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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2023/01/29のツイートまとめ

kameiasami

今年の大河ドラマは初回放送の半分くらいでリタイアしたのでとやかく言えません。
#どうする家康反省会
01-29 19:51

渋沢栄一日記、明治43年4月13日条に
「十二日名古屋ヨリ美濃中津ニ赴キ、近又楼ニ投宿ス」
との記載あり。
https://t.co/ICZx3z185y
当時の渋沢が止宿したのなら、中津川一の名旅館だったと思われますね。
国会図書館デジタルコレクションで検索すると、投宿した人の記述がたくさん出てきます。
01-29 11:32

【近又樓の写真】
中津川市⦅中津川宿4⦆前田青邨と中津川宿(2022年11月18日)
https://t.co/YlfEztqRAT
〈〔引用註:前田青邨の〕生家は、「一軒おいた東隣りに近又楼(近又旅館)」と回顧している〉
#徳田秋聲と中津川近又樓
01-29 11:23

@mizukami_jidai @ChoutarouK 中津川旅館「近又樓(電十七)」
『旅程と費用概算 昭和3年版(改訂増補)』273頁、備考欄。
https://t.co/SW50ho29ku
#徳田秋聲
01-29 10:33

@mizukami_jidai @ChoutarouK 秋聲日記によると、11月29日に京都ではなく美濃中津川の「近又」に入ったとありますね。
01-29 10:19

@mizukami_jidai @ChoutarouK 〈やがて「近又」の小亭に入り、女達が長方形の炉に渡した鉄炙のうへで串ざしの鶫をつけ焼にしてくれ、他に料理も二三品あり、酒を呑む〉
徳田秋聲日記、昭和16年11月29日条。
01-29 10:07

@mizukami_jidai @ChoutarouK ここに「近又」を訪れたときの記述があります。
徳田秋聲日記、昭和16年11月29日条。
https://t.co/bNRDh93OQl
01-29 09:59

  1. 2023/01/30(月) 05:02:24|
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亀井麻美 : 2023/01/28のツイートまとめ

kameiasami

多くの人がこの映画をきっかけに雪中行軍遭難事件に関心を持ち、いろんな研究が進んだこともまた事実です。
丸山泰明『凍える帝国――八甲田山雪中行軍遭難事件の民俗誌』(青弓社 、2010年5月)はそうした近年の研究成果の一つ。
01-28 22:23

原作である新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』(昭和46年)は明治35年に起きた「八甲田雪中行軍遭難事件」に大きく脚色を加えていますし、映画はそれを更にデフォルメしているので、この映画を以て原作を、ましてや実際の遭難事件を知ったつもりになるのは避けるべきですが、
01-28 22:23

十年に一度といわれる寒波に見舞われた週末にはこの映画こそ相応しいですね。
森谷司郎監督、橋本忍脚本、木村大作撮影《八甲田山》(1977年)。たいへんによく出来た映画で、最近出たブルーレイは木村大作さん監修によるリマスターが素晴らしいです。
https://t.co/5qZHd281kH
01-28 22:20

  1. 2023/01/29(日) 05:02:18|
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亀井麻美 : 2023/01/27のツイートまとめ

kameiasami

@waka_34 小林政子は本名です。父親「小林藤平」と母親「越巻みよ」との間に、女ばかり6人姉妹の長女として明治37年群馬県で生れました(昭和59年歿)。
https://t.co/6WjS6CyGQh
01-27 13:09

@mizukami_jidai では今年中なのですね。
ほんと、意外な人たちが登場します。まさか〇〇夫妻がね……
01-27 10:40

国会図書館デジタルコレクションの検索でわかりました(初出誌は国立国会図書館内限定。単行本は送信サービスで閲覧可能)。便利になったものです。
来年(2024年)ですか。。。
https://t.co/zJ7c0QozKO
#島崎藤村 #天一坊
01-27 10:23

  1. 2023/01/28(土) 05:02:34|
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亀井麻美 : 2023/01/26のツイートまとめ

kameiasami

うーむ😔
https://t.co/79o6bBK9n8
01-26 23:39

の雑誌記事に基く記述とすれば、決まりごとは時代や場所によってまちまちだったのかも知れません。
江戸川乱歩は「日記帳」(「写真報知」大正14年3月5日)で前記の宇野の小説について言及し、
「恋を現わすには切手をななめにはればよいという所は、実は一度応用して見た事がある」
と書いています。
01-26 22:11

(大正11年1月)によれば、語り手が見た雑誌「手紙文学」の記事に、
「死んだ知らせや、それの弔や、総て願はぬことを認めた時の手紙には切手を逆まに貼ること、それから喧嘩とか、抗議する場合とか、絶交の場合などには真横にして貼ること」
とあったと書かれていますから、これが大正時代当時の実際
01-26 22:09

【切手言葉】
戦前から戦後にかけて、切手の貼り工合で思いを伝える「切手言葉」が若い学生の間で流行した時期があります。吉尾なつ子『若い女性の新しい手紙』(東都書房、昭和32年)によると、切手を逆さに貼るのは「切手言葉」で「絶交」とされています。
しかし宇野浩二の小説『二人の青木愛三郎』
01-26 22:08

@moji_ka 時図のやうになつて開きを助ける」
上田徳三郎『製本之輯』(アオイ書房、昭和16年)

少くとも大正7年頃には「クータ」と呼ばれていたようです。より古くは「背紙」でしょうか。
#クータ
01-26 13:05

@moji_ka 「雑表紙貼り込み即ちケーシングにクロスは背紙(クータ)の巾より七八分広きものを貼りそれより四方を折り込むものである」
日本製本時報 1(1)(日本製本時報社,1918-11)
https://t.co/4KkYjjuD0W

「クータといふのは、ハトロン等で作つた紙の筒で、これを中味の背に貼りつけておくと、本を開いた
01-26 13:05

@moji_ka 「腔背(俗に袋貼りとも言ふ)をつくるには、ハトロン紙のやうな引きのある丈夫な紙を一枚とり、背の長さに合せ、三倍の幅に截ち、これを三つに折り、真中の処に膠を引き、背に貼付けてよく擦り、それから左右の部分は折返して膠で合せます」
庄司浅水『書籍装釘の歴史と実際』ぐろりあ・そさえて、昭和4年.
01-26 09:41

トレンドの「見合わせ」を「貝合わせ」と見間違えたのは私だけではないと思います😅
01-26 07:42

@moji_ka たとえば、ここに「ハトロン紙」と書かれているのがそれでしょうか。
林靖一『図書保管法 毀損亡失篇』(大阪屋号書店、昭和12年)
https://t.co/wzAkVsqN12
01-26 07:20

@moji_ka クータ:背固めのとき補強と形を整えるために、背に貼る袋状の背貼り紙。空袋(くうたい)のなまりといわれる。
野村保惠『編集校正小辞典』ダヴィッド社、1993
〖参考〗
「クータって知ってますか?」(京都大学図書館資料保存ワークショップ 図書館に修復室をツクろう!⑳)
https://t.co/X5FdAStKcm
01-26 07:02

  1. 2023/01/27(金) 05:02:28|
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亀井麻美 : 2023/01/25のツイートまとめ

kameiasami

@HideX156Cap もともと戦前の学生の間で流行った「切手言葉」の類ですから、あまり深い意味はないと思います。
01-25 22:44

今では気にする人も少いでしょうが、切手を逆さに貼るのは絶交の意思を表すと何かで読んだことがありますね。
https://t.co/vodqQww66G
01-25 19:02

たしかに、鹿島茂氏の「わが生涯の愛読書」のなかに徳田秋聲の『仮装人物』がありますね。 
好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS「島崎 藤村『家』(岩波書店)、徳田 秋声『仮装人物』(岩波書店)、芥川 龍之介『大導寺信輔の半生』(岩波書店)、ほか」(2021/11/30) 
https://t.co/ju4FoEFPhN
01-25 14:20

読書の森へ 本の道しるべ(7)鹿島 茂 (NHK Eテレ)
https://t.co/RC7sWEXr5e
再放送:1月31日(火)午後 0:15~
徳田秋聲『仮装人物』に言及したとの情報あり。
#備忘録
01-25 11:31

鴨川の朝
https://t.co/ENnW0VC8Le
01-25 07:17

誤:報道さていた
正:報道されていた
01-25 06:04

京都のビジネスホテルはほとんど満室と思いますが、無理して高いホテルに泊まるより、ラブホの方がむしろ空きがあるかも……
#帰宅難民
01-25 00:00

  1. 2023/01/26(木) 05:02:45|
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亀井麻美 : 2023/01/24のツイートまとめ

kameiasami

現在京都大阪間で唯一動いてる京阪電鉄が終電になったら、この寒空のなか帰宅難民の人たちはどうするんだろと、夫と2人で心配してる……
01-24 23:35

うちのベランダに雪が積もっています⛄
01-24 22:26

が連日「神の手」として報道されていたことが背景にあったのではないかと私は思います。
なお、風花での古井由吉朗読会はこれが第1回でした。古井の年譜を確認したところ、2000年11月としか判らず、今のところ日にちは不詳です。11月5日以前だったとすれば、上記の説は不成立になります。
01-24 22:03

【「神の手」発言の背景について】
2000年11月に新宿5丁目の文壇バー「風花」で行われた自身の朗読会で古井由吉が清水博子さんに行ったセクハラ行為に対し、新潮社の編集者が清水さんに「神の手」と思えと言ったのは、同月5日に発覚した「旧石器捏造事件」において、アマチュア考古学研究家の藤村新一
01-24 22:03

  1. 2023/01/25(水) 05:02:09|
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亀井麻美 : 2023/01/23のツイートまとめ

kameiasami

「噂の眞相」など少数の例外を除いて文壇関係者がこの件について表立って語ることはありませんでしたが、これを読めばすぐに古井のことと判る程度には裏でよく知られた話だったようです。
#フィールダー #古谷田奈月 #古井由吉 #セクハラ
01-23 22:25

言ったの。西尾、おまえに触ったのは神の手だって」
古谷田奈月『フィールダー』(集英社、2022年8月)第三章168頁より。
古井由吉による清水博子さんへのセクハラ行為を題材に、ここまで突っ込んで書いたのは称賛に値すると思います。件のセクハラ行為から古井の死までの約20年間、
01-23 22:21

【古井由吉と「神の手」】
「編集長、あの人が、触ってきます、そう言ったら涙がどっと溢れてきて、どうしようと思った。(中略)編集長はわたしの話を信じてくれたし、同情してくれた、それは確か。でも泣きじゃくるわたしの手にハンカチを握らせて、あの人はおまえにとっての神じゃないかって
01-23 22:20

  1. 2023/01/24(火) 05:02:06|
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亀井麻美 : 2023/01/22のツイートまとめ

kameiasami

下記引用にあるように「「女性作家」とするのは、不適切」とのご指摘を頂いたので「別の女性作家さん」を「別の作家さん」と読み替えてください。
https://t.co/20obc70uSv
01-22 21:46

「牛の涎のやうなネツクレス」
という言葉が直ぐに浮かびました
(すみません)
https://t.co/fm7R5ZfcCp
01-22 18:48

因みにセクハラ事件とは文脈が異なりますが、
セオゴー(瀬尾吾一)という「神」(152頁)、
「橘は息を呑んだ。神が野良に潜んでいる」(164頁3行目)、
「手のひらにはまだ神の体温が残っていた」(165頁6行目)
といった表現が「神の手だと思え」と言われた古井由吉からの連想なのかどうかは不明。
01-22 18:25

古井由吉の中年から晩年の作品に致るまで繰り返し登場する、作者の分身たる様々の年齢層の男性と、彼らと進んで身体を重ねてくれる都合のいい女性たちとの、作者の隠れた願望とも受け取れる性的関係から、私は古井が礒多に対して言った「強すぎる肉欲の業」と同様のものを受け取らざるを得ません。
01-22 17:56

むろん「性欲が強い」ことと「セクハラ行為」とを単純に結びつけたい訳ではありません。強くてもそのような行為をしない人が殆どでしょうし、する人が性欲が強いとも限りません。
ただ古井の小説を読んで強いんじゃないかなと直感的に思うだけで。
01-22 14:16

古井由吉は講演録『「私」という白道』(トレヴィル、昭和61年3月)所収の「嘉村礒多」に於て、その文体や顔が自分に似ていると言われる礒多について「嘉村礒多という人はおそらく性欲のきわめて強い男だったと思います」と発言していますが 、むしろ自分のことじゃないかと思いますね。
01-22 14:08

「清水が後で、傍にいた新潮社の編集者に『どうして何も言ってくれなかったの?』と抗議したところ、その編集者は『神の手だと思え』といった趣旨のことを言ったらしい」(前出・文芸編集者)〉
古井の死後しばらくして、別の女性作家さんからも同様の被害報告がありましたね。
01-22 13:42

ゆえ、普段なら『やめて下さい!』のひと言も言うところなんだが、この時は相手が古井という大作家だからね。何も言えず古井にされるがままだった」(清水を知る文芸編集者)まさにセクハラの構図そのものだが、実際、周囲も見て見ぬフリをするだけで、誰も古井に注意すらしなかったという。
01-22 13:41

古井が清水博子さん(小説家、故人)に対して行ったセクハラ行為を題材にしているようですね。
〈酔っ払いオヤジと化した大センセイ〔引用註:古井〕は、清水〔博子〕を傍に引き寄せると彼女のお尻や太ももをニヤニヤしながらベタベタと触りまくったというのである。
「本来、清水は生真面目で堅い性格
01-22 13:40

【古井由吉のセクハラ行為】
すでに指摘されているように、古谷田奈月『フィールダー』(集英社、2022年8月)第三章167頁~169頁に描かれているのは、2001年1月の「噂の眞相」で暴露されている、2000年冬に新宿5丁目の文壇バー「K」(風花でしょう)で行われた古井由吉の朗読会において
https://t.co/gBnQQ1kR5V
01-22 13:38

  1. 2023/01/23(月) 05:02:24|
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亀井麻美 : 2023/01/20のツイートまとめ

kameiasami

宗綱にかけ向ふ。宗綱聞ゆる早態(はやわざ)なれば、すきまあらせず組んでおさへ、二刀さし通すと覚え、そのまま亡(うせ)てあともなく光も消えにけり〉
林義端「玉櫛笥」(元禄8年板行)第1巻の3「闇夜の牛鬼の事」より。

〖板本〗
https://t.co/UThwuxYhG4
01-20 15:08

東の方にかしらを向け、西に尾をなし、最(いと)も細き桐の葉末に犬のごとく蹲踞い、蝶蜻蛉よりも軽げにとまり居たり。
宗綱すこしも臆せず、「これなん聞きつたへし牛鬼なるべし。かかる奇異の化物に出で逢ふこそ幸いなれ。委細見届けばや。」とおもひ、門前にすすめば、化物はや飛んでお〔降〕り、
01-20 15:04

道すがら二十日余りの月待ち侘びて、目ざすも知らぬくらき夜なるに、俄かに空中旭の出づるごとくくわつと光出でける。(中略)打ちあふぎ見れば、(中略)侍の門のうちに大きなる桐の木あり。その木梢に三歳ばかりなる小犢、なまこは鏡のごとくかがやき、二つの角を振り立てて、その光ること甚だし。
01-20 15:04

①『新編浮世草子怪談集』「江戸怪談文芸名作選」第1巻。国書刊行会、2016年8月。
②古谷田奈月『フィールダー』集英社、2022年8月。

【備前国周匝、茶臼山城下の牛鬼】
〈ある夜、〔黒嶋左近入道〕宗綱、(中略)うしみつばかりに、(中略)中間一人召しつれ我が館に帰る。
https://t.co/d2xdHXd7eQ
01-20 15:03

  1. 2023/01/21(土) 05:02:54|
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亀井麻美 : 2023/01/19のツイートまとめ

kameiasami

ちなみに映画《土を喰らう十二ヵ月》の山奥に出てきた亀はちゃんとニホンイシガメだったのが、制作者のこだわりを感じられて良かったです。
01-19 16:56

この記事の写真に写っている亀は、生態系被害防止外来種のミシシッピアカミミガメですね。どうせなら在来種のニホンイシガメか、せめてクサガメ(江戸後期に人為的に移入したとされる)にしてほしかったです。
01-19 16:55

「亀鳴く」という春の季語を知っていましたか?(ウエザーニュース 2020/04/19)
https://t.co/yopPwZvg7P
「亀鳴くや月暈を着て沼の上」(村上鬼城)
私はこの句がいちばん好きですね。
#龜鳴屋
01-19 16:39

江州(滋賀県)志賀の郷のみずうみ(琵琶湖)もそのようにして出来たとのこと。不明にしてそんな説は初めて知りました……(本当の生成過程はWikipedia等でどうぞ)
01-19 16:21

【琵琶湖の成り立ち】
「むかし江州志賀の郷、はじめ平地の桑原なりしが、一夜に変じてみづうみとなりし例もかくやあらん」
林義端「玉櫛笥」(元禄8年板行)第1巻の4「信州の在郷大地に沈み、大鱸人を飲む事」より。
信州のある村が地盤沈下して池となり、大鱸が出現したという話ですが、
01-19 16:21

『街の子の風貌 徳田一穂 小説と随想』(龜鳴屋)所収の図版によれば、書斎にこの写真が飾られていますね。
https://t.co/uvdeZSBnOU
ちなみに、龜が「泣いて」いますよ。
https://t.co/QovurEy7Dj
01-19 15:47

  1. 2023/01/20(金) 05:02:36|
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亀井麻美 : 2023/01/18のツイートまとめ

kameiasami

今日は花粉がすごいのかしら?
夕方にビラノア錠飲んでしばらくは収まってたけどまた……
01-18 23:30

解消出来なかったようですが、ほとんど耳に立たなくなっています。
01-18 22:57

の。噂には聞いていましたが、見事なマスタリングですね。とくに響きが硬質で、強奏で混濁したり耳を刺激することの多かった交響曲第9番がかなり聴きやすくなっています。ロンドン・フィルの弦楽器群からシルキーな味わいさえ感じられますし、第1楽章中盤の盛り上がりで音が潰れていた箇所も、完全には
01-18 22:51

マーラー:交響曲第1番、第5番、第9番、第10番アダージョ〈タワーレコード限定〉
クラウス・テンシュテット指揮 、 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
https://t.co/r7GQk6eKRC
藤田厚生氏がEMI原盤のテンシュテット指揮マーラー全集からアナログ録音を選んでSACDハイブリッドにマスタリングしたも
01-18 22:51

仰っていました。
加賀乙彦さんへの追悼の思いを込めて、加賀さんがお好きだったマーラーの最高傑作である第9番交響曲を、最もエモーショナルなテンシュテットの演奏で聴きながら、加賀さんの作品のいろいろな場面を心に思い描くことに致しましょう。
前掲画像は、
01-18 22:49

【加賀乙彦さんとマーラー】
作家の加賀乙彦さんはクラシック音楽を聴きながら創作をした人で、マーラーをよく掛けていたようです。長篇小説を書いていると、ここでマーラーのようにバンバンバンと入れて変化をつけたくなる(たぶん第3交響曲の第1楽章が念頭にあったのでしょうね)という趣旨のことも
https://t.co/rqULcgVYzH
01-18 22:48

  1. 2023/01/19(木) 05:06:22|
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亀井麻美 : 2023/01/17のツイートまとめ

kameiasami

加賀乙彦さんが12日に亡くなられたことを先ほど知りました。『フランドルの冬』『宣告』『錨のない船』『湿原』などの代表的作品を大学時代に読み(大部の『永遠の都』は未読)、エッセイやテレビ出演等でそのお人柄にも惹かれていました。
心よりお悔やみ申し上げます。
01-17 23:16

「宣告」などの加賀乙彦さん死去 信仰と救済見つめた作家(KYODO 2023年1月17日)
https://t.co/gS0sSVgv4D
「「宣告」などの小説で知られる作家で精神科医の加賀乙彦(本名小木貞孝=こぎ・さだたか)さんが12日、老衰のため死去したことが17日分かった。93歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った」
01-17 23:04

四条大宮にフィットネスジムOPEN!だそうです
(猛烈アピールですね)
知らんけど
https://t.co/A042nPZKp4
01-17 22:57

  1. 2023/01/18(水) 05:05:33|
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亀井麻美 : 2023/01/16のツイートまとめ

kameiasami

やっぱり
ピラニア錠
とか
ピラニア嬢
などを連想しますね
01-16 22:40

ビラノア錠は空腹時に服用しなければならないということなので今さっき飲みました。
私は日が沈んでから症状が出るタイプなので、たぶんそれがいいと思う。
01-16 17:21

病院で目薬と飲み薬貰ってきました。
アレジオンLX点眼液0.1%
ビラノア錠
(妊娠中か、授乳中か訊かれました)
https://t.co/TsYYgRHbg0
01-16 12:52

  1. 2023/01/17(火) 05:05:00|
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亀井麻美 : 2023/01/15のツイートまとめ

kameiasami

たぶん去年の大河が良すぎたんだね
#どうする家康反省会
01-15 19:06

フォローしている某先生が朝から長文のツイートを連発していますが、仕事が溜まってにっちもさっちも行かなくなってるのかなと勘繰ってしまいます。
私も目先の困難から逃げ出したくなることがよくあります。
01-15 12:17

共通テストのニュースを見て思い出すのは、私は大学受験の時、第一志望校の近くまで歩いているうちに、どうせ無理だから一日どこかの図書館か書店で時間を潰そうと途中で引き返しかけましたが、親の顔などが頭に浮かんで、やっぱり思い直して試験を受けたこと。運よく合格できたからよかったです。
01-15 12:03

  1. 2023/01/16(月) 05:05:04|
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亀井麻美 : 2023/01/14のツイートまとめ

kameiasami

アントン・ルビンシテイン:歌劇《悪魔/デーモン》(レールモントフの詩「悪魔(Демон)」による)。
エギルス・シリンス(Bass-Baritone、悪魔)
ヴラディーミル・フェドセーエフ指揮、ヴィーン交響楽団ほか(Koch Schwann)。
#愛聴盤
https://t.co/XuPIF5oYev
01-14 23:56

林義端「玉櫛笥」(元禄8年板行。「江戸怪談文芸名作選」第1巻、国書刊行会、2016年8月)を読み始めて、やっぱり文章が上手いなと思う。
01-14 22:35

  1. 2023/01/15(日) 05:04:45|
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亀井麻美 : 2023/01/12のツイートまとめ

kameiasami

実際の相場は1万円前後のようです。
買う人がいるはずもないこんな値段を販売業者が付けるのには何か目的があるのか、または何かのバグで値段が自動更新されたのか、よく判りません。
01-12 23:39

フランケンシュタイン映画の第3作《フランケンシュタインの怒り》(1964年)のDVD(スティングレイ盤)は2023年1月現在、Amazonで26万円もの莫迦々々しい値がつけられています。
https://t.co/61Vsjq9MgS
もしこのプレミア価格が本当なら、うちにある最も価値のあるDVDということになりますが、
01-12 23:31

【阿波龍祐と大鷲】
前田其窓子「四方義草」(寛政5年)巻4-2「阿波龍祐奇難に遇話(おふこと)」より、大鷲を仕留めんとする阿波龍祐。細かく書き込まれた挿絵がなかなか良いと思います。

【カッシングのフランケンシュタイン物】
ハマー・フィルムがピーター・カッシングを主役に据えた
https://t.co/Fa5xgj2Y1g
01-12 23:31

ただ、上条洋服店が秋聲の妻の親族の店だったとすると、『お京の現在』の洋服屋のモデルとして利用した可能性はあるかも知れません。
01-12 22:35

3年経っているので松本は35、6歳。お京と結婚後、松本は怠け癖がついて仕事に身が入りません。
一方、上条洋服店の上条郷美は明治21年生で、大正15年当時38歳。年齢は『お京の現在』の松本に近いけれども、上条洋服店は昭和2年当時従業者7名で、規模がだいぶ違いますね。
01-12 22:12

【洋服屋の登場する秋聲の短篇】
徳田秋聲『お京の現在』(「女性」大正15年6月)。
元芸者のお京が洋服屋の松本と一緒になったのは震災後で、彼は妻と訳ありで別居中、年齢は32、3歳でした。往来に面している彼の洋服店はショウウヰンドもなく、徒弟2人と手伝婆さんのいる小ぢんまりした店。それから
01-12 22:11

  1. 2023/01/13(金) 05:04:26|
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亀井麻美 : 2023/01/11のツイートまとめ

kameiasami

@mizukami_jidai だとしたら、ちょっとした発見ですね。もう少し調べてみたいです。
01-11 21:34

徳田秋聲の母の葬儀に際して、妻のはまに「香典のお礼を言つておいて下さい」と頼むくらいだから、はまの親類で、秋聲にとってもかなり気安い間柄の人だろうと想像できます。
少くとも文壇関係者ではないし、秋聲側の親族でもないでしょうね。
01-11 21:25

こちらでは所在地が本郷湯島6-14
『大日本商工録 昭和7年版』31頁下段「上条郷美」
https://t.co/U915IJedkQ
01-11 21:13

湯島に「上条洋服店」(大正元年創業)という洋服店があります。所在地は本郷湯島6-2。店主は長野県出身の上条郷美(明治21年生)
『商工組合年鑑』(昭和2年):
https://t.co/5aahonu2TF
01-11 21:08

徳田秋聲の妻はま宛書簡(大正5年11月2日)の欄外に
「上条氏に香典のお礼を言つておいて下さい」
とありますね(全集別巻154頁)。ちなみに小笹正人の旧姓は上条。
https://t.co/GExQBFQEdL
01-11 21:06

  1. 2023/01/12(木) 05:06:03|
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亀井麻美 : 2023/01/10のツイートまとめ

kameiasami

今夜放送されたテレビ番組《開運!なんでも鑑定団》に谷崎潤一郎と芥川龍之介の全集未収録の書簡が出てきましたが、後者の薄田泣菫宛の長文の書簡が面白かったです。
#備忘録
01-10 21:40

テレビのバラエティー番組で出演者(もう結構歳で40代でしょう)が「打てることができるのか」と繰り返し言ってたので居たたまれなくなって切りのいいところでチャンネル変えた(子どもが見てたので)。
01-10 19:42

「脇肉革命」というブラ。
#腋肉
01-10 18:12

一度も籏の手を交ず。
信玄の命としてこの砦を抜んと、跡部大炊介七百の騎引きて向へども、右馬丞も謀略の武士、手を変て攻むれば術改て防ぐ。四ヶ月を経て落す事あたはず」
前田其窓子「四方義草」(寛政5年)巻5-2「原隼人塩尻の砦を争ふ話」より。
楽岩寺右馬丞は、楽巌寺雅方(右馬助/介)。
01-10 17:13

【楽岩寺右馬丞】
「ここに、村上左衛門義清が勇臣(つわもの)に楽岩寺右馬丞(らくがんじうまのじょう)、塩尻の切所に砦を構へ、五百騎の兵を引きて籠、よりより武田の境内へ騎出し、稲刈、踏田(こねた)あるは放火して悩ます。武田家の目代より防の人数出せば、楽岩寺早く機を見て軽く引揚、
01-10 17:12

  1. 2023/01/11(水) 05:05:38|
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亀井麻美 : 2023/01/09のツイートまとめ

kameiasami

ビクトル・エリセ《ミツバチのささやき》(El Espiritu de la colmena, 1973)を観て、さらに《フランケンシュタイン》(米ユニヴァーサル映画、1931年)を観て復習しました。
https://t.co/KFHGb44QIs
01-09 23:18

どこが色っぽいと思うかを説明しておくと、腋の下から胸にかけて斜めに伸びていく大胸筋の影が乳房の膨らみによって寸断され、三角形の暗がりになっている辺りですね(伝わるでしょうか)。
01-09 22:34

《孤独のグルメ》に吉田類がカメオ出演😅
店の奥で酒を飲みつつ井之頭五郎に目礼する謎の男。
#孤独のグルメ
01-09 16:11

ちゃんこ鍋に鶏肉を使うのは牛や豚は力士にとって負け(四つん這い)に繋がるので縁起が良くないからという話をテレビの《孤独のグルメ》で初めて知りました。
#孤独のグルメ
01-09 15:45

  1. 2023/01/10(火) 05:04:21|
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亀井麻美 : 2023/01/07のツイートまとめ

kameiasami

Halina Poświatowska: Portret, 1957.
私がハリナ・ポシフィャトフスカの写真のなかで最も色っぽいなぁと思うのはこれですね。
本人も決めポーズしてますし。
#Poświatowska
https://t.co/RQGw8NjrQh
01-07 23:37

ハリナ・ポシフィャトフスカとオリヴィア・ハッセー
Halina Poświatowska: „zgarnij mnie oczyma/ będę drżała...“, 1958.
Olivia Hussey: “Romeo and Juliet” (1968 film).
https://t.co/UGJhaujlqe
01-07 17:38

【大阪城の堀で真珠養殖】
先日関西ローカルのテレビ番組のロケで、戦前に大阪城の堀の中に杙を打ち込んでドブガイで真珠の養殖をしていたのを6、7歳の頃に見たという老人の証言あり。真偽のほどは不明。
#備忘録
01-07 17:28

【山岸兄弟の死】
前田其窓子「四方義草」(寛政5年)巻3「梅の方鏡を投る話」に笹野才蔵とあるのは、「新著聞集」7の12における藤堂家家臣、山岸岩之助に同じ。また彼の息子、笹野右衛門太郎と右衛門次郎は、「新著聞集」同話の山岸喜太郎と山岸庄三郎に同じ。
山岸兄弟の名は史書にも見られますね。
01-07 17:15

  1. 2023/01/08(日) 05:04:11|
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亀井麻美 : 2023/01/05のツイートまとめ

kameiasami

原田君事(はらだ・くんじ)
映画《八甲田山》(1977年)に於て“雪中行軍で発狂し褌一丁になり倒れる”シーンを演じた役者
https://t.co/uCpJxqBMwh
#備忘録
01-05 23:55

上村正之「動乱期におけるコサック・イメージ ――M.ザゴスキン『ユーリー・ミロスラフスキー,あるいは1612年のロシア人』を例に――」北海道大学文学研究科、研究論集 2016; 16: 33-52.
https://t.co/ak3DzOVK88
01-05 23:51

【夜の読書】
・高原英理 編『川端康成異相短篇集』(中公文庫、2022年6月)。
・野口冨士男『風のない日々/少女 ――野口冨士男犯罪小説集――』(中公文庫、2021年10月)。
https://t.co/f1heUr1whX
01-05 23:16

  1. 2023/01/06(金) 05:04:15|
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亀井麻美 : 2023/01/04のツイートまとめ

kameiasami

ちなみに、すっぽんを描いた日本文学で特に印象的なのは、やっぱり大江健三郎の『取り替え子』第五章「試みのスッポン」ですかね。
01-04 05:56

ところで前掲座談会「作家ばかりの座談会」(「文芸春秋」昭和12年1月)では河豚とすっぽんのどちらが美味いか議論が闘わされていましたが(秋聲は議論に加わらず)、私は雑炊だけならすっぽんのが食べたいですね。

# 21 京都すっぽんの名店【大市】340年続く専門店
https://t.co/hmqfCYhsxB
01-04 05:42

  1. 2023/01/05(木) 05:05:02|
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亀井麻美 : 2023/01/03のツイートまとめ

kameiasami

徳田秋聲の随筆「鶫・鰒・鴨など」(『灰皿』砂子屋書房、昭和13年)
https://t.co/RrIJYrQUQv
では、鰒の肉に味がないというのは「東京で口にした一片二片についての感じだから」と一応断ってはいますね。
01-03 13:55

秋聲も金沢で育った子供の頃は河豚を食べたそうですが、昭和11年末に「美味くない」と言っているのは、その1年前に河豚料理店へ行った際に秋聲も箸を付けて、やっぱり「美味くない」と感じたのかも知れませんね。
01-03 13:23

(「味の味」昭和41年9月)によれば、秋聲は次女の喜代子との婚約が成立した時に寺崎とその父親とを河豚料理で有名な銀座「鳴門」に連れて行ったとあります(昭和10年11月でしょうか)。なんでそんなに不味くて危険な河豚を娘の婚約者父子に食べさせる気になったのか、気になるところです。
01-03 13:22

3日に銀座米田屋で行われた久米正雄、菊池寛らとの「作家ばかりの座談会」(「文芸春秋」昭和12年1月)で河豚の刺身が出た時には「僕は絶対食べません。美味くない」「何も危険を冒してまで食べることはない」と言って箸もつけませんでした。
ところが徳田秋聲の娘婿、寺崎浩の「秋声ごのみ」
01-03 13:21

【秋聲とふぐ料理】
冬は鍋物。体が暖まり、料理と後片付けに手間が掛からない鍋料理はうちでもこの時期よく拵えます。
関西で鍋料理といえば「てっちり」がたいへん好まれます。大阪が本場ですが、京都にも名店がいくつもあります。
秋聲好きの方はご存知のように、秋聲は河豚が嫌いで、昭和11年12月
01-03 13:18

  1. 2023/01/04(水) 05:04:19|
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亀井麻美 : 2023/01/02のツイートまとめ

kameiasami

その時の様子は秋聲の私小説『折鞄』(「改造」大正15年4月)、随筆「新年の思出」(「福岡日日新聞」昭和10年1月9日)、徳田一穂の私小説『年賀状』(「行動」昭和9年4月)等に書かれています。
翌月の2月4日、妻を失った秋聲を慰めるため、知友たちにより命日にちなんで「二日会」が結成されました。
01-02 10:28

【二日会】
1月2日は、徳田秋聲の妻、はまの命日です。明治14年4月1日生、大正15年1月2日歿、46歳。秋聲は正宗白鳥夫妻が泊まっていた丸の内ホテルを元日に訪ね、一緒に帝劇で歌舞伎を観劇して同ホテルに宿泊した翌朝、妻が脳溢血で倒れたと電話で知らされ、急いで帰宅しましたが、既に手遅れでした。
https://t.co/iGW1c3tnEq
01-02 10:25

  1. 2023/01/03(火) 05:04:34|
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亀井麻美 : 2023/01/01のツイートまとめ

kameiasami

以前に書いた徳田秋聲『明朝の望』の梗概。
https://t.co/mZb7mkieVe
元日にはこの作品を必ず読み返すことにしています😢
01-01 15:12

【秋聲小説のお正月】
徳田秋聲『明朝の望』(「秋田魁新報」明治37年1月)
父親がとっくに死んだことも知らず、綺麗な着物やお土産をどっさり持って帰ってくることを夢見て、元日の宵の口から冷たい寝床へ潜り込む、数えで6歳の蝶ちゃん。
https://t.co/wbcJEOHm9V
01-01 15:07

  1. 2023/01/02(月) 05:04:14|
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亀井麻美 : 2023/12/31のツイートまとめ

kameiasami

【大晦日に観たい映画、聴きたい音楽】
セルゲイ・パラジャーノフ:《火の馬》(原作:ミハイル・コチュビンスキー『忘れられた先祖の影』)。
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ:《獣帯交響曲(黄道十二宮の交響曲)》:アルメイダ指揮モスクワ交響楽団。
https://t.co/CSbDHx88cg
12-31 21:56

ジョゼフ・ギース、フランシス・ギース『中世ヨーロッパの城の生活』(栗原泉訳、講談社学術文庫)
高津春繁『古典ギリシア』(講談社学術文庫)

エラスムス『痴愚神礼讃――ラテン語原典訳』(沓掛良彦訳、中公文庫)
世界の名著22『エラスムス/トマス・モア』(渡辺一夫責任編集、中央公論社)
https://t.co/lhPcPaSDJ4
12-31 15:13

(初出)より。
昭和2年の大晦日、庸三(徳田秋聲)は彼の家で年を越すつもりだった葉子(山田順子)を夜中に追い出し、2人の関係は(一応の)破局を迎えました。今日はその記念日ですね。
12-31 13:32

瑠美子を引張つて来た。「こんな大晦日の夜なかに人を表へ追ん出すなんて、それで大家もないもんだ。」
 泣き声で喋りながら、瑠美子に洋服を著せると、そのまゝ出て行つた。玄関〔の〕硝子格子をしめる音につゞいて、門をしめる音が、明け方ちかい彼の書斎にまで響いた〉
徳田秋聲『仮装人物』二十三
12-31 13:30

【徳田秋聲の大晦日】
〈彼は床をはねおきて、机の前へ来て坐つた。葉子も目をさまして、彼の坐つてゐるのに気づいて、白い手を伸べた。
「何に怒つてるのよ。寝てよ。意地悪ね。」
「早く下宿へ行つて寝たまえ。」葉子もむつくり床から起きだした。そしてぶつぶつ言いながら洋服を著ると子供部屋から
12-31 13:30

  1. 2023/01/01(日) 05:04:40|
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