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欧州自転車レース追っかけ日記

欧州在住者が自転車レースを追い掛けてる日記とか

Rund um den Henninger-Turm(ヘニンガー塔1周レース) Part II

やりました、カーステン・クローン。

henni2008001.jpg

これが勝者の自転車です。このレースでのエースだったそうで、最初から「今日は勝つつもりだ」と宣言してたそうな(オフィシャルサイトでの記事内容を意訳)。

簡単に書くと、深夜こちらを出発。直接補給地点へ向かった。着いたのは午前3時過ぎ。1時間ほど仮眠して、午後4時に気合を入れて、ペイント開始。真っ暗な林と畑の道にてペイント。それまで10分おき程度に車が通過してたが、ペイント最中は車が来なかった。そして約30分少しで簡単なペイントを行った。出場選手のファーストネームと最後にCSCと描く。深夜の人気の無い場所はすっかり慣れてしまってる。最初に描いた名前はカーステン。理由は無い。なんとなく。でも正解だったようだ。

その後スタート(ゴール)地点へ行く。近くの住宅地に駐車する場所を見つけて仮眠。まだ真っ暗だったが、ゴール直前に周回をする部分の最後の直線部分はすでに警官が交通規制をしてた。

車のシートでの窮屈な睡眠は約3時間。午前8時には起きて、会場へ向かった。まだまばらな人出。でも熱心なファン及び一般人レースの参加者とその付き添い(子供レースもあるので親とか)も会場に居た。すぐに側のホリデイインの駐車場をチェック。しかし、Team CSCの車両はない。さらに捜索するとホリデイインの側の道(チーム車両用に確保された部分)にTeam CSCの車両はあった。メカニックのトニーが仕事を開始したばかりだった。最初の自転車(クローンの)のチェックをして、歩道の垣根に立てかける所だった。

実は、出発する直前にレース主催者側のサイトからダウンロードできる最終スタートリストではTeam CSCは5人のみとなってた。Lasse Bochman(ラッセ・ボックマンと読むのか?)が出場取りやめになってた。でも早朝のペイントでは6人の名前を描いた。そこで、彼に「今日は6人だよね」と聞くと、「ラッセが膝の故障で欠場で5人」ということだった。「今朝すでにペイントしたからさ」と言って置いた。

そして、彼が次々に自転車のチェックをしてると、アンディーの自転車にSRMのトランスミッターをつけるお姉さんが登場。彼女はSRMの社員らしい。SRMのトランスミッターをアンディーの自転車に着けた。彼のサーベロソロイストのエアロ形状のシートポストにピッタリと沿う形の黒いボックス。2ヶ所の穴にタイロック(色々な名前で呼ばれてるが、電気工事とかで電線等を束ねるあのカリカリとしまる奴)を通してた。難儀してたので、メカニックのトニーがペンチを貸してあげた。彼女はドイツ人で、トニーは6ヶ国語は楽に話せるので、ドイツ語で話をしてた。僕とトニーが英語で話しをしてるのを観て、僕には英語で。彼女の作業を見てたら、「新しいのは穴が小さくてきつくて通らない」と英語で説明してくれた。ここはひょっとして「突っ込む部分なのか」と一瞬疑問に思ったが、ぐっとこらえて、作業を見守った。

彼女は一旦立ち去ったが、戻ってきて、当日の責任者トーステン・シュミットDSに話をして、アンドレ・ステーセンの自転車にもトランスミッターを追加する許可をもらってた。彼女は早速作業を始めたが、自転車が固定できてないと作業がやりにくそうだったので、手伝ってあげた。彼女に「これでテレビで彼等の出力が見れるんだね」と聞くと、「GPS情報も出るし、インターネットのSRMのサイトでリアルタイムでも見れる」と教えてくれた。彼女はその後Team Gerolsteinerのバイクにも作業してた。

そんなことをしてると9時過ぎにTeam CSCの面子がぞろぞろと出て来た。最初に来たのがなんとやはり、クローン。今日は気合が入ってたのかな。僕はターゲットのラース・バックにサインをもらう。Matthew Gossは僕のことを覚えてたらしく(今年のKBK)向こうから、「調子どう」と言ってくれた。気さくな若者です。

ということで、彼等は出走サインへ出かけた。その後はサイン台の前でチーム紹介を見た。Team MilramのMarco Veloが壇上で何か変な仕草をするのを発見。鼻の側に手をハサミのように、チョキチョキして、その後、腰元で円を描いた(業界のマキ、つまり、急いでという意味に見えた)。何のことだろうかと、彼の視線の先を見たら、納得でした。

自転車レース会では知られたカメラマン(他のスポーツの写真も撮るだろうが)が居る。鼻の下のヒゲが特徴。直径10cm程度の円なのです。すごい苦労して毎朝セットしてるんだろう。彼もサイン台下で他の報道カメラマンと仕事中でした。そのカメラマンに向かって、「そのクルクルのヒゲ切れ」と冗談でからかってるのでした。オチャメなヴェーロでした。

このカメラマンの写真発見しました。英語でKaiser's mustacheという名前のヒゲだとは知ってたので、検索したら、いきなりヒットしました。ドイツ人カメラマンだそうです。彼のことはアムステルゴールドでも見た気がする。とにかく知られた人です。

では、リンクをどうぞ

その他は写真を載せて、エピソードなりを書きます。

つづく

テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/05/01(木) 23:15:50|
  2. Bike Race in Germany
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