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世界保健機関はパンデミック条約の締結に自信

<記事原文 寺島先生推薦>
WHO ‘confident’ on pandemic treaty
先週も、交渉官たちは合意案をまとめることができなかった。
出典:RT 2024年5月27日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年6月13日


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第77回世界保健総会初日に演説をおこなうWHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長(2024年5月27日、ジュネーブにて)© AFP / Fabrice COFFRINI / AFP


ロイター通信によると、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は月曜日(5月27日)、パンデミックに関する世界的な合意の成立はまだ可能であるとの自信を示した、という。

WHO加盟194カ国の閣僚は、2019年以降に1300万人が死亡したと世界保健機関が推定しているCOVID-19を受け、新たなパンデミック対応規則に関する条約の草案作成に2年以上取り組んできた。しかし、これらの交渉担当者たちは、先週の金曜日(5月24日)には、今週の世界保健総会で正式に承認されるための草案を作成することができなかった。

「もちろん、私たちは皆、この国際保健総会に間に合うように合意の共通理解に達し、ゴールできればよかった、と思っています」とテドロス氏は開会演説で語った。

同事務局長は、「意志あるところに道は開け」、協定はまだ実現できると「確信している」と述べた。さらに同WHO事務局長は総会で、「私は、皆さんの間に、これを成し遂げようという共通の意志が残っていることを知っています」とも述べた。

WHO加盟国は2021年、パンデミック協定の協議を監督するよう国連の保健機関であるWHOに要請しており、特使たちはここ数週間、自らに課した今月(5月)の期限を前に、文書草案の策定に取り組んできた。

しかし、報道機関の報道によれば、交渉担当者たちは多くの問題で意見が分かれていた、という。ロイター通信によれば、保健当局者らは、夜中まで続く議論や、土壇場での立場逆転、そしてこのような条約は国家主権を損なうという批判の高まりに苛立っていた、とのことだ。

ロイター通信の報道によると、「パンデミック条約はいらない。国連による権力奪取を阻止せよ」と書かれた看板を掲げたトラックが、協議が行われているジュネーブの国連本部近くで目撃された、という。

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関連記事:Covid killed nearly 13 million in two years – WHO

今月初め、共和党の上院議員たちはジョー・バイデン米大統領に書簡を送り、「知的財産権を細断」し、「WHOに過度の権力を与える」可能性があるとして協定案を非難し、バイデン大統領に署名しないよう求めた。

ひとりの米政権高官はロイター通信に対し、この条約の全体的な合意が完了するまでにさらに2年かかる可能性があると述べ、米国政府はその合意に向けていま取り組んでいるところだ、と付言した。

報道によると、疾病の発生に関する既存の規則を更新する協議はまだ続いており、COVID-19のパンデミックの初期段階でWHOの対応が遅かったという批判への対応として、新たな段階的警報体系の導入が議論されている、という。

COVID-19は当初2019年後半に出現し、1世紀ぶりの大流行へと発展した。WHOは先週、提出した新しい報告書において、パンデミックの間に推定1300万人が死亡した、と発表している。
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