brcNoAiXU5
11-14 11:29
西側は二町余りの片原町なり」
中西敬房「怪談見聞実記」巻3-3「畳屋何某、古狸に誑さるる事」より。
この畳屋、夜道に佇む二十歳くらいの若い女を見て「幸い往来のひともなし。一嬲りせばや」と後ろから抱きついて酷い目に遭いますが、まあ痴漢したので自業自得かな(命を取られなかっただけまし)。
11-13 21:18
【建仁寺中の門前の怪異】
「宝暦の頃かとよ、建仁寺中の門前に、畳屋何某といふ(割注略)職人あり。(中略)夏の頃、所用ありて宵より内を立ち出て、下京辺まで行きたりしが、先方にて隙入りて、四つ半頃に帰るとて、松原通を東へ出、建仁寺町に行きかかる。この中の門前は、東は建仁寺の藪垣にて、
https://t.co/uOVJLjwKld
11-13 21:17
語り手はこの怪異を語った後に、
「我らもこの町内に抱屋敷ありしかども、その夜は拠(よぎ)なき用事につき不参せしゆへ、(中略)猶飛礫を見ざりし事、さてさて残念残念」
と結んでいます。語り手=中西敬房の「抱屋敷」が建仁寺町内にあったことがちゃんと書かれていますね。
11-13 12:46
そして、打ち込まれた飛礫はどこだ、と皆であちこち探しても一つも見付かりません。
その夜はかかる変事に皆そこそこに引き上げました。翌朝明るくなって伊勢升屋宅に集まってみると、あれほど激しく壊れる音がした戸建具に傷一つ付いていませんでした。(建仁寺の)古狸の仕業か、というわけですね。
11-13 12:41
@tonton1965 河合祥一郎でしょうか
11-12 22:45
ことごとく打ち破りたる有様にて(中略)表を見れば、潜戸も宵より扃(くるる)を落としあり、裏口とても締りあり」
中西敬房「怪談見聞実記」巻1ー4「古狸、飛礫を打ちし事」より。
11-12 22:38
かりて、暮れ早々より(中略)何かの事相談に及びしが、頃は夏の最中にてみじか夜のおりなれば、はや四つも過ぎし時、何方よりや打ちたりけむ、木枕ほどなる飛礫をば、為撥(ばたり)と一つ打ち込みたり。
(中略)
また飛礫をば五つ六つ、ばたりばたりと打ちしゆへ、戸障子に打ち当たり、前廊戸、襖も
11-12 22:25
【新道通が出来た頃の怪異】
「寛延の頃、洛東建仁寺町裏新道筋に、伊勢升屋何某といふ町人あり。(中略)ある時、この町内に寄り合ふべき事ありしが、その頃は新道筋、開発已来程なくして家居もいまだ建ち揃わず、此地彼地(ここかしこ)に明地おほく、会所とてもあらざりしゆへ、かの伊勢升屋の宅を
https://t.co/TvoFujiDTb
11-12 22:24
近代以降で百歳以上まで生きた日本の小説家・児童文学者は、
小島政二郎(1894−1994)
渡辺啓助(1901−2002)
丹羽文雄(1904−2005)
石一郎(1911−2012)
岸なみ(1912−2015)
石井桃子(1907−2008)
中井正文(1913−2016)
五代夏夫(1913−2016)
森比左志(1917−2018)
11-12 20:55
河原町の丸善京都本店に岩波文庫の11月新刊はまだ入荷していませんでした。
徳田秋声『あらくれ・新世帯』
刊行日:2021年11月12日
定価:935円
https://t.co/a3EAW7lWwY
11-12 17:39
ライデン大学のアリエン・ボイン教授のスペルは Arjen Boin
https://t.co/9FMHV7ErWr
11-12 16:43
今日はドストエフスキー生誕200年です!
Сегодня 200-летие Федора Михайловича Достоевского!
#Достоевский200
11-11 23:01
するわけですから、その辺の事情に少しでも触れておいてくれたらよかったのに、と思いましたね。
【必読論文】
西島孜哉「加賀屋中西敬房の著述と出版――文化サークル内の書肆――」鳴尾説林 2003; 10: 1ー12.
※未読ですがこれはぜひとも読まないといけません。
11-11 14:10
寺町通四条上る町に移つた」
とあることで、敬房が建仁寺町界隈に書肆を構えていたことがはっきりしました。国書刊行会『動物怪談集』の巻末解題(近衞典子)には、中西敬房の書肆が建仁寺町四条下ル二丁目にあったことが一行も書かれていません。「怪談見聞実記」には建仁寺町で起きた怪異が頻出
11-11 13:42
中西氏、名は敬房、字は如環、東嶺と号す。家は華文軒と号して、寛延頃から、京都建仁寺町通四条下る二丁目に住み、和書漢籍を鬻いで居た。
『暦学法数原』は大本五冊で、安永九年の自序を附し、歿後天明七年に、其子坱洲が発行して居る。敬房は天明元年八月に歿したのである。
坱州は父の歿後、 #中西坱洲 #中西坱州
11-11 13:41
1978)の「本屋の著述」の章の「暦学法数原」の項(313頁)に
「『暦学法数原』及び『民家晴雨便覧』『増補民用晴雨便覧』『風雨賦国字解』『夢卜輯要指南』『昼夜重法袖卜筮』『年中五穀 荒豊占』『増続古暦便覧」『懐宝長暦便覧』等を著して、頗る暦術に通達して居つた、其人は加賀屋卯兵衛と称し、
11-11 13:41
「独言」の項に、
〈「建仁寺町四条上ル二丁目加賀屋京都書林華文軒中西卯兵衛蔵版」と奥書ある半紙本二冊の後刷本あり〉
との記述があるのを発見し(但し「上ル二丁目」は「下ル二丁目」の誤り)、他にも同様の奥付がある書籍の存在を複数確認しました。
さらに井上和雄『書物三見』(青裳堂書店、
11-11 13:40
あるのは、文脈から建仁寺町界隈と思われます。
しかし「怪談見聞実記」の書肆「加賀屋卯兵衛」の所在地が奥付に「京寺町通仏光寺北角」と書かれているのはどういうことなのかと思って調べていたところ、川西徳三郎、穎原退蔵編『和露文庫俳書目(稿本)』(ひむろ社、昭和13年8月)28頁、上島鬼貫著
11-11 13:39
『動物怪談集』の巻末解説)。
他の著作、例えば「風雨賦國字辨」安永6年自序に「洛東ノ後学 中西如環敬房誌ス」とあり、「暦学法数原」安永9年自序(歿後天明7年開板)に「洛東 後学 中西如環敬房著述」等とあることから、敬房は洛東に住いしており、「怪談見聞実記」巻3-4、巻4-1に「わが町内」と
11-11 13:38
【中西敬房の書肆の所在地】
さて、中西敬房「怪談見聞実記」の「序」には、
「洛東住 華文軒
如環子撰 (印)」
とあり、「奥付」には、
「京寺町通仏光寺北角
加賀屋卯兵衛開板」
とあります。如環、華文軒、加賀屋卯兵衛(2代目)はいずれも中西敬房のことです(国書刊行会
11-11 13:38
とありますが、現在はもう少し研究が進んでいるらしく、「怪談見聞実記」が収録されている国書刊行会『動物怪談集』の巻末解説によれば、生年は享保3年(1718)で天明元年(1781)に64歳で歿したことが判ります。「怪談見聞実記」は安永9年、死の前年の開板ですから、ほぼ最晩年の作ですね。
11-10 17:07
中西敬房については、水谷不倒『選択古書解題』(奥川書房、昭和12年)に、
「著者如環子は、何人か能く判らないが、序に「洛東住筆文軒〔引用ママ〕」とあり、又奥に中西如環撰『懐宝長暦便覧』の広告が載つてゐる。仍て彼は京都の人で、中西如環と称し、七十歳前後の老人であつたことが知れる」
11-10 17:07
婉曲的に旧制高校生レベルの洒落だと言っているわけではありません
11-10 15:05
@tonton1965 そうですね。四方田犬彦をディオゲネスと呼ぶのは、旧制高校の学生が芸者をジンゲルと呼んだり白山をモンブランとよんだのを聯想させます。
11-10 14:51
@tonton1965 山川偉也でしょうか
11-10 13:11
@tonton1965 筧文生でしょうか?
11-09 23:59
Baryton Trio No. 46 in A.
Baryton Trio No. 95 in D.
12 Cassations XII:19
などですね。子供たちのいる居間でBGMとして流していてもまったく邪魔にならないのもいいです🎶(娘なんかバリトンの音色が好きみたい?)
11-09 23:10
大杉重男さんのブログ「バリトンの「王気」」(批評時間 2021年10月31日)に触発され、最近はハイドン作曲のバリトン三重奏曲やその周辺作品をあれこれ聴いています(画像はエステルハージ・アンサンブルによるハイドンのバリトン作品全集)。
膨大な作品群の中で特に旋律が耳に残っているのは、
https://t.co/Lixf2OSKUZ
11-09 23:07
轆轤首の浮いているのを見たがその正体は?という話です。
こちらも建仁寺町界隈の話で、これほどご近所さんの話の頻出する怪談集は他にあるかしら。大半が京都市東山区のこの界隈の話と言っていいくらい。
11-09 22:47
中西敬房「怪談見聞実記」巻5-2「轆轤首、間違いの事」より。
山伏の万蔵院が住んでいた「建仁寺町通松原上る片原町」は元新道小学校のあたり、酒屋の鍵屋徳兵衛の家は京都ゑびす神社北側のライオンズマンションの辺りでしょうね。徳兵衛は夜更けに帰宅後、万蔵院の住まいの方角に火焰を吐く髭面の
11-09 22:35
むき、片原町を真すぐに、我が家に帰りて、門の戸をたたきてしばし立ちやすらひ、南の方をふと見やれば、(中略)喝僧天窓(がつそうあたま)の轆轤首、髪はおどろに掻乱し、虎髭四方に逆立ちて、口より火焰を吹き出し、大の眼をむき出してあたりを白眼まわせしは、凄まじかりける有りさまなり」
11-08 23:11
「建仁寺町通松原上る片原町に、万蔵院とて山伏あり」
「享保の末なりしが、万蔵院の町内にて蛭子の社の北の方に、鍵屋徳兵衛とて酒屋ありし。(中略)ある時、所用にひまとりて、夜更けて我が家へ帰られしに、頃は五月の末つかた、目ざすもしらぬ闇なれども、灯燈さへも持たずして、建仁寺町を南へ
11-08 23:11
甲斐庄楠音《裸婦》大正10年。
#いいおっばいの日
https://t.co/Eui1q0WR3z
11-08 22:22
法堂ときけば桜を折もせず
かうだいじなる桐が谷とて〉
「怪談見聞実記」巻4ー1「古手屋何某、見越入道に逢ふ事」より。
花見の桜の「花を折るな」という立札は江戸時代(この話では明和中頃、1760年代後半)にもあったということで。
11-08 09:54
【花を折るな】
〈さて、高台寺に詣でて、法堂の側(かたわら)なる桐が谷(やつ)の花ざかり、
「是は一入見事ぞ」
と、暫く茶みせに腰打ちかけ、たばこくゆらせ詠め居る。向かふの方に立ちたりし「花を折るな」の制札にて、与風(ふと)心にうかみしかば、
11-08 09:49
中西敬房「怪談見聞実記」巻4ー3「建仁寺中の門前、癤の図子、幽霊の事」挿絵。癤の図子(ねぶとのずし)を歩く男と白帷子の女。
(近衞典子 校訂代表『動物怪談集』江戸怪談文芸名作選 第4巻、国書刊行会、2018)
https://t.co/pqUKoClFTt
11-07 22:16
徳田秋聲記念館の書棚に興味津々です。
向かって一番右端の書棚の三段目奥に臨川書店の「岩野泡鳴全集」が置いてあったり
https://t.co/xmdNd1RfC7
11-07 11:13
とすれば、語り手が髪をおどろに振り乱した白帷子の女を目撃したのは、この辺りになるのかな。
https://t.co/VwGWEGDcXV
11-06 22:37
④「建仁寺町へ出るとて、癤の図子を通りたり」
癤の図子(ねぶとのずし)を現存の通りに当てはめるとすれば、団栗通を一つ下ったこの通り(東山区博多町南端)でしょうね。
https://t.co/YTN5odHA5Y
11-06 22:31
②「蛭子の図子より」
https://t.co/3HUhdBkkzv
11-06 21:48
中西敬房「怪談見聞実記」(安永9年開板)巻4ー3「建仁寺中の門前、癤の図子、幽霊の事」の語り手が歩いた道を辿ってみました。
①「新宮川筋五条」から「宮川筋を真すぐに」
https://t.co/jy4uCGyQ08
11-06 21:45
蛭子図子へ入って東へ進み、突き当たりの恵比寿神社西門前から新道通を北上し、さらに東へ折れて「癤の図子」を通っています。
「京圖名所鑑」1778(国際日本文化研究センター 所蔵地図データベース)
https://t.co/hhpzBbHx3p
に赤線で経路を示せばこんな感じでしょうか。
https://t.co/yFWbBEznly
11-06 00:25
ねぶとの図子といえば、雪踏辻子とも呼ばれた現・左京区新生洲町の「北部東裏の中川町との間の小路」(角川日本地名大辞典)が知られていますが、上記引用はそれと違って、建仁寺中の門の少し南にあった東西の図子道ですね。
語り手の男は、新宮川筋五条から宮川町通を北上し、途中で進行方向右手の
11-05 22:43
近所より徒名して、癤の図子とは名づけしなり。昼さへ人の通らねば、夜分は取りわけ往来もなし(中略)〔今は東西に簀戸を入れて夜分は人を通さざるなり〕」
中西敬房「怪談見聞実記」巻4ー3「建仁寺中の門前、癤の図子、幽霊の事」より。
11-05 15:13
の図子を通りたり。このねぶとの図子といふは、建仁寺中の門、少し南の方にある東西の図子道なり。はじめはこの図子無かりしが、新道筋開発の後、非常の為とて明きたるなり。初めて開きしそのみぎりは、人の往来も稀にして道筋もかたまらねば、踏むたびごとにじくじくと下より渋(しる)の出ればとて、
11-05 15:12
【ねぶとの図子(癤の図子)】
「頃は九月の末なりしが、秋雨しきりに降りいだし、目ざすもしらぬ暗き夜に、灯燈(てうちん)とても持たざれども、近所歩行(あるき)は遠近のたづきもしらぬ山中ならで、覚束なき事もなく、宮川筋を真すぐに、蛭子の図子より新道へ、建仁寺町へ出るとて、癤(ねぶと)
11-05 15:11
蛭子図子/蛭子辻子
11-05 07:00
長男👶は今日で生後4ヶ月です🤱💞
11-04 21:54
@tonton1965 例えば小説家に対し「貴方の政治論は馬鹿げてるよ」と言わずに「小説に専念したら?」と婉曲的に言うような態度のことでは?
11-04 17:15
@tonton1965 高倉天皇:片岡孝夫(新・平家物語、1972)、馬場徹(義経、2005)、千葉雄大(平清盛、2012)
も抜けてます。ほかに《新・平家物語》には鳥羽、崇徳、《義経》には後白河、後鳥羽、《平清盛》には鳥羽、崇徳、近衛、二条、六条、等の天皇も出演していますね。
11-04 12:53
@tonton1965 実家に録画したビデオがありました。
11-04 12:31
@tonton1965 夜中に思いつくまま書いたので大分抜けがあると思います。子役(安徳天皇や即位前の親王)は省略しました。
11-04 12:24
「按ずるに、世に幽霊の取沙汰多し。されども人間一度(ひとたび)死して、ふたたび形質(かたち)を現さんや。是みな狐狸の所為(しわざ)なり」
「怪談見聞実記」巻4ー3「建仁寺中の門前、癤の図子、幽霊の事」より
幽霊の実在は否定しながら狐狸が人を化かすのは信ずるという、現代人には謎の思考。
11-04 08:50
@tonton1965 後水尾天皇:大場泰正(同上)
〃 :柴田善行 (ドラマ:大奥、2005)
明正天皇:藤原ひとみ(葵 徳川三代)
明治天皇:中村七之助(ラスト サムライ、2003)
11-04 00:48
@tonton1965 神武天皇:嵐寛寿郎(皇室と戦争とわが民族、1960)
孝徳天皇:中村富十郎(ドラマ:額田女王、1980)
皇極・斉明天皇:京マチ子(同上)
天智天皇:近藤正臣(同上)
天武天皇:松平健(同上)
正親町天皇:堂本尚郎(勅使河原宏:利休、1989)
後陽成天皇:木下浩之(葵 徳川三代、2000)
11-04 00:48
今日はリチェルカール・コンソートのCD(画像左下)を何度も聴いていました。
Brilliant Classicsのハイドン・エディション等に入っているエステルハージ・アンサンブルによる演奏も良いのですが、私は大学時代から聴いてきたこれらの演奏の方により愛着があります。
11-02 23:59
リチェルカール・コンソートのCDには大杉氏もたいへんお好きだというハイドンのバリトン八重奏曲Hob.X-5も収録されています。
11-02 14:35
講談社文芸文庫、徳田秋声『あらくれ』重版出来(第8刷、12月3日予定)
解説:大杉重男
https://t.co/8a6zrPF0cY
11-02 14:00
にしていたことが読み取れるという話をされて、巧まず護国寺をディスっていた(私のひねくれた聴き方で坂本氏にそのつもりはなかったかもしれないが)のが、かつて近所に住んでいた身として、一人で受けていた」
https://t.co/uL4jyCgGzg
11-01 23:53
「坂本〔龍右〕氏のMCも絶好調で、スイスで愛読していたという岩波文庫の『江戸漢詩集』『柳多留』の中から拝鈍亭の所在する雑司ヶ谷が詠み込まれている作品を紹介し、『柳多留』の川柳「護国寺を素通にする風車」(「風車」は鬼子母神の名物)からは鬼子母神に参拝する江戸時代の庶民が護国寺を抜け道
11-01 11:21
大杉重男ブログ:バリトンの「王気」(2021.10.31)
https://t.co/EutTQoBhdG
「スイス在住の日本人演奏家たちによるバリトン三重奏団トリオ・シュタットルマンの、久しぶりの日本での演奏会を聴いてきた」
11-01 11:12
徳田秋声『あらくれ・新世帯』
刊行日:2021年11月12日
定価:935円
https://t.co/a3EAW73NiQ
愛欲の切なさを描いた日本近代文学の高峰・徳田秋声(1871-1943)の代表作2篇。(解説=佐伯一麦)
略年譜付き
#備忘録
11-01 11:06
アバイ・クナンバイウル(Абай Кунанбаев 1845-1904)
『アバイ』(イブラギム クナンバエフ詩集 叙事詩 訓戒の書)花伝社、2020年。
https://t.co/rlgXXhaiD9
坂井弘紀 監修・翻訳らしいけれど、私もまだ実物を目にしてません。
11-01 10:59
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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