ニュー新橋ビル「新橋鶴八」。先週、SMSで空きを確認して金曜日に訪問。
先客は2組。お酒はいつものようにリストを見て、まず「白龍」。
この前の「新ばし 笹田」で、新橋鶴八が店に来訪したと聞いた事を話す。店のお客さんと一緒に行ったとか。笹田氏に「五十嵐さんは幾つくらいなんですか」と聞かれて、47か48歳位ではないかと伝えたのだが、本人に確認すると48歳なんだと。鶴八史上最長不倒の19年修行してから分店を出して10年だから、だいたい計算が合う。笹田氏が「若く見える」と言っていた旨を伝えると、五十嵐親方はなんだか喜んでいた。
いつもと同じく、別におまかせとも言ってないのだが、勝手につまみを出してくる。この店の常連を見ていると、腰を据えて、お好みでゆっくりとつまみや握りをひとつずつ頼む客が多いのだが、私には勝手に出してくるよなあ(笑)
そういえば、過去の「新橋鶴八」では、カウンタ一番奥でとぐろを巻いている大常連O氏には、付き合っていられないからか、注文を聞かずに石丸親方が適当にカツオやタコなど切っておっつけていたが、この店でもその流儀でO氏に接するようになり、そのとばっちりでこちらも同じような扱いになった気がする。思い返すと。
しかし、いつもカウンタ奥に座っていた大常連O氏も最近は来店しないのだとか。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。そんな言葉が胸に去来するなあ。
白身はまずヒラメ。なかなか上質な脂が乗り旨い。カツオは皮目を炙ってある。腹の身も一切れつけて。ネットリした旨味。今年はカツオの当たり年だと聞くが、今は九州で揚がっているのだと。
お酒は「高尾の天狗」に切り替え。タコはまだ煮上げの温かさが残っている。香りよく旨味あり。シャコは漬け込みの仕事。鶴八伝来の味。サバはかなり浅い〆。炙ったボタン海老の上に酒盗をかけた一品。この酒盗は市場で売ってる既製品らしいが、上品な味でなかなか旨いのであった。
日本酒は2本で終了して芋焼酎の水割りを所望。いつもながら親方が「はい、ダブルですよ」と女性に言って濃く作らせ、グラスの中身が減ってくると「はい、おかわりですね」と目ざとく見つけて酒を勧めるので、どうも酔いが回って困る。
そろそろ握りますかと言われて、握りはまず赤身ヅケ。これまた頼んでいないのに勝手に出てくる。ただこのヅケはマグロの良い酸味が感じられて旨い。
この店のマグロは、手広く商売をやっている「やま幸」から入れているそうである。前にTVの番組に出たあそこの社長は「寿司屋にはその酢飯に合ったマグロを出す」信念があって、取引する時にはその店に行って握りを食べて、どのマグロを出すのか決めるのだと言っていた。この店にも来たのか聞くと、別に来ていないそうである。話が違うな(笑)
メジマグロは腹の脂が乗った部分だが、あっさりした旨味。酢飯は米の旨味を残して固めに焚き上げてあり、ほぐれ具合もよく、相変わらず旨い。
ヒラメ昆布〆も1貫。昆布の滋味が白身に染みて酢飯とも良く合う。赤貝も肉厚。握りで赤貝は久しぶりに食した気がする。
ここで小柱を食べたかったので、1貫注文。小柱はやはり海苔の風味と良く合う。自分で注文したのはこれだけ。コハダやサヨリも注文したかったが忘れていた。最後はアナゴが1貫。鶴八伝来の仕事。
あれ、そういえばガリの記憶がない。またケチして出さなかったのかな。普通の店なら自動的に出てくるから、ガリをくれと意識して頼まないが、どうもガリを食べた記憶がないのだった。
結構酔いが回って勘定を。帰宅してから、あれ、そういえば12月中にもう一度行く約束をした記憶があるのだが、何日だったか思い出せないことに気づく。年内最終の営業日28日はもう予約で一杯と聞いた記憶はあったのだが。翌日、SMSで親方に確認。やはり予約を入れてあった。思い出してよかった。
しかし、そろそろ他の寿司屋にも、年末の挨拶をかねて今年最後の訪問を計画しなくては。時の流れは速く、いつの間にか年越しが目前のそんな時期になった。
先客は2組。お酒はいつものようにリストを見て、まず「白龍」。
この前の「新ばし 笹田」で、新橋鶴八が店に来訪したと聞いた事を話す。店のお客さんと一緒に行ったとか。笹田氏に「五十嵐さんは幾つくらいなんですか」と聞かれて、47か48歳位ではないかと伝えたのだが、本人に確認すると48歳なんだと。鶴八史上最長不倒の19年修行してから分店を出して10年だから、だいたい計算が合う。笹田氏が「若く見える」と言っていた旨を伝えると、五十嵐親方はなんだか喜んでいた。
いつもと同じく、別におまかせとも言ってないのだが、勝手につまみを出してくる。この店の常連を見ていると、腰を据えて、お好みでゆっくりとつまみや握りをひとつずつ頼む客が多いのだが、私には勝手に出してくるよなあ(笑)
そういえば、過去の「新橋鶴八」では、カウンタ一番奥でとぐろを巻いている大常連O氏には、付き合っていられないからか、注文を聞かずに石丸親方が適当にカツオやタコなど切っておっつけていたが、この店でもその流儀でO氏に接するようになり、そのとばっちりでこちらも同じような扱いになった気がする。思い返すと。
しかし、いつもカウンタ奥に座っていた大常連O氏も最近は来店しないのだとか。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。そんな言葉が胸に去来するなあ。
白身はまずヒラメ。なかなか上質な脂が乗り旨い。カツオは皮目を炙ってある。腹の身も一切れつけて。ネットリした旨味。今年はカツオの当たり年だと聞くが、今は九州で揚がっているのだと。
お酒は「高尾の天狗」に切り替え。タコはまだ煮上げの温かさが残っている。香りよく旨味あり。シャコは漬け込みの仕事。鶴八伝来の味。サバはかなり浅い〆。炙ったボタン海老の上に酒盗をかけた一品。この酒盗は市場で売ってる既製品らしいが、上品な味でなかなか旨いのであった。
日本酒は2本で終了して芋焼酎の水割りを所望。いつもながら親方が「はい、ダブルですよ」と女性に言って濃く作らせ、グラスの中身が減ってくると「はい、おかわりですね」と目ざとく見つけて酒を勧めるので、どうも酔いが回って困る。
そろそろ握りますかと言われて、握りはまず赤身ヅケ。これまた頼んでいないのに勝手に出てくる。ただこのヅケはマグロの良い酸味が感じられて旨い。
この店のマグロは、手広く商売をやっている「やま幸」から入れているそうである。前にTVの番組に出たあそこの社長は「寿司屋にはその酢飯に合ったマグロを出す」信念があって、取引する時にはその店に行って握りを食べて、どのマグロを出すのか決めるのだと言っていた。この店にも来たのか聞くと、別に来ていないそうである。話が違うな(笑)
メジマグロは腹の脂が乗った部分だが、あっさりした旨味。酢飯は米の旨味を残して固めに焚き上げてあり、ほぐれ具合もよく、相変わらず旨い。
ヒラメ昆布〆も1貫。昆布の滋味が白身に染みて酢飯とも良く合う。赤貝も肉厚。握りで赤貝は久しぶりに食した気がする。
ここで小柱を食べたかったので、1貫注文。小柱はやはり海苔の風味と良く合う。自分で注文したのはこれだけ。コハダやサヨリも注文したかったが忘れていた。最後はアナゴが1貫。鶴八伝来の仕事。
あれ、そういえばガリの記憶がない。またケチして出さなかったのかな。普通の店なら自動的に出てくるから、ガリをくれと意識して頼まないが、どうもガリを食べた記憶がないのだった。
結構酔いが回って勘定を。帰宅してから、あれ、そういえば12月中にもう一度行く約束をした記憶があるのだが、何日だったか思い出せないことに気づく。年内最終の営業日28日はもう予約で一杯と聞いた記憶はあったのだが。翌日、SMSで親方に確認。やはり予約を入れてあった。思い出してよかった。
しかし、そろそろ他の寿司屋にも、年末の挨拶をかねて今年最後の訪問を計画しなくては。時の流れは速く、いつの間にか年越しが目前のそんな時期になった。
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