写真を見てたら、出て来た一枚。これが、のぼりでのアタックが決まった瞬間。Sinkewitz、Wegmann、Kneesと最終表彰台の3人がものすごい形相で上ってくる様子。ここで勝敗が分かれた。これ以降の最後3周回はこのまま進行する。
まだ初期の周回時。ここがPlatter Strasse。上ってる。先頭グループの初期は20人程度のグループだった。ここに居た選手たちは直感的に逃げが決まると思ったのか、それとも、チームオーダーで逃げに乗ったのか?一旦逃げが決まると、集団が追い上げるのが難しいのは分かってと思う。
これは、最終周回の一つ前の周回での上り。最後の3周回をこの2人で逃げ、最後まで逃げ切った。
中盤の周回でのJens Voigtの上り。中盤の上りと終盤の上りでは、全ての選手の様子が違う。最後に近いほど、上りが辛くなってるのが見て分かる。
ゼッケン167のIgor Leonovichについて触れなくてはならない。 通過する際に彼のゼッケンを読んだのだが、多分167番の彼に間違いない。最終結果を見るとゴールしてない。残念ながら、タイムオーバーだったんだろう。このRSC Wiesbaden所属のヘッセン出身の選手は印象に残った。
写真がないのが残念だ。彼は真っ白なジャージを着てた。最初は目立たない選手だったが、3周回目だと思ったが、彼は集団からでて、先頭グループへ渡ろうという試みにでた。単独で。その後も彼は先頭グループと集団との間で周回を重ねた。彼の後方にも3人の小グループが先頭を目指していた。彼等の勇敢な試みは最終的には失敗となるのだが、その試み自体が尊い。
終盤彼は後ろの3人に追いつかれる。そして、坂を登るのだが、他の3人(次の周回では一人脱落して、2名と彼になる)からも少し遅れ気味。そのもがき方は尋常じゃない。苦しんでる。坂の終わり付近でチームカーがビドンを差し出す。そして彼はビドンを取る、いや取らない。ドライバーと彼はビドンでつながったまま。そのまま車が加速して、彼を「坂の上まで押す」。これはレースジャッジに見つかると、罰金。でも我々観客も笑顔でそれを見逃す。この行為を2回見た。ただし、2回目にはチームカーの後方に2台の車が居て、クラクションを鳴らすので、上手く押せなかった。彼が来るたびに観客も期待。ビドンが出るかどうか楽しみ。彼が今回のレースの敢闘賞。Most Combative賞。本当に悪い意味じゃなくて、彼はすごい。
後に消滅するメイン集団。「タイタニック」集団。
ファビアンの喜び様は見てて、こちらも楽しくなる位でした。ドイツチャンピオンジャージのファスナーを挙げて、鼻から空気をすって、その着心地を確かめるような表情やら。
そしてお約束のメダル噛み。確か最初に噛んだのはSinkewitzだと思ったが、写真として残ってるのはファビアンのメダル噛み。
3位のクリスチャン・クネースはゴール直後にその場に座り込みました。本当に疲れた様子。この笑い顔も目が死んでませんか?アドレナリンが出てるファビアン以外はみんな疲労困憊の目をしてます。
2005年、2006年のコースが楽(じゃないんだけど)で、勝ってはいけない人が勝ったので、今年は難しいコースにしたのか。集団が全滅って、一体コースを設定して、それを承認した責任者は責任取るの?メイン集団揃ってタイムアウトって例、頻繁にあるんですか?
ドイツ選手権は来年はBochum(ボーフム)で開催されると車の拡声器から聞こえたのです。多分間違いない。Bochumには2006年にGiro Bochumに行った。するとあの周回コースがそのままドイツ選手権のコースになるのか?ちょっとはひねってくるんだろうか?Giro Bochumの周回コースは途中に住宅地内の短い坂はあるのだが、集団が本気になれば、逃げを捕まえれる程度の起伏でしかない。
警察としてはGiro Bochumと同じコースなら慣れた警備体制なので、楽だろう。でもそれでは芸が無い。でも基本が平坦な地形の街だからな。来年はスプリンター(チオレック辺り)が勝つかも。
テーマ:自転車ロードレース - ジャンル:スポーツ
- 2007/07/02(月) 19:26:55|
- Bike Race in Germany
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